23 / 33
【23】濃密!?結ばれる二人の熱い夜③*
しおりを挟む
このままでは王子にリードされっぱなしになってしまうと思い、俺は慌てて口を開いた。
「あの……アルティス……」
「なんだい?」
おずおず声をかけると、王子は優しく微笑みながら、首を少し傾けて俺を見つめる。その無邪気な仕草につい見惚れてしまいそうになったが、意識をしっかり保って言葉を続けた。
「俺も……アルティスのに触っていいですか……?」
恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら、勇気を振り絞って尋ねる。王子は一瞬驚いたように目を見開いた後、すぐに微笑んでくれた。
「もちろんだよ」
そう言って、王子はゆっくりとベッドに腰掛け、俺の方に視線を向ける。俺はベッドから降りて、王子の前に座った。王子のそこは既に大きく膨らんでいて、窮屈そうにズボンを押しあげている。恐る恐るそこに手を伸ばし、ベルトを外して前を寛げると、そこから立派なものが現れた。大きさに圧倒され、思わずゴクリと唾を飲み込む。太くて長いそれは、血管が浮き出ていてグロテスクなのに、なぜか目が離せなかった。
「ルセル……無理しなくていいんだよ?」
王子はそう言ってくれるが、ここで引き下がるわけにはいかない。俺は覚悟を決めて、そっと手を伸ばした。初めて触れる王子のそれは、熱くて硬くてドクンドクンと脈打っているのが分かる。
「おっきい……」
思わずそう呟くと、王子は恥ずかしそうな顔で苦笑した。
「……君のせいだよ」
「えっ……!?」
そんなことを言われると、こちらまで恥ずかしくなってしまう。俺が顔を赤くすると、俺の手の中のそれがさらに大きさを増した。
「あっ……さらにおっきく……」
思わずそう口にすると、王子も顔を赤く染める。
「ルセル……あんまり煽らないでくれ」
握ったそれがピクンと震えた。俺に反応してくれているのが、なんだか愛おしく思える。先端から透明な液も溢れてきて、すごくいやらしい。
「ルセル……もっと強く握ってみて」
言われるままに手に力を込めると、王子の口から吐息が漏れた。それが嬉しくて何度も繰り返していると、次第に大きさを増していき、さらに硬くなっていくのが分かった。
「すごい……どんどん大きくなってく……」
思わずそう呟くと、王子は照れくさそうに笑った。その表情はとても可愛くて、胸がキュンとする。
俺は夢中になって王子のものを扱いた。先走りのおかげで滑りがよくなり、ぐちゅぐちゅという音が響くようになる。その音にも興奮しているのか、王子の息遣いも荒くなっている気がした。
「あ……ルセル……」
切羽詰まったような声で名前を呼ばれ顔を上げると、熱っぽい瞳に見つめられてドキリとする。その瞳には欲情の色がありありと浮かんでいて、思わず見惚れてしまった。
「アルティス……」
もっと王子に気持ち良くなって欲しいと思った俺は、思い切ってその先端を口に含んだ。その瞬間、王子の体がビクッと跳ねる。
「ルセル!?」
驚いたような声を上げる王子を無視して、そのまま舌を這わせていく。
口の中に広がる苦味に少し戸惑いながらも必死に舌を動かすと、王子は切なげに吐息を漏らした。その反応が嬉しくてさらに強く吸い上げると、口の中でビクビクと脈打つのを感じる。それに気をよくして、俺はさらに深くまで飲み込んだ。口の中に広がる苦味と雄の匂いに頭がくらくらしてくる。それでも必死に舌を動かした。裏筋を舐め上げ先端を吸い上げると、いっそうその味が強くなる。王子が感じてくれている証拠だ。そう思うと嬉しくなって、さらに激しく責め立てていると、突然肩を強く掴まれる。
「ルセル……もういいっ……」
王子は小さく声を漏らし、俺を引き剥がそうとした。それでも俺は離れたくなくて、さらに強く吸い上げる。
「くっ……」
王子が小さく身体を震わせると、口の中のものがビクンと大きく跳ねた。次の瞬間、熱い液体が喉の奥に向かって放たれる。
(あっ……)
あまりの量の多さに驚きながらも、喉の奥に流れ込んでくるそれを必死で飲み込んだ。喉を通っていく感覚すら快感に変わるようで、身体がビクビクと震える。王子の魔力が直接体の中に流れ込んでくる感覚に、体が熱くなった。
