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32話
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夕食を食べた後に、早速お父様の執務室に行くと
「もう来たのか?明日とかでも良いんだぞ?」
そう言いながら、椅子に座るように勧めてきましたわ。
まぁ、私も明日とかにしようと思ったんですが、決めたからには早くした方が良いと思いましたの。
だって、今の決意のまま色々とやっておかないと気が変わってしまうと大変ですもの。
なので、お父様に
「今日、大体のことは決めますわ。リストを見ても良いですか?」
そう言うと、昨日見たばかりのリストをお父様が手渡してくれましたわ。
まぁ、一日しか経っていないのでほとんどは昨日と同じですわね。
隣国に行く、というのもいい手かもしれませんわ。
お兄様と離れることが出来ますし。
それから......あまり年が離れすぎているのは却下ですわね。
せっかく選ぶ権利があるんですから年齢くらいは近い方が良いですもの。
後は、他にも相手の親がどのような人なのか、も知っておいた方が良いですわね。
後でお父様に聞けばわかるかしら?
そう思いながら、リストに書いてある人達を選んでいきます。
その横で、お父様も残っている仕事をしているんですが、気になるのか私の方をチラチラと見てきてなんだかやりにくいですわ。
そう思って、一旦手を止めた私は
「さっきからチラチラと......なんですの?」
とお父様に尋ねると、まさか私が気付いていたとは思わなかったのか戸惑いながらも
「い、いや......あれほど断っていたのに、良いのかと思ってな」
そう言って気まずそうに目を逸らしましたわ。
今更ですわね。
私に申し訳なく思うのでしたらお兄様との婚約を進めればよかったじゃないですか。
ですが、それをせずに他の人との婚約を進めたのは一体誰だと思っていますの?
軽くお父様を睨みつけながら
「良いも何も、こうなってしまってはお兄様と婚約なんて出来ませんし、一生結婚しないわけにもいきませんわ」
そう言うと
「それはそうなんだが........」
となんだかモゴモゴと口を動かしていますわ。
はぁ.......本当になんですの?
せっかく私も覚悟を決めたのに、そうやって言われることで揺らいでしまうことに気付いていませんの?
お父様のなんだか煮え切らない態度に苛立ちながら
「大体、私の話を聞くこともなく婚約をすすめたのは誰ですの?今更そうやって気を使われても、って思いますわ」
そう言うと、私にここまでハッキリと言われると思っていなかったのか
「そ、それは....まさかシャルロットがそこまで本気だったとは思わなかったんだ」
と言って気まずそうにしていますわ。
なんか、話しても疲れるだけですわね。
そう思って
「はぁ.......別に、もういいですわ。もうお兄様の婚約をなかったことには出来ませんし、お兄様だっていい年齢ですもの。結婚しないと、という気持ちもわかりますわ」
と話を終わらせようとすると、お父様は物凄く小さな声で
「.......すまない」
と謝ってきましたわ。
本当に今更過ぎますわね。
もうこうなった以上、先のことを考えないといけませんわよ。
「別にお父様を責めているわけではありませんわ」
申し訳なさそうにしているお父様にそう言うと、苦笑していましたがもう仕方がない事なんですのよ。
私だって、どうにか出来るのならしたいですが無理ですもの。
「もう来たのか?明日とかでも良いんだぞ?」
そう言いながら、椅子に座るように勧めてきましたわ。
まぁ、私も明日とかにしようと思ったんですが、決めたからには早くした方が良いと思いましたの。
だって、今の決意のまま色々とやっておかないと気が変わってしまうと大変ですもの。
なので、お父様に
「今日、大体のことは決めますわ。リストを見ても良いですか?」
そう言うと、昨日見たばかりのリストをお父様が手渡してくれましたわ。
まぁ、一日しか経っていないのでほとんどは昨日と同じですわね。
隣国に行く、というのもいい手かもしれませんわ。
お兄様と離れることが出来ますし。
それから......あまり年が離れすぎているのは却下ですわね。
せっかく選ぶ権利があるんですから年齢くらいは近い方が良いですもの。
後は、他にも相手の親がどのような人なのか、も知っておいた方が良いですわね。
後でお父様に聞けばわかるかしら?
そう思いながら、リストに書いてある人達を選んでいきます。
その横で、お父様も残っている仕事をしているんですが、気になるのか私の方をチラチラと見てきてなんだかやりにくいですわ。
そう思って、一旦手を止めた私は
「さっきからチラチラと......なんですの?」
とお父様に尋ねると、まさか私が気付いていたとは思わなかったのか戸惑いながらも
「い、いや......あれほど断っていたのに、良いのかと思ってな」
そう言って気まずそうに目を逸らしましたわ。
今更ですわね。
私に申し訳なく思うのでしたらお兄様との婚約を進めればよかったじゃないですか。
ですが、それをせずに他の人との婚約を進めたのは一体誰だと思っていますの?
軽くお父様を睨みつけながら
「良いも何も、こうなってしまってはお兄様と婚約なんて出来ませんし、一生結婚しないわけにもいきませんわ」
そう言うと
「それはそうなんだが........」
となんだかモゴモゴと口を動かしていますわ。
はぁ.......本当になんですの?
せっかく私も覚悟を決めたのに、そうやって言われることで揺らいでしまうことに気付いていませんの?
お父様のなんだか煮え切らない態度に苛立ちながら
「大体、私の話を聞くこともなく婚約をすすめたのは誰ですの?今更そうやって気を使われても、って思いますわ」
そう言うと、私にここまでハッキリと言われると思っていなかったのか
「そ、それは....まさかシャルロットがそこまで本気だったとは思わなかったんだ」
と言って気まずそうにしていますわ。
なんか、話しても疲れるだけですわね。
そう思って
「はぁ.......別に、もういいですわ。もうお兄様の婚約をなかったことには出来ませんし、お兄様だっていい年齢ですもの。結婚しないと、という気持ちもわかりますわ」
と話を終わらせようとすると、お父様は物凄く小さな声で
「.......すまない」
と謝ってきましたわ。
本当に今更過ぎますわね。
もうこうなった以上、先のことを考えないといけませんわよ。
「別にお父様を責めているわけではありませんわ」
申し訳なさそうにしているお父様にそう言うと、苦笑していましたがもう仕方がない事なんですのよ。
私だって、どうにか出来るのならしたいですが無理ですもの。
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