バッドステータス『発情』を持つ女冒険者とパーティーを組んだ結果……

ぱぴっぷ

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全然違ったな……

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「とりあえずシャワーでも浴びてこいよ、私はまだ動けないから後で入る」

「はい……」

 どうしよう…… 初のパーティーだったのに、こんな事しでかしたらパーティーの話は無しに…… それどころかクレアさんと関わりを持つ事ももう……

 シャワーを頭から浴びながらそんな事を考えていると、先ほどのクレアさんの淫らな姿を思い出してしまい、また僕のモノが固くなってきた。

 クレアさんの中…… 凄く気持ち良かった。
 ヌルヌルしているけどキツくて柔らかくて……
 しかもあんな美人の中に出しちゃったなんて…… うぅっ、このままじゃシャワーから出られない! 

 ダメだと思いつつもクレアさんの裸や感触を思い出しながら1回抜いて、僕はシャワーから出た。


「こ、これが男の人の……れろっ、うげっ! 苦い…… あぁ、でも張り型なんかと全然違ったな…… しかもあれだけで『発情』が収まった…… じゃあこれからもレオに……」

「ありがとうございました! シャワー空きました……」

「ひぁっ!? そ、そうか! じゃあ入ってくる!」

 クレアさん今、股を弄ってたよな? しかも小走りでシャワーに向かっていたけど、おっぱいは凄く揺れていたし、内ももには白いのが垂れてエロかった。

 この場から逃げたいけどそんな事をしたらこの街にいる事が出来なくなりそうだし……

「ふぅ、さっぱり…… どうしたレオ? 正座なんかして」

「すいませんでした! 『発情』で大変なクレアさんにあんな事を…… 今日もらった報酬はお返しします!」

 お金で解決とはならないだろうけど、僕が今出来る精一杯の償いの気持ちだ。

「お、おいちょっと待て! そんな事しなくても大丈夫だ! 私を助けようとしてくれたんだし、その……気持ち良かったし……ゴニョゴニョ」

「えっ?」

「と、とにかく! 謝る必要はない! こ、これからもこんな事があるかもしれないから、その時は助けてくれ!」

 また? それじゃあとりあえずパーティーをまだ組んでくれるって事か?

「明日は休みにして、また明後日依頼を受けにいこう、あっ、臨時じゃなくてちゃんとパーティー登録もしておかないと!」

「あ、ありがとうございます!」

 初めてのパーティー、僕には最初で最後のパーティーかもしれないから何とかクビにされないように頑張ろう、そしてさっきのエッチな事故は忘れよう!

 気まずいのですぐにクレアさんの元を去り、自分の宿に戻り、そのままベッドに倒れ込み、僕は……

『あぁ、レオ! レオ!』

(クレアさん! クレアさん!)

「うぅっ! はぁ、はぁ……」

 またやっちゃった…… 目を閉じるとクレアさんの裸が浮かんで、また僕のモノが大きく……
 
 自分で解消した後、眠りについた。



 今日は休みだけど、パーティーを組むとなると色々必要な物があるから買い物をしようと朝早くから街を歩いている。

 とりあえず回復薬に解毒剤を2本ずつ、あとは僕の装備を新しくしよう。

 昨日の報酬はかなり高額で、今まで僕が1人で頑張って稼いだ1ヶ月分以上が1日で手に入った。
 報酬は半々にしようとクレアさんに言われたが、さすがにそれは悪いので三分の一にしてもらったのにこの金額って凄いな。

 クレアさんが言うには今回の『暴れトカゲの討伐』依頼はいつも以上に報酬が高かったらしいけど、いつもクレアさんはソロでどれくらい稼いでいるのか…… あんな高級な宿に毎日泊まれるくらいだから相当だよな。

「……おっ、この胸当て安いのに良さそう! お金に余裕もあるし買っておくか!」

 装備がボロいって言われちゃったしな、クレアさんと一緒に歩くならちょっとでも見た目も良くしておかないと。

「あとは携帯食と、素材を入れる大きめな袋を……んっ?」

『うすうす明るい冒険計画♥️』

 …………

 避妊具か…… また何があるか分からないからな……備えは必要だ、うん。
 万が一のためにとりあえず一箱買っておく。

 それにしてもどうして昨日はバッドステータスが発動するのがあんなに遅かったんだろう? それとも……

「レオ! こんなに朝早くに何をしてるんだ?」

「えっ? あっ、クレアさん! おはようございます!」

 振り向くとそこにはクレアさんがいた。
 仕事じゃないからビキニアーマーは装備していないけど、タンクトップにホットパンツ……露出が多めで目のやり場に困る。

 日焼けした褐色の肌とチラリと見える日焼けしていない白い肌のコントラストが凄くエッチ……

「おっ、もしかして新しい装備を買っていたのか?」

「はい! いっぱい報酬をいただいたので……」

「ったく、今までどんな暮らしをしてたんだよ…… まぁ私とパーティーを組めば今までよりはいい暮らしが出来るようになるから安心しろ」

「ありがとうございます!」

 昨日の事など忘れたかのように明るく振る舞うクレアさんに少し安心しながらも、ちょっぴり寂しく感じてしまう。

「そういえばレオ、朝飯食ったか?」

「いえ、まだです」

「じゃあ一緒に食いに行こうか、おすすめの店があるんだ」

「は、はい!」

 美人なクレアさんと朝から一緒に……しかも仕事じゃなくプライベートでなんて!

 歩くたびにたゆんたゆんと揺れるおっぱいをチラ見しつつ、長身のクレアさんと一緒に歩く。
 時々すれ違う人に見られるのが恥ずかしいけど凄く楽しい。

「着いたぞ、安くて美味いからよく来るんだ」

 ここか…… たしかに他に比べれば値段がリーズナブルだけど、僕にしたら高級だ!
 いつもは1日パンを1つか2つ、もしくは何も食べれない日もあったから……

「レオ…… お前って本当に貧乏だったんだな…… これからは大丈夫だからな? いっぱい食べろよ?」

 憐れんでいるのか、悲しそうな顔で僕の頭を撫でてくれるクレアさん。

「ほら、お前も食え! あむっ、ん~、美味い!」

「い、いただきます…… お、美味しい……」

「私の奢りだから好きなだけ食えよ?」

「はい!」

 といっても少食の僕はそんなに食べれないけど、クレアさんは朝からいっぱい食べるなぁ。
 それでもスタイル抜群なんだから、すぐ消費されるのかおっぱいに栄養がいってるのか……

「ふぅ……ごちそうさまでした!」

「そんな量で足りたのか? そんなんじゃ大きくなれないぞ?」

「だ、大丈夫です!」

 何だろう、さっきから僕を見つめるクレアさんの目が……お姉さん、というかお母さんみたいに感じる。

「ほら、口にソース付いてるぞ……まったく」

「ありがとう……ございます」

「ところでレオは今何歳なんだ?」

「僕は今年17歳になります」

「3歳下か…… 困った事があったらすぐに私に相談するんだぞ!」

 年下と分かって一気にお姉さん感を出してきた! まあ年齢も身長も冒険者としての実力もクレアさんの方が上だからお姉さんなのは間違いないけど……

「じゃあ買い物の続きをするか! 次は何が必要なんだ?」

「えっ!? あとは……」

「そういえば護身用の武器はあるのか? 胸当てだけじゃ防御面も心配だし…… いざとなったらすぐに逃げれるように煙幕玉も……」

 クレアさんって、実は凄く面倒見のいい人なのかな? 一度心を開くと親切、というかちょっと過保護気味……

 そんなクレアさんにあちこち連れ回され、装備や備品を新たに買ってもらってしまった僕は、申し訳ないと思うと共に、更にクレアさんの役に立ちたいと強く思うようになった。
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