27 / 61
な、何を頑張ってるのかなぁー?
しおりを挟む
桃くん……
あぁ、なんて幸せなんだろう。
愛情たっぷりの、まるで天に昇るような美味しさのおだんごを食べさせてもらい、私はお腹いっぱい。
しばらくはおだんごの余韻に浸りながら桃くんの隣に居たけど、今日のメインは桃くんとのデート。
名残惜しいけど身体を起こしおでかけの準備を始めた。
「千和、今日の服装可愛いな」
「えへへっ、ありがと」
身長以外、色々と大きく育って太って見えないか心配だったけど、桃くんが褒めてくれるなら嬉しい。
あまりスイカを強調した服装だと、他の人にチラチラと見られるしね。
「じゃあ行こうか」
「うん!」
◇
千和と腕を組み駅に向かって歩いていると、常連のおばちゃん達が俺達を見て話しかけてきた。
「あらあら、今日はお店休みだから二人でデートかい?」
「えへへっ、そうですよ」
「今日は千和ちゃんとデート…… 桃太ちゃんもやるわねぇ」
「あ、あははっ」
「……それで桃太ちゃん、やっぱり相手は千和ちゃんに決めたのかい?」
いや、千和とデート中にそんな事を耳打ちしてこないでよ!
「おばちゃん、私達は三人で桃くんを支えていくから…… ねっ? 桃くん」
「あ、あぁ……」
するとおばちゃん達が何やらヒソヒソと話し始めた。
「それじゃあ桃太ちゃんは三人とも相手に選ぶって事かしら?」
「だから言ったじゃない、桃太ちゃんは喜火太《きびた》ちゃんを越えるプレイボーイだって」
「喜火太ちゃんは昔、色々と女の子にちょっかいかけてたけど、結局引っ掛かったのは胡桃《くるみ》ちゃんだけだしね」
あんな親父と比べないで! しかも母さんが引っ掛かったとか、まるでダメ男に捕まったみたいな言い方…… うん、よく考えなくてもおばちゃん達の言ってる事は当たってるな。
「それに比べて桃太ちゃんは、女の子の方から寄ってくるんだから凄いわよねぇー」
「うちの息子も桃太ちゃんの半分くらいモテてくれたら心配ないんだけど」
話題が自分ん家の息子に変わってきた! 今のうちにここから離脱しないと、いつまでもからかわれそうだ。
「じゃあおばちゃん達、私達はデートだから行くね? えへへっ」
千和、ナイス!
「あら、そうだったわね! じゃあね、二人とも」
「千和ちゃん頑張るんだよ? ここら辺の住民はお年寄りが多いからね、子供が増えればきっと活気付くと……」
あっ、電車の時間がー! じゃあまたねー!
「えへへっ、おばちゃんが頑張れだって! ……頑張ってるもんね、みんなで」
な、何を頑張ってるのかなぁー? あははっ。
そして俺達はおばちゃんから逃げるように急いで駅に向かい、電車に乗り地元から一番近くの繁華街にやってきた。
目的地であるデパートに向かって歩いているが、ご機嫌な千和はニコニコと嬉しいそうに俺の腕にしがみついている。
「えへへっ、桃くんと二人きりでおでかけ、楽しい!」
「こうやって二人で出かけるのも久しぶりだからな」
「うん! 桃くんはお団子屋と学校で忙しかったから仕方ないけどね」
一年でも早く卒業して団子屋で働きたかったから、大変だったけど暇さえあれば授業を受けて単位をもらうようにしてたからなぁ…… 千和とは団子屋で働く時か、休みの日に近所に出かけるか、家で…… おだんご食べたりとかが多かったな。
そう考えると、俺は千和にかなり迷惑をかけてないか? ちょっと申し訳なくなってきた。
「千和、いつも俺に付き合わせてごめんな……」
「今日は本当にどうしたの?」
「いや、千和に負担をかけてたなぁって、改めて思ってさ」
「もう! 私が好きでやってるんだから負担をかけてるなんて思わないでよぉ! ……私こそ桃くんが疲れてるのに暇さえあればおだんごをおねだりして、悪いなぁって思ってたんだから」
おだんご作りは…… まぁ、好きだから。
「えへへっ、私も桃くんのおだんご食べるの好きだよ」
「そっか…… いつもおかわりしてたもんな」
「あぁっ! 私の事、食いしん坊だと思ったでしょ?」
「あははっ、千和は食いしん坊じゃなかったのか?」
「……桃くんのおだんごだからいっぱい食べちゃうんだもん!」
「分かってるって、機嫌を直してくれよ」
「んー、どうしよっかなぁー、えへへっ」
腕に更にしがみついて、ムニムニとスイカを押し付けながら言われても……
「じゃあ、キスしてくれたら許してあげる!」
今歩いている場所が丁度人通りがない場所だからって…… これでいいか?
「んっ、ふふっ…… ありがと、桃くん大好き!」
そしてもう少しでデパートに辿り着くというところで、一軒の小さなアクセサリー屋が目に入った。
外から見えた、店中に展示されている丸くて琥珀色の宝石の付いたアクセサリー。
なんだかみたらし団子に見えて、つい目を奪われてしまった。
「みたらし団子みたい…… ちょっと見させてもらおうよ!」
「あははっ、千和もそう思った? 俺もチラっと目に入って思わずニ度見しちゃったよ、ちょっと店の中に入ってみるか」
店の中は売場だけだと六畳くらいの小さな店で、奥にはカウンターがあり、そこに店員さんが暇そうに頬杖つきながら座っていた。
「あっ! い、いらっしゃい!」
突然の客に驚いたのか飛び上がるように立ち上がった店員さんは、慌てて俺達に近付いてきた。
「すいません、ちょっと見させてもらっていいですか?」
「どうぞどうぞ! ゆっくり見ていって下さい!」
店員さんにそう言われ、俺達はすぐに店の外から見えた琥珀色のアクセサリーが並ぶ棚を見させてもらう事にした。
「可愛い…… 小さなみたらし団子みたいだね!」
「ははっ、本当だな」
「それは琥珀を使ったブレスレットになりますね、でもみたらし団子みたいって言われたのは初めてですよ、ふふっ」
遠目から見たら、たっぷりとみたらしを付けた団子に見えてしまったのは職業病みたいなものなのかもしれない。
「美鳥さんときーちゃんにも見せてあげたかったなぁ……」
「そうだなぁ、琥珀も綺麗だけどデザインも可愛いから、二人とも気に入りそう……」
「ここにあるアクセサリーはこの店で作ってるんですよ、良かったらプレゼントにどうですか? 小さな琥珀なのでお値段もお手頃ですし」
……最初の予定ではデパートでみんなへの日頃の感謝としてプレゼントを選ぶつもりだったが、このブレスレットが良いかも。
値段は一つ六千円か…… 予算内だしみんなの分は買えるな。
「それじゃあこのブレスレット、三つ下さい」
「えっ!?」
千和、何を驚いてるんだ?
「デパートで探すよりこれの方が良くないか?」
「そ、それは私もそう思うけど…… 三人分ってこと?」
「ああ、三人へのプレゼントだからな」
複雑そうな顔をしてどうしたんだ? もしかしてあまり気に入ってないとか……
「嬉しいんだけど、せっかくなら桃くんのも買って、四人でお揃いにしたいなぁ……」
「えっ!? でも、それじゃあちょっと予算オーバーに……」
「桃くぅん……」
出た! 千和がたまに見せる、おねだりする時のうるうるとした瞳での上目遣い! ……近くに銀行あったかな?
そんな俺達の様子を見て、店員さんが話しかけてきた。
「あの…… ちなみにご予算はどれくらいの予定だったんですか?」
「一応二万円と思ってたんですが、足りないのでまた後で来ます」
「彼女さんへのプレゼントみたいですから、特別に四つで二万円でいいですよ!」
「えぇっ!? じゃあお言葉に甘えて、買わせてもらいます」
「お買い上げありがとうございます! ……四つ、って両腕に付けるのかな? でもお揃いって聞こえたしそうよね」
そして会計をして店員さんに包装して貰おうと思ったのだが、何故か二つずつ入れて包装しようとしていたので
「一つずつバラバラで包装して貰えますか?」
「えっ? ……あっ、分かりました」
何故か不思議そうな顔をされた。
「えへへっ、ありがとう桃くん、これでみんなお揃いで付けられるね!」
「喜んでくれたらいいけどな」
「絶対喜ぶよ! 美鳥さんなんて泣いちゃうんじゃない?」
うん、美鳥なら泣いて喜んで、抱き着いてキスしてきて、更にどさくさに紛れておだんごもおねだりしてきそう。
輝衣は…… すぐに付けてはしゃいで周りそうだな、みんなでお揃いで付けているのをカメラで撮って、どさくさに紛れておだんごを食べようとしてきそう。
結局最後には千和もおだんごを食べたくなって、いつものパターンになりそう。
最後まで店員さんは不思議そうな顔で俺の事を見ていたが、気にしないよう店を出た。
「どうしよう、すぐにプレゼントが決まって時間が余っちゃったな、どこか行きたい所はあるか?」
「えっ? ……じゃあ、ちょっと行きたい所があるから付いて来てくれないかな?」
そして千和に手を引かれ辿り着いたのは……
「ちょっとここで休憩しよ? えへへっ」
おだんごを食べるための休憩場所だった……
美鳥もそうだったけど、おだんご休憩場所をよく知ってるな!
「歩いたらお腹ペコペコになっちゃったぁ…… お願い、桃くぅん……」
また上目遣いのおねだりか! 可愛いから許すけど。
その後、俺達はめちゃくちゃ休憩した。
あぁ、なんて幸せなんだろう。
愛情たっぷりの、まるで天に昇るような美味しさのおだんごを食べさせてもらい、私はお腹いっぱい。
しばらくはおだんごの余韻に浸りながら桃くんの隣に居たけど、今日のメインは桃くんとのデート。
名残惜しいけど身体を起こしおでかけの準備を始めた。
「千和、今日の服装可愛いな」
「えへへっ、ありがと」
身長以外、色々と大きく育って太って見えないか心配だったけど、桃くんが褒めてくれるなら嬉しい。
あまりスイカを強調した服装だと、他の人にチラチラと見られるしね。
「じゃあ行こうか」
「うん!」
◇
千和と腕を組み駅に向かって歩いていると、常連のおばちゃん達が俺達を見て話しかけてきた。
「あらあら、今日はお店休みだから二人でデートかい?」
「えへへっ、そうですよ」
「今日は千和ちゃんとデート…… 桃太ちゃんもやるわねぇ」
「あ、あははっ」
「……それで桃太ちゃん、やっぱり相手は千和ちゃんに決めたのかい?」
いや、千和とデート中にそんな事を耳打ちしてこないでよ!
「おばちゃん、私達は三人で桃くんを支えていくから…… ねっ? 桃くん」
「あ、あぁ……」
するとおばちゃん達が何やらヒソヒソと話し始めた。
「それじゃあ桃太ちゃんは三人とも相手に選ぶって事かしら?」
「だから言ったじゃない、桃太ちゃんは喜火太《きびた》ちゃんを越えるプレイボーイだって」
「喜火太ちゃんは昔、色々と女の子にちょっかいかけてたけど、結局引っ掛かったのは胡桃《くるみ》ちゃんだけだしね」
あんな親父と比べないで! しかも母さんが引っ掛かったとか、まるでダメ男に捕まったみたいな言い方…… うん、よく考えなくてもおばちゃん達の言ってる事は当たってるな。
「それに比べて桃太ちゃんは、女の子の方から寄ってくるんだから凄いわよねぇー」
「うちの息子も桃太ちゃんの半分くらいモテてくれたら心配ないんだけど」
話題が自分ん家の息子に変わってきた! 今のうちにここから離脱しないと、いつまでもからかわれそうだ。
「じゃあおばちゃん達、私達はデートだから行くね? えへへっ」
千和、ナイス!
「あら、そうだったわね! じゃあね、二人とも」
「千和ちゃん頑張るんだよ? ここら辺の住民はお年寄りが多いからね、子供が増えればきっと活気付くと……」
あっ、電車の時間がー! じゃあまたねー!
「えへへっ、おばちゃんが頑張れだって! ……頑張ってるもんね、みんなで」
な、何を頑張ってるのかなぁー? あははっ。
そして俺達はおばちゃんから逃げるように急いで駅に向かい、電車に乗り地元から一番近くの繁華街にやってきた。
目的地であるデパートに向かって歩いているが、ご機嫌な千和はニコニコと嬉しいそうに俺の腕にしがみついている。
「えへへっ、桃くんと二人きりでおでかけ、楽しい!」
「こうやって二人で出かけるのも久しぶりだからな」
「うん! 桃くんはお団子屋と学校で忙しかったから仕方ないけどね」
一年でも早く卒業して団子屋で働きたかったから、大変だったけど暇さえあれば授業を受けて単位をもらうようにしてたからなぁ…… 千和とは団子屋で働く時か、休みの日に近所に出かけるか、家で…… おだんご食べたりとかが多かったな。
そう考えると、俺は千和にかなり迷惑をかけてないか? ちょっと申し訳なくなってきた。
「千和、いつも俺に付き合わせてごめんな……」
「今日は本当にどうしたの?」
「いや、千和に負担をかけてたなぁって、改めて思ってさ」
「もう! 私が好きでやってるんだから負担をかけてるなんて思わないでよぉ! ……私こそ桃くんが疲れてるのに暇さえあればおだんごをおねだりして、悪いなぁって思ってたんだから」
おだんご作りは…… まぁ、好きだから。
「えへへっ、私も桃くんのおだんご食べるの好きだよ」
「そっか…… いつもおかわりしてたもんな」
「あぁっ! 私の事、食いしん坊だと思ったでしょ?」
「あははっ、千和は食いしん坊じゃなかったのか?」
「……桃くんのおだんごだからいっぱい食べちゃうんだもん!」
「分かってるって、機嫌を直してくれよ」
「んー、どうしよっかなぁー、えへへっ」
腕に更にしがみついて、ムニムニとスイカを押し付けながら言われても……
「じゃあ、キスしてくれたら許してあげる!」
今歩いている場所が丁度人通りがない場所だからって…… これでいいか?
「んっ、ふふっ…… ありがと、桃くん大好き!」
そしてもう少しでデパートに辿り着くというところで、一軒の小さなアクセサリー屋が目に入った。
外から見えた、店中に展示されている丸くて琥珀色の宝石の付いたアクセサリー。
なんだかみたらし団子に見えて、つい目を奪われてしまった。
「みたらし団子みたい…… ちょっと見させてもらおうよ!」
「あははっ、千和もそう思った? 俺もチラっと目に入って思わずニ度見しちゃったよ、ちょっと店の中に入ってみるか」
店の中は売場だけだと六畳くらいの小さな店で、奥にはカウンターがあり、そこに店員さんが暇そうに頬杖つきながら座っていた。
「あっ! い、いらっしゃい!」
突然の客に驚いたのか飛び上がるように立ち上がった店員さんは、慌てて俺達に近付いてきた。
「すいません、ちょっと見させてもらっていいですか?」
「どうぞどうぞ! ゆっくり見ていって下さい!」
店員さんにそう言われ、俺達はすぐに店の外から見えた琥珀色のアクセサリーが並ぶ棚を見させてもらう事にした。
「可愛い…… 小さなみたらし団子みたいだね!」
「ははっ、本当だな」
「それは琥珀を使ったブレスレットになりますね、でもみたらし団子みたいって言われたのは初めてですよ、ふふっ」
遠目から見たら、たっぷりとみたらしを付けた団子に見えてしまったのは職業病みたいなものなのかもしれない。
「美鳥さんときーちゃんにも見せてあげたかったなぁ……」
「そうだなぁ、琥珀も綺麗だけどデザインも可愛いから、二人とも気に入りそう……」
「ここにあるアクセサリーはこの店で作ってるんですよ、良かったらプレゼントにどうですか? 小さな琥珀なのでお値段もお手頃ですし」
……最初の予定ではデパートでみんなへの日頃の感謝としてプレゼントを選ぶつもりだったが、このブレスレットが良いかも。
値段は一つ六千円か…… 予算内だしみんなの分は買えるな。
「それじゃあこのブレスレット、三つ下さい」
「えっ!?」
千和、何を驚いてるんだ?
