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メタルの気持ち
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今日手に入れたマンナンの実は、早速出荷箱に入れた。
そのものを入れると種や苗木として売られる事が多いから、苗木が手に入ればいいな。
確かに凄く硬い実だったけど、ミスリルのナイフでで切る事が出来た。
恐らくココナッツ位硬いんじゃないかな?ココナッツは加工した菓子等しか見た事なかったから、実際は分からないけど。
硬い殻の中に栗の渋皮みたいのがあって、それはスルリと剥けた。知ってる蒟蒻よりもでろんとして柔らかい。
乾煎りして醤油をまぶして食べてみた。
気泡が多いからか、味が染み込みやすい。田舎の手作り蒟蒻に近いかも。
蒟蒻といえばやっぱり冬に活躍する物だよね…
とりあえず甘辛煮だけ作って、熟成小屋に入った。
「やった!チーズ笹かまちゃんと出来てる!」
次は何にしようか?定番の竹輪も欲しいな。…卵も一緒に置いたら、伊達巻も出来たりしないかな?
明日出来てなかったら諦めるし、やってみよう。
ふと畑を見て、随分立派になったと思った。元々このゲームにはクリアの概念はない。施設が揃った所で飽きてくるけど、今の私にとっては生活の一部だから、止める事はないかな。
ゲーム通りなら家の増築ももう一段階出来るけど、農園の家で寝たらスマホの外に出ちゃうから意味がない。
メタルがマジックバッグを持って採掘から帰ってきた。
何の気なしに軽い気持ちで魔晶石を両手に取って合成した…!嘘?!成功した…!
鑑定 魔宝石 魔晶石の十倍は魔力を貯める事が出来て、国宝級の逸品
大きさは、魔晶石と比べると小さくなったけど、質は全くの別物だと分かる。
早速魔力を注いだけど、枯渇寸前まで入れてもまだ容量が残っている。
「…あぅ。怠過ぎる」
トレントの実から作った方のマジックポーションを出して飲む。…うーん。聖域に入った方が魔力の復活が速いかも。
というより、無理しないで何回にも分けて魔力を注げば良かったんだよね。
とにかく、自動回復があるとはいえ、ここでは回復効率が悪い。
外に出たら心配かけちゃうけど、怠いのを我慢しているのも辛い。
「メイ、どうしたの?」
一番近くにいたフレイムが私を支えてくれる。
「あ、心配しないで。すぐに回復すると思うし」
湖の畔に座って、ぼんやりと星空を見上げる。
ここに満ちている魔素は、本当に心地いい。
「主、何があったのだ?」
「えへへ…魔宝石がやっと作れたんだ…嬉しくて魔力を注ぎ過ぎちゃった」
皆、あからさまにほっとした。
「だからって、魔力の使い過ぎはだめなの」
「分かってるよ。次からは気をつける」
ユリースにも怒られちゃうしね…でもこうも簡単に魔力が回復するのはユリースのお陰でもあるけど。
あとは眠るだけだし、寝ている間に魔力も回復するだろう。
次の日。眠い目をこすりながら、朝食の席に着いた。
「あら、大丈夫?昨日の疲れが取れてないかしら?」
「大丈夫!元気です!今日から2階層ですよね!楽しみ」
「そぉ?ならいいけど、ワタクシも今日からは手出しさせて貰うわね!」
「そ、そうなんですか?」
「結構強い魔物が多いのよ。魔力の花があるのもここよ?貴女達の目的ってそれでしょう?」
いや…確かに珍しい物は欲しいけど、攻略の方が目的かな。
あとは、美味しい肉とかね!
「それもいいが、レッドコークも旨かったな…」
「え?ヤブラン、足りなかった?」
「いや…外で見付けられればそれに越した事はないのだがな、残念ながら見た事がなかったし、ザンギ風というのも非常に旨い」
やっぱりヤブランには普通の量の食事では足りなかったらしく、スマホ内で作ってきたレッドコークのザンギ風を、ランスと争うようにして食べていた。
「あれから料理したの?」
「すみません…とっても大食いで。あ、でも私も料理は好きなので」
「まあ…!ワタクシもメイの料理、食べてみたいわ!」
うーん。朝ご飯を食べたばかりだし、あっさりと食べられる物がいいかな…
「これ、フルーツジュレです。良かったら」
「まあっ!早速頂くわ!」
「素敵…!透き通っていて、美しくて…そして口の中で溶けて無くなるわ」
ジュレ、食べた事ないのかな?
