65 / 94
ちょっと~!
しおりを挟む
学校が始まり2人で登校する。
それにしても夏用の制服のエリザ、破壊力バツグンだな!
健康的な褐色の肌がいつもより多く見えて、夏服のベストからも分かるお胸様、学校なのでメガネをかけ、地味にしているつもりだろうエリザだが、お胸様は逆にド派手に自分をアピールしている。
そんなエリザと手を繋ぎ登校しているが
「シュウちゃん? 見すぎ!」
「へっ? ごめん!」
「シュウちゃんったら……いつも見てるでしょ?」
「それは! そうだけど……エリザが魅力的過ぎるんだよ」
「うふふ、嬉しい!」
そんな話をしながら学校に着き、久しぶりに自分達のクラスに入る。
「あっ! エリっち、シュウっち久しぶりです!」
「ジュリちゃん久しぶり~!」
「よっ!」
「元気だったです? 私は忙しくて忙しくて……売れに売れたです!」
「ジュリちゃん、また自分で作った本とかを売るお祭りに行ってたの?」
「そうです! 今回も盛り上がったです!」
「うふふ、よかったね!」
「はいです! ……ってエリっち雰囲気変わったです?」
「えっ? そうかな? うふふ!」
そして俺に振り返り、俺のシャツをチョンとつまむ。
「む!? むむむ? ひょっとしてエリっち、これです?」
そう言ってジュリのやつは左手の親指と人差し指で輪っかを作り、右手の人差し指をその輪っかに…… ちょっ、ジュリ! お下品!
「ジュリちゃん、ちょっと~!」
そしてエリザは両手を自分のほっぺたに添え、イヤンイヤンと身をよじる。
「エリっち…… ついに大人になったです~~~!?」
ジュリのバカが大声でそんな事叫ぶもんだから……
「エリザちゃん! ついに!?」
「エリザちゃん、おめでとう!」
「エリザちゃん……どうだった?」
一斉にクラスの女子に囲まれるエリザ、困ったフリしているがニヤニヤが止まらないって表情のエリザを見て、俺はため息をつく。
すると後ろから肩を叩かれ……
「うぉ! け、ケン太!?」
「ついにやりやがったな! 裏切り者!」
「何だよ裏切り者って! そういえばモミジさんとどうなんだよ?」
「話を反らすな! ちなみにモミジさんとはまだ付き合ってないが、こないだ初めて手を繋いだ!」
「おお! それでモミジさんはどんな様子だったんだ?」
「それは……最初はビックリしてたけど……顔真っ赤にしてギュッと握り返してくれたよ! 可愛かった……」
「よかったな、結構脈アリなんじゃないか?」
「シュウはそう思うか? ……まあ俺達のペースでいくよ…… って、話を反らすな!」
「チッ!」
ギャーギャーと騒ぐケン太に、エリザの周りで盛り上がる女子達、そんな感じで夏休み明けの学校は始まったのだが……
「それでエリザちゃん、シュウくんと2人で旅行にいって、一緒にお風呂に?」
「うん、それでね……シュウちゃんが……」
「えっ? すべてをもらうって? それで……キャー♥️」
「うふふ~!」
「ぐふっ、ぐふふ! それでシュウっちはどうだったです?」
「それは……優しくて……たくましくて……ふぅ♥️ それでね……」
「シュウっちすごいです!」
「シュウくんって……そんな……立派な?」
「私の彼の…… 倍!」
「もう! 何言わせてるの、みんな! あとは……2人の大切な思い出なの♥️」
「「「「キャーーー♥️」」」」
女子は相当盛り上がってるけどエリザ……
ちょっとしゃべり過ぎじゃない?
何人か女子が俺の方をチラチラ見てくるよ?
でも目が合わなくて、何か下の方を見られてるような気が!
ワイワイと盛り上がる教室、そこにクリス先生が入ってきてホームルームが始まる。
そして夏休みの宿題を提出する。
余裕で終わった宿題を出すの気持ちいい~!
そんな教室の中、教室のすみで誰かが小さな声で
「ふ~ん、シュウくんのってそんなにすごいんだ、 …………ちゃんに教えてあげよ!」
と、一人つぶやく人が……
その時の俺は、そんな事をまったく知らずに、絡んでくるケン太を相手にウンザリしていた。
それにしても夏用の制服のエリザ、破壊力バツグンだな!
