(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる

文字の大きさ
105 / 166

進化の先は

しおりを挟む
    いつもの聖域に戻り、亜空間から出た。
「メイ、凄く辛そうなの」
「でも、ここなら他の場所より回復が速いから楽は出来るよ」
「主は今日は動かないのだろう?我は、本体の所に行く」

「なら俺は、シュガーの為にカシオブツの木でも切り倒してこよう。それで削り節を作ればシュガーも喜ぶだろう」
「ボクは、ポーションの研究をしてていい?」

    なら私は、日向ぼっこしながらお昼寝かな。
    転生してから日焼けもそんなにしなくなったのは、肌の性質的な物か、紫外線の量が少ないのか…とはいえ、年中外にいるような人はそれなりに焼けてるから、体質の違いかな?

    シュガーの進化先は…有名所だと、ケットシーとか?
    何でもいい。むしろそのままだっていい。
    シュガーが満足する姿になれたらいいな。

    そういえば、筍の季節は過ぎてしまった。卒業してからずっと忙しくしてたからな…
    そうして夏が来れば私も7歳だ。10歳までは遠いな…
    やっぱり、ギルドでも正当な評価がされないんだよね。パーティーメンバーが強すぎるせいもあって、私はおまけ扱いだ。

    スマホで小説を読んでいると、いつの間にか眠ってしまったみたいだ。しかも陽が傾いている…いくら何でもだらけ過ぎだ。
    そして、右肩が暖かいと思ったら、フレイムが背中に顔を入れて、鳥特有の眠り方をしていた。そのまま顔をもふもふに埋めた。

(メイ、ボクの作品を見て欲しいの)
「これ、万能薬?綺麗な赤だね」
    万能薬の赤は、綺麗な程丁寧に魔力が込められていて、効果も高くなる。
(ボクも精密魔力操作を身に付けたの。メイと同じ)
    やっぱりフレイムの方が錬金術師、向いてる気がする。

「フレイムも商業ギルド、登録したら?」
(でも、ボクはメイの弟子なの。弟子の作品を出しても問題ないの)
    それは、工房単位の話だ。それに誰もフレイムの方が弟子だなんて信じないだろう。

「…うん。でもありがとう。子供に納入期限はなくても、出しておいた方がいいからね」

「そろそろ、みんな帰ってくる頃なの」
「そうだね…シュガーの進化は時間がかかっているみたいだし」
    聖域にいても今回は辛いな…それに時間もかかっている。
    でも、シュガーの事だから、美味しいご飯の用意が出来たら出てくるかも?

    定番だけど、ぶた玉とねこまんま。ウミボーズのとろとろスープも添えて、ブラックホールの胃袋を満たす為に、肉も焼いておく。

    特別だし、レッドコークのとり天も作る。
(シュガー、好物がいっぱいだよ…出て来ないとアロカシアとかランスに全部食べられちゃうんだから)

    みんなが揃った頃、やっとシュガーが出て来た。
    白猫が黒猫になってる!

    シュガー    メイの眷属神
    バステト    レベル∞
    スキル    
    魔導    天空支配    精霊魔法
    状態異常無効    空間断絶    罠
    無音移動    気配隠匿    念話
    人化    不死    

    …うん。シュガーは神様になったみたいだ。人化した見かけ年齢も、フレイムと同じ位。一気に高校生位になっちゃったよ…

「シュガーは神様なの?」
「メイの眷属神にゃ。この世界の神様とは違うにゃ」

    ちょっと良く分からないな…他の眷属との違いは分からない。レベルは上がらなくなった?年齢表記も消えている。不死だから?
    でも…良かった。それならシュガーとフレイムは私に何かあっても生きていられるね。

    性格は一緒だから、見かけ以外全く変わってないと思ったけど、戦うと全然違う。凄く強い。そしてシュガーも飛べるようになった。…羨ましくはないよ?魔法を使えば私も飛べるし…ただ、絶叫系は苦手だから、浮かぶのがやっとなだけだ。超低空飛行だって、一応飛んでると言えるんじゃないかな?

    人化したままでも天空支配のスキルは有効らしく、シュガー一人でもワイバーンを狩れる。
    私もシュガーの影響で時空魔法が容易に扱えるようになったけど、落ちたら怖いって思っちゃうから、殆ど何も出来ない。

「それにしても、神様になってもシュガーは変わらないね。私の事を大好きって思ってくれてる」
「にゃ?当然なのにゃ!メイは家族でにゃーの番にゃ…それとも、にゃーは強くなりすぎて、メイは嫌になったにゃ?」
「そんな事ないよ!シュガーはシュガーだし、大切な眷属だもん。それは他のみんなも一緒」

「そうだな。種族など些細な差だ。それに、シュガーが神格を得たのも、主のお陰であろう」
「そうにゃ!これでずっとメイの側にいられるにゃ!」
「別に、強くなくてもシュガーとはずっと一緒だよ?私の寿命があるうちは」
「む?主は死なぬ!その為に我らがいるのだからな」
「ん。頼りにしてるよ。あとは…牛肉も補充しておこうか」

「ミノタウロスにゃ?ウォーターバッファローにゃ?」
「んー…両方!元々シュガーの様子を見るのに今日は空けていたからね。明日からはまたダンジョンに行くよ!」
    肉はいつも多めに確保しておきたい物だし。

    私も動こう。もう充分魔力も回復したし。
    みんなが肉狙いなら、私は山菜を見つけようかな?
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン
ファンタジー
 女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。  その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!  「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。  素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯ 旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」  現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。

桜城恋詠
ファンタジー
 聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。  異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。  彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。  迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。 「絶対、誰にも渡さない」 「君を深く愛している」 「あなたは私の、最愛の娘よ」  公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。  そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?  命乞いをしたって、もう遅い。  あなたたちは絶対に、許さないんだから! ☆ ☆ ☆ ★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。 こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。 ※9/28 誤字修正

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜

ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました 誠に申し訳ございません。 —————————————————   前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。 名前は山梨 花。 他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。 動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、 転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、 休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。 それは物心ついた時から生涯を終えるまで。 このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。 ————————————————— 最後まで読んでくださりありがとうございました!!  

滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!

白夢
ファンタジー
 何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。  そう言われて、異世界に転生することになった。  でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。  どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。  だからわたしは旅に出た。  これは一人の幼女と小さな幻獣の、  世界なんて救わないつもりの放浪記。 〜〜〜  ご訪問ありがとうございます。    可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。    ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。  お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします! 23/01/08 表紙画像を変更しました

公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜

咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。 元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。 そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。 ​「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」 ​軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続! 金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。 街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、 初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊! 気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、 ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。 ​本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走! ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!? ​これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ! 本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!

処理中です...