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第一章
ハルには内緒よ?
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「何で剣を抜かないのよ! 盾でばっかり殴ってきて!」
「え~? だって私剣術なんてやったことないもん!」
「ええっ!? じゃあなんで剣なんて持ってるのよ!」
「ん~? ファッション?」
「嘘でしょ!? でもこんなファッションで剣を持ってる奴にこんなに押されてるなんて……」
アリサと戦っているミヅキは自分が攻めているのに攻撃は当たらず、逆に自分がダメージを受け不利になっている状況に追い込まれていた。
「もうやめようよ~! うち、もう疲れてきたよ~!」
「何で当たらないのよ! 回り込んでも盾で防がれるし、しかも剣を使わないで盾で殴ってくるなんて! めちゃくちゃよ!」
「だって~! 盾を使わないと切られちゃうでしょ~? でもうち両手で別々の事するの苦手だから剣持って攻撃なんて出来ないよ~、だから盾使うしかないの~」
「何そのしょうもない理由は! そんな奴に苦戦するなんて!」
その頃、ソフィアとカーマは……
「きゃあ~! スイカのお化けこわ~い! ブルンブルンいってる~!」
「待ちなさーい! 避けるんじゃないわよ! もー! 1発殴らせなさいこの筋肉ダルマ!」
「筋肉ダルマって言うんじゃないわよ! そういうアンタはぜい肉スイカよ!」
「ぜい肉ですってー!? 私だって好きでこうなってる訳じゃないわよ! 気付いたらこんなになって……よくジロジロ見られるし、足元見えにくいから転びそうになるし……ブラはかわいいのないし……」
「あら? アンタも苦労してるのね……でも大丈夫よ♪ 男なんてマザコンが多いんだからアンタのそのたぷたぷスイカだって好きな人いっぱいいるわよ♪」
「いっぱいいてもそれはそれで迷惑っていうか……」
「でもあのかわいい顔のボクもアンタのたぷたぷスイカ大好きなはずよ? だって近くであのビキニアーマーの子が戦ってるのにそっち見ないでこっちばっかり見てるし♪ しかもアンタのたぷたぷばっか見て! フフフっ♪」
「ええっ!? ハルったら!」
「でもよかったじゃないのよ♪ 1番見て欲しい人が見てくれてるから♪」
「何言ってるのよ! ……でもよかった……嫌われないよう教育しといて……」
「あら? 何よ教育って? 面白そうだから聞かせなさいよ!」
「えっ!? ……まあいいわ……ハルには内緒よ?」
ソフィアは戦いそっちのけでカーマと話し込んでるし……何かこっちをチラチラ見て笑ってるし、ヤな感じだな!
それはそうと俺もリーロとにらみ合いしているがお互い一歩も動けないでいる。
「……おい、リーロだっけ? 来るんじゃなかったのか?」
「うん、行こうと思ったけどどうしたらいいかわからないから……」
何だよ! 「行くよ!」とか言って向かって来たと思ったらすぐ元の位置に戻ってそのままずっとにらみ合いだよ! 俺がよそ見してても何もしてこないし……
「何もしないのか? それならこっちから行くぞ!」
思わずそう言ってしまったがどうしよう……ケンカだってまともにしたことないし……
俺も動けずまたにらみ合いになる。
「…………」
「…………」
「……あのさ、お前ケンカとかしたことないだろ?」
「……そう言う君もしたことなさそうだね?」
「俺達戦っても見苦しいだけじゃないか?」
「そうだね、お互い恥をかくだけだと思う……」
「……とりあえずにらみ合いを続けるフリをしておくか?」
「お互いケガしたくないもんね……」
俺達はとりあえず他が決着つくまでにらみ合いを続ける事にした。
「はぁ……はぁ……! 何で! 何で私だけこんなボロボロになってアンタは無傷なのよ! 盾で殴るのやめなさいよ! この馬鹿力露出狂女!!!」
「む~! 露出狂じゃないって言ってるでしょ~? も~怒ったよ~!」
盾をブンブン振り回しながら突っ込んでくるアリサに、もう体力もほとんどなくなり逃げ切れないと思ったミヅキは剣を盾に防ごうと構えたその時。
「アリサ殿~! ストップでござるー!」
突然声がかかり動きを止め振り返るとコン太とその後ろに4人の男女が着いてきてるのが見えた。
あれ? コン太の奴誰か連れて来たぞ?
