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私とシュウちゃんが

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「お前達は今度から婚約者って事になるな」

「えぇ~~~~!!!?」

 婚約者って! って事はエリザはいずれ俺の…… 

 すると玄関からバタバタ! っと足音が聞こえ…… 

「パパ、トオルおじさま!? 私とシュウちゃんが婚約者って!?」

「エリザ!?」

「エリザちゃん丁度良かった、ここに座って?」

「はい……」

 そして父ちゃんがさっき俺にした説明をエリザにもする。

 そして話を聞いたエリザは、

「そんな…… 私とシュウちゃんが婚約者……うふ、うふふ、うふふふふ~~~♥️」

 エリザは両手をほっぺたに当てて身悶えしている。

「エリザ?」

「シュウちゃんと婚約者……そして夢のマイホーム! シュウちゃんとの愛の巣……♥️ うふふ~!」

 エリザ~? お~い! ダメだ、話しかけても肩を叩いても返事しない…… 

「それで話を進めたいんだけど、エリザちゃんいいかい?」

「あ、えっ? は、はい、お義父様!」

「はははっ、エリザちゃん気が早いよ!」

「うっ、ごめんなさい……」

「それでこれから新しい家の設計やうちとタケルのとこのリフォーム、そんな事で忙しくなると思うからみんな協力して欲しいんだ」

「分かったよ」

「分かりました!」

「とりあえず今日の話はこれだけだ、タケル、今日は急に悪かったな?」

「トオルくん気にしないでいいよ、詳しい話はまた今度で、じゃあエリザ帰るか?」

「……私、シュウちゃんとちょっと話をしてから帰る!」

「ははっ、分かったよ、それじゃあお邪魔しました」


 そしてタケルおじさんが帰った後、俺とエリザは俺の部屋で2人で話をしていた。

「エリザ、俺達ついに婚約者にまでなっちゃったな?」

「うん、私はすごく嬉しいけど……シュウちゃんは良かったの?」

「何言ってるんだよ、あの時エリザのすべてをもらうって言っただろ? それはこれからも含めてって事だから」

「シュウちゃん!」

「エリザ、改めて……俺と結婚を前提に付き合ってもらえますか?」

「シュウちゃん、ぜひよろしくお願いします……うふふ」

 そして2人見つめ合い……

「エリザ愛してるよ」

「シュウちゃん愛してる」

 そしてキスをした俺達は2人抱き締め合った。

「こんな早い展開になるなんて思わなかったな?」

「うふふ、そうだね、でも……私がずっと夢見てた事がどんどん叶って、私幸せすぎて……♥️」

「エリザが願ってた夢、これからどんどん叶えていこうな?」

「シュウちゃん、嬉しい! 私……」

「……で、母ちゃん、いつまで覗いてるんだ?」

「「あはは~!」」

「父ちゃんまで!? 2人して何やってるんだよ!」

「「お邪魔しました~」」

「ったく! 夫婦揃って息子を覗き見するなんて!」

「うふふ」

 そしてエリザはその日、嬉しさのあまり家に泊まっていき、そして翌朝……

「おはよ、シュウちゃん」

「おはようエリザ」

 同じベッドで目覚めた俺達は、揃ってリビングへ降りていく。

「あら、お寝坊さんね? ゆうべはお楽しみでしたね♪」

「母ちゃん!」

「アヤノおばさま……私、恥ずかしい……」

「いいのよ! 2人仲が良くていいじゃない? ……これは孫も早く……」

「何ブツブツ言ってるんだよ母ちゃん?」

「何でもないわよ! ねぇ、エリちゃん?」

「そうですね、……頑張りますね?」

「「うふふ~」」

 2人でヒソヒソ話をして! 2人の方がよっぽど仲が良いよ!

 そして母ちゃんが作ってくれた朝食を2人で食べ、その後エリザは一旦家に帰りまた来るみたいだ。

「エリちゃん、なんか綺麗になったわね?」

「そうか? エリザは元々綺麗で可愛いぞ?」

「そう言う事じゃなくて、雰囲気というか…… 余裕が出てきたのかな?」

「余裕?」

「心の余裕ね、それに自信みたいのがより綺麗に見せてるのかしら?」

「……そうなのかな?」

「エリちゃんの事、もっともっと大切にしてあげなさい? そしたらエリちゃんはシュウにとって、もっと魅力的な子になるわよ?」

「……分かったよ」

 母ちゃんに言われた事は忘れないでおこう。


「お邪魔しま~す!」

「おお、エリザ早かったな!」

「うん! 今日はこれでシュウちゃんにお菓子作ってあげる!」

 エリザが持ってきたのはお菓子の材料、エリザの作るお菓子も絶品だ。

 可愛らしくて、俺に尽くしてくれるエリザと恋人から婚約者に……

 そんなエリザを幸せにしてあげたい、俺に出来る事を考えないとな。


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