139 / 166
スマホ農園の管理者と、大人をダメにする階層
しおりを挟む
不思議な夢を見た。
どこまでも続く白い世界。ああ、ここは神様の世界なのかと思って、懐かしくて、走ってアルミネア達を探したけど、どこにもいなくて。
悲しくて泣いたら、眷属達がいて。
私は大丈夫。一人じゃない…
「ん…」
ぴったり寄り添う、もふもふ達。
「…あれ?」
何だっけ?久しぶりに夢を見てた気がするけど、忘れちゃった。
仰向けに寝ているシュガーのお腹を撫でて、ランスの首の毛に顔を埋める。
顔を背中の羽根に入れて寝てるフレイムもついでに撫でて、ベッドの隣を見ると、アロカシアが長くなって寝ていた。
幸せの光景だ。しみじみと、幸せを感じる。
まだみんな、起きるには早い時間だ。
そうだ…大量に作ったベーコンやハムを回収してこないと。
スマホのゲームアイコンをタップしたけど、いつものように移動しない?!え…何で?
ゲームの中に入るんだ!と、強く思ってもう一度タップしたら、魔力でないもう一つの力…ダンジョンコアも言ってたし、神力と呼ぼう…その力が働いて、中に入る事が出来た。
「メタル、何か…変じゃない?」
(そうですね…中に満ちる力が主様のもの…けれど、これはむしろ自然な事なのでは?ここは主様だけの空間で、他の神の力が満ちている方が不自然かと)
考えてみればそうだよね。ここの恩恵を受けているのは間違いなく私なのだから、いい加減、親離れして、自分で管理するのが当たり前だ。
そこからは開き直って、いつもの作業をした。
問題なくハムもベーコンも出来ているし、変わりはない。
ここの閉じた世界は、1ヵ所だけ違う所に繋がっている。
そう…出荷箱だ。神様達それぞれに手紙を書いて、…今までのように、会いたいとか、それだけではなく、頂いた力に感謝と、これからも頑張る旨を書いて、それぞれの好物と思われる物を添えて出荷した。
主食から野菜、果物まで…何でも手に入る。魚は居るけど、肉になる魔物だけがいない世界。
ゲームでもそうだったから今更違和感はないけど、眷属達には物足りないだろうな。
起きて、いつも通り時間が経ってない事にちょっとほっとした。そこはそういう風に作られた世界だから、それをそのまま引き継いでいるのだろう。
「メイ、今日も早いの」
「うん…あ、朝ご飯はけんちんうどんだよ。お昼用のサンドイッチもたくさん作ったんだ」
「嬉しいの!」
さて。今日からまたダンジョン攻略だ。
23階層、魔物はグリーンタートルだ。やっぱりこの世界の亀は空を飛ぶのね…でも、普段の飛び方は、超低速飛行で、低空飛行だ。…私みたい。
甲羅は防具に使用されるだけあってそれなりに強度はあるけど、このオリハルコンの剣には勝てないのさ。
「甲羅のドロップアイテムは…嫌がらせレベルの大きさだね」
「収納の手段がなければ、誰も持ち帰ろうとは思わないだろうな…だが、肉は魅力的だ」
確かに、亀鍋は美味しい。
「よし!今夜は亀鍋だよ!」
「おおっ!」
やる気に満ちた眷属達と共に、亀狩りに勤しんだ。
甲羅6割、魔石1割、肉3割位かな。甲羅は数枚はギルドに売って、あとは他のダンジョンの栄養にするつもりだ。
それでも何とか二回分位は集められたかな。勿論野菜でかさ増しは必要だろう。
こんなに美味しい階層なのに、私達しか冒険者がいない。レア物がないのかな?レアをお金に変える事も必要だろうけど、美味しい物を食べる事も大切だよね?
途中休憩を挟んで、午後まで狩りを始めた眷属達。
「そんなに好き?」
「みんなで食べられる所がいいの。でも、食べたい物はすぐに失くなるから、鍋は戦いなの」
んー。私は最初に器に移したのだけで大概お腹いっばいになっちゃうからな…
見てて面白いなとは思うけど、あの争奪戦の中に入ってくのは大変だと思う。
「この階層は人気ないみたいだし、また来よう?それか、亀…じゃなくて、グリーンタートルの生息地を調べよう」
「その方が、全て食せるか」
24階層は、罠だらけの階層だ。なのに人の気配が多く感じられるって事は、何かあるんだろうな。
罠はシュガーが見つけてくれる。罠だけじゃなくて岩などの障害物も多いこの階層は、進むだけで大変だ。
フロアの中程に、拳大の石が飛んでくる仕掛けがあって、バッティングマシーンのように、前に立つと石が飛んでくる。
上手く武器を当てないと、地面に落ちると爆発する。
「こんな危険な仕掛けなのに、みなさん腕試しですか?」
「いや、運がいいとスキル球が飛んでくるんだ。まあ、それを斬ってしまったら結局スキルは手に入らないんだが、中には高額で買い取ってもらえるレアスキルも入ってるって噂だ」
レアスキルか…欲しいスキルがあるなら、努力して手に入れるべきだけど、売るのが目的なら一攫千金を狙う人も多いのだろう。
それに、挑戦しているだけで、見切りのスキルは手に入りそうだ。私達はみんな持ってるけど。
「回転率はいいみたいだし、やってみる?」
「そうだな。何か良い物が手に入るかもしれないし」
「もし、スキル球が出たらどうするの?」
「それは勿論、受け止めるんだ。ビギナーズラックで何か出るかもしれないな」
幸運ね。スキルはもう使い切れない程持ってるし、私自身は…眷属の誰かに使えるスキルが取れたらいいな。
眷属達は全て爆発する石だった。そう簡単には出ないよね。私の番になって、眷属達が守ってくれるけど、あれ位なら対処出来るんだけど。
石…じゃない!飛んできたのは桃だよ!
「果物が出てくるなんて…!凄い仕掛けだね!」
同じように5個程で止まった。
「みんなで食べようよ!」
丁度5個あるし、みんなで一つずつだ。
トロリと蕩ける甘さ…丁度喉渇いてたし、疲れに甘い物は必須だよね?
「は…本物の果物が出る時もあるのかよ。しかも全部」
「え?どういう意味ですか?」
「ダミーで、果物そっくりの石が出たりもするんだけど、それは只の石で、無価値が普通だ」
冒険者の人達は呆れている。スキル球が出た訳でもないのにそんなに喜ぶなよ…なんて言ってる人もいる。
「じゃあ、大好きな果物が出てラッキーだったんだね!」
「そりゃ、良かったな」
明らかに生暖かい目で見られているな…
(これは、明らかに意図された物だな)
ヤブランの言葉に、はっとする。
看破 桃 美味しい果物
いや、普通に桃じゃん?ヤブランのは違うの?
看破 魂進化促進の果実
慌ててみんなが食べている物も看破してみたけど、私だけ普通の桃みたい。
鑑定を持っているのはヤブランだけだから、みんな只の桃だと思ってるんだ。
(どうしたにゃ?)
(ええと…美味しかった?)
(美味しいにゃー?シャーベットにして食べたのを思い出すにゃ)
「また、色々な果物をシャーベットにして食べようね!」
(ヤブランは、どういう事か分かる?)
いつものグループ念話ではなく、個人に向けて話してみる。
(我には分からん)
あ、そ…
まあいいや。桃美味しかったし。食べたければ収納庫に入ってるけど、1個でいいや。
気になったから種は回収して、育ててみようかと思ったけど、三年かかったら嫌だな…
この場所はフロアの中程だから、まだ先はある。
みんな、シュガーに助けられずとも進めるように頑張っている。
私だけちょっと簡単だけどね。矢が飛んでくる仕掛けがあるけど、大人の胸の位置だから、わざわざ避けなくても頭上を通過する。たまに軌道を外れる物もあるけど、躱すのは余裕だ。
よし!25階層への階段を見つけた!
桃の疑問は、25階層への期待で、綺麗に忘れてしまった。
「わ…綺麗…」
満天の星空の下、蔦が絡まる壁は、古代の神殿を思わせる。
「っ…と。油断は禁物だね」
漆黒の毛並みの、ナイトパンサー。夜行性で、昼間に活動する事はないから、私にとっても初見の魔物だ。
闇魔法持ちか…でも私達にバットステータスを付ける事は不可能だよ!
