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5章 海と水の向こう
あれは一体何なのでしょう?
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べったりとパパに甘えたまま足にくっついて居間に戻ったら、案の定ママの質問攻めに齷齪したリアムさんが居た。
おおぉ?リアムさんすっかり疲れ果てた顔になってるよ。ママ凄すぎ。私が知らない事まで情報仕入れてるし。
って、質問し過ぎ!
やり過ぎです!
「ママ容赦無い」
「だって今後義理の息子になるのよ?だったら今の内に」
「遠慮しなさ過ぎだ」
ママの言葉を遮ってパパが注意すると「え~」と抗議しながらも黙った。でも黙ったと言う事はママってば粗方情報引き出した後だと思うなぁ。そう思ってヒューカちゃんの方を見ると、多少ひきつった顔をして苦笑している。
御疲れ様ですヒューカちゃん。
パパから離れて空いて居たリアムさんの横に座るとパパの苦い顔。それに対してママの嬉しそうな顔。
相反しているなぁと思っていると、リアムさんは途端に気力が回復したのか、先程までのゲンナリしていた表情とは打って変わって嬉しそうに此方を見てから微笑んだ。
あ~…うん、えーと。
にこっと微笑み返すとやっぱり崩れ落ちた。
前にキーラさんが居た場面で同じ事してたのはこんな意味だったのね、とリアムさんの近くに居て思う。だってリアムさんから小声で「ミウちゃん可愛いっ!可愛すぎるっ!」って力んでる声が聞えたから。そしてソレを見るパパにママにヒューカちゃんに私。
リアムさーん端から見てるとロリコンみたいに見えるから冷静になってー。お願いだからこっち見て―。
もしかして、今見ると駄目?悪化する?
でも私って微妙少女なんだけどなぁ。
ウサギみたいな美少女感は無いし、ヒューカちゃんみたいな(内面は兎も角)見たい目が御淑やかな清楚な淑女って感じは無い。ほんと微妙。どっちかって言うとちっちゃいチンクシャだよね。
「チンクシャ?」
「あー狆って言う犬種の名前の犬がくしゃみした様な顔ってこと」
ちなみに質問したのはヒューカちゃん。でもリアムさんも多分知らないよね。
「その狆って犬はこの世界には居ないぞ。大方アドニス様から聞いて居たことだな」
「やっぱり居なかったんだ」
あの人は、いや魔王はほんっと子供好きだからなぁとパパは考え深そうに呟いて居るけど、横にいるママが「子供と共に遊ぶ魔王」って呟いてる。
リアムさんがどう言う事?と聞いて来るのでパパが詳細と言うか、昔話を始めた。
「この古城に生を受けた子供はほぼ全員アドニス様に”異世界生物教育”と”異世界の物語”を聞かせられる。為になるのかどうかは知らんが、ほぼ子供がベットに入って退屈していたり、眠れないで居ると何時の間にか来ていてな、昔話をするんだ。アドニス様の昔住んで居たと言う異世界の物語や出来事等や教育等をな」
「多分ウサギお嬢様も聞かせられてるでしょうね。稀に「アドニス様が~」と話す事があるし」
最後のはママが思い出した様に告げた。
そう言えば時折、「アドニス様が」って言ってるのを聞いたことがある。私の幼少時と同じ様に、アドニス様がウサギにお話ししたりしているんじゃないかなぁ。
「アドニス様が…という事はその狆って犬種はミウちゃんは知ってるの?」
「チンクシャの意味を前に聞いた時絵を描いて貰ったんだ」
「へぇ、さぞかし可愛い犬種なんだね」
「え、いやその…」
どっちかと言うと『変』な絵だった様な。でもアドニス様だからなぁ、絵心あるのかどうか知らないし。
「ミウちゃんはとっても可愛いからね、きっと可愛い犬なんだろうな」
いやいやいやいや。多分それはリアムさんの贔屓目って奴ですよ。だってミウはちっこくて何時までも成長しないお子様ですよ?そりゃリアムさんみたいな大人からみたら小さくて何でも可愛いかも知れないけど、将来超美人さん確定のびっじーんなウサギやヒューカちゃん達に囲まれて居たらどう見ても見劣りしちゃう微妙少女ですよ?