「はぁ……はぁ……すまない……大丈夫か?」
心配そうに声をかけてくれる王子に、俺は小さくうなずく。
「ん……気持ちいい……」
俺はボーッとする頭でそれだけ呟くと、王子の太ももに顔を埋めた。王子の香りに包まれる。その香りを嗅いでいるだけで、頭がクラクラしてくるようだった。
「ルセル……君って子は……」
王子は少し動揺したように息をつきながら、俺の体を抱き上げる。その手には焦りが感じられ、普段の穏やかな王子とはなんだか様子が違うように見えた。そして、そのまま勢いよくベッドに俺を押し倒し、顔を覗き込むようにして、熱っぽい視線を向けてくる。
「あの……アルティス……」
「なんだい?」
おずおず声をかけると、王子は優しく微笑みながら、首を少し傾けて俺を見つめる。その無邪気な仕草につい見惚れてしまいそうになったが、意識をしっかり保って言葉を続けた。
「俺も……アルティスのに触っていいですか……?」
恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら、勇気を振り絞って尋ねる。王子は一瞬驚いたように目を見開いた後、すぐに微笑んでくれた。
「もちろんだよ」
そう言って、王子はゆっくりとベッドに腰掛け、俺の方に視線を向ける。俺はベッドから降りて、王子の前に座った。王子のそこは既に大きく膨らんでいて、窮屈そうにズボンを押しあげている。恐る恐るそこに手を伸ばし、ベルトを外して前を寛げると、そこから立派なものが現れた。大きさに圧倒され、思わずゴクリと唾を飲み込む。太くて長いそれは、血管が浮き出ていてグロテスクなのに、なぜか目が離せなかった。
「ルセル……無理しなくていいんだよ?」
王子はそう言ってくれるが、ここで引き下がるわけにはいかない。俺は覚悟を決めて、そっと手を伸ばした。初めて触れる王子のそれは、熱くて硬くてドクンドクンと脈打っているのが分かる。
「おっきい……」
思わずそう呟くと、王子は恥ずかしそうな顔で苦笑した。
「……君のせいだよ」
「えっ……!?」
そんなことを言われると、こちらまで恥ずかしくなってしまう。俺が顔を赤くすると、俺の手の中のそれがさらに大きさを増した。
「あっ……さらにおっきく……」
思わずそう口にすると、王子も顔を赤く染める。
「ルセル……あんまり煽らないでくれ」
握ったそれがピクンと震えた。俺に反応してくれているのが、なんだか愛おしく思える。先端から透明な液も溢れてきて、すごくいやらしい。
「ルセル……もっと強く握ってみて」
言われるままに手に力を込めると、王子の口から吐息が漏れた。それが嬉しくて何度も繰り返していると、次第に大きさを増していき、さらに硬くなっていくのが分かった。
「すごい……どんどん大きくなってく……」
思わずそう呟くと、王子は照れくさそうに笑った。その表情はとても可愛くて、胸がキュンとする。
俺は夢中になって王子のものを扱いた。先走りのおかげで滑りがよくなり、ぐちゅぐちゅという音が響くようになる。その音にも興奮しているのか、王子の息遣いも荒くなっている気がした。
「あ……ルセル……」
切羽詰まったような声で名前を呼ばれ顔を上げると、熱っぽい瞳に見つめられてドキリとする。その瞳には欲情の色がありありと浮かんでいて、思わず見惚れてしまった。
「アルティス……」
もっと王子に気持ち良くなって欲しいと思った俺は、思い切ってその先端を口に含んだ。その瞬間、王子の体がビクッと跳ねる。
「ルセル!?」
驚いたような声を上げる王子を無視して、そのまま舌を這わせていく。
口の中に広がる苦味に少し戸惑いながらも必死に舌を動かすと、王子は切なげに吐息を漏らした。その反応が嬉しくてさらに強く吸い上げると、口の中でビクビクと脈打つのを感じる。それに気をよくして、俺はさらに深くまで飲み込んだ。口の中に広がる苦味と雄の匂いに頭がくらくらしてくる。それでも必死に舌を動かした。裏筋を舐め上げ先端を吸い上げると、いっそうその味が強くなる。王子が感じてくれている証拠だ。そう思うと嬉しくなって、さらに激しく責め立てていると、突然肩を強く掴まれる。
「ルセル……もういいっ……」
王子は小さく声を漏らし、俺を引き剥がそうとした。それでも俺は離れたくなくて、さらに強く吸い上げる。
「くっ……」
王子が小さく身体を震わせると、口の中のものがビクンと大きく跳ねた。次の瞬間、熱い液体が喉の奥に向かって放たれる。
(あっ……)
あまりの量の多さに驚きながらも、喉の奥に流れ込んでくるそれを必死で飲み込んだ。喉を通っていく感覚すら快感に変わるようで、身体がビクビクと震える。王子の魔力が直接体の中に流れ込んでくる感覚に、体が熱くなった。
「はぁ……はぁ……すまない……大丈夫か?」
心配そうに声をかけてくれる王子に、俺は小さくうなずく。
「ん……気持ちいい……」
俺はボーッとする頭でそれだけ呟くと、王子の太ももに顔を埋めた。王子の香りに包まれる。その香りを嗅いでいるだけで、頭がクラクラしてくるようだった。
「ルセル……君って子は……」
王子は少し動揺したように息をつきながら、俺の体を抱き上げる。その手には焦りが感じられ、普段の穏やかな王子とはなんだか様子が違うように見えた。そして、そのまま勢いよくベッドに俺を押し倒し、顔を覗き込むようにして、熱っぽい視線を向けてくる。
61
お気に入りに追加
105
あなたにおすすめの小説
アルファ王子ライアンの憂鬱 〜敵国王子に食べられそう。ビクンビクンに俺は負けない〜
五右衛門
BL
俺はライアン・リバー。通称「紅蓮のアルファ王子」。アルファとして最強の力を誇る……はずなんだけど、今、俺は十八歳にして人生最大の危機に直面している。何って? そりゃ、「ベータになりかける時期」がやってきたんだよ!
この世界では、アルファは一度だけ「ベータになっちゃえばいいじゃん」という不思議な声に心を引っ張られる時期がある。それに抗えなければ、ベータに転落してしまうんだ。だから俺は、そんな声に負けるわけにはいかない! ……と、言いたいところだけど、実際はベータの誘惑が強すぎて、部屋で一人必死に耐えてるんだよ。布団握りしめて、まるでトイレで踏ん張るみたいに全身ビクンビクンさせながらな!
で、そこに現れるのが、俺の幼馴染であり敵国の王子、ソラ・マクレガー。こいつは魔法の天才で、平気で転移魔法で俺の部屋にやってきやがる。しかも、「ベータになっちゃいなよ」って囁いてきたりするんだ。お前味方じゃねぇのかよ! そういや敵国だったな! こっちはそれどころじゃねえんだぞ! 人生かけて耐えてるってのに、紅茶飲みながら悠長に見物してんじゃねぇ!
俺のツッコミは加速するけど、誘惑はもっと加速してくる。これ、マジでヤバいって! 果たして俺はアルファのままでいられるのか、それともベータになっちゃうのか!?
【完結】オーロラ魔法士と第3王子
N2O
BL
全16話
※2022.2.18 完結しました。ありがとうございました。
※2023.11.18 文章を整えました。
辺境伯爵家次男のリーシュ・ギデオン(16)が、突然第3王子のラファド・ミファエル(18)の専属魔法士に任命された。
「なんで、僕?」
一人狼第3王子×黒髪美人魔法士
設定はふんわりです。
小説を書くのは初めてなので、何卒ご容赦ください。
嫌な人が出てこない、ふわふわハッピーエンドを書きたくて始めました。
感想聞かせていただけると大変嬉しいです。
表紙絵
⇨ キラクニ 様 X(@kirakunibl)

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。

失恋して崖から落ちたら、山の主の熊さんの嫁になった
無月陸兎
BL
ホタル祭で夜にホタルを見ながら友達に告白しようと企んでいた俺は、浮かれてムードの欠片もない山道で告白してフラれた。更には足を踏み外して崖から落ちてしまった。
そこで出会った山の主の熊さんと会い俺は熊さんの嫁になった──。
チョロくてちょっぴりおつむが弱い主人公が、ひたすら自分の旦那になった熊さん好き好きしてます。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる