39 / 138
37
しおりを挟む「ちょっと昼食にするには早いな」
等という落合君の台詞。
そんな訳で、京夏君が先程言っていたユーフォーキャッチャーを偶々街角で見掛けたのでゲーセンへ来てみました。
「最近はゲーセンも減って来たよねぇ」
「セガがゲームセンター事業から完全撤退したってニュースがあったね」
「は~…俺、田舎からこっちに来て初めてゲーセン入って、筐体の多さに感動したのに」
家の傍の駄菓子屋にあったゲームの筐体、一昔前どころか海外へ行けばプレミア付く?と言うぐらい昔の格闘ゲーム数台と、謎のフルーツ味のガムが出るパチンコの筐体。それとかなり年季が入ったプリクラ位だったかな。
中心街に行けばユーフォーキャッチャーとかコインゲームとかがあったけど俺の家は郊外だったし、中学のお小遣い位では通える程の金額では無かったから、数える程しか行ったことは無い。
高校入学で此方に来て初めて都会のゲーセンを見て、音の五月蝿さや光の洪水に目を白黒させて驚いた程だ。
「店長ちゃん、それ何年前~」
「うるへー」
京夏君の首を捕まえてうりうりと小突くと、問答無用で落合君が割り込んでペイっと離される。
「落合先輩の過保護発動~」
それ、嬉しそうに言う台詞かーい。
うはははと声に出して笑っている京夏君。そう言えば京夏君の笑い声って独特。結構大声出してくるけど不快では無い。性格も掴みどころのない猫みたいなところもあるけど、柔和な印象もある。
だけどαの為か怒ると厄介なところもある。
とは言え滅多に怒らないけどね。
…と言っても、普段は楽しそうにしている姿ばかり見ているし、さもなくば落合君の事で嫉妬してちょっとだけ拗ねている姿位だな。
うんうん、京夏君はほんと、落合君のことが好きだね。
何だか和むよ。
「っていうかね、何故嵯峨さんに引き寄せられて居るのですかね、俺」
「嵯峨さんも過保護発動~」なんて呑気な声が京夏君から聞こえて来るのだけど、きみきみ、何時の間に女子高生の間に居るの。「アレで付き合って居ないって、信じられる~?」なんてキャアキャア言っている女子高生達の間に居て、違和感無く溶け込んでいる。
なんて言うコミュ力。俺には無理だ…。
そうして何故か急に「この人、俺の彼氏~」って気軽に女子ーズ達に紹介しているよ。落合君も思わず苦笑している。
ノリが軽いね、京夏君。
「じゃ、ちょっと店内回って来る~」
そう言って、さっさと御一行を引き連れて奥へと行ってしまった。
「って、落合君と女子高生達引き連れて行っちゃったよ」
奥の方から「カップ麺の自販機がある~!」って嬉しそうな声が聞こえて来たよ。更には「クレープの自販機とかアイスの自販機も!すげ~!」なんて声も。
これは何か買食いする気満々だろうな。
「何だか凄いですね」
俺としては嵯峨さんの方が凄いと思います。
何故って?
今のどさくさで気が付いたら俺達の繋いだ手が恋人繋ぎ。
何時の間に…さっきまでは普通に手を繋いで居ただけなのだけど。そ、それでも俺にしたらまぁ、えーと、き、緊張しちゃうのだけど。
「二人っきりになりましたね」
ひぃ。
台詞、台詞~!
にこってコッチ見て笑わないで欲しい。
うぐ。
今の俺、鏡を見ていなくてもわかる。
顔が真っ赤だと思うぐらいに熱い…。
12
あなたにおすすめの小説
自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話
あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」
トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。
お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。
攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。
兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。
攻め:水瀬真広
受け:神崎彼方
⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。
途中でモブおじが出てきます。
義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。
初投稿です。
初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
国民的アイドルの元ライバルが、俺の底辺配信をなぜか認知している
逢 舞夏
BL
「高校に行っても、お前には負けないからな!」
「……もう、俺を追いかけるな」
中三の卒業式。幼馴染であり、唯一無二のライバルだった蓮田深月(はすだ みつき)にそう突き放されたあの日から、俺の時間は止まったままだ。
あれから15年。深月は国民的アイドルグループのセンターとして芸能界の頂点に立ち、俺、梅本陸(うめもと りく)は、アパートでコンビニのサラミを齧る、しがない30歳の社畜になった。
誰にも祝われない30歳の誕生日。孤独と酒に酔った勢いで、俺は『おでん』という名の猫耳アバターを被り、VTuberとして配信を始めた。
どうせ誰も来ない。チラ裏の愚痴配信だ。
そう思っていた俺の画面を、見たことのない金額の赤スパ(投げ銭)が埋め尽くした。
『K:¥50,000 誕生日おめでとう。いい声だ、もっと話して』
『K』と名乗る謎の太客。
【執着強めの国民的アイドル】×【酒飲みツンデレおじさんV】
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年BLです。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる