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185話
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レオンハルト様の言う通り、一応カティ様は教え子でしたからね。
カティ様の顔をみるなり、急に
「あの令嬢も僕に付き纏ってきている令嬢の1人なんだ」
なんて言われても、信じられないと言いますか.........少し苛立ってしまいますわよね。
ただ、カティ様がアーリナ様の隣にいる、ということと、私のことをしっかりと睨みつけてきている、ということを実際に見た今は嫌でも信じますけど。
というか、多分私の方からレオンハルト様に質問してしまいますわよね。
そう思いながら、複雑そうな顔をしているレオンハルト様に
「とりあえず、あれほど多い人数で私たちのことを監視しているなら、撒くことは出来ませんわよね」
そう言って肩をすくめて見せましたわ。
きっと、レオンハルト様のことなので、カティ様がストーカー紛いのことをしている、という事実に私が落ち込んでしまうのでは?とでも考えていたんでしょう。
思った以上に私が飄々としているのを見て驚きと心配が混ざった、凄く複雑な表情をしていますもの。
まぁ、確かに驚きはしましたし、多少のショックなありますが、カティ様の家庭教師を辞める原因にもなったあの発言の意味がわかったので、スッキリしましたわ。
レオンハルト様は私の質問に
「難しいだろうね」
と答えてチラッとアーリナ様の方に視線を向けましたが、やはり今もしっかりと私たちの方を見ているみたいですわね。
なんとも言えないような表情をして苦笑していますわ。
はぁ......正直、このように監視みたいなことをされるくらいなら直接何かしら喧嘩を売って来てくれた方がありがたいんですのよね。
いつまでこの変な空気が続くのか......。
仕方がないとはいえ、やっぱり気が滅入ってしまいますわ。
なんて思いながら、小さくため息をついた後に
「レオンハルト様は挨拶に行ったり友人とお話をしに行かなくていいんですの?」
もうこの話をするのもうんざりした私は、話題を変えることにしましたわ。
このまま、あの5人が何もしてこないならそれでいいですしね。
何か行動をしてきたとしても、レオンハルト様が私から離れるのを狙って来るでしょう。
そう考えると、警戒しているだけ無駄ですわ。
そんな私の考えがレオンハルト様にもしっかりと伝わったみたいで何度か小さく頷きながらも
「あー........それは兄様がやってくれるだろうし、わざわざ僕が挨拶をしに行くような人なんていないんだ」
と私の質問に答えてくれましたわね。
あら、そういえばレオンハルト様にはお兄様がいるんですのよね。
何だかんだで一度も会ったことがありませんが.......確かに言われてみると長男が周りに挨拶をするなら、次男であるレオンハルト様の出番はありませんわよね。
ということは、今日は本当に私と婚約したんだ、ということを知らせるための参加、みたいなものですわよね。
なんて思いながら、レオンハルト様の言葉に納得していると、どこからか
「レオンハルト様.......?」
という可愛らしい声が聞こえてきましたわ。
カティ様の顔をみるなり、急に
「あの令嬢も僕に付き纏ってきている令嬢の1人なんだ」
なんて言われても、信じられないと言いますか.........少し苛立ってしまいますわよね。
ただ、カティ様がアーリナ様の隣にいる、ということと、私のことをしっかりと睨みつけてきている、ということを実際に見た今は嫌でも信じますけど。
というか、多分私の方からレオンハルト様に質問してしまいますわよね。
そう思いながら、複雑そうな顔をしているレオンハルト様に
「とりあえず、あれほど多い人数で私たちのことを監視しているなら、撒くことは出来ませんわよね」
そう言って肩をすくめて見せましたわ。
きっと、レオンハルト様のことなので、カティ様がストーカー紛いのことをしている、という事実に私が落ち込んでしまうのでは?とでも考えていたんでしょう。
思った以上に私が飄々としているのを見て驚きと心配が混ざった、凄く複雑な表情をしていますもの。
まぁ、確かに驚きはしましたし、多少のショックなありますが、カティ様の家庭教師を辞める原因にもなったあの発言の意味がわかったので、スッキリしましたわ。
レオンハルト様は私の質問に
「難しいだろうね」
と答えてチラッとアーリナ様の方に視線を向けましたが、やはり今もしっかりと私たちの方を見ているみたいですわね。
なんとも言えないような表情をして苦笑していますわ。
はぁ......正直、このように監視みたいなことをされるくらいなら直接何かしら喧嘩を売って来てくれた方がありがたいんですのよね。
いつまでこの変な空気が続くのか......。
仕方がないとはいえ、やっぱり気が滅入ってしまいますわ。
なんて思いながら、小さくため息をついた後に
「レオンハルト様は挨拶に行ったり友人とお話をしに行かなくていいんですの?」
もうこの話をするのもうんざりした私は、話題を変えることにしましたわ。
このまま、あの5人が何もしてこないならそれでいいですしね。
何か行動をしてきたとしても、レオンハルト様が私から離れるのを狙って来るでしょう。
そう考えると、警戒しているだけ無駄ですわ。
そんな私の考えがレオンハルト様にもしっかりと伝わったみたいで何度か小さく頷きながらも
「あー........それは兄様がやってくれるだろうし、わざわざ僕が挨拶をしに行くような人なんていないんだ」
と私の質問に答えてくれましたわね。
あら、そういえばレオンハルト様にはお兄様がいるんですのよね。
何だかんだで一度も会ったことがありませんが.......確かに言われてみると長男が周りに挨拶をするなら、次男であるレオンハルト様の出番はありませんわよね。
ということは、今日は本当に私と婚約したんだ、ということを知らせるための参加、みたいなものですわよね。
なんて思いながら、レオンハルト様の言葉に納得していると、どこからか
「レオンハルト様.......?」
という可愛らしい声が聞こえてきましたわ。
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