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早春
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魔法の講義の噂を聞きつけて、レイリー先生も途中から参加しだしたけど、雪が溶けるまでの間だ。またみんなで何か依頼を受ける約束をしているからね。
町中の雪はほぼ残っていないけど、町の外は薄くなってはいるが、残っている。
さて、どうしよう?肉は当然今なら買い取り額が上がっている。
それに今だと雪かき位しか他の依頼がない。
「獲物を探してみない?僕は魔物を探せるスキルを持っているんだ」
今日はトールも付いて来ている。その彼がちょっとドヤ顔でそんな事を言ってきた。
「そうなんだ、凄いね!」
まあ、様子見かな。無理そうなら私が手出しすればいい。
色が白いから見付け難いだけで、ホーンラビットが何匹か私の探知に引っ掛かっている。
トールに任せてみると、私より探知の範囲が随分狭く感じる。森育ちの私とは危機感が違うから、スキルの育ち方も違うのかも。
この人数で一匹ってかなり残念な分け前にしかならないから、丁度上空を飛んでいたワシタカを投げナイフで仕留める。
正確に目から脳まで達している攻撃に、即死していると、みんな驚いている。
狙ってやった事だけど、褒められると照れてしまう。
「ラッキーだったね!収入も増えるよ!」
「え…でもメイが一人で倒したんだし」
「そういうのは言いっこなしだよ?パーティーで活動してるんだから」
「まあ、去年からそういう決まりだったが」
「だからいいの!さ、ギルドに報告に行こう」
他のみんなと違って私はこの年齢で最高のCランクだから、分配のポイントは何もない。
みんなと遊べて楽しい。それが一番かな。
「春休み、メイは予定あるの?」
「んー」
ダンジョン巡りをする予定だ。鮫は要らないけど、蟹とか…海苔とかフィレオフィッシュも欲しいね!
「お父さん達と冒険活動かな。ね?シュガー」
「メイと美味しい物を狩るにゃ!」
「モコモコの肉?」
「うーん、それも美味しいけど、蜂蜜もそろそろ欲しいかな」
「蜂蜜って?」
「深淵の森ダンジョンの15階層に出てくるキラービーを倒すと手に入るんだよ。町中でもそのうち手に入るようになってもいい頃だと思うんだけど」
お菓子作りで結構使うんだよね。アルミネアもネリーも好きみたいだから、切らしたくないし。
春休みは短いから、有効に使わないと。
それに、長い間一緒の気がするけど、アロカシアが従魔になってくれて、やっと一年なんだよね…本体から分離した分体だから、知識は有るけど一歳だ。
ケーキよりも肉料理が好きなブラックホールの胃袋の持ち主だから、たくさんの料理が何よりのプレゼントになるだろう。
深淵のダンジョンも18階層から先に行けてないし、次は待望の食料階だから、頑張りたい。
「えへへ…」
「えっ?…メイ、どうしたの?」
「トール、メイがこういう顔する時は美味しい食べ物の事を考えている時だから」
「そ…そうなんだ」
…ん?何か周りの友達が生暖かい目で見てる気がする?
「春休み、楽しみにゃー!」
「そうだね!」
そうして、春休み。久しぶりにランスとフレイムのもふもふをたっぷり堪能して、アロカシアにもブラッシングしてやる。
「…また長くなってるし」
(成長したと言って欲しい。メイも去年よりは成長している)
そりゃ、私だってちょっとは成長しているよ。
(そうだ、メイ。海苔を買ってきた。それと、魚とかも適当に集めてきた)
「ほんと?やった!」
収納庫が繋がってないって不便だな…私の何かがきっと足りてないんだろうけど。
大きな土鍋で今日は蟹鍋だ。あの大きな蟹足1本がどうにか入っている。
鍋に丁度いいサイズの蟹じゃないけど、プリプリで美味しい。
こんなに大きいのに大味じゃない。むしろブラウンガザミとかのお馴染みの蟹より甘味があってとても美味しい。
蟹を継ぎ足して、茹で上がるまでに締めの麺を用意する。
「うどんにゃー!鍋の後のうどんは美味しいにゃ!」
蟹の旨味が絡まったうどんは最高だ。
翌日、鹿肉も欲しいので、11階層に寄ったら、パーティーを組んだ冒険者がいた。