ドロップアイテムの漆黒の毛皮は、しっとりすべすべで、触り心地がいい。
…え?でも食べられる魔物の階層じゃないの?
「主っ!」
結界で対応する前に、ヤブランが防いでくれた。
シャドーオウル。闇の中活動する魔物で、気配も薄い。
そして、ドロップアイテムは、何故か塩味焼き鳥。…まあ、焼き鳥は夜の食べ物ってイメージだけど…
うねりながら近付くウツボカズラが液体を吐き出した!
この匂い…アルコール、だね。
ドロップしたのは、カップに入ったお酒…子供には嬉しくない階層だね。
冒険者の数は結構多い。しかもみんな酔ってる。緊張感ないな…
そのせいか、怪我する人も多そうだ。
料理酒としてなら利用できるかな?…って、みんな飲んじゃダメだよ!
「大人の味にゃー?」
「ふわふわするのー」
フレイムが、鳥だけに千鳥足になってるけど、魔物には対応出来ている。
「子供は飲んじゃダメなの!」
「それなら、メイだけ飲んじゃダメなのー?」
「フレイムだって子供じゃん!」
一番年下…は、ヤブランか。でも、平然としてる。空気吸ってるだけで酔いそうなのに。
状態異常無効はどうなってるの!
検索すると、酔い過ぎない効果はあるけど、酔う感覚はあるそうだ。まあ、でないと大人になったら楽しめないからかな?
「ランス、待て!」
陽気に走り出したランスを止めて、対策を考える。
「我が結界を張っておくか?」
「そうだね…じゃないと、次に進めなくなりそう」
最初から私は、アルコールを吸わないように空気飴を舐めて、息を止めていたから、影響はない。
「ヤブランは平気なの?」
「長時間浴び続ければ問題かもしれないが」
みんなダメそうだったら、変化させたメタルに手伝ってもらえばいいかな。
もう…折角の5のつく階層なのに、あんまり嬉しくない。
この星空だけかな…食べられなくても、この景色だけで充分価値はある。
珍しく頼りないもふもふ達を連れて、25階層を後にした。
どこまでも続く白い世界。ああ、ここは神様の世界なのかと思って、懐かしくて、走ってアルミネア達を探したけど、どこにもいなくて。
悲しくて泣いたら、眷属達がいて。
私は大丈夫。一人じゃない…
「ん…」
ぴったり寄り添う、もふもふ達。
「…あれ?」
何だっけ?久しぶりに夢を見てた気がするけど、忘れちゃった。
仰向けに寝ているシュガーのお腹を撫でて、ランスの首の毛に顔を埋める。
顔を背中の羽根に入れて寝てるフレイムもついでに撫でて、ベッドの隣を見ると、アロカシアが長くなって寝ていた。
幸せの光景だ。しみじみと、幸せを感じる。
まだみんな、起きるには早い時間だ。
そうだ…大量に作ったベーコンやハムを回収してこないと。
スマホのゲームアイコンをタップしたけど、いつものように移動しない?!え…何で?
