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第三話

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お嬢様がとっても優しくなった。
 いや、最初から優しかったのだが、最近は特に優しく感じる。

 朝の散歩中もとにかく俺を気遣ってくれるし、お風呂もお嬢様自ら俺の事を洗ってくれるようになった。
 メイドさん達には止められていたが、なかなか頑固なお嬢様は自分で洗うと言ってきかなくて、メイドさん達も困り果てていた。

「ポチ? 痒いところはありませんか?」

 はい、大丈夫です。 

「じゃあ…… こっちもちゃんと綺麗にしませんと……」

 はぅっ! 今日も念入りに洗ってくれますね…… チンコを。

「これがわたくしの中に…… 見れば見るほど不思議ですわ」

 お嬢様の手で直接洗われるんだから反応してしまうのは仕方ないよね? 

「んっ…… わたくし、やっぱり変、ですわ……」

 お嬢様? 段々とチンコに顔が近付いているような気がするんですけど。

「不思議な匂い…… いい匂いではありませんのに、嗅ぎたくなってしまいますわ…… んっ、れろっ」

 ひゃっ! 今ペロッてしましたよね!?

「あぁ、わたくし、なんて事を…… さぁ、風邪を引いてしまいますから湯船に浸かりますわよ? ポチ」

 はい、お先に失礼します…… あぅ、お嬢様、俺の股の間に入って……

「ポチ?」

 はい、後ろから抱き締めればいいんですよね?

「……ふぅ、ポチが来てからお風呂の時間も楽しくなりましたわね」

 それは何よりです…… あの、背中にチンコが当たってますけど大丈夫ですか?

「…………」

 きっと気付いてはいるけど何も言わないんだよなぁ…… まあ、メイドさん達がいない所でお嬢様に手を出したらお仕置きされちゃうし、それにあとで『ちんちん』させられるだろうし……

 俺の気のせいかもしれないが、お嬢様も『ちんちん』させるのを楽しみにしているような気がするんだよな。

「はぁん…… ポチ……」

 お嬢様! 悩ましい声を出さないで! あぁ、チンコが反応しちゃう!

「ふふっ、今日もポチは元気ですわね……」

 す、すいません!

「ポチ? 離しちゃ駄目ですわよ」

 あっ、はい……

 何なのこの状況! 端から見るとイチャイチャしているように見える夢のようなシチュエーションは!

「もう、ラン…… また扉の向こうで見ていますわ」

 本当に何なの? 風呂場の扉を少し開け、隙間からこっちの様子を伺っているランさん、きっと手には俺が悪さをしないようムチを持っているのも想像できる。

 悪戯なんてしませんよ!? チンコは当たってるけど! お嬢様の嫌がる事はしないですから! チンコは当たってるけど!

「ポチ、上がりますわよ」

 お嬢様が立ち上がると目の前にはぷりっとしたお尻が! うぅ、このまま上がるの!? チンコビンビンなんですぅ。

「お嬢様、身体をお拭きします」

 風呂場から出るとバスタオルと着替えなどを準備したメイド達が待機している、しかし後ろで待っている俺のチンコがどうも気になるようで、みんなにチラチラと見られるのが少し恥ずかしい。

「お嬢様、もう少しでお食事の準備が出来ますので」

「あら、もうそんな時間ですの? ポチとのお風呂が楽しくて長湯してしまいましたわ、ふふっ」

「それは何よりです…… さあポチ、次はあなたの番です」

 お嬢様が終わると俺の番、バスタオルで身体を拭かれ、ボディクリームを身体に塗られる。

 このクリームを塗られるとお嬢様の身体のように俺の肌もスベスベになるんだよなぁ……

「お嬢様、仕上げはどうなされますか?」

「もちろん、わたくしがやりますわ」

 最後はお嬢様の手で念入りにチンコにも塗られる…… はぅっ! 悔しいけど…… 感じちゃう!!

「はぁ…… ふぅ、ポチ、終わりましたわ」

 念入りに両手を使ってまんべんなくクリームを塗り終わったお嬢様は少し名残惜しそうに手を離した。

 そして食事のためにお嬢様にリードを引かれ、広すぎるリビングへと移動した。

 そこには既にローサ奥様が待っていて、俺達を見た奥様は微笑みながら

「あらあら、すっかり仲良しですわね」

「はいお母様! ポチはとっても優秀で甘えん坊の可愛いペットですわ! 買って下さってありがとうございますわ!」

「メロディが喜んでくれて良かったですわ、うふふっ、ポチも…… 幸せそうですわね」

 はい、幸せでごさいます! ……んっ? 奥様が俺をジーっと見ているけどどうしたんだろう?

「奥様、お嬢様、お食事の準備が出来ました」

 おぉ! 朝から高級そうな食事がテーブルに並んでいる…… これを少しずつ取り分けてもらい、残りはメイドさん達の朝食…… さすがお金持ち! 贅沢だ!

「ポチ、ご飯エサですよ」

 そしてお嬢様達が座るテーブルの足元に置かれた俺のエサ置きにも料理が来た! 今日はちょっと肉が多めでスタミナが付きそうな料理だな…… うん、スタミナ大事…… なんたって体力を使う事が多いからな、まったく…… ペットも楽じゃないぜ! 

 いただきまーす…… んー! 美味い!! ……おっと、行儀良く食べないと怒られちゃうな。

「ふふっ、ポチ、沢山ありますからゆっくり食べるんですのよ?」

 ありがとうございますお嬢様! んまっ、んまっ。

「あらあら…… 旺盛ですし、本当に元気のいいペットですこと…… うふふっ」

 んっ? 今の奥様の視線にゾクっとしてしまった…… うん、気のせい、気のせい! あんなに穏やかで優しそうな奥様が俺をまるで獲物を狙うような目で見るはずないよな。

「でも…… ポチが来てからメロディが一緒に寝てくれなくなって、わたくしは寂しくなりましたわぁ」

「お、お母様……」

「そうですわ! メロディ、今日は一緒に寝ましょう? もちろんポチも一緒でいいですわよ?」

「「えっ!?」」

 お嬢様と一緒に何故かメイドのランさんまで声を出した。

 でも俺が飼われるまで母子で寝ていたのか…… それなら急に一緒に寝なくなると寂しく感じるかもしれない。

「お、奥様、それは……」

「あら、親子で寝ちゃいけないのかしら? ポチは優秀でしっかりしつけができているみたいですし、何も問題はないんではなくて?」

 これは、しつけがちゃんとできているのか試されているのか? まさか奥様の前でも『ちんちん』させられたりして。 

「お母様わたくしは大丈夫ですわ、では今日の夜は久しぶりに一緒に寝ましょう」

「うふふっ、良かったですわ! ラン、心配しなくてもわたくしの前で『しつけ』の成果を見せなさいとは言いませんわ」

「そ、そうですか…… 奥様がそうおっしゃるのでしたら」

 えっ!? じゃあ今日は美人母子と一緒に寝るの!? だ、大丈夫かなぁ、俺。

 

「ポチ? 『ちんちん』」

 えっ、お嬢様? 珍しいな、朝食を食べ終えてすぐに『ちんちん』を命令してくるなんて。

「お母様と一緒に寝るなら、今日の夜は『ちんちん』できませんわ…… それなら早めにしておかないといけませんわ!」

 えぇっ!? それは夜できない分を繰り上げでしちゃおうって考えですか!?

「ふふっ、今日も『ちんちん』できて偉いですわ、ポチ…… さあ、ご褒美ですわよ」

 何で俺は無意識にズボンを下ろしているんだ!? ……お嬢様のしつけの賜物ですね。

「あぁ、きょ、今日も甘えん坊さんから始めますの? ん、お乳は出ませんのよ、はぁん……」

 ただチンコを挿入して『ちんちん』を終わらせるだけじゃお嬢様は満足せず、昼過ぎに『ちんちん』させられてしまう! そしてそのパターンだときっと夕食前にもう一度…… さすがに毎日三回はキツい! だから他のところで満足させないと! 

「…………」

 ランさんも最近は黙って見ていてくれる…… 常にムチは持っているけど。

 さて、今日はお嬢様のマンコを攻めてみよう!

「あっ! そこは…… ダメ、ですわ……」

 指で割れ目を撫で、少し指を濡らしてから…… 今日はこの突起、多分クリトリスだと思うのだが触ってみよう! やってみよう!

