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71話
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さて、作業を終えた私たちは、というと、すぐにでも薬草を集めに行きたかったんですがとりあえず部屋に戻ってきましたわ。
あ、かといって、そのまま部屋にいる、と言う訳ではありませんわよ?
ゴボウを洗ったり切ったりで汚れてしまったので、着替えに来たんですの。
いくら薬草を取りに行くから、と最初から汚れたワンピースを着ていくのはメイド達が選択をするときに大変ですもの。
......って、ディアに言われたんですのよね。
正直、今までそのようなことを気にしたことがなかったですわ。
むしろ、洗濯物を増やすより良いと思っていたくらいですもの。
そんなことを思いながら、ディアが用意してくれたワンピースに袖を通していると、コンコンと部屋をノックする音が聞こえてきましたわ。
このタイミングだと着替えに戻ったディアが戻ってきたんでしょうね。
なんて思いながら、はーい、と返事をすると
「お嬢様、旦那様がお呼びなんですが......」
とディアではなく違うメイドが部屋に入ってきましたわね。
お父様が呼んでいる、って.....これには
「お父様が?一体どうしたのかしら?」
と呟いてしまいましたが、どうやら呼びに来てくれたメイドもなぜお父様が呼んでいるのか聞いていなかったみたいで首を傾げていますわ。
ということは、メイドに聞かせることが出来ない内容だ、ということなんでしょう。
はぁ.....お父様には悪いですが、タイミングが悪いですわね。
とりあえず、教えてくれたメイドには
「わかったわ。教えてくれてありがとう」
とだけ言って、持ち場に戻ってもらいましたが、昨日のカリステラ様の件もありますし、店の件もあります。
なんだか嫌な予感といいますか.....良い話ではなさそうだ、と覚悟をして向かった方が良いでしょうね。
急いで着替えてくれたディアには申し訳ないですが、お父様に呼び出されたことを告げると、少し寂しそうにしながらも
「仕方ないです。沢山時間はありますしね」
と言ってくれました。
ただ、本当に楽しみにしてくれていたみたいなので、本当に申し訳ないですけど.....。
お詫びになるかわかりませんが、薬草を取りに行く時はしっかりと、詳しく説明してあげようと思いますわ。
もちろん、あまり長々と説明しても嫌がられると思うので、しっかりと考えて説明しますけどね。
そんなことを思いながら、執務室に到着した私は、早速コンコンとノックをして
「お父様、ヴァイオレットです」
と扉に向かって声をかけましたわ。
すると、すぐに中から
「あぁ、入ってくれ」
というお父様の返事が聞こえてきましたわね。
声のトーンを聞くと焦っている、とか怒っている感じではなさそうですわね。
ただ、今はそれが少し怖くも感じますわ。
まぁ、だからと言って引き返すことも出来ませんし、話を聞くしかないんですけどね。
とりあえずお父様の指示通り執務室に入った私は、早速
「どうしましたの?」
と話しの内容を聞いてみましたわ。
ですが、お父様は
「まぁ、とりあえず座ってくれ」
と椅子を勧めてきましたわね。
はぁ.....長い話になりそうですわ。
あ、かといって、そのまま部屋にいる、と言う訳ではありませんわよ?
ゴボウを洗ったり切ったりで汚れてしまったので、着替えに来たんですの。
いくら薬草を取りに行くから、と最初から汚れたワンピースを着ていくのはメイド達が選択をするときに大変ですもの。
......って、ディアに言われたんですのよね。
正直、今までそのようなことを気にしたことがなかったですわ。
むしろ、洗濯物を増やすより良いと思っていたくらいですもの。
そんなことを思いながら、ディアが用意してくれたワンピースに袖を通していると、コンコンと部屋をノックする音が聞こえてきましたわ。
このタイミングだと着替えに戻ったディアが戻ってきたんでしょうね。
なんて思いながら、はーい、と返事をすると
「お嬢様、旦那様がお呼びなんですが......」
とディアではなく違うメイドが部屋に入ってきましたわね。
お父様が呼んでいる、って.....これには
「お父様が?一体どうしたのかしら?」
と呟いてしまいましたが、どうやら呼びに来てくれたメイドもなぜお父様が呼んでいるのか聞いていなかったみたいで首を傾げていますわ。
ということは、メイドに聞かせることが出来ない内容だ、ということなんでしょう。
はぁ.....お父様には悪いですが、タイミングが悪いですわね。
とりあえず、教えてくれたメイドには
「わかったわ。教えてくれてありがとう」
とだけ言って、持ち場に戻ってもらいましたが、昨日のカリステラ様の件もありますし、店の件もあります。
なんだか嫌な予感といいますか.....良い話ではなさそうだ、と覚悟をして向かった方が良いでしょうね。
急いで着替えてくれたディアには申し訳ないですが、お父様に呼び出されたことを告げると、少し寂しそうにしながらも
「仕方ないです。沢山時間はありますしね」
と言ってくれました。
ただ、本当に楽しみにしてくれていたみたいなので、本当に申し訳ないですけど.....。
お詫びになるかわかりませんが、薬草を取りに行く時はしっかりと、詳しく説明してあげようと思いますわ。
もちろん、あまり長々と説明しても嫌がられると思うので、しっかりと考えて説明しますけどね。
そんなことを思いながら、執務室に到着した私は、早速コンコンとノックをして
「お父様、ヴァイオレットです」
と扉に向かって声をかけましたわ。
すると、すぐに中から
「あぁ、入ってくれ」
というお父様の返事が聞こえてきましたわね。
声のトーンを聞くと焦っている、とか怒っている感じではなさそうですわね。
ただ、今はそれが少し怖くも感じますわ。
まぁ、だからと言って引き返すことも出来ませんし、話を聞くしかないんですけどね。
とりあえずお父様の指示通り執務室に入った私は、早速
「どうしましたの?」
と話しの内容を聞いてみましたわ。
ですが、お父様は
「まぁ、とりあえず座ってくれ」
と椅子を勧めてきましたわね。
はぁ.....長い話になりそうですわ。
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