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私の勝ち~♪
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「中も結構盛り上がってるな~!」
「そうだね~! ここは……色々なミニゲームが出来るんだって、見てみよう?」
エリザに言われた教室に入っていくと、輪投げや射的に型抜きなどお祭りでよくありそうなものが色々と並んでいた。
「シュウちゃん、輪投げやってみよう?」
「おう! すいません、1回いいですか?」
「はい! 1回の挑戦で5回投げれますよ!」
「そうですか、じゃあ2人で交互にやるか?」
「うん、じゃあシュウちゃんからね!」
「よし……とりゃ!」
最初に俺が投げた輪っかは棒にぶつかり外れてしまう。
「あー! 惜しかったねシュウちゃん!」
「クソ~! じゃあ次はエリザだな」
「うん! じゃあいくよ~? えい!」
エリザが輪っかを投げると見事棒に輪っかが入った。
「あっ! やったシュウちゃん、うふふ!」
「お、おお! すごいなエリザ!」
エリザ、すごいよ! エリザが輪っかを投げると勢いでお胸様がプルルン! ってなってたよ!
輪っかの行方よりそっちに目がいってしまってた。
嬉しさで軽くピョンピョンと跳ねるからそれもまた……
係をしている女子生徒もエリザのお胸様を見て、目を見開いていた。
「うふふ~! はい、次はシュウちゃんだよ?」
集中力が失くなってしまった俺はまた外してしまい、エリザはまたプルルンと成功、最後の1投もエリザに譲り、プルルン。
3つの輪っかを入れたエリザは係の女子生徒から景品をもらい嬉しそうにしている。
……景品を渡す時のあの女の子の笑顔、引きつってたな、そしてクラスメートの女子にヒソヒソと
「あの先輩……ヤバくない?」
「あれが……男を惹き付けてるのかな?」
「魔乳よ、魔乳!」
おい、魔乳ってなんだよ! エリザのお胸様は…… 魔乳…… 確かにあれは俺を惹き付けてダメにする魔力を持ってるかも……
なんて事を考えていると
「射的もやってみよう?」
「おっ! じゃあやってみるか!」
次の射的は俺とエリザは別々に挑戦する。
「うふふ、多く当てた方が勝ちだよ?」
「わかった、負けないからな?」
そして1人3発の弾をもらい、いざ勝負!
「よし! あっ! クソ~! 1回しか…… エリザ!?」
弾を込め片手に銃を持ち、うふふ~と笑う顔がスッと真剣な顔になり……
パン! パン! パン! と素早く弾を込め打ち出すと、すべて的に命中した。
「え、エリザすごいな!」
「うふふ、私の勝ち~♪」
銃口にフッと息を吹きかけ俺にウインクするエリザ、こんな特技があったなんて!
「ああ、俺の完敗だよ!」
「負けたシュウちゃんには~、うふふ、はい!」
そう言ってエリザは笑顔で両手を広げる、これはハグをしろって事だろう。
「わかったよエリザ」
「うふふ~♥️」
エリザを抱き締める俺、それで満足してくれたエリザは嬉しそうに俺の胸に顔をスリスリ。
「あれが……魔乳先輩の力なの?」
「うぅぅ……私も魔乳があれば彼を……」
恨めしそうにエリザを見つめる女子達に俺は苦笑い、そしてこの教室を出て次の場所へ行く。
「あれは、お化け屋敷?」
「お化け研究会のお化け屋敷だって! 面白そうだね!」
「入ってみるか!」
そして受付をして中に入る。
暗くなった教室にはパーテーションで細い通路が作られ、恐い雰囲気の飾り付けがされていた。
「シュウちゃん、なんか本格的で恐いね……」
「おお…… さすがお化け研究会だな」
ゆっくりと通路を進み、曲がり角を曲がると……
「うらめしや~!……」
「きゃっ! あぁ~ん♥️ シュウちゃんお尻触ったでしょ~?」
「えっ? あ、ごめん!」
「うふふ、エッチ♥️」
「わざとじゃないから!」
「え~? 本当に?」
「う、うらめし……」
なんか声が聞こえたような気がしたが先へ進む。
そして井戸の形をした置物の横を通り抜けようとした所……
「うがぁー! ……」
「シュウちゃん、さっきお尻触ったんだから罰としてチューして?」
「こんな所でか? さすがに脅かす人がもうそろそろ……」
「ヤダ! チュー!」
「……わかったよ」
「ん♥️ うふふ、シュウちゃん」
「うらめし……うらやましい……」
そして次々と進むが全然脅かす人が出てくる気配はない。
「お、お、ぉぉー!!」
「シュウちゃ~ん! ギュ~っ!」
「がおー!!」
「あん♥️ シュウちゃんってばこんな所で……」
「俺は何もしてないぞ?」
「えぇ~? じゃあこの手は?」
「あ、あはは!」
「エッチ♥️」
そして出口へ到着、最後まで何も起こらずちょっとガッカリだな。
そんな感じで休憩時間も終わりに近づいてきたので教室に帰る。
その頃、お化け研究会のメンバー達は……
「何なのあのバカップル!? 私達が脅かしても全然見てないし!」
「普通に暗がりでイチャイチャしてただけだったよ?」
「そういう場所じゃないんですけど!」
「でも……」
「「「私達もお化けより彼氏見つけたい」」」
そしてこの日を最後にお化け研究会は解散した。
「そうだね~! ここは……色々なミニゲームが出来るんだって、見てみよう?」
エリザに言われた教室に入っていくと、輪投げや射的に型抜きなどお祭りでよくありそうなものが色々と並んでいた。
「シュウちゃん、輪投げやってみよう?」
「おう! すいません、1回いいですか?」
「はい! 1回の挑戦で5回投げれますよ!」
「そうですか、じゃあ2人で交互にやるか?」
「うん、じゃあシュウちゃんからね!」
「よし……とりゃ!」
最初に俺が投げた輪っかは棒にぶつかり外れてしまう。
「あー! 惜しかったねシュウちゃん!」
「クソ~! じゃあ次はエリザだな」
「うん! じゃあいくよ~? えい!」
エリザが輪っかを投げると見事棒に輪っかが入った。
「あっ! やったシュウちゃん、うふふ!」
「お、おお! すごいなエリザ!」
エリザ、すごいよ! エリザが輪っかを投げると勢いでお胸様がプルルン! ってなってたよ!
輪っかの行方よりそっちに目がいってしまってた。
嬉しさで軽くピョンピョンと跳ねるからそれもまた……
係をしている女子生徒もエリザのお胸様を見て、目を見開いていた。
「うふふ~! はい、次はシュウちゃんだよ?」
集中力が失くなってしまった俺はまた外してしまい、エリザはまたプルルンと成功、最後の1投もエリザに譲り、プルルン。
3つの輪っかを入れたエリザは係の女子生徒から景品をもらい嬉しそうにしている。
……景品を渡す時のあの女の子の笑顔、引きつってたな、そしてクラスメートの女子にヒソヒソと
「あの先輩……ヤバくない?」
「あれが……男を惹き付けてるのかな?」
「魔乳よ、魔乳!」
おい、魔乳ってなんだよ! エリザのお胸様は…… 魔乳…… 確かにあれは俺を惹き付けてダメにする魔力を持ってるかも……
なんて事を考えていると
「射的もやってみよう?」
「おっ! じゃあやってみるか!」
次の射的は俺とエリザは別々に挑戦する。
「うふふ、多く当てた方が勝ちだよ?」
「わかった、負けないからな?」
そして1人3発の弾をもらい、いざ勝負!
「よし! あっ! クソ~! 1回しか…… エリザ!?」
弾を込め片手に銃を持ち、うふふ~と笑う顔がスッと真剣な顔になり……
パン! パン! パン! と素早く弾を込め打ち出すと、すべて的に命中した。
「え、エリザすごいな!」
「うふふ、私の勝ち~♪」
銃口にフッと息を吹きかけ俺にウインクするエリザ、こんな特技があったなんて!
「ああ、俺の完敗だよ!」
「負けたシュウちゃんには~、うふふ、はい!」
そう言ってエリザは笑顔で両手を広げる、これはハグをしろって事だろう。
「わかったよエリザ」
「うふふ~♥️」
エリザを抱き締める俺、それで満足してくれたエリザは嬉しそうに俺の胸に顔をスリスリ。
「あれが……魔乳先輩の力なの?」
「うぅぅ……私も魔乳があれば彼を……」
恨めしそうにエリザを見つめる女子達に俺は苦笑い、そしてこの教室を出て次の場所へ行く。
「あれは、お化け屋敷?」
「お化け研究会のお化け屋敷だって! 面白そうだね!」
「入ってみるか!」
そして受付をして中に入る。
暗くなった教室にはパーテーションで細い通路が作られ、恐い雰囲気の飾り付けがされていた。
「シュウちゃん、なんか本格的で恐いね……」
「おお…… さすがお化け研究会だな」
ゆっくりと通路を進み、曲がり角を曲がると……
「うらめしや~!……」
「きゃっ! あぁ~ん♥️ シュウちゃんお尻触ったでしょ~?」
「えっ? あ、ごめん!」
「うふふ、エッチ♥️」
「わざとじゃないから!」
「え~? 本当に?」
「う、うらめし……」
なんか声が聞こえたような気がしたが先へ進む。
そして井戸の形をした置物の横を通り抜けようとした所……
「うがぁー! ……」
「シュウちゃん、さっきお尻触ったんだから罰としてチューして?」
「こんな所でか? さすがに脅かす人がもうそろそろ……」
「ヤダ! チュー!」
「……わかったよ」
「ん♥️ うふふ、シュウちゃん」
「うらめし……うらやましい……」
そして次々と進むが全然脅かす人が出てくる気配はない。
「お、お、ぉぉー!!」
「シュウちゃ~ん! ギュ~っ!」
「がおー!!」
「あん♥️ シュウちゃんってばこんな所で……」
「俺は何もしてないぞ?」
「えぇ~? じゃあこの手は?」
「あ、あはは!」
「エッチ♥️」
そして出口へ到着、最後まで何も起こらずちょっとガッカリだな。
そんな感じで休憩時間も終わりに近づいてきたので教室に帰る。
その頃、お化け研究会のメンバー達は……
「何なのあのバカップル!? 私達が脅かしても全然見てないし!」
「普通に暗がりでイチャイチャしてただけだったよ?」
「そういう場所じゃないんですけど!」
「でも……」
「「「私達もお化けより彼氏見つけたい」」」
そしてこの日を最後にお化け研究会は解散した。
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