ゲームの中に入るんだ!と、強く思ってもう一度タップしたら、魔力でないもう一つの力…ダンジョンコアも言ってたし、神力と呼ぼう…その力が働いて、中に入る事が出来た。
「メタル、何か…変じゃない?」
(そうですね…中に満ちる力が主様のもの…けれど、これはむしろ自然な事なのでは?ここは主様だけの空間で、他の神の力が満ちている方が不自然かと)
考えてみればそうだよね。ここの恩恵を受けているのは間違いなく私なのだから、いい加減、親離れして、自分で管理するのが当たり前だ。
そこからは開き直って、いつもの作業をした。
問題なくハムもベーコンも出来ているし、変わりはない。
ここの閉じた世界は、1ヵ所だけ違う所に繋がっている。
そう…出荷箱だ。神様達それぞれに手紙を書いて、…今までのように、会いたいとか、それだけではなく、頂いた力に感謝と、これからも頑張る旨を書いて、それぞれの好物と思われる物を添えて出荷した。
主食から野菜、果物まで…何でも手に入る。魚は居るけど、肉になる魔物だけがいない世界。
ゲームでもそうだったから今更違和感はないけど、眷属達には物足りないだろうな。
起きて、いつも通り時間が経ってない事にちょっとほっとした。そこはそういう風に作られた世界だから、それをそのまま引き継いでいるのだろう。
「メイ、今日も早いの」
「うん…あ、朝ご飯はけんちんうどんだよ。お昼用のサンドイッチもたくさん作ったんだ」
「嬉しいの!」
さて。今日からまたダンジョン攻略だ。
23階層、魔物はグリーンタートルだ。やっぱりこの世界の亀は空を飛ぶのね…でも、普段の飛び方は、超低速飛行で、低空飛行だ。…私みたい。
甲羅は防具に使用されるだけあってそれなりに強度はあるけど、このオリハルコンの剣には勝てないのさ。
「甲羅のドロップアイテムは…嫌がらせレベルの大きさだね」
「収納の手段がなければ、誰も持ち帰ろうとは思わないだろうな…だが、肉は魅力的だ」
確かに、亀鍋は美味しい。
「よし!今夜は亀鍋だよ!」
「おおっ!」
やる気に満ちた眷属達と共に、亀狩りに勤しんだ。
甲羅6割、魔石1割、肉3割位かな。甲羅は数枚はギルドに売って、あとは他のダンジョンの栄養にするつもりだ。
それでも何とか二回分位は集められたかな。勿論野菜でかさ増しは必要だろう。
こんなに美味しい階層なのに、私達しか冒険者がいない。レア物がないのかな?レアをお金に変える事も必要だろうけど、美味しい物を食べる事も大切だよね?
途中休憩を挟んで、午後まで狩りを始めた眷属達。
「そんなに好き?」
「みんなで食べられる所がいいの。でも、食べたい物はすぐに失くなるから、鍋は戦いなの」
んー。私は最初に器に移したのだけで大概お腹いっばいになっちゃうからな…
見てて面白いなとは思うけど、あの争奪戦の中に入ってくのは大変だと思う。
「この階層は人気ないみたいだし、また来よう?それか、亀…じゃなくて、グリーンタートルの生息地を調べよう」
「その方が、全て食せるか」
24階層は、罠だらけの階層だ。なのに人の気配が多く感じられるって事は、何かあるんだろうな。
罠はシュガーが見つけてくれる。罠だけじゃなくて岩などの障害物も多いこの階層は、進むだけで大変だ。
フロアの中程に、拳大の石が飛んでくる仕掛けがあって、バッティングマシーンのように、前に立つと石が飛んでくる。
上手く武器を当てないと、地面に落ちると爆発する。
「こんな危険な仕掛けなのに、みなさん腕試しですか?」
「いや、運がいいとスキル球が飛んでくるんだ。まあ、それを斬ってしまったら結局スキルは手に入らないんだが、中には高額で買い取ってもらえるレアスキルも入ってるって噂だ」
レアスキルか…欲しいスキルがあるなら、努力して手に入れるべきだけど、売るのが目的なら一攫千金を狙う人も多いのだろう。
それに、挑戦しているだけで、見切りのスキルは手に入りそうだ。私達はみんな持ってるけど。
「回転率はいいみたいだし、やってみる?」
「そうだな。何か良い物が手に入るかもしれないし」
「もし、スキル球が出たらどうするの?」
「それは勿論、受け止めるんだ。ビギナーズラックで何か出るかもしれないな」
幸運ね。スキルはもう使い切れない程持ってるし、私自身は…眷属の誰かに使えるスキルが取れたらいいな。
眷属達は全て爆発する石だった。そう簡単には出ないよね。私の番になって、眷属達が守ってくれるけど、あれ位なら対処出来るんだけど。
石…じゃない!飛んできたのは桃だよ!
「果物が出てくるなんて…!凄い仕掛けだね!」
同じように5個程で止まった。
「みんなで食べようよ!」
丁度5個あるし、みんなで一つずつだ。
トロリと蕩ける甘さ…丁度喉渇いてたし、疲れに甘い物は必須だよね?
「は…本物の果物が出る時もあるのかよ。しかも全部」
「え?どういう意味ですか?」
「ダミーで、果物そっくりの石が出たりもするんだけど、それは只の石で、無価値が普通だ」
冒険者の人達は呆れている。スキル球が出た訳でもないのにそんなに喜ぶなよ…なんて言ってる人もいる。
「じゃあ、大好きな果物が出てラッキーだったんだね!」
「そりゃ、良かったな」
明らかに生暖かい目で見られているな…
(これは、明らかに意図された物だな)
ヤブランの言葉に、はっとする。
看破 桃 美味しい果物
いや、普通に桃じゃん?ヤブランのは違うの?
看破 魂進化促進の果実
慌ててみんなが食べている物も看破してみたけど、私だけ普通の桃みたい。
鑑定を持っているのはヤブランだけだから、みんな只の桃だと思ってるんだ。
(どうしたにゃ?)
(ええと…美味しかった?)
(美味しいにゃー?シャーベットにして食べたのを思い出すにゃ)
「また、色々な果物をシャーベットにして食べようね!」
(ヤブランは、どういう事か分かる?)
いつものグループ念話ではなく、個人に向けて話してみる。
(我には分からん)
あ、そ…
まあいいや。桃美味しかったし。食べたければ収納庫に入ってるけど、1個でいいや。
気になったから種は回収して、育ててみようかと思ったけど、三年かかったら嫌だな…
この場所はフロアの中程だから、まだ先はある。
みんな、シュガーに助けられずとも進めるように頑張っている。
私だけちょっと簡単だけどね。矢が飛んでくる仕掛けがあるけど、大人の胸の位置だから、わざわざ避けなくても頭上を通過する。たまに軌道を外れる物もあるけど、躱すのは余裕だ。
よし!25階層への階段を見つけた!
桃の疑問は、25階層への期待で、綺麗に忘れてしまった。
「わ…綺麗…」
満天の星空の下、蔦が絡まる壁は、古代の神殿を思わせる。
「っ…と。油断は禁物だね」
漆黒の毛並みの、ナイトパンサー。夜行性で、昼間に活動する事はないから、私にとっても初見の魔物だ。
闇魔法持ちか…でも私達にバットステータスを付ける事は不可能だよ!
ドロップアイテムの漆黒の毛皮は、しっとりすべすべで、触り心地がいい。
…え?でも食べられる魔物の階層じゃないの?
「主っ!」
結界で対応する前に、ヤブランが防いでくれた。
シャドーオウル。闇の中活動する魔物で、気配も薄い。
そして、ドロップアイテムは、何故か塩味焼き鳥。…まあ、焼き鳥は夜の食べ物ってイメージだけど…
うねりながら近付くウツボカズラが液体を吐き出した!
この匂い…アルコール、だね。
ドロップしたのは、カップに入ったお酒…子供には嬉しくない階層だね。
冒険者の数は結構多い。しかもみんな酔ってる。緊張感ないな…
そのせいか、怪我する人も多そうだ。
料理酒としてなら利用できるかな?…って、みんな飲んじゃダメだよ!
「大人の味にゃー?」
「ふわふわするのー」
フレイムが、鳥だけに千鳥足になってるけど、魔物には対応出来ている。
「子供は飲んじゃダメなの!」
「それなら、メイだけ飲んじゃダメなのー?」
「フレイムだって子供じゃん!」
一番年下…は、ヤブランか。でも、平然としてる。空気吸ってるだけで酔いそうなのに。
状態異常無効はどうなってるの!
検索すると、酔い過ぎない効果はあるけど、酔う感覚はあるそうだ。まあ、でないと大人になったら楽しめないからかな?
「ランス、待て!」
陽気に走り出したランスを止めて、対策を考える。
「我が結界を張っておくか?」
「そうだね…じゃないと、次に進めなくなりそう」
最初から私は、アルコールを吸わないように空気飴を舐めて、息を止めていたから、影響はない。
「ヤブランは平気なの?」
「長時間浴び続ければ問題かもしれないが」
みんなダメそうだったら、変化させたメタルに手伝ってもらえばいいかな。
もう…折角の5のつく階層なのに、あんまり嬉しくない。
この星空だけかな…食べられなくても、この景色だけで充分価値はある。
珍しく頼りないもふもふ達を連れて、25階層を後にした。
134
お気に入りに追加
2,000
あなたにおすすめの小説
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる