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4章 今日もお屋敷も学園もゴタゴタしていますが、働いて・学んで・そして何故か陰謀に巻き込まれつつ何とか奮闘致します。
51
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「うぐぐぐぐ…死ぬぅ」
「あら、まぁ」
早朝からユリア様がお部屋に押しかけて来ました。
手には私の永遠の天敵である『コルセット』を持って。
バーネット様の屋敷のメイドさん達が挙って朝食を食べる為だけのドレスの着付けをする為、「私が使っている比較的緩めのですが、どうかしら?」とユリア様が気を使って持って来て下さったのだけど…察して下さい。
き つ い んだよ~ぅ。
「どうして、古今東西のご令嬢はこの様なコロセット等と言う締め付けるモノを己に課すのでしょうか」
「レナちゃん、コロセットでは無くてコルセットですわ。コロセットと言う言葉はありませんのよ?それと理由は意中の殿方に細く見せたいからですわ」
「それって元々細い方にはコロセットは意味が全く無いですよね。意中の殿方なんて居ない私には無意味ですよね。コロセットだけに殺せって事ですよね、コロセットだけに寧ろ拷問ですよね」
「そうでは無いですわレナちゃん、落ち着いて下さいませ。少なくともコロセット…コルセットで締め付けますと更に細く見えますし、胸も強調され女性としてとても魅力的に見えましてよ」
「それはツマリ殿方の目の保養の為ですね、寧ろそれですね、そうですね。よし、戦争だ。世の目の保養で喜んでいる男共をコロセットでグルグルに簀巻きの様に巻き付けてコロセット地獄に落とそう。寧ろ窒息させよう」
「レナちゃんレナちゃん、落ち着いて」
「そもそもかのココ・シャネ○は女性の締め付ける服装を嫌い、一世風靡させたる新たな服装新たな装いを制作し流行らせたのに、彼女が引退した後にまた締め付ける地獄到来、滅亡せよ!な私敵には拷問とも言える衣装を復活させた某オシャレ屋のせいでココ・○ャネルが怒って復帰し、女性に優しい締め付けない衣装を考案し、そこから様々な衣装が…」
「レナちゃん、落ち着いて!目が半開きですわ!それにココ・シャ○ル様ってお方を私、聞いた事無いですわ」
「……ワタシハオチツイテマスヨ?」
「目が座ってますわ」
「OH」
「言葉もおかしくなってますわ」
「ふはははは」
確りなさって!とユリア様がさり気なく私を閉め付けているコロセット…じゃない、コルセットを緩めてくれたお陰で少しだけ正気になる。正直悪ふざけが過ぎました。と言うかココ・シャネ○はこの世界だと居ないんです。ですからきっと酸素不足による幻覚ですね、危険だわデンジャーだわコルセット。
「大丈夫ですの?」
「はい、まぁ、閉め付け過ぎた事による酸欠です…」
と言うか多分、ユリア様私より腰が細いんだと思う。
だからこそと為れもあって平気なんだろうけど。
「しかしまぁ、ほんっと何とかして欲しいわコルセット反対」
「ふふ、レナちゃんったら。取り敢えず今は我慢して、朝食頂きに参りましょう?」
はぁぁ~ぃ…
* * *
朝食は大変美味しく頂きました。
ええ、しかも魚介です、海鮮ですよお魚―!
海の幸です、貝類やらエビやらが食卓に犇めいて居りました。
流石お貴族様の食卓です。
デュシー姉さんにも食べさせたかったなぁ。勿論オルブロンやディラン兄さんにも。赤ちゃんのティナちゃんはまだ食べられないけど、お土産頑張って良い品とか魚介類購入しなくちゃね。勿論お仕事は忘れて居ませんよ?
「普段はこうじゃないんだがな」
とバーネット様は笑っておりましたが。うん、来客仕様なんだろうけどね。確かにあの量を毎朝頂いて居たら余ってしまうし、何より贅沢過ぎますよね。
「私は魚より根野菜や肉が好きでな。朝は人参やゴボウに玉葱等が入った根野菜スープとベーコンか又は魚をこんがり焼いたパンに挟んで食べる事が多いんだ」
何だろう、美容に良い様な、そうで無い様な…
食いしん坊ってのは分かったけどね。
「ま、時折そのスープに貝類が入って居るからそれだけってのじゃないがな」
それはそれで美味しそうだけどね。
で、何故それを思い出したかと言うと。
「…ニキ様」
隣でふんふんと鼻歌が聞こえて来そうな程に上機嫌な人が一人、何故か私と手を繋いでおります。
後方には物凄い不機嫌顔のケイン様。「次は僕だからね!」と睨みを聞かせて居ます。その横には同じくギンギンに殺気を漏らして居るジーニアス兄さん。
冷気がっ!
背中が寒い!
何故今この場所、港町カモーリの朝市でニキ様と手を握っているかと言うと、
「護衛を兼ねているからな。これぐらいは当たり前だ」
と言うニキ様と+レスカ様。
それだけ朝市会場が人でごった返して居るって事なんだけど、本当に凄まじい人・人・人の状態。何て言うのかな、例えがアレだけど『大鍋の中でこれでもか!と突っ込んだ芋煮に更に追加で具材を入れて、蓋が閉じない』と言う状態。流石にこの中を入って行くのはと最初思ったのだけど(第二王子が居るわ、侯爵令嬢がいるわで流石にと思って)、ユリア様の一言。
「あの、どうしても見たいのですが宜しいでしょうか?」
とおずおずと可愛らしく言われてしまっては、ドコゾノ第二王子が奮起しちゃうのも分かるもの。
一応私達全員一般市民の服をして紛れているから多分大丈夫だと思うのだけど、ちょっと派手な御顔立ちな人が多数居る者だから心配していたのだけど、通りすがりに何度か若い娘が頬を染めて振り返る位で今の所は難を逃れて居る。
それは多分目立つレスカ様がユリア様の手を握っているからなのと、不服にも私がニキ様の手を握っているからだろう。
…どっちが護衛なのやら。
それとどう足掻いても上級貴族っぽいユリア様は顔と髪を隠す様に深々と帽子を被って貰って居る。勿論要らぬトラブル回避の為。バーネット様が仰って居たけど、市井特に朝市の場所にいる美男美女は人買いの目を引き易く、トラブルの元なのだとか。
それなら私は隠さないのかって?
勿論帽子を深々と被らされましたよ、シスコンの心配性な我が兄であるジーニアス兄さんによって。
更により心配性に拍車を掛けたニキ様とケイン様により、男装させられてます。
くっ…折角可愛らしいワンピースをメイドさん達が用意してくれたっていうのに!そしてバーネット様や、
「男装してもその胸部の装備状態なら意味無いだろう」
と、苦笑。
…あれかな、セクハラかな?
確かに胸が無駄に大きくて普段から邪魔状態ですけども。
軽く言われたから一瞬分からなかったけど、傍に居たニキ様が思いっきりバーネット様の足を踏んずけているのが印象的だった。
「あら、まぁ」
早朝からユリア様がお部屋に押しかけて来ました。
手には私の永遠の天敵である『コルセット』を持って。
バーネット様の屋敷のメイドさん達が挙って朝食を食べる為だけのドレスの着付けをする為、「私が使っている比較的緩めのですが、どうかしら?」とユリア様が気を使って持って来て下さったのだけど…察して下さい。
き つ い んだよ~ぅ。
「どうして、古今東西のご令嬢はこの様なコロセット等と言う締め付けるモノを己に課すのでしょうか」
「レナちゃん、コロセットでは無くてコルセットですわ。コロセットと言う言葉はありませんのよ?それと理由は意中の殿方に細く見せたいからですわ」
「それって元々細い方にはコロセットは意味が全く無いですよね。意中の殿方なんて居ない私には無意味ですよね。コロセットだけに殺せって事ですよね、コロセットだけに寧ろ拷問ですよね」
「そうでは無いですわレナちゃん、落ち着いて下さいませ。少なくともコロセット…コルセットで締め付けますと更に細く見えますし、胸も強調され女性としてとても魅力的に見えましてよ」
「それはツマリ殿方の目の保養の為ですね、寧ろそれですね、そうですね。よし、戦争だ。世の目の保養で喜んでいる男共をコロセットでグルグルに簀巻きの様に巻き付けてコロセット地獄に落とそう。寧ろ窒息させよう」
「レナちゃんレナちゃん、落ち着いて」
「そもそもかのココ・シャネ○は女性の締め付ける服装を嫌い、一世風靡させたる新たな服装新たな装いを制作し流行らせたのに、彼女が引退した後にまた締め付ける地獄到来、滅亡せよ!な私敵には拷問とも言える衣装を復活させた某オシャレ屋のせいでココ・○ャネルが怒って復帰し、女性に優しい締め付けない衣装を考案し、そこから様々な衣装が…」
「レナちゃん、落ち着いて!目が半開きですわ!それにココ・シャ○ル様ってお方を私、聞いた事無いですわ」
「……ワタシハオチツイテマスヨ?」
「目が座ってますわ」
「OH」
「言葉もおかしくなってますわ」
「ふはははは」
確りなさって!とユリア様がさり気なく私を閉め付けているコロセット…じゃない、コルセットを緩めてくれたお陰で少しだけ正気になる。正直悪ふざけが過ぎました。と言うかココ・シャネ○はこの世界だと居ないんです。ですからきっと酸素不足による幻覚ですね、危険だわデンジャーだわコルセット。
「大丈夫ですの?」
「はい、まぁ、閉め付け過ぎた事による酸欠です…」
と言うか多分、ユリア様私より腰が細いんだと思う。
だからこそと為れもあって平気なんだろうけど。
「しかしまぁ、ほんっと何とかして欲しいわコルセット反対」
「ふふ、レナちゃんったら。取り敢えず今は我慢して、朝食頂きに参りましょう?」
はぁぁ~ぃ…
* * *
朝食は大変美味しく頂きました。
ええ、しかも魚介です、海鮮ですよお魚―!
海の幸です、貝類やらエビやらが食卓に犇めいて居りました。
流石お貴族様の食卓です。
デュシー姉さんにも食べさせたかったなぁ。勿論オルブロンやディラン兄さんにも。赤ちゃんのティナちゃんはまだ食べられないけど、お土産頑張って良い品とか魚介類購入しなくちゃね。勿論お仕事は忘れて居ませんよ?
「普段はこうじゃないんだがな」
とバーネット様は笑っておりましたが。うん、来客仕様なんだろうけどね。確かにあの量を毎朝頂いて居たら余ってしまうし、何より贅沢過ぎますよね。
「私は魚より根野菜や肉が好きでな。朝は人参やゴボウに玉葱等が入った根野菜スープとベーコンか又は魚をこんがり焼いたパンに挟んで食べる事が多いんだ」
何だろう、美容に良い様な、そうで無い様な…
食いしん坊ってのは分かったけどね。
「ま、時折そのスープに貝類が入って居るからそれだけってのじゃないがな」
それはそれで美味しそうだけどね。
で、何故それを思い出したかと言うと。
「…ニキ様」
隣でふんふんと鼻歌が聞こえて来そうな程に上機嫌な人が一人、何故か私と手を繋いでおります。
後方には物凄い不機嫌顔のケイン様。「次は僕だからね!」と睨みを聞かせて居ます。その横には同じくギンギンに殺気を漏らして居るジーニアス兄さん。
冷気がっ!
背中が寒い!
何故今この場所、港町カモーリの朝市でニキ様と手を握っているかと言うと、
「護衛を兼ねているからな。これぐらいは当たり前だ」
と言うニキ様と+レスカ様。
それだけ朝市会場が人でごった返して居るって事なんだけど、本当に凄まじい人・人・人の状態。何て言うのかな、例えがアレだけど『大鍋の中でこれでもか!と突っ込んだ芋煮に更に追加で具材を入れて、蓋が閉じない』と言う状態。流石にこの中を入って行くのはと最初思ったのだけど(第二王子が居るわ、侯爵令嬢がいるわで流石にと思って)、ユリア様の一言。
「あの、どうしても見たいのですが宜しいでしょうか?」
とおずおずと可愛らしく言われてしまっては、ドコゾノ第二王子が奮起しちゃうのも分かるもの。
一応私達全員一般市民の服をして紛れているから多分大丈夫だと思うのだけど、ちょっと派手な御顔立ちな人が多数居る者だから心配していたのだけど、通りすがりに何度か若い娘が頬を染めて振り返る位で今の所は難を逃れて居る。
それは多分目立つレスカ様がユリア様の手を握っているからなのと、不服にも私がニキ様の手を握っているからだろう。
…どっちが護衛なのやら。
それとどう足掻いても上級貴族っぽいユリア様は顔と髪を隠す様に深々と帽子を被って貰って居る。勿論要らぬトラブル回避の為。バーネット様が仰って居たけど、市井特に朝市の場所にいる美男美女は人買いの目を引き易く、トラブルの元なのだとか。
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更により心配性に拍車を掛けたニキ様とケイン様により、男装させられてます。
くっ…折角可愛らしいワンピースをメイドさん達が用意してくれたっていうのに!そしてバーネット様や、
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と、苦笑。
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確かに胸が無駄に大きくて普段から邪魔状態ですけども。
軽く言われたから一瞬分からなかったけど、傍に居たニキ様が思いっきりバーネット様の足を踏んずけているのが印象的だった。
12
◇◆◇◆◇ 更新中のお話 ◇◆◇◆◇
新作 BL ※ とある商店街のお茶屋さん
https://www.alphapolis.co.jp/novel/789277952/192520360
BL ※ ある日突然Ωになってしまったけど、僕の人生はハッピーエンドになれるでしょうか
https://www.alphapolis.co.jp/novel/789277952/488408600
NL ※ 今日も学園はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。【連載版】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/789277952/571182846
宜しかったら見て頂けると嬉しいです(*´ω`*)
新作 BL ※ とある商店街のお茶屋さん
https://www.alphapolis.co.jp/novel/789277952/192520360
BL ※ ある日突然Ωになってしまったけど、僕の人生はハッピーエンドになれるでしょうか
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NL ※ 今日も学園はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。【連載版】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/789277952/571182846
宜しかったら見て頂けると嬉しいです(*´ω`*)
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