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15 兄上······その嫉妬(´・д・`)ワカルワァ(ヤンデレ兄弟恐ろしいカタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ)
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「あ、これは殿下~。お久しぶりです~」
「リリスか。久しぶり」
それは廊下を歩いている時だった。兄上がご執心の侍女のリリスと久しぶりにかち合ったのだった。リリスは兄上と同い年で、幼少の頃から俺や兄上とたまに遊んでいたのだが······いつからか、兄上専属となって俺が会うことはなくなっていたのだ。
まあ、その頃からもう既に兄上が片鱗を見せてたんだろうねぇ······
「洗濯か。その量は大変そうだね」
「ええ~、皆さんから頼まれまして~」
そう言いつつよろけるほどに積まれた洗濯物を見ると流石に察してしまう。まあ、兄上がお気に入りにしてる侍女となると、嫌がらせとかもあるのだろう。
本人は気にしてないっぽいが······ふむ。
「半分持とう」
「え?いいんですか~?」
「ああ。ちょっと確かめたいこともあるしね」
ひょいっと、洗濯物を半分持ち上げる。その時に若干手が触れたが·····さてさて、見てるかな?
「ありがとうございます~」
「いいんだよ。ところで兄上は最近どう?」
「いつも通りカッコイイですよ~」
そうして移動しながら話した感じ、リリスも兄上に気があるみたいだし何よりだ。色々惚気けてくれたので俺の身の安全も保証されたのだ。
「ありがとうございました~」
そうして運び終わってから、リリスと別れてしばらく歩くと、案の定付けていていた兄上がいてジト目で俺に言った。
「·······何のつもりだ?」
「せっかくなので兄上にプレゼントしようと思いまして。色々聞けて満足では?」
「······なるほどな。だが、リリスの手に触れたのはどう説明する?」
「そうですね······では、これで勘弁してください」
そうしてリリスが落としたハンカチを差し出すと無言でポケットに入れる兄上。うんうん、素直でよろしい。何に使うのかとかは聞かないのが紳士の嗜みだよね。
「でも、リリスは随分と可愛くなりましたね」
「·······手を出したら分かってるな?」
「はは、兄上も冗談がお上手だ。貴方の弟が愛する者以外に手を出すとお思いで?」
「ならいいさ」
そうして嫉妬しつつも成果に満足して立ち去る兄上。まあ、恐らく俺が話しかける前からリリスに話しかけるチャンスを伺っていたのだろう。兄上よ、やっぱり貴方も俺と同じ側の人間だ。
そう·······愛する者への変態的執着という点ではね(ニヤリ)
そんな感じで、いざと言う時に時々ヘタレる兄上のために少しだけお仕事をしたのだが······逆なら多分リアに触れた瞬間に剣で兄上を真っ二つにするだろうと勝手なことを思うのだった。
「リリスか。久しぶり」
それは廊下を歩いている時だった。兄上がご執心の侍女のリリスと久しぶりにかち合ったのだった。リリスは兄上と同い年で、幼少の頃から俺や兄上とたまに遊んでいたのだが······いつからか、兄上専属となって俺が会うことはなくなっていたのだ。
まあ、その頃からもう既に兄上が片鱗を見せてたんだろうねぇ······
「洗濯か。その量は大変そうだね」
「ええ~、皆さんから頼まれまして~」
そう言いつつよろけるほどに積まれた洗濯物を見ると流石に察してしまう。まあ、兄上がお気に入りにしてる侍女となると、嫌がらせとかもあるのだろう。
本人は気にしてないっぽいが······ふむ。
「半分持とう」
「え?いいんですか~?」
「ああ。ちょっと確かめたいこともあるしね」
ひょいっと、洗濯物を半分持ち上げる。その時に若干手が触れたが·····さてさて、見てるかな?
「ありがとうございます~」
「いいんだよ。ところで兄上は最近どう?」
「いつも通りカッコイイですよ~」
そうして移動しながら話した感じ、リリスも兄上に気があるみたいだし何よりだ。色々惚気けてくれたので俺の身の安全も保証されたのだ。
「ありがとうございました~」
そうして運び終わってから、リリスと別れてしばらく歩くと、案の定付けていていた兄上がいてジト目で俺に言った。
「·······何のつもりだ?」
「せっかくなので兄上にプレゼントしようと思いまして。色々聞けて満足では?」
「······なるほどな。だが、リリスの手に触れたのはどう説明する?」
「そうですね······では、これで勘弁してください」
そうしてリリスが落としたハンカチを差し出すと無言でポケットに入れる兄上。うんうん、素直でよろしい。何に使うのかとかは聞かないのが紳士の嗜みだよね。
「でも、リリスは随分と可愛くなりましたね」
「·······手を出したら分かってるな?」
「はは、兄上も冗談がお上手だ。貴方の弟が愛する者以外に手を出すとお思いで?」
「ならいいさ」
そうして嫉妬しつつも成果に満足して立ち去る兄上。まあ、恐らく俺が話しかける前からリリスに話しかけるチャンスを伺っていたのだろう。兄上よ、やっぱり貴方も俺と同じ側の人間だ。
そう·······愛する者への変態的執着という点ではね(ニヤリ)
そんな感じで、いざと言う時に時々ヘタレる兄上のために少しだけお仕事をしたのだが······逆なら多分リアに触れた瞬間に剣で兄上を真っ二つにするだろうと勝手なことを思うのだった。
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