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私『カノン・ダルジェーン』と旦那様の『リオル・レントル』は恋愛結婚です。
私の家は[ダルジェーン商会]という、国の中でも大きいほうに入る商会を営んでいて、リオルとの出会いは取引先の息子さんだったんです。
お父様達が話をしている間、一緒に遊んだり、歳も近かったこともあってすぐに仲良くなったのを今でも覚えています。
リオルは子爵家の出身でしたが、上に兄が3人もいることから、我が家に入り婿として入る、ということで入籍しました。
結婚して2年目には長男が産まれ、4年目の今年、長女が産まれ、幸せの日々を送っていました。
ですが、その幸せな日々は一瞬にして壊れていったんです。
◇◆◇◆◇◆
いつも通り仕事が終わって、リオルが家に帰ってきました。
作業着を脱いで、すぐにお風呂に入ります。
別に何も変わらない、いつものことです。
ただ、何か違和感がありました。
何だろう?と思いながら違和感の正体を探すとふと目に入ってきた作業着。
よーく見てみると仕事をしてきた割に、全然汚れていなかったんです。
おかしいですよね?
うちの商会は、私が商談の話とお金の管理と接客、リオルが現場の監督、という風に分けて仕事をしています。
現場というのは、商品を作っている所のことです。
機械を使っているから熱がこもるし、匂いだってつくはずです。
でも今の作業着からは我が家の洗剤の香りがしています。
今日は作業着を着なかったんでしょうか?
そう思っていると、ちょうどリオルがお風呂から上がってきたので
「ねぇ、今日は忙しかった?」
とさりげなく聞いてみることにしました。
今日はあまり忙しくなかったと記憶しています。
さて、なんて答えるんでしょうか?
「あー.....結構忙しかったよ?」
.....嘘ですね。
だってリオン様の目が泳いでいますもの。
少し疑いの目でリオンを見つめると
「お、俺は先に子供達のところに行くね?」
そう言って逃げるように立ち去っていきました。
別に仕事を休んだことは怒っていませんよ。
ただ変に隠し事をしてることに怒っているんです。
浮気....でしょうか?
いや、でもリオンが浮気するなんて信じられません。
かといって聞き出そうとしたら逆切れして話どころではなくなってしまうのでどうしましょうか.....。
調べようか、とも思いましたが、思った以上に時間がなくて無理ですね。
今私がこうやって悩んでいる間も、それに気付くことなく能天気に子供たちと遊んでいるんでしょう。
そう思いながら、皆に気付かれないように外に出ました。
はぁ.....どうしましょう。
夜風に当たりながら適当な道を歩いていると
「ねぇ、聞きました?最近ここら辺でも探偵事務所ができたらしいのよ」
「本当?ちょうど頼みたいことがあったからお願いしてみようかしら?」
という話声がどこからか聞こえてきました。
探偵....ですか。
私も探偵に頼んでみるとか....!
そう思ったら早速行きましょう!
ご飯はお手伝いさんに頼んできたし、さっと行ってすぐに帰れば大丈夫ですよね?
私の家は[ダルジェーン商会]という、国の中でも大きいほうに入る商会を営んでいて、リオルとの出会いは取引先の息子さんだったんです。
お父様達が話をしている間、一緒に遊んだり、歳も近かったこともあってすぐに仲良くなったのを今でも覚えています。
リオルは子爵家の出身でしたが、上に兄が3人もいることから、我が家に入り婿として入る、ということで入籍しました。
結婚して2年目には長男が産まれ、4年目の今年、長女が産まれ、幸せの日々を送っていました。
ですが、その幸せな日々は一瞬にして壊れていったんです。
◇◆◇◆◇◆
いつも通り仕事が終わって、リオルが家に帰ってきました。
作業着を脱いで、すぐにお風呂に入ります。
別に何も変わらない、いつものことです。
ただ、何か違和感がありました。
何だろう?と思いながら違和感の正体を探すとふと目に入ってきた作業着。
よーく見てみると仕事をしてきた割に、全然汚れていなかったんです。
おかしいですよね?
うちの商会は、私が商談の話とお金の管理と接客、リオルが現場の監督、という風に分けて仕事をしています。
現場というのは、商品を作っている所のことです。
機械を使っているから熱がこもるし、匂いだってつくはずです。
でも今の作業着からは我が家の洗剤の香りがしています。
今日は作業着を着なかったんでしょうか?
そう思っていると、ちょうどリオルがお風呂から上がってきたので
「ねぇ、今日は忙しかった?」
とさりげなく聞いてみることにしました。
今日はあまり忙しくなかったと記憶しています。
さて、なんて答えるんでしょうか?
「あー.....結構忙しかったよ?」
.....嘘ですね。
だってリオン様の目が泳いでいますもの。
少し疑いの目でリオンを見つめると
「お、俺は先に子供達のところに行くね?」
そう言って逃げるように立ち去っていきました。
別に仕事を休んだことは怒っていませんよ。
ただ変に隠し事をしてることに怒っているんです。
浮気....でしょうか?
いや、でもリオンが浮気するなんて信じられません。
かといって聞き出そうとしたら逆切れして話どころではなくなってしまうのでどうしましょうか.....。
調べようか、とも思いましたが、思った以上に時間がなくて無理ですね。
今私がこうやって悩んでいる間も、それに気付くことなく能天気に子供たちと遊んでいるんでしょう。
そう思いながら、皆に気付かれないように外に出ました。
はぁ.....どうしましょう。
夜風に当たりながら適当な道を歩いていると
「ねぇ、聞きました?最近ここら辺でも探偵事務所ができたらしいのよ」
「本当?ちょうど頼みたいことがあったからお願いしてみようかしら?」
という話声がどこからか聞こえてきました。
探偵....ですか。
私も探偵に頼んでみるとか....!
そう思ったら早速行きましょう!
ご飯はお手伝いさんに頼んできたし、さっと行ってすぐに帰れば大丈夫ですよね?
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