「どうしたコン太? それにその人達は?」
「若! その戦いちょっと待って欲しいでござる!」
「一体どうしたっていうんだよ?」
「この人達はオズク村で連れ去られたっていう人達でござる! それでこの人達の話を聞いて欲しいでござる!」
すると4人の中の1人の男性が話しかけてきた。
「すいません、私はオズク村の村長の補佐をやっておりますネイトと申します、それでカーマさん達が襲撃を受けたと聞いて、いてもたっても居られず……申し訳ありません! カーマさん達は悪くないんです! 逆にカーマさんは私達を助けてくれたんです! なのであまり酷い事をしないであげてくれませんか? お願いします!」
「えっ? どういう事? でも金目の物とか盗んでるよな?」
「実は……」
「あなた達! 余計な事言うんじゃないわよ! ワタシ達が勝手にやった事よ!」
「もういいんです! それにカーマさん達だけ悪者にしてこれから生きていくなんて自分達には無理です!」
「あなた達……」
「実は私は村長の補佐として働いてましたが、最近村長に無茶な仕事ばかりを押し付けられて毎日帰りが遅くなる日が多くなってたんです、それで調べものをしている時に村長が賄賂を受け取ったと思う書類を見つけてしまって……」
「それで散々こき使われたから復讐してやろうって思ったのか?」
「いいえ、それでその事実を知ってしまって仕事が手に着かなくなり久しぶりに早めに家に帰る事にしたんですが……家に帰る途中で妻を見かけて……そうしたら妻が村長と一緒に歩いてて、村長に肩を抱かれながら村長の家に入って行くのを見てしまったんです! ううぅ~!」
うわぁ……村長のために一生懸命働いてたのに、その村長が自分の奥さんと不倫してるとこを見かけたら最悪だな……
「それで家に帰れず酒場でヤケ酒を飲んでる時にカーマさん達に出会って相談してたんです」
そうするともう1人の男性が
「自分はアレンっていいます、自分も村長に彼女を奪われました……就職が決まらず村長の元で仕事がないか聞きに行った時に目を付けられたんですかね? 彼女も一緒に来てくれたんですが、数日後村長の家に入って行く彼女を見かけて、覗いてみたら村長に抱き着かれてるのを見てしまって……自分もネイトさんと同じ時に酒場にいまして一緒に相談に乗ってもらってたんです……」
あの村長がそんな事してるなんて!
よく思い出してみるとネイトさんの奥さんとアレンさんの彼女の所に聞き込みに行った時、何か様子が変だったような気がするな……あれはもしかして俺達と一緒にいた村長を見てだったのか?
「そういう事があったんですね……それならあとの2人は?」
「私はあのチャラ男に騙されて……結婚しようって言われてその気になっていたら、借金があるだの急にお金が必要になっただの……私も好きだったし結婚する事を考えたらしょうがないと思ってたけど、お金がもうなくなったって言ったら急に態度を変えて……最後にはヒドイ事散々言われた後捨てられました……」
アイツか! とんでもないクズ野郎じゃないか!
「その場で泣き崩れる私に声をかけて慰めてくれたのがミヅキさんでした、それでその後ミヅキさんに愚痴を聞いてもらったり相談に乗ってもらったりしてて……」
「もう話さなくても大丈夫よ、私も男に貢いで裏切られた事があって、あなたの気持ちがよく分かるから」
「ありがとう! ミヅキさん……」
ミヅキさんに抱きつき泣く女性、ミヅキさんも辛い思いをしたことがあるから共感して手助けをしたのかもしれないな……
この3人にそれぞれ理由があって、カーマ達はその復讐の手伝いをしたって事なのかな?
そして最後に残った女の子に理由を聞いてみると
「わたしのパパとママ、いっつもケンカしてるからイヤになっておうちからにげてきたの! そしたら迷子になっちゃって、泣いてたらリーロお兄ちゃんがたすけてくれたの! わたしはパパとママが仲直りするまでおうちにかえらないから!」
「パパとママ心配してるよ? お兄ちゃんと一緒に帰ろう?」
「やだ! それよりリーロお兄ちゃん! おうまさんごっこの途中でいなくなって!はやくつづきしよう!」
「ううっ……分かったよ……これが終わったらお家に帰ろうね?」
「やだ! おうまさん! もっとはやくはしって!」
「ううぅ~、ひ、ヒヒ~ン!」
女の子は家出か……リーロの奴大変だな、帰そうとしてるのに帰ってくれないんだから……
「何かどっちが悪者かっていったら村長達の方が悪者のような気がしてきたな……でもだからって盗みはよくないけどな!」
「そうよね、ハルちゃんが捕まえるって言うなら大人しく捕まるわ……」
そう言ってきたのはカーマだ、いつの間にかハルちゃんって呼ばれてるし! するとソフィアが
「ハル! カーマ達を捕まえるのはちょっと待って! そもそも盗んだお金は悪い事して稼いだお金なんだし、そのお金は被害にあったこの人達に渡したって言ってるわよ! それにさっきカーマと話してみたけど、見た目は変だけど話してみたらとてもいい人よ!」
「そのいい人の仲間を問答無用で倒していったのはソフィアだけどな!」
「うっ! そ、それは悪かったわ! それでもハル! ちょっと考え直してくれない?」
悪い人達ではないんだろうけど……悩んでいるとコン太が
「若、実は調査していて偶然見かけてしまって慌てて映像を撮ったでござる、これは必要か分からなかったでござるがさっきの話を聞いて、これを見た方がよさそうと思ったでござる」
そしてコン太の撮影した映像を見てみるととんでもない事が分かった!
「え~? だって私剣術なんてやったことないもん!」
「ええっ!? じゃあなんで剣なんて持ってるのよ!」
「ん~? ファッション?」
「嘘でしょ!? でもこんなファッションで剣を持ってる奴にこんなに押されてるなんて……」
アリサと戦っているミヅキは自分が攻めているのに攻撃は当たらず、逆に自分がダメージを受け不利になっている状況に追い込まれていた。
「もうやめようよ~! うち、もう疲れてきたよ~!」
「何で当たらないのよ! 回り込んでも盾で防がれるし、しかも剣を使わないで盾で殴ってくるなんて! めちゃくちゃよ!」
「だって~! 盾を使わないと切られちゃうでしょ~? でもうち両手で別々の事するの苦手だから剣持って攻撃なんて出来ないよ~、だから盾使うしかないの~」
「何そのしょうもない理由は! そんな奴に苦戦するなんて!」
その頃、ソフィアとカーマは……
「きゃあ~! スイカのお化けこわ~い! ブルンブルンいってる~!」
「待ちなさーい! 避けるんじゃないわよ! もー! 1発殴らせなさいこの筋肉ダルマ!」
「筋肉ダルマって言うんじゃないわよ! そういうアンタはぜい肉スイカよ!」
「ぜい肉ですってー!? 私だって好きでこうなってる訳じゃないわよ! 気付いたらこんなになって……よくジロジロ見られるし、足元見えにくいから転びそうになるし……ブラはかわいいのないし……」
「あら? アンタも苦労してるのね……でも大丈夫よ♪ 男なんてマザコンが多いんだからアンタのそのたぷたぷスイカだって好きな人いっぱいいるわよ♪」
「いっぱいいてもそれはそれで迷惑っていうか……」
「でもあのかわいい顔のボクもアンタのたぷたぷスイカ大好きなはずよ? だって近くであのビキニアーマーの子が戦ってるのにそっち見ないでこっちばっかり見てるし♪ しかもアンタのたぷたぷばっか見て! フフフっ♪」
「ええっ!? ハルったら!」
「でもよかったじゃないのよ♪ 1番見て欲しい人が見てくれてるから♪」
「何言ってるのよ! ……でもよかった……嫌われないよう教育しといて……」
「あら? 何よ教育って? 面白そうだから聞かせなさいよ!」
「えっ!? ……まあいいわ……ハルには内緒よ?」
ソフィアは戦いそっちのけでカーマと話し込んでるし……何かこっちをチラチラ見て笑ってるし、ヤな感じだな!
それはそうと俺もリーロとにらみ合いしているがお互い一歩も動けないでいる。
「……おい、リーロだっけ? 来るんじゃなかったのか?」
「うん、行こうと思ったけどどうしたらいいかわからないから……」
何だよ! 「行くよ!」とか言って向かって来たと思ったらすぐ元の位置に戻ってそのままずっとにらみ合いだよ! 俺がよそ見してても何もしてこないし……
「何もしないのか? それならこっちから行くぞ!」
思わずそう言ってしまったがどうしよう……ケンカだってまともにしたことないし……
俺も動けずまたにらみ合いになる。
「…………」
「…………」
「……あのさ、お前ケンカとかしたことないだろ?」
「……そう言う君もしたことなさそうだね?」
「俺達戦っても見苦しいだけじゃないか?」
「そうだね、お互い恥をかくだけだと思う……」
「……とりあえずにらみ合いを続けるフリをしておくか?」
「お互いケガしたくないもんね……」
俺達はとりあえず他が決着つくまでにらみ合いを続ける事にした。
「はぁ……はぁ……! 何で! 何で私だけこんなボロボロになってアンタは無傷なのよ! 盾で殴るのやめなさいよ! この馬鹿力露出狂女!!!」
「む~! 露出狂じゃないって言ってるでしょ~? も~怒ったよ~!」
盾をブンブン振り回しながら突っ込んでくるアリサに、もう体力もほとんどなくなり逃げ切れないと思ったミヅキは剣を盾に防ごうと構えたその時。
「アリサ殿~! ストップでござるー!」
突然声がかかり動きを止め振り返るとコン太とその後ろに4人の男女が着いてきてるのが見えた。
あれ? コン太の奴誰か連れて来たぞ?
「どうしたコン太? それにその人達は?」
「若! その戦いちょっと待って欲しいでござる!」
「一体どうしたっていうんだよ?」
「この人達はオズク村で連れ去られたっていう人達でござる! それでこの人達の話を聞いて欲しいでござる!」
すると4人の中の1人の男性が話しかけてきた。
「すいません、私はオズク村の村長の補佐をやっておりますネイトと申します、それでカーマさん達が襲撃を受けたと聞いて、いてもたっても居られず……申し訳ありません! カーマさん達は悪くないんです! 逆にカーマさんは私達を助けてくれたんです! なのであまり酷い事をしないであげてくれませんか? お願いします!」
「えっ? どういう事? でも金目の物とか盗んでるよな?」
「実は……」
「あなた達! 余計な事言うんじゃないわよ! ワタシ達が勝手にやった事よ!」
「もういいんです! それにカーマさん達だけ悪者にしてこれから生きていくなんて自分達には無理です!」
「あなた達……」
「実は私は村長の補佐として働いてましたが、最近村長に無茶な仕事ばかりを押し付けられて毎日帰りが遅くなる日が多くなってたんです、それで調べものをしている時に村長が賄賂を受け取ったと思う書類を見つけてしまって……」
「それで散々こき使われたから復讐してやろうって思ったのか?」
「いいえ、それでその事実を知ってしまって仕事が手に着かなくなり久しぶりに早めに家に帰る事にしたんですが……家に帰る途中で妻を見かけて……そうしたら妻が村長と一緒に歩いてて、村長に肩を抱かれながら村長の家に入って行くのを見てしまったんです! ううぅ~!」
うわぁ……村長のために一生懸命働いてたのに、その村長が自分の奥さんと不倫してるとこを見かけたら最悪だな……
「それで家に帰れず酒場でヤケ酒を飲んでる時にカーマさん達に出会って相談してたんです」
そうするともう1人の男性が
「自分はアレンっていいます、自分も村長に彼女を奪われました……就職が決まらず村長の元で仕事がないか聞きに行った時に目を付けられたんですかね? 彼女も一緒に来てくれたんですが、数日後村長の家に入って行く彼女を見かけて、覗いてみたら村長に抱き着かれてるのを見てしまって……自分もネイトさんと同じ時に酒場にいまして一緒に相談に乗ってもらってたんです……」
あの村長がそんな事してるなんて!
よく思い出してみるとネイトさんの奥さんとアレンさんの彼女の所に聞き込みに行った時、何か様子が変だったような気がするな……あれはもしかして俺達と一緒にいた村長を見てだったのか?
「そういう事があったんですね……それならあとの2人は?」
「私はあのチャラ男に騙されて……結婚しようって言われてその気になっていたら、借金があるだの急にお金が必要になっただの……私も好きだったし結婚する事を考えたらしょうがないと思ってたけど、お金がもうなくなったって言ったら急に態度を変えて……最後にはヒドイ事散々言われた後捨てられました……」
アイツか! とんでもないクズ野郎じゃないか!
「その場で泣き崩れる私に声をかけて慰めてくれたのがミヅキさんでした、それでその後ミヅキさんに愚痴を聞いてもらったり相談に乗ってもらったりしてて……」
「もう話さなくても大丈夫よ、私も男に貢いで裏切られた事があって、あなたの気持ちがよく分かるから」
「ありがとう! ミヅキさん……」
ミヅキさんに抱きつき泣く女性、ミヅキさんも辛い思いをしたことがあるから共感して手助けをしたのかもしれないな……
この3人にそれぞれ理由があって、カーマ達はその復讐の手伝いをしたって事なのかな?
そして最後に残った女の子に理由を聞いてみると
「わたしのパパとママ、いっつもケンカしてるからイヤになっておうちからにげてきたの! そしたら迷子になっちゃって、泣いてたらリーロお兄ちゃんがたすけてくれたの! わたしはパパとママが仲直りするまでおうちにかえらないから!」
「パパとママ心配してるよ? お兄ちゃんと一緒に帰ろう?」
「やだ! それよりリーロお兄ちゃん! おうまさんごっこの途中でいなくなって!はやくつづきしよう!」
「ううっ……分かったよ……これが終わったらお家に帰ろうね?」
「やだ! おうまさん! もっとはやくはしって!」
「ううぅ~、ひ、ヒヒ~ン!」
女の子は家出か……リーロの奴大変だな、帰そうとしてるのに帰ってくれないんだから……
「何かどっちが悪者かっていったら村長達の方が悪者のような気がしてきたな……でもだからって盗みはよくないけどな!」
「そうよね、ハルちゃんが捕まえるって言うなら大人しく捕まるわ……」
そう言ってきたのはカーマだ、いつの間にかハルちゃんって呼ばれてるし! するとソフィアが
「ハル! カーマ達を捕まえるのはちょっと待って! そもそも盗んだお金は悪い事して稼いだお金なんだし、そのお金は被害にあったこの人達に渡したって言ってるわよ! それにさっきカーマと話してみたけど、見た目は変だけど話してみたらとてもいい人よ!」
「そのいい人の仲間を問答無用で倒していったのはソフィアだけどな!」
「うっ! そ、それは悪かったわ! それでもハル! ちょっと考え直してくれない?」
悪い人達ではないんだろうけど……悩んでいるとコン太が
「若、実は調査していて偶然見かけてしまって慌てて映像を撮ったでござる、これは必要か分からなかったでござるがさっきの話を聞いて、これを見た方がよさそうと思ったでござる」
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