16 / 48
第一章
いいニオイがしました……
しおりを挟む
翌日、街に戻る前にネイトさんに挨拶してから帰ろうと言う話になり、ソフィアと2人でネイトさんの家に向かっていた。
「それにしてもハルったら昨日はすぐ寝ちゃったわね?」
「そうだな、誰かさんに散々振り回されて疲れてたんだよ」
「誰かさんってもしかして私の事!?」
「もしかしてってソフィアしかいないだろ! オズク村に着いたと思ったら休憩もしないで聞き込みに行って、それが終わったと思ったら父さんの部下の人を追っかけ始めて、最後にはカーマ達と大暴れだろ? さすがに疲れるよ!」
「何よ! そんな怒らなくてもいいでしょ!」
「怒ってないけどもうちょっと落ち着いて行動しようぜ? さすがにカーマの仲間に対してはやりすぎだよ」
「……ごめんなさい、私もそう思ってるわ……でも事件を解決すればハルが当主になるのが少しでも早くなるかもって……」
「何でそんなに俺を当主にしたがるんだ?」
「それは……」
「……まあいいや、とりあえず当主になるならないは置いといて、もうすぐネイトさんの家に着きそうだから」
「うん……」
ちょっとキツく言い過ぎたかな? ソフィア落ち込んじゃったよ……
ネイトさんの家に着いたが玄関先に何人かお客さんが来ていた。
「ネイトさん! あんたしかいないんだ! 頼むよ、村のみんなもネイトさんにやって貰いたいって言ってるんだ!」
「いや僕には無理ですよ、人の上に立つなんて!」
「そんな事言わないでくれよ! 俺達ネイトさんみたいな人が新しい村長になって欲しいんだ! 前の村長みたく権力者の言うことばっかり聞いて、俺達の意見なんて聞いてもくれないような奴はもうごめんなんだよ! その点ネイトさんだったら村長の立場もだいたい分かるし俺達の事も分かる、そんな人この村にはネイトさんしかいないんだ!」
「……もうすぐ年度が変わりますしとりあえず村長代理って事なら……」
「それでもいい! 今忙しくなる時期に村長がいないとみんな困るんだ、大変な事を押し付けて本当に申し訳ないんだがしばらく頼んだよ!」
「……分かりました……」
村人の人が帰って行って、入れ替わりで俺達がネイトさんに挨拶をする。
「ネイトさんも大変ですね」
「あははっ、見られてましたか……まあ今時期に村長がいないと、村の予算の事などありますしね、あれこれみんなに指示したりするつもりはありませんが」
「それでも何で引き受けちゃったんですか?」
「……今回の村長の事がありまして私もちょっと思う所があるんですよ、村長でも誰でも人の上に立つ必要がないと思いましてね」
「どういう事ですか?」
「立場上、村長というポストは必要だと思うんですよ、でもそれはあくまで最終決定をしてその責任を持つと言う意味でですけど、それまではみんなが意見を言えるような場を作ってみんなで納得いくまで話し合ってもらいたいなと思ってるんですよ」
「でもそれじゃあみんな意見がバラバラでケンカになったりするんじゃないですか?」
「そうですね、だから村長が最終決定をするんです、それでもしダメなら、また意見を聞いて決めたりしてもいいんではないかと、今まで結局はほとんど村長任せにしてしまってたんで、簡単にいえば、責任はこっちが持つけど後は村がよくなるようにみんなで考えて、って話ですよ」
「なるほど……」
村長とか責任者はみんなを引っ張ってかなきゃいけないと思ってたけど、みんなを頼って村や街を良くしていく……なるほど、そういう考えもありかもな。
「それじゃあ頑張って下さい! 俺達は
これから街に戻ります、今度また様子を見にきますね!」
「はい! 今回は本当にありがとうございました、今度はぜひゆっくり遊びに来て下さいね!」
「ソフィア、ゴメンさっきは言い過ぎたよ」