「ひぃっ! な、なんですの!? 今の感覚…… ぴりっとしましたわ…… あっ、ラン、大丈夫ですわ…… 少しポチに身を委ねてみようと思いますの……」

 お嬢様、ありがとうございます! さぁて、クリクリ、クリクリっと。

「はぁうん!! やっ、あぁ、ポチ!」

 ペロペロペロぉぉ、お嬢様、ポチの舌は今、下半身へと移動中でーす。
 今日こそはお嬢様の秘境を間近で観察するんだ!

 お腹もペロっ、腰もペロっ…… そしてついに! 俺は秘境へと辿り着いた!

「くっ…… お嬢様、本当に大丈夫なのですか? ……こんな『ちんちん』見たことない」

「はぁん、わからない、ですわぁ…… でも、大丈夫ですから…… あぁ、ポチ、そんなペロペロと…… わたくしの身体はエサじゃありませんわぁ……」

 おぉ、これがマンコ…… ぷっくりとした割れ目を少し開いてみると…… ふむふむ、ここが穴か、この上にある突起がクリトリスか、早速味見してみるか!

「いやっ! そんなところまで、ペロペロしますのぉ!? あぁん、だめ、ポチ、だめですわぁぁっ!」

「ポチ!! …………っ!」

「ラン! 大丈夫…… ん、もっと続けて、はぁ、欲しい、ですわ……」

「お嬢様……」

 うひぃ! ランさんがムチを振り上げたからビックリしたぁ! へへっ、でもお嬢様は続けて欲しいって言ったもんねー! ペロペロペロ…… 

 うーん、不思議な味だが悪くない。
 お嬢様の高貴な味がして美味でございます。

「ポ、あぁん、ポチ! あぁっ! だめっ、わたくし、へんですわ! ポチ! ポチぃぃっ!!」

「お、お嬢様!?」

 うひょー! お嬢様のマンコからスプラッシュ!! 身体がびくびくしているから…… やれたのか? おい!

「ひぁぁ…… なん、ですの…… これ……」

 よし、間髪入れずに『ちんちん』だ! やるぞ、俺!

「あぁぁっ! 今は…… はぅぅぅん!!!」

 効果は抜群だ! あとはお嬢様が一回の『ちんちん』でより気持ち良くなってくれれば、俺が一日でさせられる『ちんちん』の回数が減るんじゃないか?

 前戯は大切だって転生前の世界で読んだ本に書いてあったもんね! イメージトレーニングだけはちゃんとしていたので、きっと大丈夫!

「いやぁぁぁっ!! すごい! すごいですわぁっ! わたくし、へんに、なってしまいますわ! あぁ、ポチ! ポチぃ!」

 あぁ、お嬢様、そんな気持ち良さそうな顔をされるとキスしたくなっちゃう! ……でも、ランさんに怒られるかな? 

「っっ!? ポ、ポチ!? やぁん、口をペロペロしちゃ、だめ、ですわぁ…… んっ、んっ……」

「な、何を見せられているんだ私は、これは『ちんちん』…… なのか?」

 お嬢様の唇、柔らかくてプルプルして、しかも美味い!! 俺はポチ、ペットなんだ! お嬢様のペットだからこんな風に甘えてもいいんです! へっへっへっ、わんわーん! 

「い、やぁぁ…… あん、わからない、ですわ…… でも…… ポチぃ、んっ、もっと…… ですわぁぁぁっ!!」

 はい! お嬢様! 

「あっ! いや、だめ、ま、また! な、何かが…… きちゃいますわぁぁぁぁっ!!!」

 お、俺も…… 出ちゃいますぅぅぅっ!!!

「ひぃぁぁぁぁぁっ!! ひ、う、あぁぁぁ…… あっ、あっ、すご…… い、で…… す、わ…………」

 くぅぅ…… めっちゃ出てる…… はぁ、お嬢様のマンコ、気持ちよすぎ…… 

「くっ…… 私はどうすれば良かったんだ? ……圧倒されてしまった…… お、お嬢…… 様?」

「ふぁぁ…… ポチ、『ちんちん』、できて、偉いです、わ……」

 好き勝手したけどお嬢様はキチンと褒めてくれるんですね、ありがとうございます、これからもお嬢様のペットとして誇りを持って『ちんちん』させていただきます。

 呆然とするランさん、快感に身を震わせながら両手両足でしがみつくお嬢様、そして……

 その夜、捕食者は動き出した。
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