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は・や・く♥️
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俺達はデパートにある飲食店にいる。
そして俺達が入った店はファミリーレストランのように色んな種類の食べ物がある店だ。
ここにしたのは色んな種類を選んで食べれるという事もあるが、他にも理由がある。
「景色がキレイだね」
「噂には聞いてたけど、本当にスゴいな!」
ここのデパートの飲食店は最上階にあって、このレストランから見える景色は結構話題になってた。
ここのレストランがある側は高い建物が少なく、晴れた日には向こうにある山などがキレイに見える。
買い物を先に済ませ、遅めの昼食になったから店もそんなに混んでないしラッキーだった。
そんな中、俺達は今ボックス席に座っているのだが……
「あ! あれシボリーランドの観覧車だよ! シュウちゃん、今度一緒に乗ろうね?」
「ああ、いいぞ!」
「それでね? あの観覧車に乗って、ちょうど頂上に来たときにキスしたカップルは…… うふふ♥️」
「聞いた事あるな、確か頂上でキスしたカップルは永遠に結ばれるって」
「そうなの、だから……試してみよう?」
「そんな事しなくても俺達は大丈夫だと思うけどな」
「うふふ、私もそう思う」
そう言って俺に寄りかかり指輪を見つめ、何故かボックス席なのに俺のとなりに座りピッタリしてくるエリザ。
まあいいか! エリザ可愛いから全然OK!
「お待たせしましたー!」
「おっ、きたきた」
俺はハンバーグセット、エリザはカルボナーラのスパゲティを頼み、それぞれ食べ始める。
「シュウちゃん、一口食べる?」
「じゃあもらうかな?」
「はい、あ~ん♥️」
「あ~ん、お! これも美味いな、エリザが作るご飯の方が美味いけど」
「も~、シュウちゃんったら」
そう言いながら俺に食べさせたフォークをペロッと舐めるエリザ。
な、舐め方が! なんか……色っぽい!
「シュウちゃんのも一口ちょうだい?」
「おう! あ~ん」
「あ~ん♥️ シュウちゃん、こんな大きいと……入らないよ~!」
「あ、ああ! スマン!」
口に入らないって言ってくれ! その言い方…… まあいい、墓穴を掘りそうだ。
「あぁ! カルボナーラのソースが垂れちゃった! シュウちゃん拭いて?」
エリザのお胸様の谷間に!?
褐色の肌と…… 白のソース……
「服に付いちゃうよ~! は・や・く♥️」
「わ、分かった!」
そして……
ふにょん♪
ふにょんって! す、すげぇ!
…………
落ち着け俺! エリザが困ってるだけだ!
………… よし! 任務完了!
「うふふ、シュウちゃん、ありがと」
「お、おう!」
そして2人とも何とか食べ終わり、食後のコーヒーを飲みながら話していた。
「もうすぐ夏休みだな~!」
「そうだね……シュウちゃんと恋人になって初めての夏休み……」
そう言われればそうだよな~、毎年夏休みっていってもエリザといる事が多かったし、いつもと大して変わらないといえば変わらないんだけど、今年は…… そうだ!
「どうせなら2人でどこか旅行に行かないか?」
「えっ!? いいの? 泊まりで旅行なんて!」
「泊まり!? あ、ああ…… 確かにそういうのもいいな、でも……」
「シュウちゃんとお泊まり…… うふふ、どこがいいかな~?」
さすがに泊まりはマズイだろ、って言おうと思ったけど、エリザがもう泊まりで行くこと決定みたいな雰囲気になってるよ!
「とりあえずお互いの両親の許可がおりてから決めようか? さすがに俺達2人で泊まりは怒られるかもしれないし」
「そうだね、まあ私のパパとママはOKしてくれると思うけどね」
「それは帰ってから決める事にするか! ……それじゃあちょっと俺はトイレに行ってくるよ」
「は~い、いってらっしゃ~い」
そして俺は席を立ってトイレにいくフリをしてレジへ会計に行く。
今日は恋人となっての初デートだからここの食事代は俺が出したい。
多分エリザと一緒に会計をすると、よくてワリカン、下手したらエリザが出すと言いかねないから先に払っておく。
会計が終わり席に戻ろうとしたら、俺達の席の前で立ち上がっているエリザとその前に男が2人いて、何かエリザに話しかけている。
「いいじゃん! 俺達と一緒に遊びに行こうぜ?」
「……彼氏と来てるんでいいです」
「彼氏なんてほっといて俺達と遊ぼうよ、彼氏より楽しませるからさ~」
アイツら、エリザをナンパしてるのか? たしかにエリザはメチャクチャ可愛いけど、彼氏がいるからって断ってるだろ!? 諦めろよ!
「どうせショボい彼氏なんだろ? 俺達と遊んだ方が絶対楽しいよ? いいじゃん行こう?」
そして男の1人がエリザの腕をつかみ引っ張って行こうとした……その時
「……私に触れないで!」
エリザ? ……あれ? 何かヤバめな黒いオーラが……
「へっ? どうしたの?」
「……汚い手で私に触れないでって言ってるの!!」
あ、あれはヤバい! エリザがキレちゃった! どうなっちゃうの~!?
そして俺達が入った店はファミリーレストランのように色んな種類の食べ物がある店だ。
ここにしたのは色んな種類を選んで食べれるという事もあるが、他にも理由がある。
「景色がキレイだね」
「噂には聞いてたけど、本当にスゴいな!」
ここのデパートの飲食店は最上階にあって、このレストランから見える景色は結構話題になってた。
ここのレストランがある側は高い建物が少なく、晴れた日には向こうにある山などがキレイに見える。
買い物を先に済ませ、遅めの昼食になったから店もそんなに混んでないしラッキーだった。
そんな中、俺達は今ボックス席に座っているのだが……
「あ! あれシボリーランドの観覧車だよ! シュウちゃん、今度一緒に乗ろうね?」
「ああ、いいぞ!」
「それでね? あの観覧車に乗って、ちょうど頂上に来たときにキスしたカップルは…… うふふ♥️」
「聞いた事あるな、確か頂上でキスしたカップルは永遠に結ばれるって」
「そうなの、だから……試してみよう?」
「そんな事しなくても俺達は大丈夫だと思うけどな」
「うふふ、私もそう思う」
そう言って俺に寄りかかり指輪を見つめ、何故かボックス席なのに俺のとなりに座りピッタリしてくるエリザ。
まあいいか! エリザ可愛いから全然OK!
「お待たせしましたー!」
「おっ、きたきた」
俺はハンバーグセット、エリザはカルボナーラのスパゲティを頼み、それぞれ食べ始める。
「シュウちゃん、一口食べる?」
「じゃあもらうかな?」
「はい、あ~ん♥️」
「あ~ん、お! これも美味いな、エリザが作るご飯の方が美味いけど」
「も~、シュウちゃんったら」
そう言いながら俺に食べさせたフォークをペロッと舐めるエリザ。
な、舐め方が! なんか……色っぽい!
「シュウちゃんのも一口ちょうだい?」
「おう! あ~ん」
「あ~ん♥️ シュウちゃん、こんな大きいと……入らないよ~!」
「あ、ああ! スマン!」
口に入らないって言ってくれ! その言い方…… まあいい、墓穴を掘りそうだ。
「あぁ! カルボナーラのソースが垂れちゃった! シュウちゃん拭いて?」
エリザのお胸様の谷間に!?
褐色の肌と…… 白のソース……
「服に付いちゃうよ~! は・や・く♥️」
「わ、分かった!」
そして……
ふにょん♪
ふにょんって! す、すげぇ!
…………
落ち着け俺! エリザが困ってるだけだ!
………… よし! 任務完了!
「うふふ、シュウちゃん、ありがと」
「お、おう!」
そして2人とも何とか食べ終わり、食後のコーヒーを飲みながら話していた。
「もうすぐ夏休みだな~!」
「そうだね……シュウちゃんと恋人になって初めての夏休み……」
そう言われればそうだよな~、毎年夏休みっていってもエリザといる事が多かったし、いつもと大して変わらないといえば変わらないんだけど、今年は…… そうだ!
「どうせなら2人でどこか旅行に行かないか?」
「えっ!? いいの? 泊まりで旅行なんて!」
「泊まり!? あ、ああ…… 確かにそういうのもいいな、でも……」
「シュウちゃんとお泊まり…… うふふ、どこがいいかな~?」
さすがに泊まりはマズイだろ、って言おうと思ったけど、エリザがもう泊まりで行くこと決定みたいな雰囲気になってるよ!
「とりあえずお互いの両親の許可がおりてから決めようか? さすがに俺達2人で泊まりは怒られるかもしれないし」
「そうだね、まあ私のパパとママはOKしてくれると思うけどね」
「それは帰ってから決める事にするか! ……それじゃあちょっと俺はトイレに行ってくるよ」
「は~い、いってらっしゃ~い」
そして俺は席を立ってトイレにいくフリをしてレジへ会計に行く。
今日は恋人となっての初デートだからここの食事代は俺が出したい。
多分エリザと一緒に会計をすると、よくてワリカン、下手したらエリザが出すと言いかねないから先に払っておく。
会計が終わり席に戻ろうとしたら、俺達の席の前で立ち上がっているエリザとその前に男が2人いて、何かエリザに話しかけている。
「いいじゃん! 俺達と一緒に遊びに行こうぜ?」
「……彼氏と来てるんでいいです」
「彼氏なんてほっといて俺達と遊ぼうよ、彼氏より楽しませるからさ~」
アイツら、エリザをナンパしてるのか? たしかにエリザはメチャクチャ可愛いけど、彼氏がいるからって断ってるだろ!? 諦めろよ!
「どうせショボい彼氏なんだろ? 俺達と遊んだ方が絶対楽しいよ? いいじゃん行こう?」
そして男の1人がエリザの腕をつかみ引っ張って行こうとした……その時
「……私に触れないで!」
エリザ? ……あれ? 何かヤバめな黒いオーラが……
「へっ? どうしたの?」
「……汚い手で私に触れないでって言ってるの!!」
あ、あれはヤバい! エリザがキレちゃった! どうなっちゃうの~!?
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