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お、お姫様だっこ!?
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エリザが目覚めたので校長室を出ようとした。
その時ふとエリザの足を見ると
「エリザ、ヒザ擦りむいてるぞ? 保健室に行くか?」
「これくらい大丈夫だよ?」
「でもちゃんと消毒しないと!」
「シュウちゃんったら心配性なんだから~」
するとマリー校長が俺に
「じゃあシュウさんがさっきここに連れてきたように、またお姫様だっこして連れていってあげれば?」
それを聞いたエリザは目を輝かせて俺の方を向き
「お、お姫様だっこ!? ……うぅ、シュウちゃ~ん、足が痛くて歩けないよぉ~!」
エリザが急に立ち上がれないと上目遣いのうるうるアピールをしてきたので、俺はエリザをお姫様だっこをする事となった。
「エリザ持ち上げるぞ? よいしょっと!」
「きゃっ! シュウちゃん、たくましい……」
「ほら、行くぞ? ちゃんとつかまってろよ?」
「うん! はぁ……男らしいシュウちゃん素敵♥️」
そしてお姫様だっこで保健室へ向かう。
途中、色々な人が俺達をチラチラ見ていたが、エリザはそんな事は気にした様子ではなく
「すんすん、はぁ……シュウのニオイ♥️」
「エリザ、ちょっと恥ずかしいからやめろよ!」
「すぅ~! シュウちゃん、好き……」
周りの事は目に入らず、すんすんと俺の胸に顔を埋め、ウットリとした顔をするエリザ。
「私……どうにかなっちゃいそう、我慢出来なくなっちゃうよ~!」
俺の胸に顔をスリスリモジモジ、エリザあんまり動くと落ちちゃうぞ?
そして保健室の前に着いた俺達だったが、保健室の中から何やら大きな声が……
「あぁ~ん♥️ せんせぇ~~~♥️」
「ちょっ! ミーナくん……そんなにしたら!」
「モリヤマせんせぇ~! 素敵~♥️ こんなの……はじめてぇ~~♥️」
「ち、ちょっと声が大き……ぐっ!」
「「…………」」
なんか取り組み中みたいだから、時間を置いてきた方がいいな……
少し時間を置いて保健室に入った俺達、保健室のベッドの方から慌てたようにガサゴソと音がしたが気にしないようにして、消毒薬と絆創膏を持ってくる。
「エリザ、ちょっとしみるぞ?」
「うん……ひぁ!」
「よし……これで……いいぞ!」
「ありがとシュウちゃん」
俺を手招きして、顔を近付けさせキスをしてくるエリザ。
するとベッドがある方のカーテンが開き、中からゴリヤマ先生が出てきた。
「お、お、お前達どうしたんだ?」
「彼女がケガをしたもんで……」
「そ、そ、そうか! わはは!」
「せんせぇ~♥️ もっとぉ~!」
カーテンからひょこっと姿を表したのはミーナ先輩だった、そしてミーナ先輩は服を着ていな……
「あぁ~!! 出てきたらダメだろ!」
「せんせぇ大丈夫ですわよ、この子達気付いてますもの、ふふふっ」
「えっ!? あ、え、こ、これは!」
「黒まんじゅう……じゃなくてエリザさん、ありがとうございますわ! あなたの呪いおかげで素敵な事が分かって、素敵な人と出会えましたわ!」
「……何がですか?」
「わたくし、目覚めましたわ! 一途に運命の男性と一生添い遂げますわ、このモリヤマ先生と……♥️」
「「「えっ!?」」」
「優しく介抱してくれて紳士的……更にたくましくて……そして相性バッチリ! 好きになればなるほど……こんな凄いの初めてですわ! もうわたくし、モリヤマ先生以外考えられませんわ!」
「……」
「うふふ、私の愛の力……届いたみたいだね?」
「ええ、申し訳ありませんでしたわ、わたくしがあなたにやったような事をモリヤマ先生……ダーリンがされたら……わたくし、相手を消してしまいますわ!」
「うふふ、分かればいいの♪」
「えっ? ミーナくん?」
「だから、責任……取って下さいね? ダーリン♥️」
ポカーンとした顔をしてミーナ先輩を見つめるモリヤマ先生とそんな2人を笑顔で見るエリザ、急展開過ぎてついていけない!
「……エリザ、どういう事なんだ?」
「多分だけど、私のシュウちゃんを一途に想う愛の力をいっぱい受けて、ミーナ先輩の中で何かが変わったみたい、そしたら運命の相手がすぐそばにいたって話じゃないかな?」
「そうなのか……」
そうなのか……とか言ったけど全く分からん! つまりビッチから1人の男性を想う性格に変わったって事か?
タジタジになってるモリヤマ先生と、そんな先生に抱き着くミーナ先輩。
でもミーナ先輩……服を着て下さい!
「シュウちゃん?」
「へっ? エリザ?」
「何をそんな見てるの?」
「えっ? いや……」
「うふふ~、シュウちゃんは私だけを見てればいいの!」
「ご、ごめんなさい!」
「……もう早退しよう?」
「えっ?」
「シュウちゃん、一緒に早退」
「早退はマズイんじゃ……」
「一緒に早退」
「だから……」
「そ・う・た・い」
「はい……」
そして一緒に早退した俺達、家に帰ると誰も居なかった。
俺の部屋に入ると同時に……
「うふふ、シュウちゃん♥️」
「え、エリザ?」
「シュウちゃんは私のもの、私はシュウちゃんのもの……」
「エリザ……さん?」
「確かめ合おう? うふふ~♥️」
…………
…………
…………
その後、俺はエリザのものだとイヤというほど、この身体に愛の補習授業を受けた。
その時ふとエリザの足を見ると
「エリザ、ヒザ擦りむいてるぞ? 保健室に行くか?」
「これくらい大丈夫だよ?」
「でもちゃんと消毒しないと!」
「シュウちゃんったら心配性なんだから~」
するとマリー校長が俺に
「じゃあシュウさんがさっきここに連れてきたように、またお姫様だっこして連れていってあげれば?」
それを聞いたエリザは目を輝かせて俺の方を向き
「お、お姫様だっこ!? ……うぅ、シュウちゃ~ん、足が痛くて歩けないよぉ~!」
エリザが急に立ち上がれないと上目遣いのうるうるアピールをしてきたので、俺はエリザをお姫様だっこをする事となった。
「エリザ持ち上げるぞ? よいしょっと!」
「きゃっ! シュウちゃん、たくましい……」
「ほら、行くぞ? ちゃんとつかまってろよ?」
「うん! はぁ……男らしいシュウちゃん素敵♥️」
そしてお姫様だっこで保健室へ向かう。
途中、色々な人が俺達をチラチラ見ていたが、エリザはそんな事は気にした様子ではなく
「すんすん、はぁ……シュウのニオイ♥️」
「エリザ、ちょっと恥ずかしいからやめろよ!」
「すぅ~! シュウちゃん、好き……」
周りの事は目に入らず、すんすんと俺の胸に顔を埋め、ウットリとした顔をするエリザ。
「私……どうにかなっちゃいそう、我慢出来なくなっちゃうよ~!」
俺の胸に顔をスリスリモジモジ、エリザあんまり動くと落ちちゃうぞ?
そして保健室の前に着いた俺達だったが、保健室の中から何やら大きな声が……
「あぁ~ん♥️ せんせぇ~~~♥️」
「ちょっ! ミーナくん……そんなにしたら!」
「モリヤマせんせぇ~! 素敵~♥️ こんなの……はじめてぇ~~♥️」
「ち、ちょっと声が大き……ぐっ!」
「「…………」」
なんか取り組み中みたいだから、時間を置いてきた方がいいな……
少し時間を置いて保健室に入った俺達、保健室のベッドの方から慌てたようにガサゴソと音がしたが気にしないようにして、消毒薬と絆創膏を持ってくる。
「エリザ、ちょっとしみるぞ?」
「うん……ひぁ!」
「よし……これで……いいぞ!」
「ありがとシュウちゃん」
俺を手招きして、顔を近付けさせキスをしてくるエリザ。
するとベッドがある方のカーテンが開き、中からゴリヤマ先生が出てきた。
「お、お、お前達どうしたんだ?」
「彼女がケガをしたもんで……」
「そ、そ、そうか! わはは!」
「せんせぇ~♥️ もっとぉ~!」
カーテンからひょこっと姿を表したのはミーナ先輩だった、そしてミーナ先輩は服を着ていな……
「あぁ~!! 出てきたらダメだろ!」
「せんせぇ大丈夫ですわよ、この子達気付いてますもの、ふふふっ」
「えっ!? あ、え、こ、これは!」
「黒まんじゅう……じゃなくてエリザさん、ありがとうございますわ! あなたの呪いおかげで素敵な事が分かって、素敵な人と出会えましたわ!」
「……何がですか?」
「わたくし、目覚めましたわ! 一途に運命の男性と一生添い遂げますわ、このモリヤマ先生と……♥️」
「「「えっ!?」」」
「優しく介抱してくれて紳士的……更にたくましくて……そして相性バッチリ! 好きになればなるほど……こんな凄いの初めてですわ! もうわたくし、モリヤマ先生以外考えられませんわ!」
「……」
「うふふ、私の愛の力……届いたみたいだね?」
「ええ、申し訳ありませんでしたわ、わたくしがあなたにやったような事をモリヤマ先生……ダーリンがされたら……わたくし、相手を消してしまいますわ!」
「うふふ、分かればいいの♪」
「えっ? ミーナくん?」
「だから、責任……取って下さいね? ダーリン♥️」
ポカーンとした顔をしてミーナ先輩を見つめるモリヤマ先生とそんな2人を笑顔で見るエリザ、急展開過ぎてついていけない!
「……エリザ、どういう事なんだ?」
「多分だけど、私のシュウちゃんを一途に想う愛の力をいっぱい受けて、ミーナ先輩の中で何かが変わったみたい、そしたら運命の相手がすぐそばにいたって話じゃないかな?」
「そうなのか……」
そうなのか……とか言ったけど全く分からん! つまりビッチから1人の男性を想う性格に変わったって事か?
タジタジになってるモリヤマ先生と、そんな先生に抱き着くミーナ先輩。
でもミーナ先輩……服を着て下さい!
「シュウちゃん?」
「へっ? エリザ?」
「何をそんな見てるの?」
「えっ? いや……」
「うふふ~、シュウちゃんは私だけを見てればいいの!」
「ご、ごめんなさい!」
「……もう早退しよう?」
「えっ?」
「シュウちゃん、一緒に早退」
「早退はマズイんじゃ……」
「一緒に早退」
「だから……」
「そ・う・た・い」
「はい……」
そして一緒に早退した俺達、家に帰ると誰も居なかった。
俺の部屋に入ると同時に……
「うふふ、シュウちゃん♥️」
「え、エリザ?」
「シュウちゃんは私のもの、私はシュウちゃんのもの……」
「エリザ……さん?」
「確かめ合おう? うふふ~♥️」
…………
…………
…………
その後、俺はエリザのものだとイヤというほど、この身体に愛の補習授業を受けた。
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