1 / 166
捨てられた命
しおりを挟む
高校卒業後、とりあえず大手だからと物流会社に就職した佐藤萌衣。思えばこの時から人生の選択を間違っていたのかもしれない。
重い荷物をスリムカートに積み上げ、行き先別の指定の場所まで引いていく。
「佐藤さん、トラックはまだですかね?」
疲れた表情の契約社員に話しかけられ、カートが通路近くまで繋がっている事に気がついた。
「とりあえずこれは向こうに逃がしておきますね」
体力勝負の物流業界。それでも2年は頑張った。
「と、思ったら来たじゃん」
シャッターを上げて、ドライバーの所に行く。
このごま塩髭のドライバーも佐藤さん。いつも冗談交じりに話しかけてくるけど、今日はお疲れみたい。
『佐藤さん』
今ちょっと、変な聞こえ方したかな?私も疲れてるんだろう。
「はい?」
嘘…でしょう?意識が遠のく。視界が暗転し、私の体はコンクリートの床に倒れた。
「な?!ちょっと!あなたは誰ですか?」
黒い布を纏った小さな骸骨?私の方が聞きたい!もしかして幽霊?
「失礼な。私は死神です。まさか、この私が失敗を?佐藤祐三さん?」
私は佐藤萌依…え?声がでない。
「はあ…まさかの佐藤違い。紛らわしいんですよ!あなたは…それにしても、どうするべきか…いっそのこと無かった事に」
死神は、界の狭間でしばし迷い、萌依の魂を投げた!
何がどうなってるのー?誰か説明して!てか、助けて!
惑星に吸い込まれるように落ちた萌依の魂は、そのままそこにあった池の底に。
「…うん?何か異物を感じたわね?」
しっとりと濡れたように輝く黒い髪に、吸い込まれそうな深い銀の瞳の綺麗な女性は、自らの管理する世界を見つめる。
「何か落ちたみたいだね!ボク、見てくるよ!」
短い巻き毛の金の髪とくりっとした大きな瞳の男の子は、元気に飛び起きた。
「ユリース、気をつけて」
巨大な森の中心には、神々が聖地と定めたうちの一つ。聖なる泉がある。
「異物っていうか、人の魂…しかも元々この世界の物じゃなさそう?」
ユリースが手を差し出すと、泉の中から魂が浮き上がってきた。
「うーん。このまま捨てておく訳にもいかないし…本当なら魂のままで居られる訳ないんだけどな」
ユリースはそれを持ち帰る事にした。
「アルミネア、人の魂だよ」
「そうね?…ユリース、エルダンに調査を依頼してもらえる?異界の人の魂が落ちてくるなんて、普通ないもの」
「うん。それはどうするの?輪廻の川には流せないし」
「そうね…異界の神の痕跡が僅かに感じられるわね…魂自体には問題は見当たらないし、人に戻してもいいけど」
「ちょっと待ってよ。子供が一人で生きられる訳ないでしょ」
現れたのは、ゴスロリ風の服を着たブルーグレーの長髪が印象的な女の子。
「でも、いつまでもこの姿は可哀想だわ。ネリー、手伝って」
「…もう。仕方ないわね」
それから約半年。訳が分からないままにアルミネアとネリーに育てられた萌依。
「アルミネア、色々と分かった」
エルダンは、ぼろ布に包まれた小さな死神を降ろす。
「全く、乱暴な人ですね。私はこれでも一応神なのですよ」
「死者の魂を狩る死神らしい。だが、その赤子は間違って魂を狩られたようだ」
「ええ。ええ。お陰で減給ですよ。そこに来てこの扱い。全く、同じ名字の人物が側にいるなんて普通考えないじゃないですか」
「その異界には、同じ名字が多くいたと聞く」
「そうですけど!普通返事します?本人だと思っちゃうじゃないですか」
「そこでこれを見つけた」
エルダンが取り出したそれを見て、萌依は必死に手を伸ばした。
「なあに?それ」
「メイの持ち物でスマホというらしい。魔力を使わずに電力?で動いて、離れた者と話したり、情報を見たり色々出来るらしい。処理される前に、持ってきた」
「とりあえず私が預かるわ」
「あの、私は解放して貰えないので?」
「向こうの主神からはどうせ資格停止されているのだ。する事もあるまい。それにメイの事だけではなさそうだしな?」
「む…そりゃ、結果的にこちらの世界に面倒はかけてしまいましたが、単なる業務上の過失ですよ?こんな扱い、あんまりじゃないですか!」
「うるさい、骸骨」
「わ、私にもシュールという名前があるのですよ!」
「そんなの知らない。メイはおねむの時間なの」
ネリーは、追い払うように手を振る。
ん…あの時私を捨てた骸骨がいる。ここの人達の言葉の全てはまだ理解できないけど、私にとても良くしてくれる。
これって転生?でもお母さんみたいな人が二人もいるし、普通の家庭じゃなさそう。家具も見えなくて、白くてふわふわしか見えないのは、乳幼児だから?
何故か私が佐藤萌依だった頃の記憶はしっかりあるけど。
ここは外国なのかな。私、英語苦手だったんだよな…。
半年が経ち、ようやく寝返りが打てるようになった。
視界も少しずつ良くなったし、言葉も喋れないだけで理解できるようになってきた。
私の名前は前と同じメイ。
私をよく抱っこしてくれるのは、お母さんじゃなくて、お姉ちゃんなのかな?どうやら10代前半位?ただ、年齢に似合わぬ落ち着きがある。ブルーグレーの髪は染めたのかな?名前はネリー。
同じ位の年齢のお兄ちゃん?はユリース。見事な金髪だ。
お母さんは綺麗な黒髪で、忙しそう。時々スマホをいじっている。
でも名前はアルミネアらしい。日本人の名前じゃない。
お父さんは…男の人は何人か見かけたけど、どの人か分からない。
まあ、あの骸骨だけはないだろう。一番口煩くて、文句ばかり。
それでも、そのお陰で言葉も覚えた。
みんな忙しいみたいで、ずっと側にはいてくれない。
「まさか、メイを預けられるのが骸骨しかいないなんて」
「シュールです!それと私には抱っこなんて芸当は出来ませんからね!何しろ赤子よりも小さな体ですので」
「無能」
「キーッ!誰が無能ですか!見てるだけなら出来ますとも!」
ネリーが行ってしまうと、骸骨と二人きりだ。
「あうー!」(池ポチャされた事、忘れてないからね!)
「うあ?」(私はどうして死んだの?佐藤祐三さんは?)
「おや?あなた…まさか記憶があるのですか?確かに三途の川には流していませんが。しかし確かに意思を感じますね…なら」
(メイさん。分かりますか?)
「…う?」(頭の中に声が?)
(ちゃんと私に向けて喋って下さい。これは念話といって、相手に言葉を伝えるスキルです)
は?スキル?
「うー」(スキルなんて、ラノベの読み過ぎじゃない?)
(まあ、無能な赤子のあなたには無理でしょうか)
「うう!」(馬鹿にしてるの?)
(大体、あなたのせいで私はここでタダ働きさせられているんですからね?)
(うっさい!黙れ骸骨!)
(それが念話です。それにしても、やはり記憶を持ち越してましたか。あと、私は死神で骸骨ではありません。シュールという立派な名前もあります)
頭の声で話せる?…なんなんだ。これは。
重い荷物をスリムカートに積み上げ、行き先別の指定の場所まで引いていく。
「佐藤さん、トラックはまだですかね?」
疲れた表情の契約社員に話しかけられ、カートが通路近くまで繋がっている事に気がついた。
「とりあえずこれは向こうに逃がしておきますね」
体力勝負の物流業界。それでも2年は頑張った。
「と、思ったら来たじゃん」
シャッターを上げて、ドライバーの所に行く。
このごま塩髭のドライバーも佐藤さん。いつも冗談交じりに話しかけてくるけど、今日はお疲れみたい。
『佐藤さん』
今ちょっと、変な聞こえ方したかな?私も疲れてるんだろう。
「はい?」
嘘…でしょう?意識が遠のく。視界が暗転し、私の体はコンクリートの床に倒れた。
「な?!ちょっと!あなたは誰ですか?」
黒い布を纏った小さな骸骨?私の方が聞きたい!もしかして幽霊?
「失礼な。私は死神です。まさか、この私が失敗を?佐藤祐三さん?」
私は佐藤萌依…え?声がでない。
「はあ…まさかの佐藤違い。紛らわしいんですよ!あなたは…それにしても、どうするべきか…いっそのこと無かった事に」
死神は、界の狭間でしばし迷い、萌依の魂を投げた!
何がどうなってるのー?誰か説明して!てか、助けて!
惑星に吸い込まれるように落ちた萌依の魂は、そのままそこにあった池の底に。
「…うん?何か異物を感じたわね?」
しっとりと濡れたように輝く黒い髪に、吸い込まれそうな深い銀の瞳の綺麗な女性は、自らの管理する世界を見つめる。
「何か落ちたみたいだね!ボク、見てくるよ!」
短い巻き毛の金の髪とくりっとした大きな瞳の男の子は、元気に飛び起きた。
「ユリース、気をつけて」
巨大な森の中心には、神々が聖地と定めたうちの一つ。聖なる泉がある。
「異物っていうか、人の魂…しかも元々この世界の物じゃなさそう?」
ユリースが手を差し出すと、泉の中から魂が浮き上がってきた。
「うーん。このまま捨てておく訳にもいかないし…本当なら魂のままで居られる訳ないんだけどな」
ユリースはそれを持ち帰る事にした。
「アルミネア、人の魂だよ」
「そうね?…ユリース、エルダンに調査を依頼してもらえる?異界の人の魂が落ちてくるなんて、普通ないもの」
「うん。それはどうするの?輪廻の川には流せないし」
「そうね…異界の神の痕跡が僅かに感じられるわね…魂自体には問題は見当たらないし、人に戻してもいいけど」
「ちょっと待ってよ。子供が一人で生きられる訳ないでしょ」
現れたのは、ゴスロリ風の服を着たブルーグレーの長髪が印象的な女の子。
「でも、いつまでもこの姿は可哀想だわ。ネリー、手伝って」
「…もう。仕方ないわね」
それから約半年。訳が分からないままにアルミネアとネリーに育てられた萌依。
「アルミネア、色々と分かった」
エルダンは、ぼろ布に包まれた小さな死神を降ろす。
「全く、乱暴な人ですね。私はこれでも一応神なのですよ」
「死者の魂を狩る死神らしい。だが、その赤子は間違って魂を狩られたようだ」
「ええ。ええ。お陰で減給ですよ。そこに来てこの扱い。全く、同じ名字の人物が側にいるなんて普通考えないじゃないですか」
「その異界には、同じ名字が多くいたと聞く」
「そうですけど!普通返事します?本人だと思っちゃうじゃないですか」
「そこでこれを見つけた」
エルダンが取り出したそれを見て、萌依は必死に手を伸ばした。
「なあに?それ」
「メイの持ち物でスマホというらしい。魔力を使わずに電力?で動いて、離れた者と話したり、情報を見たり色々出来るらしい。処理される前に、持ってきた」
「とりあえず私が預かるわ」
「あの、私は解放して貰えないので?」
「向こうの主神からはどうせ資格停止されているのだ。する事もあるまい。それにメイの事だけではなさそうだしな?」
「む…そりゃ、結果的にこちらの世界に面倒はかけてしまいましたが、単なる業務上の過失ですよ?こんな扱い、あんまりじゃないですか!」
「うるさい、骸骨」
「わ、私にもシュールという名前があるのですよ!」
「そんなの知らない。メイはおねむの時間なの」
ネリーは、追い払うように手を振る。
ん…あの時私を捨てた骸骨がいる。ここの人達の言葉の全てはまだ理解できないけど、私にとても良くしてくれる。
これって転生?でもお母さんみたいな人が二人もいるし、普通の家庭じゃなさそう。家具も見えなくて、白くてふわふわしか見えないのは、乳幼児だから?
何故か私が佐藤萌依だった頃の記憶はしっかりあるけど。
ここは外国なのかな。私、英語苦手だったんだよな…。
半年が経ち、ようやく寝返りが打てるようになった。
視界も少しずつ良くなったし、言葉も喋れないだけで理解できるようになってきた。
私の名前は前と同じメイ。
私をよく抱っこしてくれるのは、お母さんじゃなくて、お姉ちゃんなのかな?どうやら10代前半位?ただ、年齢に似合わぬ落ち着きがある。ブルーグレーの髪は染めたのかな?名前はネリー。
同じ位の年齢のお兄ちゃん?はユリース。見事な金髪だ。
お母さんは綺麗な黒髪で、忙しそう。時々スマホをいじっている。
でも名前はアルミネアらしい。日本人の名前じゃない。
お父さんは…男の人は何人か見かけたけど、どの人か分からない。
まあ、あの骸骨だけはないだろう。一番口煩くて、文句ばかり。
それでも、そのお陰で言葉も覚えた。
みんな忙しいみたいで、ずっと側にはいてくれない。
「まさか、メイを預けられるのが骸骨しかいないなんて」
「シュールです!それと私には抱っこなんて芸当は出来ませんからね!何しろ赤子よりも小さな体ですので」
「無能」
「キーッ!誰が無能ですか!見てるだけなら出来ますとも!」
ネリーが行ってしまうと、骸骨と二人きりだ。
「あうー!」(池ポチャされた事、忘れてないからね!)
「うあ?」(私はどうして死んだの?佐藤祐三さんは?)
「おや?あなた…まさか記憶があるのですか?確かに三途の川には流していませんが。しかし確かに意思を感じますね…なら」
(メイさん。分かりますか?)
「…う?」(頭の中に声が?)
(ちゃんと私に向けて喋って下さい。これは念話といって、相手に言葉を伝えるスキルです)
は?スキル?
「うー」(スキルなんて、ラノベの読み過ぎじゃない?)
(まあ、無能な赤子のあなたには無理でしょうか)
「うう!」(馬鹿にしてるの?)
(大体、あなたのせいで私はここでタダ働きさせられているんですからね?)
(うっさい!黙れ骸骨!)
(それが念話です。それにしても、やはり記憶を持ち越してましたか。あと、私は死神で骸骨ではありません。シュールという立派な名前もあります)
頭の声で話せる?…なんなんだ。これは。
215
お気に入りに追加
1,703
あなたにおすすめの小説
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
(完結)異世界再生!ポイントゲットで楽々でした
あかる
ファンタジー
事故で死んでしまったら、神様に滅びかけた世界の再生を頼まれました。精霊と、神様っぽくない神様と、頑張ります。
何年も前に書いた物の書き直し…というか、設定だけ使って書いているので、以前の物とは別物です。これでファンタジー大賞に応募しようかなと。
ほんのり恋愛風味(かなり後に)です。
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる