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22話
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店を開く、と決めて1か月後。
今日は店の外観が完成した、とのことで、殿下に呼び出されていましたわ。
想定していたよりも早くに完成したので本当に驚きましたわよ。
流石、王族が依頼するだけある、ということなんでしょうか?
あ、ちなみに先週、石鹸の特許はしっかりと私の手元に戻ってきたんですのよ。
それと同時に、今までの特許のお金も全て私の手元に入ってきたので、しっかりと金庫に預けてきましたわ。
殿下によると王都の金庫が一番安心だ、とのことなので、家からは少し遠いですが仕方ありませんわよね。
それから、この1ヶ月は店に置く予定の薬草と石鹸、それから他にも何か商品を作れないか、と試行錯誤していましたわ。
石鹸以外に、なにかしらの商品がないと1つだけどうして?という訳がわからない状況になってしまいますものね。
ただ、何が良いのか......。
ディアにも何かあったらいいな、と思うものがあったら教えて欲しい、とお願いしたんですが、なかなかすぐには出てきませんのよね。
特許があるということで、石鹸の何かを作るにしても、今では石鹸も良い匂いのするものが増えましたし、石鹸で体を洗うことで香油を買わなくても良い匂いがする、と評判になっているくらいです。
他に何かできることはないか、と考えましたが、広まりすぎて難しい問題ですわ。
うーん......ただ、髪の毛はまだ洗えないのが難点ですのよね。
あ、いや、洗えないのではなくて、洗ったら髪の毛の調子が悪くなってしまって次の日が大変だ、と噂で聞きましたわ。
というのを考えると、髪の毛に良い成分を使って髪の毛用の石鹸を作るとかどうでしょう?
いや、とはいえ石鹸で髪の毛を洗う、というのはメイドも大変ですわよね。
そんなことを思いながら、完成したばかりの店の前に到着しましたわ。
外観は殿下が決めた、とのことですが..........凄く可愛らしい雰囲気のお店ですのね。
なんといいますか、普通に建物を建てるときは赤いレンガを使うのが一般的ですが、この外観は薄い茶色のレンガで作られているので雰囲気が柔らかくなっていますわ。
それに、他の店と比べたら中に入りやすそうな感じがしますわね。
これもレンガの色を薄くしたおかげ、とかでしょうか?
そう思いながら呆然と眺めていると、私が来たことに気付いた殿下が
「どうだ?気に入ったか?」
と何やら自信満々の顔をして聞いてきましたわ。
これは....自分でも自信があったんでしょうね。
そう考えると、素直に頷くのは少し悔しい気がしますが、でもいい出来なのは本当なので仕方がありません。
「えぇ、凄く気に入りましたわ」
と素直に頷いて微笑むと、殿下は気分を良くしたのか
「中の方は来週にでも家具を入れるから、遅くても2週間くらいで完成すると思っていて欲しい」
良い笑顔でそう言ってきましたわね。
しかも2週間くらいで完成って......随分と急ぎ足で話を進めますのね?
そんなに早く完成しても、まだまだ決めること反沢山ありますし、間に合わないですわよ?
わかっているんでしょうか?
そう思った私は、殿下の顔をチラッと見ましたわ。
すると、自分なりに本当に気に入ったんでしょうね。
ニコニコしながら出来たばかりの店を眺めていました。
今日は店の外観が完成した、とのことで、殿下に呼び出されていましたわ。
想定していたよりも早くに完成したので本当に驚きましたわよ。
流石、王族が依頼するだけある、ということなんでしょうか?
あ、ちなみに先週、石鹸の特許はしっかりと私の手元に戻ってきたんですのよ。
それと同時に、今までの特許のお金も全て私の手元に入ってきたので、しっかりと金庫に預けてきましたわ。
殿下によると王都の金庫が一番安心だ、とのことなので、家からは少し遠いですが仕方ありませんわよね。
それから、この1ヶ月は店に置く予定の薬草と石鹸、それから他にも何か商品を作れないか、と試行錯誤していましたわ。
石鹸以外に、なにかしらの商品がないと1つだけどうして?という訳がわからない状況になってしまいますものね。
ただ、何が良いのか......。
ディアにも何かあったらいいな、と思うものがあったら教えて欲しい、とお願いしたんですが、なかなかすぐには出てきませんのよね。
特許があるということで、石鹸の何かを作るにしても、今では石鹸も良い匂いのするものが増えましたし、石鹸で体を洗うことで香油を買わなくても良い匂いがする、と評判になっているくらいです。
他に何かできることはないか、と考えましたが、広まりすぎて難しい問題ですわ。
うーん......ただ、髪の毛はまだ洗えないのが難点ですのよね。
あ、いや、洗えないのではなくて、洗ったら髪の毛の調子が悪くなってしまって次の日が大変だ、と噂で聞きましたわ。
というのを考えると、髪の毛に良い成分を使って髪の毛用の石鹸を作るとかどうでしょう?
いや、とはいえ石鹸で髪の毛を洗う、というのはメイドも大変ですわよね。
そんなことを思いながら、完成したばかりの店の前に到着しましたわ。
外観は殿下が決めた、とのことですが..........凄く可愛らしい雰囲気のお店ですのね。
なんといいますか、普通に建物を建てるときは赤いレンガを使うのが一般的ですが、この外観は薄い茶色のレンガで作られているので雰囲気が柔らかくなっていますわ。
それに、他の店と比べたら中に入りやすそうな感じがしますわね。
これもレンガの色を薄くしたおかげ、とかでしょうか?
そう思いながら呆然と眺めていると、私が来たことに気付いた殿下が
「どうだ?気に入ったか?」
と何やら自信満々の顔をして聞いてきましたわ。
これは....自分でも自信があったんでしょうね。
そう考えると、素直に頷くのは少し悔しい気がしますが、でもいい出来なのは本当なので仕方がありません。
「えぇ、凄く気に入りましたわ」
と素直に頷いて微笑むと、殿下は気分を良くしたのか
「中の方は来週にでも家具を入れるから、遅くても2週間くらいで完成すると思っていて欲しい」
良い笑顔でそう言ってきましたわね。
しかも2週間くらいで完成って......随分と急ぎ足で話を進めますのね?
そんなに早く完成しても、まだまだ決めること反沢山ありますし、間に合わないですわよ?
わかっているんでしょうか?
そう思った私は、殿下の顔をチラッと見ましたわ。
すると、自分なりに本当に気に入ったんでしょうね。
ニコニコしながら出来たばかりの店を眺めていました。
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