「焦る必要はないわ!なら今日も一階層を探索する?」
「それもいいかもね」
地鶏のような深い味わいのレッドコークは、滅多に手に入るような物じゃない。お城を離れたらもう、手に入らないかもしれない。
「ちょっと残念だけど、ワタクシも仕事があるし、今日は貴女達だけで探索するといいわ。でも、2階層に行く時はワタクシも行くわよ!」
うん。まあそこは魔族の為のダンジョンだし、守らないと。
なら私は今日は、ゆっくりさせて貰おうかな。
魔宝石に魔力を注がないといけないし、1個だけじゃなくて、幾つか作って魔道具の燃料としても使えるか試したいし、魔晶石から魔宝石に魔力タンクを変えてもいい。流石に魔術具と呼ばれるような物は作れないと思うけど、予備として持っていてもいいよね。
なんて、軽く考えていた私は甘かった…
全然作れない。辺りには魔晶石のかけらが散らばっている。
これはもしかして、奇跡の1個だったのかな…
…うん。まあ一つは出来たんだし、錬金術の腕を磨いてまた挑戦すればいいや。付与の為に取っておいてある魔石にまで手を付ける訳にはいかないからね。
今、私以外は試練の洞窟に潜っている。私は湖の畔で魔力を回復させつつ、魔宝石に魔力を貯めている。
側にはメタル一人だけど、スマホの中と同じ状況だから、淋しくない。
「…よし。こんな物かな。早速魔宝石を入れるね」
(よろしくお願いいたします)
頭の中の空洞部分に魔宝石を置き、融合させる。
メタルの目が光って、完全体になった事が感覚的に分かった。
「うん!大丈夫みたいだね!ならメタル、巨大なモコモコに変化!」
早速抱きついた。メタルな材質も変わって、柔らかいもふもふからは、体温も感じられる。
「うわぁ…凄い!凄いよメタル!」
(あの…人の姿の方が、お手伝いも出来るのでは?)
「あー…確かに今までも、料理の手伝いとかしてもらってたしね…うん。じゃあ大人の女性がいいかな?」
「ちょ…ちょっと、それって私が大人になった姿を想像して?」
ならせめて、服を着てよ!
「一応は。アルミネア様を参考にさせて貰いましたが」
うん…まあ、確かに顔つきと瞳の色はアルミネアと一緒だけどさ…てか、声も私が大人になった時みたいな声だ。
でも体型は分からないよ?前世の私は胸はそこそこあったけど、アルミネアみたいにグラマーな感じじゃなくて、仕事がきつかったから痩せてただけで。
少なくとも色気はなかった。
とりあえず、アロカシアの為に買った服を渡して着てもらう。
「メタル…顔は違う方がいいかな」
「では、どのような?」
と、言われても、まさか他人の顔を真似してもらうのは流石に気がひける。
「じゃ…そこからちょっとだけネリーとかシュガー。アロカシアの雰囲気を混ぜて」
「それは…非常に難しいです」
「うーん。まあいいや。変化にも魔力を使うみたいだし、普段はメタルのままで、お喋りしたい時は人の姿に…その姿でいいよ」
知らない人が見ればよく似た親子だと思いそうだ。
「これで私もダンジョンでお役に立てますか?」
「え?…あー」
メタルの魔力は私と全く一緒だ。だから魔法石による階層転移も、私と同じ階層に行ける。
「メタルは冒険者になりたい?」
「…特には。ダンジョンに入るのには冒険者である必要はありませんし、皆にするような気遣いも私には不要です」
食べる必要もないし、物欲もない。でも本人は頑なに物だと言うけれど、メタルは私にとても良くしてくれる。
感情が希薄な事は否めないけど、私には心が全くないとは思えない。私を大切に思ってくれる…その一点だけでも、メタル自身の意思だと思う。
「なら、メタルの好きにしていいと思う。もう亜空間でお留守番してなきゃいけない見かけじゃなくなれるし、買い物も観光もみんなと楽しめる」
「主様…ですから私は」
「ストップ!…私にとってメタルは五人目の仲間だよ。他のみんなと違っても、…というか、みんな種族が違うじゃん?それに物だったとしても、大切な物なら大切に思ってもおかしくないよね?」
「…分かりました。ならば、今までと同じように、影から主を支えていきたいと思います」
まあ…それがメタルの意思なら。これが人なら引きこもりになっちゃうけど、スマホの中ではメタルは大活躍だからね。
そのものを入れると種や苗木として売られる事が多いから、苗木が手に入ればいいな。
確かに凄く硬い実だったけど、ミスリルのナイフでで切る事が出来た。
恐らくココナッツ位硬いんじゃないかな?ココナッツは加工した菓子等しか見た事なかったから、実際は分からないけど。
硬い殻の中に栗の渋皮みたいのがあって、それはスルリと剥けた。知ってる蒟蒻よりもでろんとして柔らかい。
乾煎りして醤油をまぶして食べてみた。
気泡が多いからか、味が染み込みやすい。田舎の手作り蒟蒻に近いかも。
蒟蒻といえばやっぱり冬に活躍する物だよね…
とりあえず甘辛煮だけ作って、熟成小屋に入った。
「やった!チーズ笹かまちゃんと出来てる!」
次は何にしようか?定番の竹輪も欲しいな。…卵も一緒に置いたら、伊達巻も出来たりしないかな?
