44 / 61
ついに親父達が帰って来る
しおりを挟む
『14時に○○港に到着予定で、家に着くのは18時くらいかなぁ?』
ついに親父達が帰って来る。
おおよその到着時間を知らせるメールが千和に届き、早速みんなで親父達の帰りを祝う準備を始めた。
「はぁ…… 緊張しますね」
「そうですわね、でもきっと大丈夫ですわ、桃太様のご両親なんですもの、歓迎してくれますわ」
朝からそわそわと落ち着かない様子の美鳥と葵は安心するためなのかは不明だが、何かにつけて俺に抱き着いたりしてくる。
今も両サイドから挟まれ、大福と大玉スイカとのサンドイッチ状態だ。
「まっ、何とかなるだろ、あたしはここで雇ってもらわないと行く所がないし」
輝衣は緊張していないのか、こたつに入り輝衣の実家から送られてきたみかんを食べている。
輝衣は既に一人暮らしをしていたアパートを退居して俺の家で暮らしているから、無いとは思うが親父達に関係を認められないと路頭に迷う事なると思うんだが…… 余裕そうだな。
「えっと…… 『気を付けて帰って来て下さい、桃くんも楽しみに待ってますよ』っ、送信…… えへへっ、いよいよだね」
母さんにメールを送信し終えた千和が笑顔で俺にそう言ってきた。
そう…… いよいよだ。
親父達に千和以外の三人を紹介する日が来た。
そしてこれから一緒に暮らしていく事を伝えないとならない。
既に半同棲状態になっている事と、勝手に家を増築している事も謝らないとな。
うわぁ…… そう考えると緊張してきた。
「えへへっ、桃くんが緊張してどうするのー?」
だって…… こんな美人な四人を侍らせて『俺達ずっと一緒に居るからよろしく!』なんて言われたら、普通の親なら怒る話だろ。
俺的には侍らせているつもりはなく、それぞれ大切な存在だし、ずっと一緒に居たいからお願いするわけで……
「きっと大丈夫だよ、おじさんとおばさんだもん、心配いらないと思うよ?」
……そうだな、あの両親だ、心配する事はない。
「よし! 話してみないと分からないし、とにかく今は親父達を出迎える準備をしよう!」
「えへへっ、うん!」
よし! 準備するから…… あの、そろそろサンドイッチから解放してもらえる? 途中から押し付けるのを楽しんでたよね?
特に葵、スイカを入れておくキャップはどうした?
「……ヘタは隠してあるからセーフですわ! 見て下さいまし」
あっ、本当だ、それなら大丈夫だね…… とはならないだろ!
「私もやりますから、見て下さい!」
美鳥も対抗しようとしなくていいから!
「へへっ、おい桃太、こっち見ろ」
……輝衣、剥いたみかんの皮でリンゴを隠してドヤ顔をするな。
「えーっと、えーっと…… うぅ、思い付かないよぉー、これでいい?」
千和ちゃん? スイカを隠して遊んでるわけじゃないから、手で隠すのはそれはもう話が違うよ?
しばらくフルーツ鑑賞会をした後、俺達は準備に取りかかった。
まあ、準備と言ってもこたつを片付けて掃除をして、ばあちゃんが使っていた部屋から折り畳みのテーブルを持ってきて置くだけなんだけど。
「あたしはこたつから出ないぞー!」
なんて抵抗する輝衣に千和達が身体中をくすぐって引きずり出したり
「掃除機でスイカを吸わないで下さいましー!」
無表情でスイカのヘタに付いたシールを掃除機で取ろうとする美鳥を止めたり (危険ですので良い子は絶対に真似をしないで下さい、尚、スイカはスタッフが美味しく頂きました) と、多少ふざけながらも楽しく準備をしていた。
◇
準備も大体終わり、みんなで少しイチャイチャしながら休憩しているとインターホンが鳴り、葵が慌てて立ち上がり玄関へと向かっていった。
「お嬢様、料理をお持ちしました」
「鈴鹿、ご苦労様」
葵が手配したオードブルを、葵の秘書である鈴鹿さんと葵の部下の女性二人が持ってきてくれたみたいだ。
「ではこちらのテーブルに置かせてもらいま…… えっ? お、お嬢様、そ、その……」
「なんですの?」
「あの、フルーツキャップはどうされたのですか? ヘタが透けて……」
「先ほど少し召し上がって頂くために取りましたわ!」
いや、まだ召し上がってないし! 掃除機で遊んでるからシールが取れたんだよ? 鈴鹿さんが勘違いしちゃうから! ちょっと触っただけ!
「あ、ああ…… お嬢様が桃太様と当然のようにフルーツ狩りをされてます…… 奥様に報告しないと……」
や、止めて!? まるで毎日フルーツ狩りをしてるみたいな言い方、そんな風に報告されたら…… んっ? よく考えたらほぼ毎日しているな。
鈴鹿さん含め、料理を運んでくれた葵の部下が驚いた顔をして俺を見ているけど…… 恥ずかしいからそんなに見ないで!
「この家にいる時にはいつでも狩られる覚悟で過ごしてますのよ! おーっほっほっ」
葵ちゃん、自慢する事じゃないよ?
「男性に口説かれてもいつも塩対応だったあのお嬢様が……」
「こうも変わってしまうとは…… 恐ろしい」
部下の人! 自分のフルーツを隠しているけど、誰でもフルーツ狩りをする訳じゃないからね!? そんなバケモノを見るような目をするな!
「まあ、狩るのは狩られる覚悟がある人だけ、だけどな」
「フルーツ狩りにきたところを……」
「えへへっ、おだんご狩り、だよね!」
何を言ってるんだ!? もう話がめちゃくちゃだよ!
その後、逃げるように帰った鈴鹿さんと部下達。
葵は何故か勝ち誇った顔をして、俺の腕にしがみつきながら見送っていた。
あとは親父達が帰って来るのを待つのみ。
豪華な料理に親父達のためにと葵が用意した高級そうなお酒数本がテーブルに並べられている。
「んー、小腹が空いちゃったなぁ……」
「そうですね、まだ時間ありますよね?」
「15時か…… 一口ずつならいけそうだな」
「ご両親の前で頂くわけにもいきませんから…… 仕方ないんですわ」
リビングで座っていた俺を取り囲み、そう言いながら立ち上がらせて連れ去られる。
いつもの事だから抵抗するのも諦めた俺は、四人がかりでおだんごを準備されている。
「はーい、ここに座ってねー」
「包装を取りますねー」
「こねこねするぞー」
「みたらしの準備をしますわー」
流れ作業のように四人の手がおだんごを作っていく。
フルーツも並べられ試食し、ついでにみたらしや桃のタレなどを味見させられる。
おだんごも四人それぞれしっかりと味見して完成間近。
あとはたっぷり作ったお好きなタレやみたらしをおだんごに塗れば…… 完成だ。
「えへへっ、じゃあ…… いただきまーす…… んっ、美味、しぃぃっ!」
…………
「私も…… んんっ! あぁっ、このおだんごですっ、これが好きなんですぅぅっ!」
…………
「くぅっ! やっぱこれだよなぁっ、ああ、このおだんごがあれば、っ、何もいらない!」
…………
「ふふっ、わたくし、すっかりおだんご好きになってしまいましたわぁっ! ああっ、これっ、これが美味しいんですのっ!」
…………
お腹が満たされた四人は今、仲良く風呂に入っている。
……俺? 俺はちょっと休憩中だ。
四人のお腹を短時間で満たすには作るのを頑張らなければならないからな。
そういえば昼過ぎにもうすぐ港に着くと連絡は来ていたらしいが、それ以降連絡がないな。
……どうせイチャイチャして忘れてるんだろう、そのうち帰って来るか。
それにしても…… 四人は本当に仲が良い。
今も一緒に風呂に入ってるし、おだんごを食べている時なんかは……
おだんごを食べている人のフルーツを食べてみたり、お互いにフルーツを食べ合ったりと、食事中は何でもありになっている。
そんな姿を見ていると余計に食欲が湧いてきて…… ついつい食べ過ぎてしまう。
先ほどの事を思い出しながら、身体を起こし立ち上がると、頭にバスタオルを巻き、スイカや桃が丸見えの千和が部屋に戻って来た。
「ふぅ…… あっ、そろそろ桃くんもお風呂に入って来たら?」
「そうするかな…… んっ? どうした?」
「んふふっ、おだんご美味しかったからお礼に…… ちゅっ」
温まった身体で抱き着いてきて頬にキスをしてきた。
「もう、二人きりになったらすぐ甘えるんですから、千和ちゃんは」
「へへへっ、あたしもお礼に……」
「わ、わたくしもお礼したいですわ!」
「えへへっ、みんなで順番にお礼しよ?」
そして親父達が帰って来る時間ギリギリまでイチャイチャと過ごした俺達。
だが、いくら待っても親父達は帰って来なかった……
ついに親父達が帰って来る。
おおよその到着時間を知らせるメールが千和に届き、早速みんなで親父達の帰りを祝う準備を始めた。
「はぁ…… 緊張しますね」
「そうですわね、でもきっと大丈夫ですわ、桃太様のご両親なんですもの、歓迎してくれますわ」
朝からそわそわと落ち着かない様子の美鳥と葵は安心するためなのかは不明だが、何かにつけて俺に抱き着いたりしてくる。
今も両サイドから挟まれ、大福と大玉スイカとのサンドイッチ状態だ。
「まっ、何とかなるだろ、あたしはここで雇ってもらわないと行く所がないし」
輝衣は緊張していないのか、こたつに入り輝衣の実家から送られてきたみかんを食べている。
輝衣は既に一人暮らしをしていたアパートを退居して俺の家で暮らしているから、無いとは思うが親父達に関係を認められないと路頭に迷う事なると思うんだが…… 余裕そうだな。
「えっと…… 『気を付けて帰って来て下さい、桃くんも楽しみに待ってますよ』っ、送信…… えへへっ、いよいよだね」
母さんにメールを送信し終えた千和が笑顔で俺にそう言ってきた。
そう…… いよいよだ。
親父達に千和以外の三人を紹介する日が来た。
そしてこれから一緒に暮らしていく事を伝えないとならない。
既に半同棲状態になっている事と、勝手に家を増築している事も謝らないとな。
うわぁ…… そう考えると緊張してきた。
「えへへっ、桃くんが緊張してどうするのー?」
だって…… こんな美人な四人を侍らせて『俺達ずっと一緒に居るからよろしく!』なんて言われたら、普通の親なら怒る話だろ。
俺的には侍らせているつもりはなく、それぞれ大切な存在だし、ずっと一緒に居たいからお願いするわけで……
「きっと大丈夫だよ、おじさんとおばさんだもん、心配いらないと思うよ?」
……そうだな、あの両親だ、心配する事はない。
「よし! 話してみないと分からないし、とにかく今は親父達を出迎える準備をしよう!」
「えへへっ、うん!」
よし! 準備するから…… あの、そろそろサンドイッチから解放してもらえる? 途中から押し付けるのを楽しんでたよね?
特に葵、スイカを入れておくキャップはどうした?
「……ヘタは隠してあるからセーフですわ! 見て下さいまし」
あっ、本当だ、それなら大丈夫だね…… とはならないだろ!
「私もやりますから、見て下さい!」
美鳥も対抗しようとしなくていいから!
「へへっ、おい桃太、こっち見ろ」
……輝衣、剥いたみかんの皮でリンゴを隠してドヤ顔をするな。
「えーっと、えーっと…… うぅ、思い付かないよぉー、これでいい?」
千和ちゃん? スイカを隠して遊んでるわけじゃないから、手で隠すのはそれはもう話が違うよ?
しばらくフルーツ鑑賞会をした後、俺達は準備に取りかかった。
まあ、準備と言ってもこたつを片付けて掃除をして、ばあちゃんが使っていた部屋から折り畳みのテーブルを持ってきて置くだけなんだけど。
「あたしはこたつから出ないぞー!」
なんて抵抗する輝衣に千和達が身体中をくすぐって引きずり出したり
「掃除機でスイカを吸わないで下さいましー!」
無表情でスイカのヘタに付いたシールを掃除機で取ろうとする美鳥を止めたり (危険ですので良い子は絶対に真似をしないで下さい、尚、スイカはスタッフが美味しく頂きました) と、多少ふざけながらも楽しく準備をしていた。
◇
準備も大体終わり、みんなで少しイチャイチャしながら休憩しているとインターホンが鳴り、葵が慌てて立ち上がり玄関へと向かっていった。
「お嬢様、料理をお持ちしました」
「鈴鹿、ご苦労様」
葵が手配したオードブルを、葵の秘書である鈴鹿さんと葵の部下の女性二人が持ってきてくれたみたいだ。
「ではこちらのテーブルに置かせてもらいま…… えっ? お、お嬢様、そ、その……」
「なんですの?」
「あの、フルーツキャップはどうされたのですか? ヘタが透けて……」
「先ほど少し召し上がって頂くために取りましたわ!」
いや、まだ召し上がってないし! 掃除機で遊んでるからシールが取れたんだよ? 鈴鹿さんが勘違いしちゃうから! ちょっと触っただけ!
「あ、ああ…… お嬢様が桃太様と当然のようにフルーツ狩りをされてます…… 奥様に報告しないと……」
や、止めて!? まるで毎日フルーツ狩りをしてるみたいな言い方、そんな風に報告されたら…… んっ? よく考えたらほぼ毎日しているな。
鈴鹿さん含め、料理を運んでくれた葵の部下が驚いた顔をして俺を見ているけど…… 恥ずかしいからそんなに見ないで!
「この家にいる時にはいつでも狩られる覚悟で過ごしてますのよ! おーっほっほっ」
葵ちゃん、自慢する事じゃないよ?
「男性に口説かれてもいつも塩対応だったあのお嬢様が……」
「こうも変わってしまうとは…… 恐ろしい」
部下の人! 自分のフルーツを隠しているけど、誰でもフルーツ狩りをする訳じゃないからね!? そんなバケモノを見るような目をするな!
「まあ、狩るのは狩られる覚悟がある人だけ、だけどな」
「フルーツ狩りにきたところを……」
「えへへっ、おだんご狩り、だよね!」
何を言ってるんだ!? もう話がめちゃくちゃだよ!
その後、逃げるように帰った鈴鹿さんと部下達。
葵は何故か勝ち誇った顔をして、俺の腕にしがみつきながら見送っていた。
あとは親父達が帰って来るのを待つのみ。
豪華な料理に親父達のためにと葵が用意した高級そうなお酒数本がテーブルに並べられている。
「んー、小腹が空いちゃったなぁ……」
「そうですね、まだ時間ありますよね?」
「15時か…… 一口ずつならいけそうだな」
「ご両親の前で頂くわけにもいきませんから…… 仕方ないんですわ」
リビングで座っていた俺を取り囲み、そう言いながら立ち上がらせて連れ去られる。
いつもの事だから抵抗するのも諦めた俺は、四人がかりでおだんごを準備されている。
「はーい、ここに座ってねー」
「包装を取りますねー」
「こねこねするぞー」
「みたらしの準備をしますわー」
流れ作業のように四人の手がおだんごを作っていく。
フルーツも並べられ試食し、ついでにみたらしや桃のタレなどを味見させられる。
おだんごも四人それぞれしっかりと味見して完成間近。
あとはたっぷり作ったお好きなタレやみたらしをおだんごに塗れば…… 完成だ。
「えへへっ、じゃあ…… いただきまーす…… んっ、美味、しぃぃっ!」
…………
「私も…… んんっ! あぁっ、このおだんごですっ、これが好きなんですぅぅっ!」
…………
「くぅっ! やっぱこれだよなぁっ、ああ、このおだんごがあれば、っ、何もいらない!」
…………
「ふふっ、わたくし、すっかりおだんご好きになってしまいましたわぁっ! ああっ、これっ、これが美味しいんですのっ!」
…………
お腹が満たされた四人は今、仲良く風呂に入っている。
……俺? 俺はちょっと休憩中だ。
四人のお腹を短時間で満たすには作るのを頑張らなければならないからな。
そういえば昼過ぎにもうすぐ港に着くと連絡は来ていたらしいが、それ以降連絡がないな。
……どうせイチャイチャして忘れてるんだろう、そのうち帰って来るか。
それにしても…… 四人は本当に仲が良い。
今も一緒に風呂に入ってるし、おだんごを食べている時なんかは……
おだんごを食べている人のフルーツを食べてみたり、お互いにフルーツを食べ合ったりと、食事中は何でもありになっている。
そんな姿を見ていると余計に食欲が湧いてきて…… ついつい食べ過ぎてしまう。
先ほどの事を思い出しながら、身体を起こし立ち上がると、頭にバスタオルを巻き、スイカや桃が丸見えの千和が部屋に戻って来た。
「ふぅ…… あっ、そろそろ桃くんもお風呂に入って来たら?」
「そうするかな…… んっ? どうした?」
「んふふっ、おだんご美味しかったからお礼に…… ちゅっ」
温まった身体で抱き着いてきて頬にキスをしてきた。
「もう、二人きりになったらすぐ甘えるんですから、千和ちゃんは」
「へへへっ、あたしもお礼に……」
「わ、わたくしもお礼したいですわ!」
「えへへっ、みんなで順番にお礼しよ?」
そして親父達が帰って来る時間ギリギリまでイチャイチャと過ごした俺達。
だが、いくら待っても親父達は帰って来なかった……
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
変態ドM社長は女神の足元にかしずく
雪宮凛
恋愛
モデルとして活躍する彩華は、マネージャーと共に訪れたバーである男と出会う。
彼は、瀬野ホールディングスグループ二代目社長、瀬野智明。
偶然の出会いをきっかけに、二人の歪な関係が始まる――。
タグに目を通し、大丈夫な方だけご覧ください。
※他の投稿サイト様(ムーンライトノベルズ様、メクる様、プチプリンセス様)にも、同じ作品を転載しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる