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閑話 僕のヒーロー
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昔から、優秀な兄上と比べられて育ってきた。兄上はなんでも出来た。勉学も剣術も話術も巧みで誰もが兄上のことを次の王だと思っていた。
しかし、兄上は側室の子供。そして、父上が王太子に選んだのは正妃の子供の僕だった。
いや、多分僕は兄上のお零れで王太子になったのだろう。兄上が王位を継ぐことを拒んだことも僕は知っていた。
だから必死になって兄上の後を追いかける。毎日毎日何時間も勉強して学んで全てを王になることに捧げる毎日。苦しくても誰も助けてくれない。投げ出したくても許しては貰えない。例えいい結果を出せても『では、お兄様のように頑張りましょう』と言われる日々。
僕は兄上の代替品でしかないと悔しくても否定できない事実を諦めていた時にそれは起こった。
自室で寝ていたはずの僕は起きると何故か寝巻きのまま地面に転がされていた。手足も口も縛られているのを確認して僕は拐われたのだと分かった。ジタバタ藻掻く僕に侍女だった人はナイフを突きつけて言った。
「大人しくしててください、殿下。あなたは餌なんですから。でないと・・・死ぬことになりますよ」
信頼していた侍女だった。いつも僕を心配してくれてたのに裏切られたのだと分かった。そっか、やっぱり僕はどこまでいっても本当に心から信頼出来る人はいないのだと思って諦めてしまった時にその人は現れた。
「誰だ!」
「ただのジジイだよ。そっちの子を返して貰いにきた」
「・・・そうか、貴様が賢者だな」
賢者、確か僕に魔法を教えに来てくれていた人だ。何度か弟と妹に教えてるのを見かけた。僕は魔法なんて不要だと思って勉学にだけ集中していたけど・・・。その言葉にお爺さんは肩を竦めて言った。
「さてね」
「返して欲しければ力づくできな。もっとも」
パチンと指を鳴らすと奥から巨人が現れた。怖くても逃げれなくてもがいていると、侍女だった人は僕を抑えて言った。
「こいつに勝てたらの話だけどね」
「なら、折角だし魔法の実験をさせて貰うとしよう」
そう言い切る前にその巨人はお爺さんに拳を叩きつけていた。派手な音と土煙がして僕はお爺さんが死んだと思ってしまったけど・・・煙が止んでから現れた人に驚いてしまった。
「ふむ・・・やっぱり若いと体も軽くていい」
片手で巨人の拳を受け止めているのは先程いたお爺さんが若返ったような人だった。別人かと思ったけど・・・でも、直前にお爺さんが言ってたセリフを思い出す。
(魔法・・・なの?)
「な、なんで・・・」
「そい」
ブン!っとそのまま受け止めてる拳を掴んでお爺さんは巨人を壁に叩きつけて動きを封じた。でも、今の動き・・・僕のことを傷つけないようにしてたような・・・
「お、お前!お前は誰だ!」
「誰って・・・ただのジジイだよ」
「だったらその姿はなんだ!どうして賢者のくせに魔法なしでドルクを倒せた!?」
僕と同じ疑問をぶつける盗賊にお爺さんは気にした様子もなく言った。
「これも魔法だよ。若返りのね」
「ならどうやってドルクをーーー」
「私はね、なるべく体の負担を減らすためによく身体強化の魔法を使ってるんだ」
身体強化?
「体が若くなれば、その分のリソースが攻撃に回せる。だからーーー」
それは一瞬だった。一瞬で室内にいた他の盗賊は意識を狩り取れて倒れてしまった。それがお爺さんの仕業だとすぐに分かった。
「ーーーこんな風に身体能力も上がるんだよ」
「ば、化け物・・・」
「さてと・・・じゃあ、お休みの時間だよ」
そうして最後に侍女だった人を倒して暫くすると、シュゥゥという、煙がお爺さんの体から出て徐々に体が元のお爺さんに戻っていったのを見て僕は本当にその人がお爺さんだと知った。
「まだ、5分が限界か。改良の余地ありだな」
そうして元に戻ってから、お爺さんは僕の拘束を解くと聞いてきた。
「大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫」
嘘だった。本当は凄く怖かったのだ。でも、そんなこと言う訳にはいかない。こんなことで泣いたらダメと自分に言い聞かせていると、ポンとシワシワな温かい手が僕の頭を撫でて言った。
「我慢することないと思いますよ」
その言葉に僕は驚いてしまった。内心を読まれたようだったからだ。
「・・・ダメだよ。だって僕は父上みたいな王様にならなきゃいけないんだ。泣くなんて許されない・・・」
何度も使用人や教師に言われてきた。泣くなと。兄上は泣かない、父上も泣かないと。だから代替品でも僕は泣くわけにはいかなかった。
「確かにそうかもしれませんね。でも、王様だって人です。泣く時はあります。そして、泣いていい相手の前では我慢しなくていいんですよ」
それは初めて言われた言葉だった。皆が僕のことを兄上の代替品だと思って粗雑に扱う中で初めて掛けられた恐らく本音から心配するような言葉に僕はたまらなくなって思わず涙を流してしまった。
「・・・怖かった・・・僕、殺されると思った・・・」
「大丈夫です。だから帰りましょう」
「・・・うん」
泣いてる僕を優しく抱き上げてくれるお爺さん。生まれて初めて誰かに抱きついて大泣きしてしまった。そんな子供のように泣く僕のことをお爺さんは優しく抱きしめていてくれて・・・僕はこの人の前なら泣いていいと分かった。
そして、こんなカッコよくて優しい人になりたいと生まれて初めて憧れを抱くのだった。
しかし、兄上は側室の子供。そして、父上が王太子に選んだのは正妃の子供の僕だった。
いや、多分僕は兄上のお零れで王太子になったのだろう。兄上が王位を継ぐことを拒んだことも僕は知っていた。
だから必死になって兄上の後を追いかける。毎日毎日何時間も勉強して学んで全てを王になることに捧げる毎日。苦しくても誰も助けてくれない。投げ出したくても許しては貰えない。例えいい結果を出せても『では、お兄様のように頑張りましょう』と言われる日々。
僕は兄上の代替品でしかないと悔しくても否定できない事実を諦めていた時にそれは起こった。
自室で寝ていたはずの僕は起きると何故か寝巻きのまま地面に転がされていた。手足も口も縛られているのを確認して僕は拐われたのだと分かった。ジタバタ藻掻く僕に侍女だった人はナイフを突きつけて言った。
「大人しくしててください、殿下。あなたは餌なんですから。でないと・・・死ぬことになりますよ」
信頼していた侍女だった。いつも僕を心配してくれてたのに裏切られたのだと分かった。そっか、やっぱり僕はどこまでいっても本当に心から信頼出来る人はいないのだと思って諦めてしまった時にその人は現れた。
「誰だ!」
「ただのジジイだよ。そっちの子を返して貰いにきた」
「・・・そうか、貴様が賢者だな」
賢者、確か僕に魔法を教えに来てくれていた人だ。何度か弟と妹に教えてるのを見かけた。僕は魔法なんて不要だと思って勉学にだけ集中していたけど・・・。その言葉にお爺さんは肩を竦めて言った。
「さてね」
「返して欲しければ力づくできな。もっとも」
パチンと指を鳴らすと奥から巨人が現れた。怖くても逃げれなくてもがいていると、侍女だった人は僕を抑えて言った。
「こいつに勝てたらの話だけどね」
「なら、折角だし魔法の実験をさせて貰うとしよう」
そう言い切る前にその巨人はお爺さんに拳を叩きつけていた。派手な音と土煙がして僕はお爺さんが死んだと思ってしまったけど・・・煙が止んでから現れた人に驚いてしまった。
「ふむ・・・やっぱり若いと体も軽くていい」
片手で巨人の拳を受け止めているのは先程いたお爺さんが若返ったような人だった。別人かと思ったけど・・・でも、直前にお爺さんが言ってたセリフを思い出す。
(魔法・・・なの?)
「な、なんで・・・」
「そい」
ブン!っとそのまま受け止めてる拳を掴んでお爺さんは巨人を壁に叩きつけて動きを封じた。でも、今の動き・・・僕のことを傷つけないようにしてたような・・・
「お、お前!お前は誰だ!」
「誰って・・・ただのジジイだよ」
「だったらその姿はなんだ!どうして賢者のくせに魔法なしでドルクを倒せた!?」
僕と同じ疑問をぶつける盗賊にお爺さんは気にした様子もなく言った。
「これも魔法だよ。若返りのね」
「ならどうやってドルクをーーー」
「私はね、なるべく体の負担を減らすためによく身体強化の魔法を使ってるんだ」
身体強化?
「体が若くなれば、その分のリソースが攻撃に回せる。だからーーー」
それは一瞬だった。一瞬で室内にいた他の盗賊は意識を狩り取れて倒れてしまった。それがお爺さんの仕業だとすぐに分かった。
「ーーーこんな風に身体能力も上がるんだよ」
「ば、化け物・・・」
「さてと・・・じゃあ、お休みの時間だよ」
そうして最後に侍女だった人を倒して暫くすると、シュゥゥという、煙がお爺さんの体から出て徐々に体が元のお爺さんに戻っていったのを見て僕は本当にその人がお爺さんだと知った。
「まだ、5分が限界か。改良の余地ありだな」
そうして元に戻ってから、お爺さんは僕の拘束を解くと聞いてきた。
「大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫」
嘘だった。本当は凄く怖かったのだ。でも、そんなこと言う訳にはいかない。こんなことで泣いたらダメと自分に言い聞かせていると、ポンとシワシワな温かい手が僕の頭を撫でて言った。
「我慢することないと思いますよ」
その言葉に僕は驚いてしまった。内心を読まれたようだったからだ。
「・・・ダメだよ。だって僕は父上みたいな王様にならなきゃいけないんだ。泣くなんて許されない・・・」
何度も使用人や教師に言われてきた。泣くなと。兄上は泣かない、父上も泣かないと。だから代替品でも僕は泣くわけにはいかなかった。
「確かにそうかもしれませんね。でも、王様だって人です。泣く時はあります。そして、泣いていい相手の前では我慢しなくていいんですよ」
それは初めて言われた言葉だった。皆が僕のことを兄上の代替品だと思って粗雑に扱う中で初めて掛けられた恐らく本音から心配するような言葉に僕はたまらなくなって思わず涙を流してしまった。
「・・・怖かった・・・僕、殺されると思った・・・」
「大丈夫です。だから帰りましょう」
「・・・うん」
泣いてる僕を優しく抱き上げてくれるお爺さん。生まれて初めて誰かに抱きついて大泣きしてしまった。そんな子供のように泣く僕のことをお爺さんは優しく抱きしめていてくれて・・・僕はこの人の前なら泣いていいと分かった。
そして、こんなカッコよくて優しい人になりたいと生まれて初めて憧れを抱くのだった。
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