「デパートで探すよりこれの方が良くないか?」
「そ、それは私もそう思うけど…… 三人分ってこと?」
「ああ、三人へのプレゼントだからな」
複雑そうな顔をしてどうしたんだ? もしかしてあまり気に入ってないとか……
「嬉しいんだけど、せっかくなら桃くんのも買って、四人でお揃いにしたいなぁ……」
「えっ!? でも、それじゃあちょっと予算オーバーに……」
「桃くぅん……」
出た! 千和がたまに見せる、おねだりする時のうるうるとした瞳での上目遣い! ……近くに銀行あったかな?
そんな俺達の様子を見て、店員さんが話しかけてきた。
「あの…… ちなみにご予算はどれくらいの予定だったんですか?」
「一応二万円と思ってたんですが、足りないのでまた後で来ます」
「彼女さんへのプレゼントみたいですから、特別に四つで二万円でいいですよ!」
「えぇっ!? じゃあお言葉に甘えて、買わせてもらいます」
「お買い上げありがとうございます! ……四つ、って両腕に付けるのかな? でもお揃いって聞こえたしそうよね」
そして会計をして店員さんに包装して貰おうと思ったのだが、何故か二つずつ入れて包装しようとしていたので
「一つずつバラバラで包装して貰えますか?」
「えっ? ……あっ、分かりました」
何故か不思議そうな顔をされた。
「えへへっ、ありがとう桃くん、これでみんなお揃いで付けられるね!」
「喜んでくれたらいいけどな」
「絶対喜ぶよ! 美鳥さんなんて泣いちゃうんじゃない?」
うん、美鳥なら泣いて喜んで、抱き着いてキスしてきて、更にどさくさに紛れておだんごもおねだりしてきそう。
輝衣は…… すぐに付けてはしゃいで周りそうだな、みんなでお揃いで付けているのをカメラで撮って、どさくさに紛れておだんごを食べようとしてきそう。
結局最後には千和もおだんごを食べたくなって、いつものパターンになりそう。
最後まで店員さんは不思議そうな顔で俺の事を見ていたが、気にしないよう店を出た。
「どうしよう、すぐにプレゼントが決まって時間が余っちゃったな、どこか行きたい所はあるか?」
「えっ? ……じゃあ、ちょっと行きたい所があるから付いて来てくれないかな?」
そして千和に手を引かれ辿り着いたのは……
「ちょっとここで休憩しよ? えへへっ」
おだんごを食べるための休憩場所だった……
美鳥もそうだったけど、おだんご休憩場所をよく知ってるな!
「歩いたらお腹ペコペコになっちゃったぁ…… お願い、桃くぅん……」
また上目遣いのおねだりか! 可愛いから許すけど。
その後、俺達はめちゃくちゃ休憩した。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

乗り換え ~結婚したい明子の打算~
G3M
恋愛
吉田明子は職場の後輩の四谷正敏に自分のアパートへの荷物運びを頼む。アパートの部屋で二人は肉体関係を持つ。その後、残業のたびに明子は正敏を情事に誘うようになる。ある日、明子は正敏に結婚してほしいと頼みむのだが断られてしまう。それから明子がとった解決策 は……。
<登場人物>
四谷正敏・・・・主人公、工場勤務の会社員
吉田明子・・・・正敏の職場の先輩
山本達也・・・・明子の同期
松本・・・・・・正敏と明子の上司、課長
山川・・・・・・正敏と明子の上司
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。

まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2024.8.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる