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トール
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トールは面白い子で、あっという間にクラスの人気者になった。
いつも冗談ばかりだけど、困っている子にはちゃんと手をさしのべる。
「トールみたいな人が級長やってくれればいいのに」
「でもメイは、申し分ない働きをしていると思うよ?それに僕は算数が苦手だから」
そんな物より、必要なのは別にあると思う。戦う力は必要だと思うけど、トールは同年代の子の中では戦える方だと思う。
「ならさ!みんなで勉強会しようよ!予定ない人達で」
「あ、面白そう」
パラパラと集まってきた。
「ね、リア。良かったら教える側で参加して?」
さっきからチラチラと見ている事は分かっていた。
「わ、私が?…授業以外で勉強してもどうなる物でもないと思いますけど…メイがどうしてもというなら」
「うん!…シュガー?勿論シュガーも参加だよ?」
「う、にゃーには教えるのは無理にゃ?」
「そっちは誰も期待してないから。いい機会だから、シュガーも苦手を克服しよう?」
「…うにゃ」
「どっちがお姉さんか分からないね!」
その言葉はシュガーのやる気にほんの少し火を付けたようだ。
「魔力操作も教わっていいかな?俺、どうもそういう地味な作業が合わないっていうか…」
「なら、いい魔法があるよ。これ。光の花火だよ…光に色を付けるイメージでやって、しかも最少の魔力で出来るようにすれば」
「…綺麗ですわね…騎士の使う信号弾と似た物ですの?」
「それは見た事ないから分からないけど、こんな風に赤くしたり、青い花にも出来るよ」
うーん。みんなこれは勉強会どころじゃないな。魔力操作が上達すれば魔法も効率良く使えるから、無駄にはならないけど。
終わる頃には、辛うじて色を変えられるようになった。
冬の間はとにかく体力作りだ。この辺は去年と変わらないけど、去年は剣もまともに持てなかった子も、今は問題なく振るう事が出来ている。
走り込みをしても疲れないのは、レベルが高いからなのか。それとも、自動回復の効果がこんな所にも出ているか。
シュガーは走るのは好きだけど、同じ所を延々と走るのは嫌なのか、飽きているのが見え見えだ。実に猫らしい。
エレンがシュガーを引っ張ってくれてる。あんな風にされたら、シュガーだって走らざるを得ないよね。
寮の部屋も久しぶりな気がする。
「あ、メイ、それ暖かそう!」
「モコモコの毛をピュアで綺麗にした物だよ。布団の間に入れて使うんだ」
「シュガーと一緒に使うんだよね…ちょっと羨ましい」
「一度でいいからそのもふもふを堪能してみたいものだ」
「エレンはエッチにゃ」
「むう…確かに同性といえど、身体を撫でまわされるような物だというからな」
「撫でていいのはメイだけにゃ」
アルマとエレンは、仕方なしにもふもふ毛布を撫でていたが、手触りが気に入ったのか、本気で撫でている。
「これはどこに売っていたのだ?」
「作ったんだよ。モコモコならダンジョンにいるし、お肉も美味しいからね」
「そ…そうか。空納、私も本気で覚えてみようかな」
「便利だよ?それに空納の中ってちょっとひんやりしてるの。だからお肉も悪くなりにくいんだ」
空納を覚えたアルマは得意そうだ。
「にゃーも覚えたにゃ!大好きなカシオブツの木を入れてあるにゃ!」
「猫獣人の人ってやっぱり好物も猫みたいになるの?」
「さあ…?他の猫獣人知らないし」
「あれ?お父さんは?」
あ…種族が違ったら変に思われるよね。
「そうでもないかな…でも肉好きな所は一緒」
「それはみんな好きじゃない?」
主食だしね。パンの方が添え物扱いなのはちょっと驚いた。
「三階層なら私でも戦えるが、行くまでが大変だな…」
「じゃあ、特別に二人にあげるよ。モコモコの袋で、中にカイロの魔道具が入ってるの」
「あ、カイロの魔道具なら私もお姉ちゃんに貰ったのがあるよ。袋は貰っていい?」
「いいよ」
「しかし…貰って良いのか?」
「どうせ手作りだし。そんな難しい物じゃないから」
店に売ってるのは熱々になる物もあるけど、低温やけどは怖いもんね。
カイロとシュガーのお陰でホカホカ暖かい。
この最高のもふもふがあればいつでも快眠間違いなしだ。
というか、カーテンを引いたとはいえ、さっさと人化まで解いちゃうなんて、シュガーは警戒心なさすぎだよ。
まあ、どうせ寝てるうちに解けちゃうんだけど。
獣人には、獣化というスキルを持っている人がいる。もしもの時はそれで誤魔化すしかないかな。
あれから3日。コンゾーメの木は実を付けたかな?
実は割と早起きは得意なメイは、隣で長くなって寝ているシュガーを起こさないように、そっとスマホに入った。
よし!ちゃんと実がなってる。形はアボカドみたいで、種も丸く大きい。
味見…コンソメというよりは、中華風調味料に似てるかな。半練り製品の。
これも実の部分は硬さもアボカドに近い。同じような使い方が出来るだろう。
スープに炒飯に、色々と活躍してくれそうだ。
早速一つは出荷して、皮を剥いて種を取り出し、丁寧に瓶詰めしていく。
詰める瓶は、多めに作ってある。コルクに似たコークの木があったので、それを蓋に使っている。粘土から作った甕もいくつかある。
上手くいったのが火鉢として使われたり、味噌甕になってる。
技術があればマグカップとかも作れるけど、どうにも不恰好になってしまう。木で作った方がまだ綺麗に出来ている。
人は得手不得手がある。苦手な物はいくら頑張ってもスキル化しないと聞いた。
大雑把な私にはそういう芸術系スキルは付きそうにない。
さて、朝からあんまり頑張ると、1日をやりきった感がするから、さっさと出よう。
スープを作ったりするのは後にしよう。
放課後は雪のせいでどこにも行けない事もあり、大概の生徒は暇してる。
そんなみんなに、雷の基礎、静電気から教えている。
理解は出来なくても、髪の毛がツンツン立つのが面白いから、みんなには受けた。
「これを使うと、シュガーの尻尾もこの通り!」
「すげー!太い!」
「ああ…もふもふしたい」
頭の固い大人はともかく、子供のうちにこういうのを見せれば雷魔法を使う子も出てくるかもしれないな。
「メイ、こんな感じ?」
トールの手の上で弱い電流がパチッと爆ぜる。
「やったね!トール」
「メイの教え方が上手いからだよ…本当にメイはびっくり箱みたいだね」
「お母さんの教え。魔法は想像力だって分かって欲しかったんだよ」
「私もね、メイのお陰で空納覚えたんだよ!」
「おおー!」
「じゃあ、空納覚えたい人はアルマにイメージ教わってね?私は雷魔法を教えるよ」
おおう…空納はみんな覚えたいのか、みんなアルマの方に行ってしまった。
「メイ、収納庫を教えてにゃ?」
そっか…シュガーはそれもまだだったね。
時間の概念は難しいのか、私の話を聞いてくれる人は疎らだ。
「時間が経過しないとスープが冷めないとか、不思議だな…」
「大変興味深いですわ」
「でも難しいにゃ…」
紙を燃やして収納庫に入れ、再び燃えたままの紙を取り出して見せる。
「燃えた所が広がってない…じゃあ、生き物を入れたらどうなるの?」
「入れられない。だから首をはねた魔物を入れる時も、直後は完全には死んでいないから、入らないんだ。まあ、血抜きはやっておかないと後々面倒だからやってからの方がいいね」
「ふうん…メイはそういうの、亡くなったお母さんに教わったんだよね?失礼だけど、いつ亡くなったの?」
「3歳の時だよ」
「じゃあメイは、3歳の時には収納庫を使えていたの?」
「うん…まあ」
「やっぱり凄いんだね!」
3歳の時までアルミネア達と暮らしてたから、別に間違ってはないけど…いつもいつも、勝手に死んだ事にしてごめんなさい。
ただ、前世の記憶があるから小説等でアイテムボックスとかあったし、イメージはそっちからの方が大きいかな。
各種魔法もそのお陰が大きい。やっぱりスマホはチートアイテムだね。
いつも冗談ばかりだけど、困っている子にはちゃんと手をさしのべる。
「トールみたいな人が級長やってくれればいいのに」
「でもメイは、申し分ない働きをしていると思うよ?それに僕は算数が苦手だから」
そんな物より、必要なのは別にあると思う。戦う力は必要だと思うけど、トールは同年代の子の中では戦える方だと思う。
「ならさ!みんなで勉強会しようよ!予定ない人達で」
「あ、面白そう」
パラパラと集まってきた。
「ね、リア。良かったら教える側で参加して?」
さっきからチラチラと見ている事は分かっていた。
「わ、私が?…授業以外で勉強してもどうなる物でもないと思いますけど…メイがどうしてもというなら」
「うん!…シュガー?勿論シュガーも参加だよ?」
「う、にゃーには教えるのは無理にゃ?」
「そっちは誰も期待してないから。いい機会だから、シュガーも苦手を克服しよう?」
「…うにゃ」
「どっちがお姉さんか分からないね!」
その言葉はシュガーのやる気にほんの少し火を付けたようだ。
「魔力操作も教わっていいかな?俺、どうもそういう地味な作業が合わないっていうか…」
「なら、いい魔法があるよ。これ。光の花火だよ…光に色を付けるイメージでやって、しかも最少の魔力で出来るようにすれば」
「…綺麗ですわね…騎士の使う信号弾と似た物ですの?」
「それは見た事ないから分からないけど、こんな風に赤くしたり、青い花にも出来るよ」
うーん。みんなこれは勉強会どころじゃないな。魔力操作が上達すれば魔法も効率良く使えるから、無駄にはならないけど。
終わる頃には、辛うじて色を変えられるようになった。
冬の間はとにかく体力作りだ。この辺は去年と変わらないけど、去年は剣もまともに持てなかった子も、今は問題なく振るう事が出来ている。
走り込みをしても疲れないのは、レベルが高いからなのか。それとも、自動回復の効果がこんな所にも出ているか。
シュガーは走るのは好きだけど、同じ所を延々と走るのは嫌なのか、飽きているのが見え見えだ。実に猫らしい。
エレンがシュガーを引っ張ってくれてる。あんな風にされたら、シュガーだって走らざるを得ないよね。
寮の部屋も久しぶりな気がする。
「あ、メイ、それ暖かそう!」
「モコモコの毛をピュアで綺麗にした物だよ。布団の間に入れて使うんだ」
「シュガーと一緒に使うんだよね…ちょっと羨ましい」
「一度でいいからそのもふもふを堪能してみたいものだ」
「エレンはエッチにゃ」
「むう…確かに同性といえど、身体を撫でまわされるような物だというからな」
「撫でていいのはメイだけにゃ」
アルマとエレンは、仕方なしにもふもふ毛布を撫でていたが、手触りが気に入ったのか、本気で撫でている。
「これはどこに売っていたのだ?」
「作ったんだよ。モコモコならダンジョンにいるし、お肉も美味しいからね」
「そ…そうか。空納、私も本気で覚えてみようかな」
「便利だよ?それに空納の中ってちょっとひんやりしてるの。だからお肉も悪くなりにくいんだ」
空納を覚えたアルマは得意そうだ。
「にゃーも覚えたにゃ!大好きなカシオブツの木を入れてあるにゃ!」
「猫獣人の人ってやっぱり好物も猫みたいになるの?」
「さあ…?他の猫獣人知らないし」
「あれ?お父さんは?」
あ…種族が違ったら変に思われるよね。
「そうでもないかな…でも肉好きな所は一緒」
「それはみんな好きじゃない?」
主食だしね。パンの方が添え物扱いなのはちょっと驚いた。
「三階層なら私でも戦えるが、行くまでが大変だな…」
「じゃあ、特別に二人にあげるよ。モコモコの袋で、中にカイロの魔道具が入ってるの」
「あ、カイロの魔道具なら私もお姉ちゃんに貰ったのがあるよ。袋は貰っていい?」
「いいよ」
「しかし…貰って良いのか?」
「どうせ手作りだし。そんな難しい物じゃないから」
店に売ってるのは熱々になる物もあるけど、低温やけどは怖いもんね。
カイロとシュガーのお陰でホカホカ暖かい。
この最高のもふもふがあればいつでも快眠間違いなしだ。
というか、カーテンを引いたとはいえ、さっさと人化まで解いちゃうなんて、シュガーは警戒心なさすぎだよ。
まあ、どうせ寝てるうちに解けちゃうんだけど。
獣人には、獣化というスキルを持っている人がいる。もしもの時はそれで誤魔化すしかないかな。
あれから3日。コンゾーメの木は実を付けたかな?
実は割と早起きは得意なメイは、隣で長くなって寝ているシュガーを起こさないように、そっとスマホに入った。
よし!ちゃんと実がなってる。形はアボカドみたいで、種も丸く大きい。
味見…コンソメというよりは、中華風調味料に似てるかな。半練り製品の。
これも実の部分は硬さもアボカドに近い。同じような使い方が出来るだろう。
スープに炒飯に、色々と活躍してくれそうだ。
早速一つは出荷して、皮を剥いて種を取り出し、丁寧に瓶詰めしていく。
詰める瓶は、多めに作ってある。コルクに似たコークの木があったので、それを蓋に使っている。粘土から作った甕もいくつかある。
上手くいったのが火鉢として使われたり、味噌甕になってる。
技術があればマグカップとかも作れるけど、どうにも不恰好になってしまう。木で作った方がまだ綺麗に出来ている。
人は得手不得手がある。苦手な物はいくら頑張ってもスキル化しないと聞いた。
大雑把な私にはそういう芸術系スキルは付きそうにない。
さて、朝からあんまり頑張ると、1日をやりきった感がするから、さっさと出よう。
スープを作ったりするのは後にしよう。
放課後は雪のせいでどこにも行けない事もあり、大概の生徒は暇してる。
そんなみんなに、雷の基礎、静電気から教えている。
理解は出来なくても、髪の毛がツンツン立つのが面白いから、みんなには受けた。
「これを使うと、シュガーの尻尾もこの通り!」
「すげー!太い!」
「ああ…もふもふしたい」
頭の固い大人はともかく、子供のうちにこういうのを見せれば雷魔法を使う子も出てくるかもしれないな。
「メイ、こんな感じ?」
トールの手の上で弱い電流がパチッと爆ぜる。
「やったね!トール」
「メイの教え方が上手いからだよ…本当にメイはびっくり箱みたいだね」
「お母さんの教え。魔法は想像力だって分かって欲しかったんだよ」
「私もね、メイのお陰で空納覚えたんだよ!」
「おおー!」
「じゃあ、空納覚えたい人はアルマにイメージ教わってね?私は雷魔法を教えるよ」
おおう…空納はみんな覚えたいのか、みんなアルマの方に行ってしまった。
「メイ、収納庫を教えてにゃ?」
そっか…シュガーはそれもまだだったね。
時間の概念は難しいのか、私の話を聞いてくれる人は疎らだ。
「時間が経過しないとスープが冷めないとか、不思議だな…」
「大変興味深いですわ」
「でも難しいにゃ…」
紙を燃やして収納庫に入れ、再び燃えたままの紙を取り出して見せる。
「燃えた所が広がってない…じゃあ、生き物を入れたらどうなるの?」
「入れられない。だから首をはねた魔物を入れる時も、直後は完全には死んでいないから、入らないんだ。まあ、血抜きはやっておかないと後々面倒だからやってからの方がいいね」
「ふうん…メイはそういうの、亡くなったお母さんに教わったんだよね?失礼だけど、いつ亡くなったの?」
「3歳の時だよ」
「じゃあメイは、3歳の時には収納庫を使えていたの?」
「うん…まあ」
「やっぱり凄いんだね!」
3歳の時までアルミネア達と暮らしてたから、別に間違ってはないけど…いつもいつも、勝手に死んだ事にしてごめんなさい。
ただ、前世の記憶があるから小説等でアイテムボックスとかあったし、イメージはそっちからの方が大きいかな。
各種魔法もそのお陰が大きい。やっぱりスマホはチートアイテムだね。
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