可も無ければ不可も無い人畜無害なちんまい少女。それがミウなのですよ。
「うーんもしかしてミウちゃんって自己評価低い?」
その意見にヒューカちゃんがコクコクと盛大に縦に頷いてるって、いやいや違うから。微妙ですから。と言うかママや。何故そんな私達のやり取りをニヤニヤしながら黙って見て居るのですか?パパまで…パパは複雑な顔してるのは何故?
「あのねミウちゃん。ミウちゃんのパパは美形でしょ?」
リアムさんのその言葉にパパが「ブッ」って吹き出しているよ。
目をシパシパと瞬き繰り返してって、パパ自分美形だって自覚して無かったのか?それとも唐突に言われたから驚いて居るのかな?
「う、うん」
取り合えずココは頷いて置こう。リアムさんの目が真剣だからね。
「そしてミウちゃんのママさんは可愛い美人さんだ」
あーママや。「きゃあ」って嬉しそうな声だしてパパに「聞いた!?私って可愛い系統の美人だったのね!知らなかったわパパ!どうしましょうっもっとちゃんと化粧すべき?」って問うてるしってママ、パパの襟首絞めてる絞めてる!
もしかしてこれって何時もの事なのか?
パパが平気な顔して絞めてるママの手を放して「ママは愛くるしいよ」って、おーぃぃぃ。
何だろう、ここに変なバカップルが居りますが気のせいですか?
答え・気のせいじゃありません。
うう、親が妙。
そう思って居ると畳み掛ける様にリアムさんが、
「そんな見目麗しい二人から産まれたのに『可愛くない』筈は無いよ」
そうは言うけど。リアムさんのは贔屓なだけだと思うんだよなぁ。
それにミウは結構目が鍛えられて居るんですよ。何せ兄も脱げば筋肉質だけど、顔は美麗だ。滅茶苦茶悔しい事に綺麗なのだ。女の端っこの私を差し置いて。ぐ、ぐやじぃ。これはアレか?女の武器である化粧を駆使すれば少しは見目麗しくなるのか!?って昔は思ったのさ。
だ・が・しかし。
元が!台座が!
おっと、このままだと卑屈過ぎじゃーっ
「私って微妙じゃない?ウサギみたいな将来超絶美人さんじゃないし、ヒューカちゃんみたいな御淑やかさや可愛さが微塵も無いし」
卑屈でもつい聞いちゃうのさ。
だって何時も部屋の鏡に映る私は、友人の二人と比べたら微妙だからね。
「あのね、ミウちゃん。ミウちゃんはすっごく可愛いよ」
う、うそぉぉぉ…
うそだあぁぁぁ…
「(所でミウちゃんのお父様お母さま。あの目の前のお二人は何時自分たちの状態に気が付くのでしょう)」
「(無理かも知れんな)」
我が娘ながら何というかとオットーが呟くと、
「(アレはアレで面白いけど、凄い惚気てるって多分気が付いて居ないわね)」
ミウのパパとママ、そしてヒューカは目の前の事柄に突っ込みを入れるべきかどうか暫し悩んだ。
なにせ目の前で「ミウちゃんは可愛い」「可愛くない、微妙なの」から始まり、「リアムさん格好良い」「いや、普通です」「違うもん素敵だもん」「そう思ってくれてると嬉しいな」等と言う、何処からどう見ても…
「もう良い、お前ら結婚しろ」
「「「「ええええええ!?」」」」
自棄になったオットーパパが自暴自棄(?)気味に一気に許可してしまった。
勿論ミウは未成年だから今すぐ結婚等は出来ないのだが、「好きにしろ」と目が座った状態で宣言をする。
「こうも目の前で惚気られたら敵わん。式はまだ早いがミウが成人したら、当人同士で決めれば良い。勿論これから付き合って行くのは構わんが、先にミウの兄であるアルバの許可を取れ」
「お兄ちゃんの?」
「アルバは今ココに居ないからな。ミウ、ちゃんとアルバの許可を取ってからじゃないとアイツ荒れるぞ」
「え?」
アルバってばミウっ子だからねぇってママが言ってたけど、それって普通逆じゃない?お兄ちゃんっ子って言うのなら分かるんだけど、私ってそうじゃないしね。何時でもお兄ちゃんってワケじゃないし、どっちかと言うと性別関係無く『可愛い子』追っ掛けたい派だから、見た目可愛くないお兄ちゃんは管轄外だし。
最近は『可愛い子』&『リアムさん』だけど。
と言うかリアムさんのが多めかなぁって、自分で言っててプチ自爆しそうだよ!
「アルバはミウが大好きだからな」
「そうね、ミウ離れ出来ないってつい最近も話してたしね」
それってどういう事ー!
ミウ離れって一体なにー!?
「ミウちゃん、アレ!」
ヒューカちゃんが急に窓辺に立って「急いで見て!」と外を指差して居る。
指している方角を見る為に皆で窓辺に集まると…
「ウサギ!」
「お嬢様!」
「何であそこに?」
ウサギが家々の屋根を上を疾走し、その後を…
「変モノに追い掛けられてる!?」
この古城からだと距離があり過ぎて声を掛けても聞こえ無い。姿だって小さく見える程だ。だけど必死に逃げているらしい事は分かる。そして追っている相手らしきモノに、ウサギの召喚獣であるカー君やみーちゃんが蹴りを放ったりして攻撃している。
更にその先を…あ、
「レノ様!」
ウサギの上空をレノ様が背に竜の翼を広げて上空を飛んで居る。
救出する為だろうと思って居たらウサギの背後に向かって飛び、手にしていた網の様なモノをウサギを追っている奴に投げて雁字搦めにして居る。
後から遅れて来た黒猫のアドニス様が雁字搦めにした相手の顔面らしき場所に札?の様なモノを貼り付けたら、それまで往生際悪くジタバタ暴れて居た相手が急に大人しくなった。
「あれは一体何なのでしょう?」
おおぉ?リアムさんすっかり疲れ果てた顔になってるよ。ママ凄すぎ。私が知らない事まで情報仕入れてるし。
って、質問し過ぎ!
やり過ぎです!
「ママ容赦無い」
「だって今後義理の息子になるのよ?だったら今の内に」
「遠慮しなさ過ぎだ」
ママの言葉を遮ってパパが注意すると「え~」と抗議しながらも黙った。でも黙ったと言う事はママってば粗方情報引き出した後だと思うなぁ。そう思ってヒューカちゃんの方を見ると、多少ひきつった顔をして苦笑している。
御疲れ様ですヒューカちゃん。
パパから離れて空いて居たリアムさんの横に座るとパパの苦い顔。それに対してママの嬉しそうな顔。
相反しているなぁと思っていると、リアムさんは途端に気力が回復したのか、先程までのゲンナリしていた表情とは打って変わって嬉しそうに此方を見てから微笑んだ。
あ~…うん、えーと。
にこっと微笑み返すとやっぱり崩れ落ちた。
前にキーラさんが居た場面で同じ事してたのはこんな意味だったのね、とリアムさんの近くに居て思う。だってリアムさんから小声で「ミウちゃん可愛いっ!可愛すぎるっ!」って力んでる声が聞えたから。そしてソレを見るパパにママにヒューカちゃんに私。
リアムさーん端から見てるとロリコンみたいに見えるから冷静になってー。お願いだからこっち見て―。
もしかして、今見ると駄目?悪化する?
でも私って微妙少女なんだけどなぁ。
ウサギみたいな美少女感は無いし、ヒューカちゃんみたいな(内面は兎も角)見たい目が御淑やかな清楚な淑女って感じは無い。ほんと微妙。どっちかって言うとちっちゃいチンクシャだよね。
「チンクシャ?」
「あー狆って言う犬種の名前の犬がくしゃみした様な顔ってこと」
ちなみに質問したのはヒューカちゃん。でもリアムさんも多分知らないよね。
「その狆って犬はこの世界には居ないぞ。大方アドニス様から聞いて居たことだな」
「やっぱり居なかったんだ」
あの人は、いや魔王はほんっと子供好きだからなぁとパパは考え深そうに呟いて居るけど、横にいるママが「子供と共に遊ぶ魔王」って呟いてる。
リアムさんがどう言う事?と聞いて来るのでパパが詳細と言うか、昔話を始めた。
「この古城に生を受けた子供はほぼ全員アドニス様に”異世界生物教育”と”異世界の物語”を聞かせられる。為になるのかどうかは知らんが、ほぼ子供がベットに入って退屈していたり、眠れないで居ると何時の間にか来ていてな、昔話をするんだ。アドニス様の昔住んで居たと言う異世界の物語や出来事等や教育等をな」
「多分ウサギお嬢様も聞かせられてるでしょうね。稀に「アドニス様が~」と話す事があるし」
最後のはママが思い出した様に告げた。
そう言えば時折、「アドニス様が」って言ってるのを聞いたことがある。私の幼少時と同じ様に、アドニス様がウサギにお話ししたりしているんじゃないかなぁ。
「アドニス様が…という事はその狆って犬種はミウちゃんは知ってるの?」
「チンクシャの意味を前に聞いた時絵を描いて貰ったんだ」
「へぇ、さぞかし可愛い犬種なんだね」
「え、いやその…」
どっちかと言うと『変』な絵だった様な。でもアドニス様だからなぁ、絵心あるのかどうか知らないし。
「ミウちゃんはとっても可愛いからね、きっと可愛い犬なんだろうな」
いやいやいやいや。多分それはリアムさんの贔屓目って奴ですよ。だってミウはちっこくて何時までも成長しないお子様ですよ?そりゃリアムさんみたいな大人からみたら小さくて何でも可愛いかも知れないけど、将来超美人さん確定のびっじーんなウサギやヒューカちゃん達に囲まれて居たらどう見ても見劣りしちゃう微妙少女ですよ?
可も無ければ不可も無い人畜無害なちんまい少女。それがミウなのですよ。
「うーんもしかしてミウちゃんって自己評価低い?」
その意見にヒューカちゃんがコクコクと盛大に縦に頷いてるって、いやいや違うから。微妙ですから。と言うかママや。何故そんな私達のやり取りをニヤニヤしながら黙って見て居るのですか?パパまで…パパは複雑な顔してるのは何故?
「あのねミウちゃん。ミウちゃんのパパは美形でしょ?」
リアムさんのその言葉にパパが「ブッ」って吹き出しているよ。
目をシパシパと瞬き繰り返してって、パパ自分美形だって自覚して無かったのか?それとも唐突に言われたから驚いて居るのかな?
「う、うん」
取り合えずココは頷いて置こう。リアムさんの目が真剣だからね。
「そしてミウちゃんのママさんは可愛い美人さんだ」
あーママや。「きゃあ」って嬉しそうな声だしてパパに「聞いた!?私って可愛い系統の美人だったのね!知らなかったわパパ!どうしましょうっもっとちゃんと化粧すべき?」って問うてるしってママ、パパの襟首絞めてる絞めてる!
もしかしてこれって何時もの事なのか?
パパが平気な顔して絞めてるママの手を放して「ママは愛くるしいよ」って、おーぃぃぃ。
何だろう、ここに変なバカップルが居りますが気のせいですか?
答え・気のせいじゃありません。
うう、親が妙。
そう思って居ると畳み掛ける様にリアムさんが、
「そんな見目麗しい二人から産まれたのに『可愛くない』筈は無いよ」
そうは言うけど。リアムさんのは贔屓なだけだと思うんだよなぁ。
それにミウは結構目が鍛えられて居るんですよ。何せ兄も脱げば筋肉質だけど、顔は美麗だ。滅茶苦茶悔しい事に綺麗なのだ。女の端っこの私を差し置いて。ぐ、ぐやじぃ。これはアレか?女の武器である化粧を駆使すれば少しは見目麗しくなるのか!?って昔は思ったのさ。
だ・が・しかし。
元が!台座が!
おっと、このままだと卑屈過ぎじゃーっ
「私って微妙じゃない?ウサギみたいな将来超絶美人さんじゃないし、ヒューカちゃんみたいな御淑やかさや可愛さが微塵も無いし」
卑屈でもつい聞いちゃうのさ。
だって何時も部屋の鏡に映る私は、友人の二人と比べたら微妙だからね。
「あのね、ミウちゃん。ミウちゃんはすっごく可愛いよ」
う、うそぉぉぉ…
うそだあぁぁぁ…
「(所でミウちゃんのお父様お母さま。あの目の前のお二人は何時自分たちの状態に気が付くのでしょう)」
「(無理かも知れんな)」
我が娘ながら何というかとオットーが呟くと、
「(アレはアレで面白いけど、凄い惚気てるって多分気が付いて居ないわね)」
ミウのパパとママ、そしてヒューカは目の前の事柄に突っ込みを入れるべきかどうか暫し悩んだ。
なにせ目の前で「ミウちゃんは可愛い」「可愛くない、微妙なの」から始まり、「リアムさん格好良い」「いや、普通です」「違うもん素敵だもん」「そう思ってくれてると嬉しいな」等と言う、何処からどう見ても…
「もう良い、お前ら結婚しろ」
「「「「ええええええ!?」」」」
自棄になったオットーパパが自暴自棄(?)気味に一気に許可してしまった。
勿論ミウは未成年だから今すぐ結婚等は出来ないのだが、「好きにしろ」と目が座った状態で宣言をする。
「こうも目の前で惚気られたら敵わん。式はまだ早いがミウが成人したら、当人同士で決めれば良い。勿論これから付き合って行くのは構わんが、先にミウの兄であるアルバの許可を取れ」
「お兄ちゃんの?」
「アルバは今ココに居ないからな。ミウ、ちゃんとアルバの許可を取ってからじゃないとアイツ荒れるぞ」
「え?」
アルバってばミウっ子だからねぇってママが言ってたけど、それって普通逆じゃない?お兄ちゃんっ子って言うのなら分かるんだけど、私ってそうじゃないしね。何時でもお兄ちゃんってワケじゃないし、どっちかと言うと性別関係無く『可愛い子』追っ掛けたい派だから、見た目可愛くないお兄ちゃんは管轄外だし。
最近は『可愛い子』&『リアムさん』だけど。
と言うかリアムさんのが多めかなぁって、自分で言っててプチ自爆しそうだよ!
「アルバはミウが大好きだからな」
「そうね、ミウ離れ出来ないってつい最近も話してたしね」
それってどういう事ー!
ミウ離れって一体なにー!?
「ミウちゃん、アレ!」
ヒューカちゃんが急に窓辺に立って「急いで見て!」と外を指差して居る。
指している方角を見る為に皆で窓辺に集まると…
「ウサギ!」
「お嬢様!」
「何であそこに?」
ウサギが家々の屋根を上を疾走し、その後を…
「変モノに追い掛けられてる!?」
この古城からだと距離があり過ぎて声を掛けても聞こえ無い。姿だって小さく見える程だ。だけど必死に逃げているらしい事は分かる。そして追っている相手らしきモノに、ウサギの召喚獣であるカー君やみーちゃんが蹴りを放ったりして攻撃している。
更にその先を…あ、
「レノ様!」
ウサギの上空をレノ様が背に竜の翼を広げて上空を飛んで居る。
救出する為だろうと思って居たらウサギの背後に向かって飛び、手にしていた網の様なモノをウサギを追っている奴に投げて雁字搦めにして居る。
後から遅れて来た黒猫のアドニス様が雁字搦めにした相手の顔面らしき場所に札?の様なモノを貼り付けたら、それまで往生際悪くジタバタ暴れて居た相手が急に大人しくなった。
「あれは一体何なのでしょう?」
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