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30話
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私の言葉に恐れたのか、あの後、バカなことをする人は現れませんでした。
そして、祝いの場で側室候補を決めていたらいつまで経っても終わらないと思い、パーティーでは祝いの言葉以外受け取らないことにしましたわ。
だって、あまりにも皇帝と関係を持った令嬢たちが娼婦すぎますし、頭も弱すぎて面倒なんですもの。
なので、パーティーが終わって後日、決めることにしましたわ。
皇帝が主となって決めたみたいですが、側室候補として選ばれたのはピッタリ5人。
一応選ぶときに私も一緒にお話ししたので、その時のことも含めて紹介しますわね。
1人目は侯爵家の三女『ジュリア・オーリア』様
この方は、元々皇帝との関係はなかったみたいですが、皇妃の座を裏で狙っていた、ような話でしたわ。
正直何を考えているのかわかりませんでしたが、ジュリア様よりかは父親の方が必死な感じでしたわね。
お話してみると、とても穏やかで癒しを与えてくれそうな雰囲気でしたわ。
私個人としては一番仲良くやれそうな気がしました。
2人目は伯爵家の次女『ディアナ・イースト』様
この人は一番最初に私と王宮で会った人でしたわね。
皇太后様に尋ねたところ、後宮のメイド長がイースト伯爵家で働いていたことがあるから気を付けた方が良い、とのことでしたわ。
お話してみると、もう明らかに私を敵対していましたわね。
正直、皇帝がこの人を選んだのは私に対する嫌がらせなのでは?と思っていますわ。
3人目は子爵家の長女『リリアン・エンジュ』様
皇帝のことがずっと好きだったけど身分と長女だということで諦めていました、とのことでしたが、ではなぜ今回候補になったんですか、って言いたくなりましたわ。
まぁ、私の予想ですがそう言っておけば皇帝に可愛がられる、とでも思ったんでしょう。
案の定、皇帝はだらしなく鼻の下を伸ばして候補に入れましたもの。
多分、この令嬢とは仲良く出来ないと思っていますわ。
4人目は子爵家次女『ミーフィア・レイア』様
まぁ、この令嬢はどちらかというと私がごり押しで入れましたの。
レイア子爵家は王族の数少ない味方だと把握していますし、皇妃様もこの家が一番信用できる、とお墨付きでしたからね。
お話してみると、令嬢の割にはサバサバとしていて、なんだか話しやすかったのでいいかな、と思ったんですよね。
まぁ、皇帝が少し顔を歪めていたので今後どうなるか、というところですわね。
5人目は男爵家三女『フェンダ・ジョーシュ』
正直、この方が一番苦手でしたわ。
ただ皇帝のお気に入りですけどね。
可愛らしい見た目をしていますが、話している時は終始私のことを睨みつけていましたわ。
しかもディアナ様の取り巻きのようなものらしいんですよね。
はぁ......一応皇帝がどうしても、としつこいので入れましたが、厄介なのを入れましたね、という感じですよ。
.......とまぁ、こんな感じの5人を入れましたが、明後日から後宮に来るんですよね。
私的には憂鬱で仕方ありませんし、皇太后様がいてくれたら大人しいのでしょうけど明日から離れに行ってしまうんですよね。
面倒ごとは起こさないでください、というのが私から言えることですわ。
そして、祝いの場で側室候補を決めていたらいつまで経っても終わらないと思い、パーティーでは祝いの言葉以外受け取らないことにしましたわ。
だって、あまりにも皇帝と関係を持った令嬢たちが娼婦すぎますし、頭も弱すぎて面倒なんですもの。
なので、パーティーが終わって後日、決めることにしましたわ。
皇帝が主となって決めたみたいですが、側室候補として選ばれたのはピッタリ5人。
一応選ぶときに私も一緒にお話ししたので、その時のことも含めて紹介しますわね。
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この方は、元々皇帝との関係はなかったみたいですが、皇妃の座を裏で狙っていた、ような話でしたわ。
正直何を考えているのかわかりませんでしたが、ジュリア様よりかは父親の方が必死な感じでしたわね。
お話してみると、とても穏やかで癒しを与えてくれそうな雰囲気でしたわ。
私個人としては一番仲良くやれそうな気がしました。
2人目は伯爵家の次女『ディアナ・イースト』様
この人は一番最初に私と王宮で会った人でしたわね。
皇太后様に尋ねたところ、後宮のメイド長がイースト伯爵家で働いていたことがあるから気を付けた方が良い、とのことでしたわ。
お話してみると、もう明らかに私を敵対していましたわね。
正直、皇帝がこの人を選んだのは私に対する嫌がらせなのでは?と思っていますわ。
3人目は子爵家の長女『リリアン・エンジュ』様
皇帝のことがずっと好きだったけど身分と長女だということで諦めていました、とのことでしたが、ではなぜ今回候補になったんですか、って言いたくなりましたわ。
まぁ、私の予想ですがそう言っておけば皇帝に可愛がられる、とでも思ったんでしょう。
案の定、皇帝はだらしなく鼻の下を伸ばして候補に入れましたもの。
多分、この令嬢とは仲良く出来ないと思っていますわ。
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まぁ、この令嬢はどちらかというと私がごり押しで入れましたの。
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面倒ごとは起こさないでください、というのが私から言えることですわ。
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