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2 多分遠くないうちに襲います(性的に)
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「ヴィル。リアちゃんに庭園を案内してきたらどうかしら?」
そんな母上の素敵な台詞で俺は現在、リアと一緒に王城の庭園に来ていた。大人同士で話もあるのだろうが·····何よりもいつもクールな父上がめっちゃ目を見開いていたのが面白かった。
まあ、息子がいきなり婚約者口説くとか思わないよね。しかもヴィルヘルムさんはわりとクールな印象が強かったからねぇ。
リアの両親のアスター公爵と公爵夫人も驚いてはいたけど·····アスター公爵夫人は目を輝かせていたので今頃母上と盛り上がってるだろう。
「あの·····ヴィルヘルム様」
「ヴィルで結構ですよ。私はリアとお呼びしても?」
「は、はい······あの、ヴィル様。ヴィル様は本当に私が婚約者でよろしいのですか?」
唐突な質問に驚く。ふむ、やっぱりゲームとは違う性格のようだ。あと数年で変わる可能性も皆無では無いが······それよりも何かがあって性格が変わったと考える方が自然か。まあ、でもどうでもいいことか。
「むしろ私がお聞きしたい。リアは私が婚約者でもよろしいのですか?」
「そ、それはもちろん!」
そう勢いよく答えてから、ハッとしてリアは恥ずかしそうに頬を赤く染めてから言った。
「ヴィ、ヴィル様はカッコよくて優しくて·······その、私はヴィル様がいいです。でも、私みたいな女の子が本当にヴィル様と一緒でもいいのかなって·····思いまして·····。本当は私よりも可愛くてヴィル様にピッタリの女の子がいるんじゃないかと思っ······ん!」
言葉の途中で俺は我慢できずにリアの唇を奪っていた。最初は驚いていたが俺の口付けにリアは少しうっとりとして受け入れてくれた。しばらくそうして優しいキスをしてから唇を離すとリアは赤い顔でぽーっとしてから、ハッとして真っ赤になってあわあわしていた。
「あ、あのあのあの·······い、いまの·····ちゅ、ちゅー·······」
「すまない。嫌だったかな?でもリアがあんまり可愛いこと言うから我慢出来なかったんだよ」
そう微笑むとリアは顔を真っ赤にして俯いてしまった。そのリアを優しく抱きしめてから俺は言った。
「ファーストキスだったんだよ。私の本気を見せるにはこれが1番かと思ってね。もう少し大人になったら大人のキスをしようか」
「お、おとなのちゅー·······!」
「あとね·····さっきの言葉だけど、私はリアじゃないと嫌だ。君が私のことを少しでも好いていてくれるなら私は君を遠慮なく求めることにする。もちろん本気で嫌なら言ってくれればやめるが·······でも、私はもう君を婚約者に·····いや、妻に迎えたいんだ。だから·····これからよろしくリア」
「はぅ······」
こくりと頷くリア。とりあえずはこれでいいだろう。もうさ、キスだけで我慢した俺を皆称えて欲しいものだ。
見たところリアからの好感度は低くない。何故こんなに控えめな性格なのか疑問は残るが······恐らく演技ではなく素でこれなのだろう。だとすればますます好感度が高くなる。
というか·······こんなに可愛いリアにはやっぱり乙女ゲームに関わる前になんとしても決着をつけたいものだ。そのためにも·····やるべきことは色々ある。そう思いつつ俺はその後も俺を意識して照れているリアと一緒に庭園を回るのだった。
そんな母上の素敵な台詞で俺は現在、リアと一緒に王城の庭園に来ていた。大人同士で話もあるのだろうが·····何よりもいつもクールな父上がめっちゃ目を見開いていたのが面白かった。
まあ、息子がいきなり婚約者口説くとか思わないよね。しかもヴィルヘルムさんはわりとクールな印象が強かったからねぇ。
リアの両親のアスター公爵と公爵夫人も驚いてはいたけど·····アスター公爵夫人は目を輝かせていたので今頃母上と盛り上がってるだろう。
「あの·····ヴィルヘルム様」
「ヴィルで結構ですよ。私はリアとお呼びしても?」
「は、はい······あの、ヴィル様。ヴィル様は本当に私が婚約者でよろしいのですか?」
唐突な質問に驚く。ふむ、やっぱりゲームとは違う性格のようだ。あと数年で変わる可能性も皆無では無いが······それよりも何かがあって性格が変わったと考える方が自然か。まあ、でもどうでもいいことか。
「むしろ私がお聞きしたい。リアは私が婚約者でもよろしいのですか?」
「そ、それはもちろん!」
そう勢いよく答えてから、ハッとしてリアは恥ずかしそうに頬を赤く染めてから言った。
「ヴィ、ヴィル様はカッコよくて優しくて·······その、私はヴィル様がいいです。でも、私みたいな女の子が本当にヴィル様と一緒でもいいのかなって·····思いまして·····。本当は私よりも可愛くてヴィル様にピッタリの女の子がいるんじゃないかと思っ······ん!」
言葉の途中で俺は我慢できずにリアの唇を奪っていた。最初は驚いていたが俺の口付けにリアは少しうっとりとして受け入れてくれた。しばらくそうして優しいキスをしてから唇を離すとリアは赤い顔でぽーっとしてから、ハッとして真っ赤になってあわあわしていた。
「あ、あのあのあの·······い、いまの·····ちゅ、ちゅー·······」
「すまない。嫌だったかな?でもリアがあんまり可愛いこと言うから我慢出来なかったんだよ」
そう微笑むとリアは顔を真っ赤にして俯いてしまった。そのリアを優しく抱きしめてから俺は言った。
「ファーストキスだったんだよ。私の本気を見せるにはこれが1番かと思ってね。もう少し大人になったら大人のキスをしようか」
「お、おとなのちゅー·······!」
「あとね·····さっきの言葉だけど、私はリアじゃないと嫌だ。君が私のことを少しでも好いていてくれるなら私は君を遠慮なく求めることにする。もちろん本気で嫌なら言ってくれればやめるが·······でも、私はもう君を婚約者に·····いや、妻に迎えたいんだ。だから·····これからよろしくリア」
「はぅ······」
こくりと頷くリア。とりあえずはこれでいいだろう。もうさ、キスだけで我慢した俺を皆称えて欲しいものだ。
見たところリアからの好感度は低くない。何故こんなに控えめな性格なのか疑問は残るが······恐らく演技ではなく素でこれなのだろう。だとすればますます好感度が高くなる。
というか·······こんなに可愛いリアにはやっぱり乙女ゲームに関わる前になんとしても決着をつけたいものだ。そのためにも·····やるべきことは色々ある。そう思いつつ俺はその後も俺を意識して照れているリアと一緒に庭園を回るのだった。
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