「……えっ? いや私が色々迷惑かけたのは本当だし悪いのは私よ、私こそゴメンね」
「それにしてもネイトさんが村長なんてな……でもみんなで村を良くするっていいよな、簡単じゃないだろうけど」
「そうよ、住んでる人だってそれぞれ色んな考えを持ってるんだもの、それを上手くまとめるなんてそう簡単に出来ないわ、でも……」
「でも?」
「それでもみんなで決めた事によってみんながそのために頑張ったらすごくいい村になると思わない?」
「……そうだよな、同じ目標に向かってみんなで頑張るか……」
「ユートは自分で引っ張って行くのに向いてたけど、ハルは今話したみたいにみんなで頑張って街を良くする、そんなタイプなんじゃないかなって思ってるのよ?」
「ソフィア……俺はそんなんじゃないよ」
「確かに今はね、だらしないしめんどくさがりだし、嫌な事からすぐ逃げるしムッツリスケベで人のお風呂覗こうとするし……だけど人を惹き付ける魅力があるハルの味方になってくれる人は多いと思うわよ? ハルも1人じゃできなさそうな事があったら周りに頼ってみたら? みんな助けてくれるわよ、もちろん私もね♪」
「……分かったよ、そうだよな、考えてみたら俺は周りの人に結構助けてもらってるもんな、ってソフィア! ムッツリスケベは今関係ないだろ!?」
「あら? この間はお風呂覗こうとしてたし昨日は私の事ジロジロ見てたんでしょ? カーマが言ってたわよ?」
「そ、そんな事ないぞ! ソフィアが危なっかしいから見てただけだ!」
「ふふっ♪ 何慌ててるのよ?」
「慌ててない! あっ! カーマ達が待ってるから急ぐぞ!」
あまり話してるとまだ何か言われそうだから、話を反らすためにソフィアの手を取りカーマ達との待ち合わせに場所に急いで行く事にした。
「ずいぶん遅かったわね……ってあら? 手を繋いじゃって♪ デートしてたから遅くなったのかしら?」
「別にそんなんじゃないよ! ネイトさんの所に挨拶に行ってたら遅くなって……」
「まあどっちでもいいけど♪ それじゃあハルちゃん達の街に向かいましょう♪」
そして街に帰るため歩き出した。
ソフィアの手を離そうとしたが力を入れて握ってきたので離せなかった、握力強いんだよ!めちゃくちゃ痛いじゃないか!
「あっ! カーマ! 帰る前にシボリー村にも行かないと!」
「何か用事でもあったの?」
「いや、カーマ達シボリー村でも盗みしたんだろ? そういえばオズクの元村長が家に来たときシボリー村でも盗賊の被害があったって言ってたぞ?」
「シボリー村? ワタシ達はやってないわよ?ワタシ達はネイト達に相談されてやっただけだからその他は何も悪い事はしてないわよ?」
「えっ? でも……そしたらシボリー村の事は一体誰が?」
「……ハル、もしかしてカーマ達とは別に盗賊がいるんじゃ……」
「そんな! じゃあシボリー村に聞きに行かないと……」
「……ハル! 急いで街に帰りましょう! もしかして……」
「ちょ、ソフィア!」
突然走り出したソフィアを追いかけて街へ帰る俺達。
「ソフィア! 急にどうしたんだよ!」
「最近街にガラが悪いのが増えたって言ってたじゃない? もしかしてそれが盗賊達かもしれないわ! ユートに知らせないと!」
「ハルちゃん! ソフィアちゃんが言ってるのは当たってるかもしれないわ! 盗賊だっていきなり襲うんじゃなくて下調べして大体目星を付けて盗みに入る事の方が多いわ!」
「それなら早く父さんに知らせた方がいいな!急ごう!」
そしてスピードを上げて走る。
…………
…………
…………
みんな速いよ! どんどん離されて行く……
……もうダメだ……歩こう……あれ? カーマが戻って来たな?
「ハルちゃん! もう! 遅いわよ? 仕方ないわね」
「へっ?」
そう言ってカーマが俺を抱き抱えた。
これってお姫様だっこじゃ……?
「ハルちゃん! しっかりつかまっててね!」
「カーマ! ちょっ、恥ずかしいからやめて!」
こうして俺はカーマにお姫様だっこされて街に帰る事になった。
カーマの腕や体はゴツゴツして固かったが何だかとてもいいニオイがしました……
「それにしてもハルったら昨日はすぐ寝ちゃったわね?」
「そうだな、誰かさんに散々振り回されて疲れてたんだよ」
「誰かさんってもしかして私の事!?」
「もしかしてってソフィアしかいないだろ! オズク村に着いたと思ったら休憩もしないで聞き込みに行って、それが終わったと思ったら父さんの部下の人を追っかけ始めて、最後にはカーマ達と大暴れだろ? さすがに疲れるよ!」
「何よ! そんな怒らなくてもいいでしょ!」
「怒ってないけどもうちょっと落ち着いて行動しようぜ? さすがにカーマの仲間に対してはやりすぎだよ」
「……ごめんなさい、私もそう思ってるわ……でも事件を解決すればハルが当主になるのが少しでも早くなるかもって……」
「何でそんなに俺を当主にしたがるんだ?」
「それは……」
「……まあいいや、とりあえず当主になるならないは置いといて、もうすぐネイトさんの家に着きそうだから」
「うん……」
ちょっとキツく言い過ぎたかな? ソフィア落ち込んじゃったよ……
ネイトさんの家に着いたが玄関先に何人かお客さんが来ていた。
「ネイトさん! あんたしかいないんだ! 頼むよ、村のみんなもネイトさんにやって貰いたいって言ってるんだ!」
「いや僕には無理ですよ、人の上に立つなんて!」
「そんな事言わないでくれよ! 俺達ネイトさんみたいな人が新しい村長になって欲しいんだ! 前の村長みたく権力者の言うことばっかり聞いて、俺達の意見なんて聞いてもくれないような奴はもうごめんなんだよ! その点ネイトさんだったら村長の立場もだいたい分かるし俺達の事も分かる、そんな人この村にはネイトさんしかいないんだ!」
「……もうすぐ年度が変わりますしとりあえず村長代理って事なら……」
「それでもいい! 今忙しくなる時期に村長がいないとみんな困るんだ、大変な事を押し付けて本当に申し訳ないんだがしばらく頼んだよ!」
「……分かりました……」
村人の人が帰って行って、入れ替わりで俺達がネイトさんに挨拶をする。
「ネイトさんも大変ですね」
「あははっ、見られてましたか……まあ今時期に村長がいないと、村の予算の事などありますしね、あれこれみんなに指示したりするつもりはありませんが」
「それでも何で引き受けちゃったんですか?」
「……今回の村長の事がありまして私もちょっと思う所があるんですよ、村長でも誰でも人の上に立つ必要がないと思いましてね」
「どういう事ですか?」
「立場上、村長というポストは必要だと思うんですよ、でもそれはあくまで最終決定をしてその責任を持つと言う意味でですけど、それまではみんなが意見を言えるような場を作ってみんなで納得いくまで話し合ってもらいたいなと思ってるんですよ」
「でもそれじゃあみんな意見がバラバラでケンカになったりするんじゃないですか?」
「そうですね、だから村長が最終決定をするんです、それでもしダメなら、また意見を聞いて決めたりしてもいいんではないかと、今まで結局はほとんど村長任せにしてしまってたんで、簡単にいえば、責任はこっちが持つけど後は村がよくなるようにみんなで考えて、って話ですよ」
「なるほど……」
村長とか責任者はみんなを引っ張ってかなきゃいけないと思ってたけど、みんなを頼って村や街を良くしていく……なるほど、そういう考えもありかもな。
「それじゃあ頑張って下さい! 俺達は
これから街に戻ります、今度また様子を見にきますね!」
「はい! 今回は本当にありがとうございました、今度はぜひゆっくり遊びに来て下さいね!」
「ソフィア、ゴメンさっきは言い過ぎたよ」
「……えっ? いや私が色々迷惑かけたのは本当だし悪いのは私よ、私こそゴメンね」
「それにしてもネイトさんが村長なんてな……でもみんなで村を良くするっていいよな、簡単じゃないだろうけど」
「そうよ、住んでる人だってそれぞれ色んな考えを持ってるんだもの、それを上手くまとめるなんてそう簡単に出来ないわ、でも……」
「でも?」
「それでもみんなで決めた事によってみんながそのために頑張ったらすごくいい村になると思わない?」
「……そうだよな、同じ目標に向かってみんなで頑張るか……」
「ユートは自分で引っ張って行くのに向いてたけど、ハルは今話したみたいにみんなで頑張って街を良くする、そんなタイプなんじゃないかなって思ってるのよ?」
「ソフィア……俺はそんなんじゃないよ」
「確かに今はね、だらしないしめんどくさがりだし、嫌な事からすぐ逃げるしムッツリスケベで人のお風呂覗こうとするし……だけど人を惹き付ける魅力があるハルの味方になってくれる人は多いと思うわよ? ハルも1人じゃできなさそうな事があったら周りに頼ってみたら? みんな助けてくれるわよ、もちろん私もね♪」
「……分かったよ、そうだよな、考えてみたら俺は周りの人に結構助けてもらってるもんな、ってソフィア! ムッツリスケベは今関係ないだろ!?」
「あら? この間はお風呂覗こうとしてたし昨日は私の事ジロジロ見てたんでしょ? カーマが言ってたわよ?」
「そ、そんな事ないぞ! ソフィアが危なっかしいから見てただけだ!」
「ふふっ♪ 何慌ててるのよ?」
「慌ててない! あっ! カーマ達が待ってるから急ぐぞ!」
あまり話してるとまだ何か言われそうだから、話を反らすためにソフィアの手を取りカーマ達との待ち合わせに場所に急いで行く事にした。
「ずいぶん遅かったわね……ってあら? 手を繋いじゃって♪ デートしてたから遅くなったのかしら?」
「別にそんなんじゃないよ! ネイトさんの所に挨拶に行ってたら遅くなって……」
「まあどっちでもいいけど♪ それじゃあハルちゃん達の街に向かいましょう♪」
そして街に帰るため歩き出した。
ソフィアの手を離そうとしたが力を入れて握ってきたので離せなかった、握力強いんだよ!めちゃくちゃ痛いじゃないか!
「あっ! カーマ! 帰る前にシボリー村にも行かないと!」
「何か用事でもあったの?」
「いや、カーマ達シボリー村でも盗みしたんだろ? そういえばオズクの元村長が家に来たときシボリー村でも盗賊の被害があったって言ってたぞ?」
「シボリー村? ワタシ達はやってないわよ?ワタシ達はネイト達に相談されてやっただけだからその他は何も悪い事はしてないわよ?」
「えっ? でも……そしたらシボリー村の事は一体誰が?」
「……ハル、もしかしてカーマ達とは別に盗賊がいるんじゃ……」
「そんな! じゃあシボリー村に聞きに行かないと……」
「……ハル! 急いで街に帰りましょう! もしかして……」
「ちょ、ソフィア!」
突然走り出したソフィアを追いかけて街へ帰る俺達。
「ソフィア! 急にどうしたんだよ!」
「最近街にガラが悪いのが増えたって言ってたじゃない? もしかしてそれが盗賊達かもしれないわ! ユートに知らせないと!」
「ハルちゃん! ソフィアちゃんが言ってるのは当たってるかもしれないわ! 盗賊だっていきなり襲うんじゃなくて下調べして大体目星を付けて盗みに入る事の方が多いわ!」
「それなら早く父さんに知らせた方がいいな!急ごう!」
そしてスピードを上げて走る。
…………
…………
…………
みんな速いよ! どんどん離されて行く……
……もうダメだ……歩こう……あれ? カーマが戻って来たな?
「ハルちゃん! もう! 遅いわよ? 仕方ないわね」
「へっ?」
そう言ってカーマが俺を抱き抱えた。
これってお姫様だっこじゃ……?
「ハルちゃん! しっかりつかまっててね!」
「カーマ! ちょっ、恥ずかしいからやめて!」
こうして俺はカーマにお姫様だっこされて街に帰る事になった。
カーマの腕や体はゴツゴツして固かったが何だかとてもいいニオイがしました……
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
幸子ばあさんの異世界ご飯
雨夜りょう
ファンタジー
「幸子さん、異世界に行ってはくれませんか」
伏見幸子、享年88歳。家族に見守られ天寿を全うしたはずだったのに、目の前の男は突然異世界に行けというではないか。
食文化を発展させてほしいと懇願され、幸子は異世界に行くことを決意する。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
中でトントンってして、ビューってしても、赤ちゃんはできません!
いちのにか
恋愛
はいもちろん嘘です。「ってことは、チューしちゃったら赤ちゃんできちゃうよねっ?」っていう、……つまりとても頭悪いお話です。
含み有りの嘘つき従者に溺愛される、騙され貴族令嬢モノになります。
♡多用、言葉責め有り、効果音付きの濃いめです。従者君、軽薄です。
★ハッピーエイプリルフール★
他サイトのエイプリルフール企画に投稿した作品です。期間終了したため、こちらに掲載します。
以下のキーワードをご確認の上、ご自愛ください。
◆近況ボードの同作品の投稿報告記事に蛇補足を追加しました。作品設定の記載(短め)のみですが、もしよろしければ٩( ᐛ )و
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる