(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる

文字の大きさ
上 下
13 / 166

物作り

しおりを挟む
    まずは干乾しレンガから作っていく。
    焼成レンガとは違うから、長持ちはしないかもしれない。でも別にいい。多分使うのは、ここにいるだけの間だ。

    燻製器の方は収納庫に入れられる。
    予め、塩とハーブに漬けて肉の方は準備が出来ている。
    オーク肉のベーコンだ。

(ずっとここにいるにゃ?)
(スマホの中には入るかもしれないけど、今日は色々作りたいから、二人は遊びに行って来てもいいよ?)
(外に出る時は呼ぶにゃ。絶対にゃ?)
(分かったよ。大丈夫)

    シュガーは心配症だな。

    干乾しレンガも魔法を使って時間短縮。あとは組み上げていくだけだ。
    上の方もロングハンドを使って楽々。
    よし。ピザ釜完成!

    あ。薪は用意してないや。スモークチップは結構な量用意していたけど。
    見ると、結構大きめな枯れ枝が落ちている。
    ロングハンドでゲットして、少し考える。
    鉈…欲しいな。ゲームの世界では斧を振るえば自動的に木は薪になるけど、ここは現実の世界だ。
    鉈は枝を払うのに、何度か使った事がある。

    けど、だからって明確にイメージ出来るほどは使ってない。
    鍛冶魔法で整形するなら、イメージはすごく大事だ。

    また町に行って買うのもありかな?日常的に使う物だろうし、きっと売ってると思う。
    今日の所は魔法でいいや。
    風ノコギリで切ると、おがくずが飛ぶ。これは酷い。
    ならば、水のカッターだね。細く、勢いよくすれば水は鉄だって切れるんだから。

    そうして、切ったあとでまとめてドライで乾かす。

    何とかなりそう、かな?
    ピザに乗せるのは、勿論作ったばかりのベーコンやトマト。ゆで卵もいいかな?それにコーンと照り焼きチキン。
    たくさん作ってもきっとランスが食べてしまうだろうし、収納庫に入れておけば後でも食べられる。
    出荷するという手もあるな。相変わらずゲーム内では金欠状態が続いている。

    そうそう。町で買った野菜をそのまま出荷箱に入れたらそのうち幾つかの種が道具屋で売られるようになったんだよね。
    そうして、図鑑も埋まっていく。このコンプリート感がたまらない。

(いい匂いにゃー!)
(今、ご飯にするね。ランスは一緒じゃなかったの?)
    こっちに近づいている事は分かる。ランスにしてはゆっくりだ。

(ランスは多分、獲物を持って来るにゃ。にゃーはメイが好きなクリ?の木を見つけたにゃ)

    やがて、ランスが大型の鳥を咥えて引き摺ってきた。
    変な鳥…尻尾が二つに別れている。
(ありがとう、ランス)
    とりあえずもふもふして、鑑定。

    鑑定    双尾鳥    鋭い嘴からの攻撃と、素早さに注意。飛ぶのはあまり得意ではない。

    ふむ…まあ、鳥肉は助かる。焼き鳥も作りたいな。
    二人には、マジックバッグがあると便利だね。

    とはいえ、魔道具に関しては素人だ。
     オージェに教わりながら、やっと光る板を作ったきりだ。
    でも、本は貰った。ご飯を食べたらゆっくり読もう。

    だけど私は、ベッドに入ってもふもふに埋もれた瞬間、意識を手放してしまった。

    夜に勉強は無理だ。とはいえ、昼間はやりたい事が多すぎる。
    今日はシュガーが見つけた栗を拾いたい。
    ランスは黙って伏せた。
(乗せてってくれるの?ありがとう!)

    ボアがいる。木に体当たりして、落ちてきた栗を食べてるよ!そういえば猪は雑食だったね。
    でもその栗頂戴!ついでに猪肉も!
    ランスの先制攻撃!爪で目を切付けた!
    私も側面に回り込んでミスリルの剣で切付ける。

    どうっと音を立てて倒れたので、収納庫に仕舞おうとするが、仕舞えない。
    生きてるのか。弱点看破の力で頸動脈を見切り、斬る。

    前回は過重をかけて足を折ったけど、こうやって剣で切った方が戦いの力は身に付くかな。
    ボアの血は、穴を掘ってそこに流れ込むようにする。
    大物の解体は大変なので、後回しだ。
    すかさずシュガーが木に登っていくけど、私もちょっと思った事がある。

    反重力の魔法。ふわりと身体が浮く。
    おおー!飛んでる!魔法って凄い!
    小石を投げて栗に当てる。
(メイ、こうにゃ)
    そうか、木魔法。私達が上から落とす栗を、ランスが集めてくれる。
(メイは器用だにゃー。どうして違う魔法を同時に発動出来るにゃ?)
(んー。例えば、右手は重力魔法を使ってて、左手で木の魔法を使う感じかな?)
    いや、特に手はイメージしていない。それに先に発動させておいた魔法の他にもう一つ使うのは特に難しさは感じない。

    私は、分かり易いように同じ木魔法を使ってあげた。どちらも蔓を出す魔法で、両方から、網になるように出してやる。
(罠に使えそうにゃ)
    呟くように言ったシュガーは、練習を始めた。
    ふふ。可愛い。

    ランスが何か言いたげな顔でこちらを見てる。…うん。ここは安全地帯じゃないもんね。
    栗を回収して、自分のウエストポーチ形のマジックバッグを見る。
    私には収納庫があるから、交代で二人に渡すのもありかな?

    それに何故か私は一人で聖域の外に出ちゃ駄目らしいし。
    一応シュールもいるけど積極的に攻撃に加わる事はない。守る事が仕事だと思ってるふしもある。それに二人にはシュールが認識出来ないみたいだし。

    とりあえずモツ炒め…だけど、あれ?今までは内臓は痛みやすいから先に使ってたけど、考えてみたら収納庫があるんだから関係ないじゃん?

    まあ…二人共美味しそうに食べてるし、フレイムもミンチ肉をたくさん食べてる。
    別に忘れていた訳じゃないよ?乳歯には厳しいけど、顎は鍛えられそうだし、美味しいからね!

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜

シュガーコクーン
ファンタジー
 女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。  その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!  「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。  素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯ 旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」  現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。

滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!

白夢
ファンタジー
 何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。  そう言われて、異世界に転生することになった。  でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。  どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。  だからわたしは旅に出た。  これは一人の幼女と小さな幻獣の、  世界なんて救わないつもりの放浪記。 〜〜〜  ご訪問ありがとうございます。    可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。    ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。  お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします! 23/01/08 表紙画像を変更しました

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?

たまご
ファンタジー
 アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。  最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。  だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。  女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。  猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!! 「私はスローライフ希望なんですけど……」  この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。  表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!

珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。 3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。 高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。 これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!! 転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

処理中です...