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番外編
53.エロトラップダンジョンでも全裸でした(4)
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ようやく陽平が落ち着くと、俺たちを拘束していた縄が解かれていく。
「あ、縄が解けたよ!」
「やったにゃぁ!」
陽平のものをズルりと引き抜かれると、中からゴポッと精液が溢れ出てきた。
ひとまず、縄が解けて安心する。しかし、俺の猫化は元に戻っていない。
「どうして戻らないのにゃ……」
「もしかして……まだ足りないんじゃない?」
そう言うと陽平は尻尾を触ってきた。
「にゃあー!そこはダメにゃー!」
そう言ったところで、もちろん陽平がやめるわけがない。
尻尾全体を優しく撫で回される。それだけでも腰砕けになってしまいそうだ。尻尾の根元の方には神経が集中しており、そこを弄られるだけでも感じてしまう。付け根の部分を強く握られたり引っ張ったりされると堪らなかった。
「ふぅーっ♡」
必死に声を押し殺すも、吐息だけは漏れてしまう。
どうにかして耐えなければならないと思ったその時、囁くような陽平の声が聞こえてきた。
「ここ、弱いんだね……」
ゾクリとした感覚に襲われた瞬間、ピチャリという生暖かい感触が伝わってきて、舐められているのだと理解する。
「いにゃぁぁっ!だめにゃぁ……っ♡」
全身に電撃のような快感が走った。背筋を伸ばして仰け反ってしまう。足先はピンッとなり、背中は弓なりになった。ビクビクと痙攣しながら、声にならない声で喘いでしまう。頭が真っ白になり、何も考えられなくなってしまう程だ。
思考力を奪われてしまったせいか、抵抗するという選択肢すら思い浮かんでこない。
陽平は容赦なく責め立ててくる。執拗に尻尾の根元ばかりを攻められておかしくなってしまいそうなくらいだった。
「ふにゃぁ……にゃんでぇ……」
涙目になっている俺を見て、陽平はとても興奮していた。どうしようもない変態野郎だ……。
その後も休む暇もなく愛撫され続けてしまう。
俺は何度も絶頂を迎えてしまい、すっかり蕩けていた。完全に快楽の虜となっている。もはや抵抗することなどできなくなっていた。
「ふにゃぁん……♡」
甘い声を出しながらビクンッビクンッと身体を震わせてしまう。尻尾はブンブン振られており、喜んでいることが丸わかりだ。
「可愛いよ……太一」
「うるさいにゃぁっ♡」
相変わらず口調は治らない。もう諦めることにした。
「はぁっ……もう我慢できない……っ」
陽平が後ろから抱き着いて来る。今度はバックから挿入された。
「ふにゃあっ♡」
先ほどまでとは違った刺激に、新たな快感が生まれる。
「にゃふぅ♡はげしいにゃぁっ♡」
陽平は止まることなく、ガツンガツンと腰を打ち付けてきた。その度に甘い吐息が漏れてしまう。
それに加え、乳首を強く摘まれた。
「にゃぁんっ♡ちくびいじっちゃダメなのにゃあ!」
俺は喘ぎまくることしかできない。
ここまでに遭遇した罠の影響もあってか、感度がとんでもなく高くなっている気がする。それに、この体位だとより深く入ってくるため、いっそう感じてしまう。
あまりの激しさに足が震えてきて、立っていることができずに倒れ込んでしまった。陽平は、それでもなお責め立てることをやめようとしない。
そのうちついに限界に達したのか、中に大量に吐き出された。
ビュルルルルー!と勢いよく流れ込んでくる精液を受け止める。またお腹が膨らんでしまっているのが分かるほどだった。
ようやく終わったと思い安心していると、そのままの状態で体をひっくり返され仰向けにさせられた。そして再び挿入される。
「にゃあ!?もう無理にゃ!これ以上出されたらおかしくなるにゃ!」
「大丈夫だよ……きっと」
「にゃにを根拠に言ってるにゃ!ちょ……待つにゃ……ほんとうにむり……にゃぁぁぁぁ!」
結局その後も抜かずに5発くらい出されて、やっと解放された。
俺はその場にへたりこんで動けなくなっていた。体力的にも精神的にも疲れ切ってしまったようだ。
「ごめんね……やりすぎたかな」
申し訳なさそうな顔をして陽平が謝ってきた。
文句の一つでも言ってやりたかったが、怒る元気すら残っていない。
「別にいいにゃ……それより、元に戻らにゃいの困ったのにゃ……」
「やっぱりまだ足りな」「それは却下にゃ」
陽平の発言を遮って言う。これ以上はもう耐えられない……。
「一度戻ってルシアンさんに聞いてみるのがいいかな?」
陽平からやっとまともな提案が来た。
「そうするにゃ!」
俺たちは帰還の腕輪を掲げる。頭上に魔法陣が現れ、俺たちは眩しい光に包まれた。
光が収まると、俺たちはレオンとルシアンの前にいた。
無事に戻って来れたようだ。
「おかえりなさい!今回は可愛いことになってるね~」
ルシアンがウキウキとした調子で言う。レオンは顔を赤くして目を逸らしていた。
猫耳と尻尾自体は可愛らしいものかもしれないが、全裸で母乳と精液まみれの俺は全く可愛くない。
ルシアンは置いておいて、レオンにはこんなものを見せてしまって申し訳ないと思う……。
「あの……縄は解けたんですが……」
「猫耳と尻尾が取れないのにゃ……」
ルシアンだけが頼みなのだ。俺は期待を込めてルシアンを見る。
「大丈夫、この解除は簡単だよ!」
「そうにゃんですか!」
良かった……俺はホッとして胸をなでおろした。
しかし、次にルシアンから告げられた言葉に愕然とすることになる。
「にゃんにゃん回……つまり、22回セックスをすると元に戻れるんだ!」
「にゃ、にゃんだってー!?」
俺の叫び声が部屋の中にこだました。
「あと15回くらいで戻れるね!頑張ろう!」
陽平が嬉々として言ってくる。
「じゃあ次の挑戦までに、効率よくたくさんセックスできる魔法薬を調合しておくね!」
ルシアンが天使のような笑顔で言い放った。
「もうこんな世界、嫌にゃぁー!!!」
どうやら異世界での俺の仕事はまだまだ終わらないみたいだ……。
「あ、縄が解けたよ!」
「やったにゃぁ!」
陽平のものをズルりと引き抜かれると、中からゴポッと精液が溢れ出てきた。
ひとまず、縄が解けて安心する。しかし、俺の猫化は元に戻っていない。
「どうして戻らないのにゃ……」
「もしかして……まだ足りないんじゃない?」
そう言うと陽平は尻尾を触ってきた。
「にゃあー!そこはダメにゃー!」
そう言ったところで、もちろん陽平がやめるわけがない。
尻尾全体を優しく撫で回される。それだけでも腰砕けになってしまいそうだ。尻尾の根元の方には神経が集中しており、そこを弄られるだけでも感じてしまう。付け根の部分を強く握られたり引っ張ったりされると堪らなかった。
「ふぅーっ♡」
必死に声を押し殺すも、吐息だけは漏れてしまう。
どうにかして耐えなければならないと思ったその時、囁くような陽平の声が聞こえてきた。
「ここ、弱いんだね……」
ゾクリとした感覚に襲われた瞬間、ピチャリという生暖かい感触が伝わってきて、舐められているのだと理解する。
「いにゃぁぁっ!だめにゃぁ……っ♡」
全身に電撃のような快感が走った。背筋を伸ばして仰け反ってしまう。足先はピンッとなり、背中は弓なりになった。ビクビクと痙攣しながら、声にならない声で喘いでしまう。頭が真っ白になり、何も考えられなくなってしまう程だ。
思考力を奪われてしまったせいか、抵抗するという選択肢すら思い浮かんでこない。
陽平は容赦なく責め立ててくる。執拗に尻尾の根元ばかりを攻められておかしくなってしまいそうなくらいだった。
「ふにゃぁ……にゃんでぇ……」
涙目になっている俺を見て、陽平はとても興奮していた。どうしようもない変態野郎だ……。
その後も休む暇もなく愛撫され続けてしまう。
俺は何度も絶頂を迎えてしまい、すっかり蕩けていた。完全に快楽の虜となっている。もはや抵抗することなどできなくなっていた。
「ふにゃぁん……♡」
甘い声を出しながらビクンッビクンッと身体を震わせてしまう。尻尾はブンブン振られており、喜んでいることが丸わかりだ。
「可愛いよ……太一」
「うるさいにゃぁっ♡」
相変わらず口調は治らない。もう諦めることにした。
「はぁっ……もう我慢できない……っ」
陽平が後ろから抱き着いて来る。今度はバックから挿入された。
「ふにゃあっ♡」
先ほどまでとは違った刺激に、新たな快感が生まれる。
「にゃふぅ♡はげしいにゃぁっ♡」
陽平は止まることなく、ガツンガツンと腰を打ち付けてきた。その度に甘い吐息が漏れてしまう。
それに加え、乳首を強く摘まれた。
「にゃぁんっ♡ちくびいじっちゃダメなのにゃあ!」
俺は喘ぎまくることしかできない。
ここまでに遭遇した罠の影響もあってか、感度がとんでもなく高くなっている気がする。それに、この体位だとより深く入ってくるため、いっそう感じてしまう。
あまりの激しさに足が震えてきて、立っていることができずに倒れ込んでしまった。陽平は、それでもなお責め立てることをやめようとしない。
そのうちついに限界に達したのか、中に大量に吐き出された。
ビュルルルルー!と勢いよく流れ込んでくる精液を受け止める。またお腹が膨らんでしまっているのが分かるほどだった。
ようやく終わったと思い安心していると、そのままの状態で体をひっくり返され仰向けにさせられた。そして再び挿入される。
「にゃあ!?もう無理にゃ!これ以上出されたらおかしくなるにゃ!」
「大丈夫だよ……きっと」
「にゃにを根拠に言ってるにゃ!ちょ……待つにゃ……ほんとうにむり……にゃぁぁぁぁ!」
結局その後も抜かずに5発くらい出されて、やっと解放された。
俺はその場にへたりこんで動けなくなっていた。体力的にも精神的にも疲れ切ってしまったようだ。
「ごめんね……やりすぎたかな」
申し訳なさそうな顔をして陽平が謝ってきた。
文句の一つでも言ってやりたかったが、怒る元気すら残っていない。
「別にいいにゃ……それより、元に戻らにゃいの困ったのにゃ……」
「やっぱりまだ足りな」「それは却下にゃ」
陽平の発言を遮って言う。これ以上はもう耐えられない……。
「一度戻ってルシアンさんに聞いてみるのがいいかな?」
陽平からやっとまともな提案が来た。
「そうするにゃ!」
俺たちは帰還の腕輪を掲げる。頭上に魔法陣が現れ、俺たちは眩しい光に包まれた。
光が収まると、俺たちはレオンとルシアンの前にいた。
無事に戻って来れたようだ。
「おかえりなさい!今回は可愛いことになってるね~」
ルシアンがウキウキとした調子で言う。レオンは顔を赤くして目を逸らしていた。
猫耳と尻尾自体は可愛らしいものかもしれないが、全裸で母乳と精液まみれの俺は全く可愛くない。
ルシアンは置いておいて、レオンにはこんなものを見せてしまって申し訳ないと思う……。
「あの……縄は解けたんですが……」
「猫耳と尻尾が取れないのにゃ……」
ルシアンだけが頼みなのだ。俺は期待を込めてルシアンを見る。
「大丈夫、この解除は簡単だよ!」
「そうにゃんですか!」
良かった……俺はホッとして胸をなでおろした。
しかし、次にルシアンから告げられた言葉に愕然とすることになる。
「にゃんにゃん回……つまり、22回セックスをすると元に戻れるんだ!」
「にゃ、にゃんだってー!?」
俺の叫び声が部屋の中にこだました。
「あと15回くらいで戻れるね!頑張ろう!」
陽平が嬉々として言ってくる。
「じゃあ次の挑戦までに、効率よくたくさんセックスできる魔法薬を調合しておくね!」
ルシアンが天使のような笑顔で言い放った。
「もうこんな世界、嫌にゃぁー!!!」
どうやら異世界での俺の仕事はまだまだ終わらないみたいだ……。
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