俺が聖女なわけがない!

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番外編

【番外編】共鳴!?三日三晩の愛の試練④*

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「ルセル……君のここに入りたい……」
切なげに囁かれたその言葉に、俺の心臓が大きく跳ね上がる。
「はい……俺も、入れて欲しいです……」
俺は消え入りそうな声で答えると、自ら足を開いて王子を受け入れる姿勢を取った。恥ずかしさよりも、期待感の方が勝っているのが自分で分かる。
「ルセル……ありがとう」
王子はそう言って微笑むと、俺の額に軽く口づけをした。そして、ゆっくりと俺の中に入ってくる。
「んっ……」
王子のモノが入ってくる感覚に、全身に甘い痺れが広がっていった。やがて根元まですっぽりと入ったところで動きを止める。
「ルセルの中……すごく熱いね……」
王子が吐息混じりに囁いた。その声に胸が高鳴り、俺は思わず顔を俯けてしまう。しかし、彼はそっと俺の顎に手を添え、優しく持ち上げた。そのままためらうことなく唇を重ねてくる。舌を入れられて口内を犯されるうちに、頭がボーッとしてきた。
「んんっ……」
王子が俺のナカにいるのが嬉しくて、無意識のうちに彼のモノをきゅっと締め付けてしまう。すると、それに反応するかのように彼のモノが大きくなった気がした。
「あっ……んぅっ……」
濃厚で甘いキスを交わしながら、奥深くで王子を感じる。蕩けてしまいそうなほどの幸せを感じていると、洞窟も共鳴するように光を放ち始めた。洞窟全体が優しい光に包まれ、その温かさがじんわりと肌に触れてくる。まるで洞窟が俺たちの想いを感じ取り、それに応えるように輝いているかのようだ。
「ルセル……僕たち、本当に一つに溶け合っているみたいだね」
王子が優しく微笑み、そっと俺の頬に触れる。その手の温もりと洞窟の光が重なり合い、体中が温かさと幸福感に包まれた。
「ん……アルティスといると、本当に幸せです……」
俺がそう言うと、王子はさらに強く抱きしめてくれる。その腕の中は、まるで世界のすべての幸せが凝縮されたような心地良さだった。
「僕もだよ……ルセル……」
王子は俺の耳元に顔を寄せ、熱い吐息混じりに囁く。
「……動くよ」
その言葉に、俺は小さく頷くだけで精一杯だった。俺の反応を見た王子は微笑み、ゆっくりと腰を動かし始めた。ゆるやかに抜き差しされ、甘い刺激に襲われる。
「はぁっ……んっ……」
俺が小さく喘ぐと、王子は嬉しそうな笑みを浮かべながら唇を塞いできた。舌先が触れ合い、絡み合うように唾液を交換するような深い口づけを交わす。
「んっ……んぅ……」
気持ち良くて、俺は無意識のうちに腰を揺らしていた。すると、王子はその動きに合わせるようにして、より深くまで挿入してくる。
「あぁっ……!」
最奥を貫かれた瞬間、目の前に火花が散ったかのような感覚に襲われた。あまりの快感に意識が飛びそうになる。しかし王子はそれを許してくれず、さらに激しく突き上げてきた。
「あっ……だめぇっ……」
強すぎる刺激に耐えきれずに身を捩るも、王子の腕でしっかりと押さえつけられているため逃げられない。むしろ余計に強く抱き寄せられてしまう始末だ。俺はただただされるがままになっていた。
「んむっ……ふむぅ」
口内までも舌で蹂躙され、呼吸すらままならない。それでもなお与えられる快楽に、俺はもう何も考えられなくなった。ただ目の前にいる人物のことしか考えられない状態だ。
やがて限界が近づいてきたのか、王子の動きが激しくなる。俺の中で彼のモノがビクビクと脈打つのが分かった。
「はぁっ……ルセル……っ」
切羽詰まった声で名前を呼ばれると同時に、一番奥まで貫かれる。
「あああぁっ……!」
その瞬間、目の前がチカチカとした光で埋め尽くされ、頭の中が真っ白になった。それと同時に、お腹の奥に熱いものが注ぎ込まれるのを感じる。
「アルティス……っ」
無意識のうちにぎゅっと王子に抱きつきながら、俺もまた果ててしまった。体が痙攣し、彼のモノを締め付けてしまうと、それに呼応するかのようにさらに大量の精を注がれる。
「あああっ……んっ……」
お腹の中に熱いものが流れ込んでくる感覚に、思わず甘い声が出る。俺はビクビクと体を震わせながらその感覚を味わっていた。
「はぁ……っ……ルセル……」
王子は息を荒げながら、全てを出し切るかのように何度か腰を揺する。その度にまた甘い刺激が生まれ、俺は身を捩らせた。
「んっ……アルティス……」
そう呼びかけると、王子は俺の体をぎゅっと抱きしめてくれた。それが嬉しくて、俺も彼の背に腕を回して強く抱きつく。こうして抱き合っていると安心し、胸の奥が満たされていくような気がした。まるで最初から一つだったかのように、ぴったりと体が合わさっている感じがするのだ。
「ルセル……愛してるよ」
王子はそう言うと優しく口づけをしてくれる。その心地良さにうっとりしていると、再び体の奥で熱が灯る感覚を覚えた。どうやら一度では足りないようだ。
「アルティス……もっと……」
俺がねだると、まだ俺の中に埋め込まれたままだった王子のモノが再び硬度を増していくのが分かった。それと同時に、俺の体もまた徐々に熱くなっていく。
「あぁ……ルセル……可愛い」
王子はそう言うと、ゆっくりと腰を揺すり始める。その途端、体中を甘い刺激が駆け巡り始めた。肌同士がぶつかり合う音と水音が入り混じって響き渡る中、俺はただひたすらに喘ぎ続けることしかできなかった――。

***

それからどのくらい時間が経っただろうか。俺たちはずっと交わり続けていた。
何度も絶頂を迎え、その度に愛の言葉を囁かれる。
「ルセル……愛してる……っ」
「あぁん……アルティス……好きぃ……」
もう完全に理性を失っていた俺は、ただひたすら王子を求め続けた。王子もそれに応えるように、俺の名前を呼びながら愛の言葉を囁いてくれる。
「ルセル……ルセル……」
名前を呼びながら王子は俺の体を抱きしめ、何度も最奥を突き上げてきた。その刺激だけで軽く達してしまいそうになるほどの快感に襲われる。
「あぁっ……んあぁ……!」
喘ぎ声を上げながらビクビクと体を震わせていると、王子は動きをさらに激しくしていった。肌のぶつかり合う音が響き渡るほど強く打ち付けられ、その度に目の前がチカチカするような感覚に襲われる。そして次の瞬間には、一番深いところに熱いものが放たれる――。ひたすらにそれを繰り返し続けていた。
もう俺のナカは完全に王子の形になっている。心も体も、全てが彼に支配されていた。でも、不思議とそれが嬉しくてたまらない。
「アルティス……もっと……っ」
俺は王子の首に腕を回して、自分から口づけた。それに応えるように彼もまた俺の頭を抱き寄せてくれる。そしてそのまま舌を入れられて口内を犯された。歯列をなぞられ上顎を舐められるとゾクゾクとした快感が背筋を走る。
「んっ……」
俺が小さく声を漏らすと、王子はさらに激しく舌を絡めてきた。お互いの唾液を交換し合うような深いキスを交わしながら、俺たちは何度も絶頂を迎えていた。もう何度達したのか覚えていないくらいだ。それでもなお、体の奥は疼き続けている。
「ルセル……」
王子は俺の名前を愛おしそうに呼びながら、再び腰を動かし始めた。その動きに合わせて俺も無意識のうちに腰を動かしてしまう。そのたびに甘い痺れが体を駆け巡り、頭が真っ白になってしまった。
「あっ……アルティス……!」
俺は必死に彼の背にしがみつき、与えられる快楽をただひたすらに貪り続ける。やがて再び限界が近づいてくるのを感じると、今度は同時に果てたのだった――。
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