健康的な褐色の肌がいつもより多く見えて、夏服のベストからも分かるお胸様、学校なのでメガネをかけ、地味にしているつもりだろうエリザだが、お胸様は逆にド派手に自分をアピールしている。
そんなエリザと手を繋ぎ登校しているが
「シュウちゃん? 見すぎ!」
「へっ? ごめん!」
「シュウちゃんったら……いつも見てるでしょ?」
「それは! そうだけど……エリザが魅力的過ぎるんだよ」
「うふふ、嬉しい!」
そんな話をしながら学校に着き、久しぶりに自分達のクラスに入る。
「あっ! エリっち、シュウっち久しぶりです!」
「ジュリちゃん久しぶり~!」
「よっ!」
「元気だったです? 私は忙しくて忙しくて……売れに売れたです!」
「ジュリちゃん、また自分で作った本とかを売るお祭りに行ってたの?」
「そうです! 今回も盛り上がったです!」
「うふふ、よかったね!」
「はいです! ……ってエリっち雰囲気変わったです?」
「えっ? そうかな? うふふ!」
そして俺に振り返り、俺のシャツをチョンとつまむ。
「む!? むむむ? ひょっとしてエリっち、これです?」
そう言ってジュリのやつは左手の親指と人差し指で輪っかを作り、右手の人差し指をその輪っかに…… ちょっ、ジュリ! お下品!
「ジュリちゃん、ちょっと~!」
そしてエリザは両手を自分のほっぺたに添え、イヤンイヤンと身をよじる。
「エリっち…… ついに大人になったです~~~!?」
ジュリのバカが大声でそんな事叫ぶもんだから……
「エリザちゃん! ついに!?」
「エリザちゃん、おめでとう!」
「エリザちゃん……どうだった?」
一斉にクラスの女子に囲まれるエリザ、困ったフリしているがニヤニヤが止まらないって表情のエリザを見て、俺はため息をつく。
すると後ろから肩を叩かれ……
「うぉ! け、ケン太!?」
「ついにやりやがったな! 裏切り者!」
「何だよ裏切り者って! そういえばモミジさんとどうなんだよ?」
「話を反らすな! ちなみにモミジさんとはまだ付き合ってないが、こないだ初めて手を繋いだ!」
「おお! それでモミジさんはどんな様子だったんだ?」
「それは……最初はビックリしてたけど……顔真っ赤にしてギュッと握り返してくれたよ! 可愛かった……」
「よかったな、結構脈アリなんじゃないか?」
「シュウはそう思うか? ……まあ俺達のペースでいくよ…… って、話を反らすな!」
「チッ!」
ギャーギャーと騒ぐケン太に、エリザの周りで盛り上がる女子達、そんな感じで夏休み明けの学校は始まったのだが……
「それでエリザちゃん、シュウくんと2人で旅行にいって、一緒にお風呂に?」
「うん、それでね……シュウちゃんが……」
「えっ? すべてをもらうって? それで……キャー♥️」
「うふふ~!」
「ぐふっ、ぐふふ! それでシュウっちはどうだったです?」
「それは……優しくて……たくましくて……ふぅ♥️ それでね……」
「シュウっちすごいです!」
「シュウくんって……そんな……立派な?」
「私の彼の…… 倍!」
「もう! 何言わせてるの、みんな! あとは……2人の大切な思い出なの♥️」
「「「「キャーーー♥️」」」」
女子は相当盛り上がってるけどエリザ……
ちょっとしゃべり過ぎじゃない?
何人か女子が俺の方をチラチラ見てくるよ?
でも目が合わなくて、何か下の方を見られてるような気が!
ワイワイと盛り上がる教室、そこにクリス先生が入ってきてホームルームが始まる。
そして夏休みの宿題を提出する。
余裕で終わった宿題を出すの気持ちいい~!
そんな教室の中、教室のすみで誰かが小さな声で
「ふ~ん、シュウくんのってそんなにすごいんだ、 …………ちゃんに教えてあげよ!」
と、一人つぶやく人が……
その時の俺は、そんな事をまったく知らずに、絡んでくるケン太を相手にウンザリしていた。
0
お気に入りに追加
85
あなたにおすすめの小説

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる