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23話
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あの後は、普段通り他愛のない話をしていたら良い時間になってしまったので解散、ということになりましたわ。
今はビビアン様との楽しいお茶会のおかげで、楽しい気分でしたがお父様と約束していたので仕方なく執務室に向かっていますわ。
はぁ......本当に憂鬱ですわ。
婚約の件はすべて断ればいい話ですのに、なぜかお父様は渋っていますし.......。
これほど拒絶しているのになんでしつこく別の人と婚約させようと必死なんでしょうね。
そう思いながら廊下を歩いていると、前からお兄様が歩いてくるのが見えましたわ。
お兄様も私に気付いていますわね。
最近、なぜか私のことを避けているような気がするので今日はその前に
「お兄様っ!」
と駆け寄ると、お兄様は顔を引きつらせて
「シャルロット、お茶会は終わったのかい?」
と聞いてきましたわ。
お兄様もビビアン様とお茶会をしていたことを知っていましたのね。
だったら参加してくれても良かったのに.......。
そう思いながら
「えぇ!終わりましたわ」
そう言ってニッコリと微笑むと、お兄様は
「そっか、楽しかったみたいで何よりだよ」
と言った後に
「じゃあ、まだやることがあるから」
と逃げるように立ち去ってしまいましたわ。
なんですの?
私、何か嫌なことでもしました?
全く記憶にありませんわ.............。
なんでお兄様はこんなにも私のことを避けているんでしょう?
まさか.....お父様が何か言っているとか、そういうことですの!?
だとしたら酷すぎますわ!
なんてことを考えているうちに執務室に到着しましたわ。
お父様にお兄様のことを聞かないと!
そう思いながら
「お父様!」
と扉を開けると、そこにはベルン様とベルン様のお父様、そしてお父様が重たい空気を発しながら座っていましたわ。
.......嫌なタイミングで来ちゃいましたわね。
今からそっと扉を閉めたら逃げられるかしら?
そう思っている私に、お父様は
「シャルロット、いいタイミングで来たな」
と声をかけてきたんですが、これは逃げられませんわね........。
はぁ.....最悪ですわ。
そう思いながら執務室の中に入ると、案の定椅子に座るように促されましたわ。
今日はなんですの?
ベルン様も、私に恨みがあってわざとストレスを与えようとしていますの?
本当にたちが悪いですわ。
ベルン様を睨みつけながら椅子に座ると、ベルン様は都合の悪そうな顔をして視線を逸らしましたわね。
お父様は私が椅子に座ったことを確認すると
「さて、じゃあ改めて話をしようか」
と仕切り始めましたわ。
改めて、ということは、さっきまでも何か話はしていましたのよね?
私のことはいいので、さっさと続きから始めてもらって構いませんわよ。
そう思っていながらベルン様を眺めていたんですが、どうやらそういう訳にもいかないみたいですわね。
だって、ベルン様の父親であるカーシェ公爵が
「この度は、シャルロット嬢に多大な迷惑をかけて申し訳ない!」
と凄い勢いで頭を下げてきましたもの。
今はビビアン様との楽しいお茶会のおかげで、楽しい気分でしたがお父様と約束していたので仕方なく執務室に向かっていますわ。
はぁ......本当に憂鬱ですわ。
婚約の件はすべて断ればいい話ですのに、なぜかお父様は渋っていますし.......。
これほど拒絶しているのになんでしつこく別の人と婚約させようと必死なんでしょうね。
そう思いながら廊下を歩いていると、前からお兄様が歩いてくるのが見えましたわ。
お兄様も私に気付いていますわね。
最近、なぜか私のことを避けているような気がするので今日はその前に
「お兄様っ!」
と駆け寄ると、お兄様は顔を引きつらせて
「シャルロット、お茶会は終わったのかい?」
と聞いてきましたわ。
お兄様もビビアン様とお茶会をしていたことを知っていましたのね。
だったら参加してくれても良かったのに.......。
そう思いながら
「えぇ!終わりましたわ」
そう言ってニッコリと微笑むと、お兄様は
「そっか、楽しかったみたいで何よりだよ」
と言った後に
「じゃあ、まだやることがあるから」
と逃げるように立ち去ってしまいましたわ。
なんですの?
私、何か嫌なことでもしました?
全く記憶にありませんわ.............。
なんでお兄様はこんなにも私のことを避けているんでしょう?
まさか.....お父様が何か言っているとか、そういうことですの!?
だとしたら酷すぎますわ!
なんてことを考えているうちに執務室に到着しましたわ。
お父様にお兄様のことを聞かないと!
そう思いながら
「お父様!」
と扉を開けると、そこにはベルン様とベルン様のお父様、そしてお父様が重たい空気を発しながら座っていましたわ。
.......嫌なタイミングで来ちゃいましたわね。
今からそっと扉を閉めたら逃げられるかしら?
そう思っている私に、お父様は
「シャルロット、いいタイミングで来たな」
と声をかけてきたんですが、これは逃げられませんわね........。
はぁ.....最悪ですわ。
そう思いながら執務室の中に入ると、案の定椅子に座るように促されましたわ。
今日はなんですの?
ベルン様も、私に恨みがあってわざとストレスを与えようとしていますの?
本当にたちが悪いですわ。
ベルン様を睨みつけながら椅子に座ると、ベルン様は都合の悪そうな顔をして視線を逸らしましたわね。
お父様は私が椅子に座ったことを確認すると
「さて、じゃあ改めて話をしようか」
と仕切り始めましたわ。
改めて、ということは、さっきまでも何か話はしていましたのよね?
私のことはいいので、さっさと続きから始めてもらって構いませんわよ。
そう思っていながらベルン様を眺めていたんですが、どうやらそういう訳にもいかないみたいですわね。
だって、ベルン様の父親であるカーシェ公爵が
「この度は、シャルロット嬢に多大な迷惑をかけて申し訳ない!」
と凄い勢いで頭を下げてきましたもの。
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