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133話
しおりを挟むさて、伯母様に腕を引かれて早速試着を開始したのは良いですが
「あ、あの.........」
恐る恐る、伯母様に声をかけると、キョトンとした顔で
「どうしたの?」
と聞かれましたわね。
ただ、どうしたもこうしたも、これはマネキンに着せていた時は想像もしていなかったことが起こっていますわ。
私の声に、ユーリもキョトンとした顔をして手を止めたのを確認した私は、2人に
「こんなにスカートが空いているのは聞いていませんわよ!?」
と言って、スカートのスリット部分を見せましたわ。
そう........このドレスを見ただけの時は全く気付かなかったんですが、実はスカート部分の横に大きなスリットが入っていましたのよ。
しかも、ヘタしたら下着が見えてしまうのでは?と心配になるくらい、しっかりと。
こんなの、ダンスを踊ったら大変なことになるんじゃないでしょうか?
いや、そもそも足がここまでしっかりと出るドレスを着てパーティーに参加しても良いんですの?
そう思いながら、スカートを持ち上げると、伯母様はそんな私に
「何を言っているのよ。これくらい別に普通じゃないの」
と言って、うふふ、と笑いましたわね。
これくらい普通って......そもそもこのドレスを着ている令嬢を見たことがないんですから普通なんて知りませんわよ。
このドレスだと、逆に変な誤解をされてしまうんじゃないでしょうか?
なんて思いながら、ニヤニヤと楽しそうにしている伯母様に
「さ、流石に開きすぎですわ。ダンスも踊れませんわよ?」
と言って、なんとかこのスリットの部分を直してもらおうと言いましたが
「あ、その件は大丈夫よ。しっかりと話し合って、隠れる少し下のところでデザインされているもの」
となぜか自信満々にそう返事をされるだけで、デザインを変える気はないみたいですわね。
まぁ.....確かにこのドレスにスリットが入っているのはデザインとしても凄く素敵だと思いますわよ?
私自身、それはいいんです。
ただ、あまりにも自信満々に言ってきたので
「そ、そうなんですのね」
と返事をするしかありませんでしたわよ。
だって、さっきからターンをしてみたり、普段よりも大股で歩いてみましたが、確かにギリギリではありますが下着は見えていませんもの。
はぁ.....もし、見えているのであればハッキリと言えたんですけどね。
心の中で小さくため息をつきながら、ユーリの感想も聞きたいので、視線を送ると良いタイミングで
「今までこのタイプのドレスは着たことがなかったので私も楽しいですよ!」
と感想を言ってくれたのは良いですが....どうやら伯母様と同じでデザインを変える、という考えはないみたいですわね。
そうなると、私も諦めるしかありませんわ。
それに、想像していたよりも似合っていなかったら、何かしら言われると思っていましたが2人は褒めるだけで何も言ってこなかったですわ。
つまり、このドレスは私によく似合っていた、ということですわよね?
私がそう思っているうちにも、伯母様とユーリは
「ミリアさんとディアとも話をしていましたがどんな髪型が良いんでしょうね?」
「うーん....やっぱりセクシーな雰囲気が出る髪型が良いわよね」
「そうなると、アップにするのが........」
と当日の私の髪形について話を進めていますわ。
まぁ.......ここまでくると、もう好きにしてくれ、という感じですわよね。
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