私のことを追い出したいらしいので、お望み通り出て行って差し上げますわ

榎夜

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99話

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ちょっと問題が起こってしまいましたが、何とか帰宅した私とユーリは早速レオンハルト様のことを聞こうと、伯母様の部屋に向かおうとしましたわ。

すると、向かっている最中で

「セリスティア、お疲れ様」

とブレイドに声をかけられましたわね。

そして、明らかに客室とは反対の方向に向かっている私に気付いたブレイドは

「母上に用事?何かあったの?」

と心配そうな顔をして聞いてくれましたわ。

あ....そういえば、ブレイドは学園に通っていますのよね?

だったらレオンハルト様の本性?について詳しく知っている可能性がありますわ。

そう思った私は、心配そうにしているブレイドに早速

「聞きたいことがありますの」

と前置きをして、レオンハルト様のことを聞いてみましたわ。

すると私の質問についてブレイドは

「一体誰がそんなことを言ったの?レオンハルト様はそんなに酷い人ではないよ」

と驚いた顔をしていますわね。

まぁ、ブレイドは男なので経験したことがなくて知らないだけかもしれませんが......。

そう思った私は、

「教え子のジュミナ伯爵令嬢が教えてくれましたの。最初は優しいから皆気があるのか、と勘違いするけど、いざ思いを伝えたら酷い振り方をして断っているんだ、と」

カティ様に言われたことをそのままブレイドに教えましたわ。

ここまでハッキリと手口?のようなものを言っているんですから嘘だとも思えませんわよね。

それに、最初は優しい、という言葉を聞いてしまったら確かに、レオンハルト様が優しかったので、納得してしまいますもの。

ですが、ブレイドは私の言葉を聞いても

「初めて聞いたけど.......俺が知っているレオンハルト様は、何もしていないのに令嬢たちが勝手に寄ってきて、それを申し訳なさそうに断る、という人だよ」

ハッキリと、私の目を見てそう答えてくれましたわ。

ここまでハッキリと否定されると、ブレイドの言葉が本当だ、と思うしかありませんわよね。

それに、ブレイドが私に対して嘘をつく必要がありませんし.......あら?ですが、それを言ってしまえばカティ様の方こそ私に変な嘘を教える理由がないと思いませんか?

ですが、そう考えたらどちらかが嘘を言っている、ということになります。

私としては教え子ですしカティ様を信じてあげたい、と思ってしまいますが......ですが、ブレイドが言っていることの方が私の知っているレオンハルト様に当てはまりますのよね。

なんて思っていると、私の向いている方と反対の方から

「あら?2人とも廊下で話すくらいなら移動したらどうかしら?」

という声が聞こえてきましたわ。

もちろん、この声の主は伯母様.....なんですが良いタイミングで来てくれましたわね。

そう思った私は、伯母様にもレオンハルト様の聞いた話を教えようとパッと振り返りましたが、それと同時に

「あの、今日ジュミナ伯爵家でセリスティアがレオンハルト様のことについて悪い噂を聞いたらしいんです」

とブレイドが先に話を進めてしまいましたわ。

まぁ....いいんですけどね。

ですが、私の問題なので、私から話をしたかった、というのが本音ですわよ?

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