(ふむ…10階層より下で冒険者に出会うのは初めてだな)
(そうなんだ…手間取るとしたらブラックワニーの所だと思ってたけど)
まだ雪も完全には溶けてないし、冒険者が集まるのはもう少し先だろう。
流石に15階層に私達以外誰も行ってないなんて事はないだろうけど、まだ蜂蜜は貴重で、店頭に並ぶのは時間がかかるのだろう。
まあ、蜂蜜を集めるのは苦にならないけど。
(早く18階層を突破したいな)
大きいから、一匹ずつしか戦わないし、戦闘時間も以前に比べたら減ってはいる。
熊の爪や皮も結構集まっているから、自分達用に確保したい量は充分に集まっている。
予見の時間もほんの少し速くなった気がしてる。特にこの階層では予見のスキルが大いに役に立っている。
「ベアーの肉は臭みが強くて例え肉が残ったとしても、売れないだろうしな」
ブラウンベアーの肉を料理して食べようとした事があったけど、あの時はかなり苦労した。
今よりも私は小さかったし、結局殆ど食べられなかったな。
「ヤブラン、前衛に入ってもらっていい?」
次の階層はどんな食べ物かどうしても気になる。
「いいが、19階層の魔物が危険な時は待機してもらうぞ?」
「分かってる」
階層を強硬突破するんだから、そこで我が儘は言わない。
さすが、ランスが前衛していた時よりも速く進める。ハティもあの有名なフェンリルの子供だからかなり強いはずだけど、ドラゴンには敵わないか…
程なく階段を見付け、魔法石に触れてまずはヤブランが魔物の確認に入る。
「うーむ…解せない」
「どうしたの?」
階段から見る限りでは迷路状ではなく、草?が生い茂っていて、魔物の気配はその草むらから感じる。
「とりあえず、魔物は弱い。だが…そんな弱い魔物だけの階層が
下層であり得るのか」
「罠とか?」
「罠ならにゃーが見付けるにゃ!」
魔物は…バッタ?ううん。イナゴだ。所々にある黄色い草の所が多く集まっていて、中央付近が最も多くいる。
!これ…草じゃない!米だ!イナゴの攻撃で、米が元気を失っていく!
「みんな!イナゴにやられる前に稲刈りして!」
農家魂に火がついた!
風の鎌で広範囲を刈り取り、収穫はみんなに任せる。
中央の、イナゴが最も多く集まっている所には何があるのか?!イナゴの攻撃は無視だ。とにかく中央に急ぐ。
中央にはひときわ立派な稲があった。
風でイナゴを吹き飛ばすと籾も落ちるけど、とにかくイナゴを薄くしないと稲を視認出来ない。
ひときわ立派な稲穂には、たくさんの実りが!
魔力を多く込めた風の鎌で刈り取ると、イナゴは他の稲に移っていく。
焦るけど、とりあえずこの立派な稲穂を鑑定。
こ…これ!餅米だ!恐らく中央の稲穂は特別な種類の稲になるのだろう。
ダンジョンに回収される前に収穫しないと!
フロアー全ての稲刈りが終わる頃にはみんな疲れ切っていた。
でも、嫌な疲れじゃない。少なくとも私は米を収穫出来た喜びに満ち溢れている。
食料を失ったイナゴは地面に落ちて、ダンジョンに吸収された。
イナゴも食べられるけど、何度も茹でこぼさないといけないし、その時の臭いがすごく臭い。
佃煮とかふりかけとか、食べれば美味しいけど、まあ、別にいいかな。
収穫された米は普通なら干す必要があるけど、農園の米と一緒で干す必要はないみたい。
餅米と混ざってしまうかとも思ったけど、これまでと同じように、餅米だけを取り出そうと思えば出来た。
「ね?これは何なの?」
「米だよ。みんなは白い米しか見たことないから分からないかもしれないけど、精米すれば米になるんだよ」
「む…確かこれと同じような植物を育てている地域もあったな」
「!それ、どこの国?!」
「…済まない。もう今の我では森羅万象から知識を引き出す事は出来ない」
「ううん…本で探すのもありだし、探すのを旅の目標の一つにしてもいいよね!」
「それにしても…米か。メイが必死になるのも分かるな」
そりゃあね。私にとって米は主食。肉が主食のみんなとは違うし、ここで収穫できれば、スマホの畑で違う作物を育てられるからね。
とにかく、米が収穫出来る事で深淵の森ダンジョンは、最重要ダンジョンになった。
冬が雪深くなる事を除けばここはみんなにとってもふるさとだし、私にとっても住みやすい所だ。コンブーやカシオブツの事もあるし、拠点はこれからも深淵の森になるかな。
町中の雪はほぼ残っていないけど、町の外は薄くなってはいるが、残っている。
さて、どうしよう?肉は当然今なら買い取り額が上がっている。
それに今だと雪かき位しか他の依頼がない。
「獲物を探してみない?僕は魔物を探せるスキルを持っているんだ」
今日はトールも付いて来ている。その彼がちょっとドヤ顔でそんな事を言ってきた。
「そうなんだ、凄いね!」
まあ、様子見かな。無理そうなら私が手出しすればいい。
色が白いから見付け難いだけで、ホーンラビットが何匹か私の探知に引っ掛かっている。
トールに任せてみると、私より探知の範囲が随分狭く感じる。森育ちの私とは危機感が違うから、スキルの育ち方も違うのかも。
この人数で一匹ってかなり残念な分け前にしかならないから、丁度上空を飛んでいたワシタカを投げナイフで仕留める。
正確に目から脳まで達している攻撃に、即死していると、みんな驚いている。
狙ってやった事だけど、褒められると照れてしまう。
「ラッキーだったね!収入も増えるよ!」
「え…でもメイが一人で倒したんだし」
「そういうのは言いっこなしだよ?パーティーで活動してるんだから」
「まあ、去年からそういう決まりだったが」
「だからいいの!さ、ギルドに報告に行こう」
他のみんなと違って私はこの年齢で最高のCランクだから、分配のポイントは何もない。
みんなと遊べて楽しい。それが一番かな。
「春休み、メイは予定あるの?」
「んー」
ダンジョン巡りをする予定だ。鮫は要らないけど、蟹とか…海苔とかフィレオフィッシュも欲しいね!
「お父さん達と冒険活動かな。ね?シュガー」
「メイと美味しい物を狩るにゃ!」
「モコモコの肉?」
「うーん、それも美味しいけど、蜂蜜もそろそろ欲しいかな」
「蜂蜜って?」
「深淵の森ダンジョンの15階層に出てくるキラービーを倒すと手に入るんだよ。町中でもそのうち手に入るようになってもいい頃だと思うんだけど」
お菓子作りで結構使うんだよね。アルミネアもネリーも好きみたいだから、切らしたくないし。
春休みは短いから、有効に使わないと。
それに、長い間一緒の気がするけど、アロカシアが従魔になってくれて、やっと一年なんだよね…本体から分離した分体だから、知識は有るけど一歳だ。
ケーキよりも肉料理が好きなブラックホールの胃袋の持ち主だから、たくさんの料理が何よりのプレゼントになるだろう。
深淵のダンジョンも18階層から先に行けてないし、次は待望の食料階だから、頑張りたい。
「えへへ…」
「えっ?…メイ、どうしたの?」
「トール、メイがこういう顔する時は美味しい食べ物の事を考えている時だから」
「そ…そうなんだ」
…ん?何か周りの友達が生暖かい目で見てる気がする?
「春休み、楽しみにゃー!」
「そうだね!」
そうして、春休み。久しぶりにランスとフレイムのもふもふをたっぷり堪能して、アロカシアにもブラッシングしてやる。
「…また長くなってるし」
(成長したと言って欲しい。メイも去年よりは成長している)
そりゃ、私だってちょっとは成長しているよ。
(そうだ、メイ。海苔を買ってきた。それと、魚とかも適当に集めてきた)
「ほんと?やった!」
収納庫が繋がってないって不便だな…私の何かがきっと足りてないんだろうけど。
大きな土鍋で今日は蟹鍋だ。あの大きな蟹足1本がどうにか入っている。
鍋に丁度いいサイズの蟹じゃないけど、プリプリで美味しい。
こんなに大きいのに大味じゃない。むしろブラウンガザミとかのお馴染みの蟹より甘味があってとても美味しい。
蟹を継ぎ足して、茹で上がるまでに締めの麺を用意する。
「うどんにゃー!鍋の後のうどんは美味しいにゃ!」
蟹の旨味が絡まったうどんは最高だ。
翌日、鹿肉も欲しいので、11階層に寄ったら、パーティーを組んだ冒険者がいた。
(ふむ…10階層より下で冒険者に出会うのは初めてだな)
(そうなんだ…手間取るとしたらブラックワニーの所だと思ってたけど)
まだ雪も完全には溶けてないし、冒険者が集まるのはもう少し先だろう。
流石に15階層に私達以外誰も行ってないなんて事はないだろうけど、まだ蜂蜜は貴重で、店頭に並ぶのは時間がかかるのだろう。
まあ、蜂蜜を集めるのは苦にならないけど。
(早く18階層を突破したいな)
大きいから、一匹ずつしか戦わないし、戦闘時間も以前に比べたら減ってはいる。
熊の爪や皮も結構集まっているから、自分達用に確保したい量は充分に集まっている。
予見の時間もほんの少し速くなった気がしてる。特にこの階層では予見のスキルが大いに役に立っている。
「ベアーの肉は臭みが強くて例え肉が残ったとしても、売れないだろうしな」
ブラウンベアーの肉を料理して食べようとした事があったけど、あの時はかなり苦労した。
今よりも私は小さかったし、結局殆ど食べられなかったな。
「ヤブラン、前衛に入ってもらっていい?」
次の階層はどんな食べ物かどうしても気になる。
「いいが、19階層の魔物が危険な時は待機してもらうぞ?」
「分かってる」
階層を強硬突破するんだから、そこで我が儘は言わない。
さすが、ランスが前衛していた時よりも速く進める。ハティもあの有名なフェンリルの子供だからかなり強いはずだけど、ドラゴンには敵わないか…
程なく階段を見付け、魔法石に触れてまずはヤブランが魔物の確認に入る。
「うーむ…解せない」
「どうしたの?」
階段から見る限りでは迷路状ではなく、草?が生い茂っていて、魔物の気配はその草むらから感じる。
「とりあえず、魔物は弱い。だが…そんな弱い魔物だけの階層が
下層であり得るのか」
「罠とか?」
「罠ならにゃーが見付けるにゃ!」
魔物は…バッタ?ううん。イナゴだ。所々にある黄色い草の所が多く集まっていて、中央付近が最も多くいる。
!これ…草じゃない!米だ!イナゴの攻撃で、米が元気を失っていく!
「みんな!イナゴにやられる前に稲刈りして!」
農家魂に火がついた!
風の鎌で広範囲を刈り取り、収穫はみんなに任せる。
中央の、イナゴが最も多く集まっている所には何があるのか?!イナゴの攻撃は無視だ。とにかく中央に急ぐ。
中央にはひときわ立派な稲があった。
風でイナゴを吹き飛ばすと籾も落ちるけど、とにかくイナゴを薄くしないと稲を視認出来ない。
ひときわ立派な稲穂には、たくさんの実りが!
魔力を多く込めた風の鎌で刈り取ると、イナゴは他の稲に移っていく。
焦るけど、とりあえずこの立派な稲穂を鑑定。
こ…これ!餅米だ!恐らく中央の稲穂は特別な種類の稲になるのだろう。
ダンジョンに回収される前に収穫しないと!
フロアー全ての稲刈りが終わる頃にはみんな疲れ切っていた。
でも、嫌な疲れじゃない。少なくとも私は米を収穫出来た喜びに満ち溢れている。
食料を失ったイナゴは地面に落ちて、ダンジョンに吸収された。
イナゴも食べられるけど、何度も茹でこぼさないといけないし、その時の臭いがすごく臭い。
佃煮とかふりかけとか、食べれば美味しいけど、まあ、別にいいかな。
収穫された米は普通なら干す必要があるけど、農園の米と一緒で干す必要はないみたい。
餅米と混ざってしまうかとも思ったけど、これまでと同じように、餅米だけを取り出そうと思えば出来た。
「ね?これは何なの?」
「米だよ。みんなは白い米しか見たことないから分からないかもしれないけど、精米すれば米になるんだよ」
「む…確かこれと同じような植物を育てている地域もあったな」
「!それ、どこの国?!」
「…済まない。もう今の我では森羅万象から知識を引き出す事は出来ない」
「ううん…本で探すのもありだし、探すのを旅の目標の一つにしてもいいよね!」
「それにしても…米か。メイが必死になるのも分かるな」
そりゃあね。私にとって米は主食。肉が主食のみんなとは違うし、ここで収穫できれば、スマホの畑で違う作物を育てられるからね。
とにかく、米が収穫出来る事で深淵の森ダンジョンは、最重要ダンジョンになった。
冬が雪深くなる事を除けばここはみんなにとってもふるさとだし、私にとっても住みやすい所だ。コンブーやカシオブツの事もあるし、拠点はこれからも深淵の森になるかな。
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