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2.5章
ネーミングセンス
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「え、三匹?」
ウサギは言われた事に戸惑った。
自分の足元に居る召喚獣は多くも少なくも無く二匹。
それを三匹とは多くない?
「ほら、そこに居る子は御嬢様の召喚獣でしょう?」
キアヌが指差す先を見ると、ピコピコッと動く白いモノ。
台所の一角にて、作業台の隙間から此方を伺って居るのかチョコチョコと動いており、その召喚獣とウサギは目があった。
途端、
【警告】このままだとこの1匹は好き勝手します。
即座に名前を付けて下さい。
と、頭の中に流れて来た。
あ、あれぇ?
私って二匹しか召喚出来ないんじゃ?
前に必死で呼んだ時に二匹しか呼べなかったよ?
それに、二匹を召喚した筈だけど…
【警告】名前を付けて下さい。
ふぇぇっ!
え、えっと、うんと…
名付けに悩んで居ると、目の前に半透明の文字が浮かぶ。
【種族】アルミラージ
【特徴】幻獣 特殊個体
ユニコーンの様な一本の角があるウサギに似た容貌の稀少種。性格は個体により様々だが、怒ると手が付けられ無い。支援魔法・攻撃魔法も出来るが、基本肉弾戦向け。
うわ、カー君みたいな子がまた来た!
何か私ってやたらと攻撃的な前衛向け召喚獣来てない!?
「御嬢様?」
「あ、えっとちょっと待ってね」
不思議そうな目を向けてくるマミュウさん達に一言断って居ると、目の前に出た文字は点滅して消えて行った。
この文字って昨夜カー君達を召喚した時は出て来なかったけど?と思ってカー君を見ると、
【種族】カーバンクル
【特徴】幻獣 レア
【名前】カー君
額に柘榴石ルビーがある伝説上の生物で基本形態は小動物。基本言い付けを守るが、性格はやや獰猛。我を忘れると手が付けられ無い。確りと指示するべし。主人には忠実。
カー君って…。
私の視線に気が付いたのか、カー君は「ピキュ?」と鳴いて小首を傾げて居る。こうして見ると瞳は紅くクリクリしててとても可愛いのだけど、闘うと怖いよねぇ…
次にくーちゃんを見ると、
【種族】ジャッカロープ
【特徴】幻獣/珍獣 LEGEND
【名前】くーちゃん
兎の身体に鹿の角がある稀少種。個体により角の大きさが違う。性格は大人しく従い易い。時にして幻の薬を作り出す。回復薬等を特徴的な鹿の角から出る雫で出して癒す。悪戯好き。
ん?くーちゃん珍獣なの?
確かに珍しいかもだけど…
【警告】名前を付けて下さい。
やばいやばい、名前付けないと。
アルミラージだから、え~と、んーと。
「みーちゃん?」
「ピピッ!」
呼ばれた為か、隙間に隠れて伺って居たアルミラージのみーちゃんが、大急ぎで此方に出て来る。って、もしかして名前付けられて嬉しくて駆けてきたのかな?
「うわぁ~可愛い!」
キーラちゃんが目をキラキラさせてうっとりとした顔でみーちゃんを見てる。
「御嬢様、みーちゃんと言うのはこの子の名前ですか?」
「う、うん…」
私ネーミングセンス無いね…
あ、マミュウさん目があったら何か言いたそうにしてる。
「可愛らしい御名前ですね」
「警告出たから急いでいたとは言え、ネーミングセンス無くて切ない…」
ガックリと項垂れて居たらマミュウさんに頭よしよし撫でられました。
…ちょっと待ってね、すぐに元気になるからっ!
ウサギは言われた事に戸惑った。
自分の足元に居る召喚獣は多くも少なくも無く二匹。
それを三匹とは多くない?
「ほら、そこに居る子は御嬢様の召喚獣でしょう?」
キアヌが指差す先を見ると、ピコピコッと動く白いモノ。
台所の一角にて、作業台の隙間から此方を伺って居るのかチョコチョコと動いており、その召喚獣とウサギは目があった。
途端、
【警告】このままだとこの1匹は好き勝手します。
即座に名前を付けて下さい。
と、頭の中に流れて来た。
あ、あれぇ?
私って二匹しか召喚出来ないんじゃ?
前に必死で呼んだ時に二匹しか呼べなかったよ?
それに、二匹を召喚した筈だけど…
【警告】名前を付けて下さい。
ふぇぇっ!
え、えっと、うんと…
名付けに悩んで居ると、目の前に半透明の文字が浮かぶ。
【種族】アルミラージ
【特徴】幻獣 特殊個体
ユニコーンの様な一本の角があるウサギに似た容貌の稀少種。性格は個体により様々だが、怒ると手が付けられ無い。支援魔法・攻撃魔法も出来るが、基本肉弾戦向け。
うわ、カー君みたいな子がまた来た!
何か私ってやたらと攻撃的な前衛向け召喚獣来てない!?
「御嬢様?」
「あ、えっとちょっと待ってね」
不思議そうな目を向けてくるマミュウさん達に一言断って居ると、目の前に出た文字は点滅して消えて行った。
この文字って昨夜カー君達を召喚した時は出て来なかったけど?と思ってカー君を見ると、
【種族】カーバンクル
【特徴】幻獣 レア
【名前】カー君
額に柘榴石ルビーがある伝説上の生物で基本形態は小動物。基本言い付けを守るが、性格はやや獰猛。我を忘れると手が付けられ無い。確りと指示するべし。主人には忠実。
カー君って…。
私の視線に気が付いたのか、カー君は「ピキュ?」と鳴いて小首を傾げて居る。こうして見ると瞳は紅くクリクリしててとても可愛いのだけど、闘うと怖いよねぇ…
次にくーちゃんを見ると、
【種族】ジャッカロープ
【特徴】幻獣/珍獣 LEGEND
【名前】くーちゃん
兎の身体に鹿の角がある稀少種。個体により角の大きさが違う。性格は大人しく従い易い。時にして幻の薬を作り出す。回復薬等を特徴的な鹿の角から出る雫で出して癒す。悪戯好き。
ん?くーちゃん珍獣なの?
確かに珍しいかもだけど…
【警告】名前を付けて下さい。
やばいやばい、名前付けないと。
アルミラージだから、え~と、んーと。
「みーちゃん?」
「ピピッ!」
呼ばれた為か、隙間に隠れて伺って居たアルミラージのみーちゃんが、大急ぎで此方に出て来る。って、もしかして名前付けられて嬉しくて駆けてきたのかな?
「うわぁ~可愛い!」
キーラちゃんが目をキラキラさせてうっとりとした顔でみーちゃんを見てる。
「御嬢様、みーちゃんと言うのはこの子の名前ですか?」
「う、うん…」
私ネーミングセンス無いね…
あ、マミュウさん目があったら何か言いたそうにしてる。
「可愛らしい御名前ですね」
「警告出たから急いでいたとは言え、ネーミングセンス無くて切ない…」
ガックリと項垂れて居たらマミュウさんに頭よしよし撫でられました。
…ちょっと待ってね、すぐに元気になるからっ!
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