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やっぱりこれかな?

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 今日はエリザが落ち込んでるし、エリザには負担にならないようにもてなしてあげよう。

 ……といっても、別に何かする訳ではないのだが……

 いつもなら、エリザは家に来ていても俺の為に尽くしてくれる。

 飲み物の用意や食事、俺の部屋の片付けやしまいには洗濯まで。

 悪いからやらなくていいって言っても、自分がやりたいだけだからと色々してくれる。

 だから今日はエリザにはくつろいでいてもらおう!

「エリザ、何か飲むか?」

「私がやるからいいよ?」

「いや、今日は俺にやらせてくれ」

「シュウちゃん……」

 そしてエリザはいつも紅茶をよく飲むので、俺は紅茶を入れエリザに…… 

「お嬢様、紅茶でございます」

「ふふっ、シュウちゃん、何それ?」

「今日は私がエリザお嬢様のお世話をいたします」

「シュウちゃん面白い……じゃあ今日はお言葉に甘えよっかな~?」

「何なりと申し付けて下さい」

「それじゃあ、シュウちゃんに肩を揉んでもらおうかな?」

「かしこまりました!」

 そして俺はエリザの肩を揉む。
 結構凝ってるな~!

「私、すごく肩凝るんだよね~、やっぱりこれかな?」

 エリザは自分のお胸様を下からグイっと持ち上げる。

 後ろから肩を揉んでるから、そういう風にするとお嬢様のお胸様の谷間様が!

「うふふ、シュウちゃんのエッチ♥️」

「ご、ごめ! 見ないようにするから!」

「見てもいいんだよ? シュウちゃんになら私…… 全部見せてもいいんだよ?」

「ぜ、全部って……」

「うふふ♥️」

 なるべく見ないようにエリザの肩を揉んでいるが、エリザがたぷたぷと動かして俺に見せようとしてくる。
 刺激が強すぎるからやめなさい!

「シュウちゃんもういいよ、じゃあ次は今日は歩き回ったから、足もマッサージしてくれる?」

「……分かりましたよ、お嬢様」

 そして俺はエリザの足元にしゃがみ足をマッサージ……

 って! はしたないから足を閉じなさい! 
 ……その、あれだ……エリザは今日、ワンピースを着ているから……その……足を開くと……

「え、エリザ?」

「うふふ、なぁに?」

 分かってやってるな!? エリザの…… ちょっと派手というか…… 面積が……

「お、お嬢様、足を閉じて……」

「シュウちゃん? よく聞こえないよぉ?」

 そしてさらに足を開くから……

 み、見たらダメだ!

 ちょっと透けて…… いけないいけない!
 ……エリザは銀髪だから……

 ダメだ!

 俺は目を反らし、マッサージに専念する。

「シュウちゃん、ふくらはぎばっかりだよ? 太もももおねがい」

「うぇ!? は、はぃ……」

 そして見ないようにエリザの太ももをマッサージ……
 モチモチのムチムチ……
 エリザの太もも……
 
 マズイマズイ!
 俺はマッサージをする機械だ!
 心を無にしろ!
 心を無に……

 無に……無に……
 ムニムニ……ムニムニ……

 い、イカン! これはイカン!
 
 エリザは笑顔でこっちを見てるし、下に視線を下ろす訳には……

「あっ♥️ もうちょっと上の方をして欲しいな?」

「分かりました……お嬢様」

「もっと上の……ん♥️ 足の付根の方……あっ♥️ そこ……気持ちいぃ♥️」

 エリザ! 変な声出さないで!
 何か……変な事してるみたいじゃないか!

 これはエリザのためのマッサージ……
 なんだよな? 疲れたんだよな?

 だからちゃんと足を伸ばして! 
 だんだん足が……
 それ以上折りたたむと、M字みたくなっちゃうから!

「ん♥️ シュウちゃん上手! はぁん♥️ マッサージ……気持ちいい……」
 
 エリザの表情が! 
 色っぽくて、ちょっと顔が赤く……
 そして足をモジモジさせないで!
 
 手が太ももに挟まれたりしてるから!
 
 俺も男だし、もう……!

「エリザ!」

「シュウちゃん」

 俺はエリザにキスをする。
 
 すると……舌が! 

 初めてする大人のキス。

 エリザは俺の手を取り、太ももの……

 エリザ!? そこは!

「シュウちゃん、愛してる……」

「エリザ……」

 そして俺の手は、エリザに導かれるまま……





「あんた達……リビングでナニしてるのよ?」

「か、母ちゃん!?」

「アヤノおばさま!?」

「いやいや、おアツいね、2人とも」

「父ちゃんも!」

「……恥ずかしい♥️」

 父ちゃんと母ちゃんが帰って来たのにも気付かず俺達は……

 慌てて離れた俺達は、恥ずかしくて父ちゃんと母ちゃんの顔をまともに見られなかった。
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