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17話
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ビビアン様と一緒に温室に到着すると
「ベルン様ぁ~、昨日ユーフェミア様に意地悪されたんですよぉ」
「そうなのか!?あいつっ!俺のアリスになんてことを......っ」
と大声で話をしている人がいますわね。
勿論、ベルン様とアリス様なんですが、人目があるにも関わらず、アリス様はベルン様の膝の上に座って今にもキスするんじゃないか、というほどの距離の近さですわ。
あれでよく私に向かって尻軽女、なんて言いましたわよね。
あんなの、低級娼婦じゃないですか。
せっかくビビアン様と楽しく食事をしようと思っていたのに、最悪な気分ですわ。
そう思っていると、それに気付いたビビアン様が
「今日は他の場所にしますか?」
と心配そうな顔をして聞いて来てくれましたわ。
私に気を使ってくれていますのよね。
ありがたいですが、どうせ明日も明後日も同じことになると思いますし
「いえ、バカは放っておいて離れた場所で食べましょう」
そう言って微笑むと、ビビアン様も頷いてくれました。
温室には当然ですが他の令嬢や子息達もいますし、紛れ込めば大丈夫でしょう、と判断しましたの。
あのバカ2人の視界に、ギリギリ入らないくらいの席が丁度空いていて助かりましたわ。
席に座ると、声の大きいおバカさん達の声が聞こえてきますがそのおかげで私達も話がしやすいので好都合ですわね。
そう思っていると、ビビアン様は
「それで、何がありましたの?」
とお弁当を広げながら聞いてきました。
ビビアン様は1週間ほど、体調が悪くてずっと休んでいたので今日久しぶりに学園に来ましたの。
だから噂では話を聞いていますが、私からは話を聞いていない、という状況ですわ。
なので、最近あった婚約破棄の騒動を当事者として、細かくしっかりと、全てお話しました。
話を聞き終えたビビアン様は
「ありえませんわ.........元々あんなのが婚約者だと大変でしょう、とは思っていましたが、まさかここまで頭が弱いなんて.......」
と驚愕していますわね。
あ、勿論ビビアン様もアリス様も噂はしっかりと知っていますわ。
だからこそ、あれに引っかかったベルン様に対して怒りと驚愕と、呆れと、という複雑な感情になっているのがわかります。
そう思いながら、
「まぁ、ベルン様とは婚約破棄したかったので良いんですが、その後の行動が考えものですわよね」
と言って苦笑すると、ビビアン様も複雑そうな顔で頷いていますわ。
自分から婚約破棄したくせに、私に縋ってくるのはおかしい話ですわよね。
しかも、もう一度婚約して、とか言っているくせに、今も私の悪口に花を咲かせていますもの。
これを聞いて、私が頷くと思っているのがおかしい話ですわよね。
内心、イライラとする気持ちを抑えながら料理長が頑張ってくれたお弁当を食べていると、ふとビビアン様が
「でも、アリス様も今回はすぐにポイっとしませんのね」
と呟きましたわ。
確かに、今までは次の日には捨てられている、くらいの勢いだったのにベルン様とは長いんですの。
まぁ、理由は想像出来るんですけどね。
ビビアン様に
「あぁ、多分レオンハルト様から見向きもされなかったからだと思いますわ」
と答えると、昨日の話は聞いたことがなかったのか
「どういうことですの?」
と首を傾げています。
なので、昨日の話もしっかりとお話ししましたわ。
レオンハルト様を誑かそうとして失敗した、ということですわね。
するとビビアン様は
「そんなことが....ふふっ........」
ともう笑いをこらえるのが必死、という感じですわね。
その気持ち、よくわかりますわ。
ビビアン様は笑ってしまったことに対して、
「すみません.....ふふっ.....」
と謝っていますが、笑いがこらえきれていませんわよ。
笑っているビビアン様を見ているとこっちまで思い出して笑ってしまいましたわ。
「ベルン様ぁ~、昨日ユーフェミア様に意地悪されたんですよぉ」
「そうなのか!?あいつっ!俺のアリスになんてことを......っ」
と大声で話をしている人がいますわね。
勿論、ベルン様とアリス様なんですが、人目があるにも関わらず、アリス様はベルン様の膝の上に座って今にもキスするんじゃないか、というほどの距離の近さですわ。
あれでよく私に向かって尻軽女、なんて言いましたわよね。
あんなの、低級娼婦じゃないですか。
せっかくビビアン様と楽しく食事をしようと思っていたのに、最悪な気分ですわ。
そう思っていると、それに気付いたビビアン様が
「今日は他の場所にしますか?」
と心配そうな顔をして聞いて来てくれましたわ。
私に気を使ってくれていますのよね。
ありがたいですが、どうせ明日も明後日も同じことになると思いますし
「いえ、バカは放っておいて離れた場所で食べましょう」
そう言って微笑むと、ビビアン様も頷いてくれました。
温室には当然ですが他の令嬢や子息達もいますし、紛れ込めば大丈夫でしょう、と判断しましたの。
あのバカ2人の視界に、ギリギリ入らないくらいの席が丁度空いていて助かりましたわ。
席に座ると、声の大きいおバカさん達の声が聞こえてきますがそのおかげで私達も話がしやすいので好都合ですわね。
そう思っていると、ビビアン様は
「それで、何がありましたの?」
とお弁当を広げながら聞いてきました。
ビビアン様は1週間ほど、体調が悪くてずっと休んでいたので今日久しぶりに学園に来ましたの。
だから噂では話を聞いていますが、私からは話を聞いていない、という状況ですわ。
なので、最近あった婚約破棄の騒動を当事者として、細かくしっかりと、全てお話しました。
話を聞き終えたビビアン様は
「ありえませんわ.........元々あんなのが婚約者だと大変でしょう、とは思っていましたが、まさかここまで頭が弱いなんて.......」
と驚愕していますわね。
あ、勿論ビビアン様もアリス様も噂はしっかりと知っていますわ。
だからこそ、あれに引っかかったベルン様に対して怒りと驚愕と、呆れと、という複雑な感情になっているのがわかります。
そう思いながら、
「まぁ、ベルン様とは婚約破棄したかったので良いんですが、その後の行動が考えものですわよね」
と言って苦笑すると、ビビアン様も複雑そうな顔で頷いていますわ。
自分から婚約破棄したくせに、私に縋ってくるのはおかしい話ですわよね。
しかも、もう一度婚約して、とか言っているくせに、今も私の悪口に花を咲かせていますもの。
これを聞いて、私が頷くと思っているのがおかしい話ですわよね。
内心、イライラとする気持ちを抑えながら料理長が頑張ってくれたお弁当を食べていると、ふとビビアン様が
「でも、アリス様も今回はすぐにポイっとしませんのね」
と呟きましたわ。
確かに、今までは次の日には捨てられている、くらいの勢いだったのにベルン様とは長いんですの。
まぁ、理由は想像出来るんですけどね。
ビビアン様に
「あぁ、多分レオンハルト様から見向きもされなかったからだと思いますわ」
と答えると、昨日の話は聞いたことがなかったのか
「どういうことですの?」
と首を傾げています。
なので、昨日の話もしっかりとお話ししましたわ。
レオンハルト様を誑かそうとして失敗した、ということですわね。
するとビビアン様は
「そんなことが....ふふっ........」
ともう笑いをこらえるのが必死、という感じですわね。
その気持ち、よくわかりますわ。
ビビアン様は笑ってしまったことに対して、
「すみません.....ふふっ.....」
と謝っていますが、笑いがこらえきれていませんわよ。
笑っているビビアン様を見ているとこっちまで思い出して笑ってしまいましたわ。
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