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135話

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ミーフィア様と無事に友人になることが出来た私は、今後の話をしていました。

今日、あのおバカ3人も含めて話をして、家に戻ってからミーフィア様は何をするのか、という話ですわね。

この3日間のうちに、しっかりと考えていたようで、家に帰ってからまずは子爵を説得することから始める、ということでしたわ。

前に一度、兵士になることを伝えてみたようですが、

「女が兵士になるなんてありえない」

と言われてしまったみたいで、どう説得するか馬車で考えようと思っていたみたいです。

もし何を言っても反対するのであれば、縁を切ってそれで試験を受けよう、とも考えているみたいですわ。

それほど、ミーフィア様も本気だということですわよね。

そう思っていると、ミーフィア様は

「お父様も説得すれば応援してくれると思うんです」

と言っていますが、なんだか自信がなさげと言いますか、不安そうにしているのは隠しきれていませんわ。

まぁ、子爵が反対する気持ちはわかりますけどね。

私も自分に子供が生まれて、しかも娘が兵士になりたいなんて言ったら同じように反対するかもしれませんわ。

なので、ミーフィア様に

「でも子爵が言っていることもわかりますわ。父親としては兵士になった娘が危険な目に遭っていると考えると気が気ではありませんもの」

そう言って苦笑すると、これにはミーフィア様も

「そうですよねぇ.......」

と苦笑しています。

ですが、これでせっかく決めたことを諦めるというのも違いますし、子爵もミーフィア様の本気度がわかれば応援しないわけにもいかなくなると思うんです。

なので、ミーフィア様に

「私の近くにも女で戦場に出ていた人がいましたわよ」

と言ってみましたわ。

本当のことですしね。

するとミーフィア様は

「え!?そうなんですか?」

嬉しそうに目をキラキラと輝かせて聞いてきました。

やっぱり気になりますわよね。

そう思いながら、その女騎士のことをミーフィア様に詳しく教えました。

と言っても彼女がどのような戦い方をするのか。

どうやって女騎士となったのか。

ということだけですが。

流石に彼女のプライベートの所は伏せていますわよ。

でも、ミーフィア様にとってはプライベートの部分よりかはそういうことを聞いた方が為になりますし、嬉しそうに聞いていたので話して良かったですわ。

全ての話が終わると、ミーフィア様は

「なるほど......だったら私も鍛え方を変えた方が良いですかね?」

と悩んでいますわね。

確かに女騎士のように技術を磨くのはいい方法かもしれません。

ですが

「まぁ、それについては人によるので自分に合ったものを探すのが一番ですわ」

そう言って苦笑すると、ミーフィア様は

「そうですよね!なんか、希望が見えたような気がします!ありがとうございます」

と言って思いっきり頭を下げましたわ。

すると急に、コンコン、とノックする音が聞こえてきました。

誰が来たんでしょう?

と思いながら扉を開けると

「皇妃様、そろそろお時間ですよ」

そう言ってメイド長が入ってきましたわ。

お時間、ということは、候補の人達と話をする時間ですわね。

ミーフィア様と話をするのが楽しくて時間を確認するのを忘れていました。

はぁ......なんだかこんなに楽しい時間の後に、あの3人と会うのは憂鬱ですが、仕方ありません。

最後の締め、ということで行きましょうか。
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