明日出来てなかったら諦めるし、やってみよう。
ふと畑を見て、随分立派になったと思った。元々このゲームにはクリアの概念はない。施設が揃った所で飽きてくるけど、今の私にとっては生活の一部だから、止める事はないかな。
ゲーム通りなら家の増築ももう一段階出来るけど、農園の家で寝たらスマホの外に出ちゃうから意味がない。
メタルがマジックバッグを持って採掘から帰ってきた。
何の気なしに軽い気持ちで魔晶石を両手に取って合成した…!嘘?!成功した…!
鑑定 魔宝石 魔晶石の十倍は魔力を貯める事が出来て、国宝級の逸品
大きさは、魔晶石と比べると小さくなったけど、質は全くの別物だと分かる。
早速魔力を注いだけど、枯渇寸前まで入れてもまだ容量が残っている。
「…あぅ。怠過ぎる」
トレントの実から作った方のマジックポーションを出して飲む。…うーん。聖域に入った方が魔力の復活が速いかも。
というより、無理しないで何回にも分けて魔力を注げば良かったんだよね。
とにかく、自動回復があるとはいえ、ここでは回復効率が悪い。
外に出たら心配かけちゃうけど、怠いのを我慢しているのも辛い。
「メイ、どうしたの?」
一番近くにいたフレイムが私を支えてくれる。
「あ、心配しないで。すぐに回復すると思うし」
湖の畔に座って、ぼんやりと星空を見上げる。
ここに満ちている魔素は、本当に心地いい。
「主、何があったのだ?」
「えへへ…魔宝石がやっと作れたんだ…嬉しくて魔力を注ぎ過ぎちゃった」
皆、あからさまにほっとした。
「だからって、魔力の使い過ぎはだめなの」
「分かってるよ。次からは気をつける」
ユリースにも怒られちゃうしね…でもこうも簡単に魔力が回復するのはユリースのお陰でもあるけど。
あとは眠るだけだし、寝ている間に魔力も回復するだろう。
次の日。眠い目をこすりながら、朝食の席に着いた。
「あら、大丈夫?昨日の疲れが取れてないかしら?」
「大丈夫!元気です!今日から2階層ですよね!楽しみ」
「そぉ?ならいいけど、ワタクシも今日からは手出しさせて貰うわね!」
「そ、そうなんですか?」
「結構強い魔物が多いのよ。魔力の花があるのもここよ?貴女達の目的ってそれでしょう?」
いや…確かに珍しい物は欲しいけど、攻略の方が目的かな。
あとは、美味しい肉とかね!
「それもいいが、レッドコークも旨かったな…」
「え?ヤブラン、足りなかった?」
「いや…外で見付けられればそれに越した事はないのだがな、残念ながら見た事がなかったし、ザンギ風というのも非常に旨い」
やっぱりヤブランには普通の量の食事では足りなかったらしく、スマホ内で作ってきたレッドコークのザンギ風を、ランスと争うようにして食べていた。
「あれから料理したの?」
「すみません…とっても大食いで。あ、でも私も料理は好きなので」
「まあ…!ワタクシもメイの料理、食べてみたいわ!」
うーん。朝ご飯を食べたばかりだし、あっさりと食べられる物がいいかな…
「これ、フルーツジュレです。良かったら」
「まあっ!早速頂くわ!」
「素敵…!透き通っていて、美しくて…そして口の中で溶けて無くなるわ」
ジュレ、食べた事ないのかな?
「焦る必要はないわ!なら今日も一階層を探索する?」
「それもいいかもね」
地鶏のような深い味わいのレッドコークは、滅多に手に入るような物じゃない。お城を離れたらもう、手に入らないかもしれない。
「ちょっと残念だけど、ワタクシも仕事があるし、今日は貴女達だけで探索するといいわ。でも、2階層に行く時はワタクシも行くわよ!」
うん。まあそこは魔族の為のダンジョンだし、守らないと。
なら私は今日は、ゆっくりさせて貰おうかな。
魔宝石に魔力を注がないといけないし、1個だけじゃなくて、幾つか作って魔道具の燃料としても使えるか試したいし、魔晶石から魔宝石に魔力タンクを変えてもいい。流石に魔術具と呼ばれるような物は作れないと思うけど、予備として持っていてもいいよね。
なんて、軽く考えていた私は甘かった…
全然作れない。辺りには魔晶石のかけらが散らばっている。
これはもしかして、奇跡の1個だったのかな…
…うん。まあ一つは出来たんだし、錬金術の腕を磨いてまた挑戦すればいいや。付与の為に取っておいてある魔石にまで手を付ける訳にはいかないからね。
今、私以外は試練の洞窟に潜っている。私は湖の畔で魔力を回復させつつ、魔宝石に魔力を貯めている。
側にはメタル一人だけど、スマホの中と同じ状況だから、淋しくない。
「…よし。こんな物かな。早速魔宝石を入れるね」
(よろしくお願いいたします)
頭の中の空洞部分に魔宝石を置き、融合させる。
メタルの目が光って、完全体になった事が感覚的に分かった。
「うん!大丈夫みたいだね!ならメタル、巨大なモコモコに変化!」
早速抱きついた。メタルな材質も変わって、柔らかいもふもふからは、体温も感じられる。
「うわぁ…凄い!凄いよメタル!」
(あの…人の姿の方が、お手伝いも出来るのでは?)
「あー…確かに今までも、料理の手伝いとかしてもらってたしね…うん。じゃあ大人の女性がいいかな?」
「ちょ…ちょっと、それって私が大人になった姿を想像して?」
ならせめて、服を着てよ!
「一応は。アルミネア様を参考にさせて貰いましたが」
うん…まあ、確かに顔つきと瞳の色はアルミネアと一緒だけどさ…てか、声も私が大人になった時みたいな声だ。
でも体型は分からないよ?前世の私は胸はそこそこあったけど、アルミネアみたいにグラマーな感じじゃなくて、仕事がきつかったから痩せてただけで。
少なくとも色気はなかった。
とりあえず、アロカシアの為に買った服を渡して着てもらう。
「メタル…顔は違う方がいいかな」
「では、どのような?」
と、言われても、まさか他人の顔を真似してもらうのは流石に気がひける。
「じゃ…そこからちょっとだけネリーとかシュガー。アロカシアの雰囲気を混ぜて」
「それは…非常に難しいです」
「うーん。まあいいや。変化にも魔力を使うみたいだし、普段はメタルのままで、お喋りしたい時は人の姿に…その姿でいいよ」
知らない人が見ればよく似た親子だと思いそうだ。
「これで私もダンジョンでお役に立てますか?」
「え?…あー」
メタルの魔力は私と全く一緒だ。だから魔法石による階層転移も、私と同じ階層に行ける。
「メタルは冒険者になりたい?」
「…特には。ダンジョンに入るのには冒険者である必要はありませんし、皆にするような気遣いも私には不要です」
食べる必要もないし、物欲もない。でも本人は頑なに物だと言うけれど、メタルは私にとても良くしてくれる。
感情が希薄な事は否めないけど、私には心が全くないとは思えない。私を大切に思ってくれる…その一点だけでも、メタル自身の意思だと思う。
「なら、メタルの好きにしていいと思う。もう亜空間でお留守番してなきゃいけない見かけじゃなくなれるし、買い物も観光もみんなと楽しめる」
「主様…ですから私は」
「ストップ!…私にとってメタルは五人目の仲間だよ。他のみんなと違っても、…というか、みんな種族が違うじゃん?それに物だったとしても、大切な物なら大切に思ってもおかしくないよね?」
「…分かりました。ならば、今までと同じように、影から主を支えていきたいと思います」
まあ…それがメタルの意思なら。これが人なら引きこもりになっちゃうけど、スマホの中ではメタルは大活躍だからね。
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