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【13】決意!?王国の歴史と守り合う想い
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図書館に入ると、古めかしい紙の香りが広がっていた。重厚な扉が静かに閉まり、外の喧騒から完全に切り離される。一瞬ホッとする感覚が訪れたが、今日は前回訪れたときとは違う緊張感が心の中に広がっていた。
「さあ……この中に必要な情報があるといいんだけど」
王子はそう言いながら、高い天井にまで届く壮麗な書棚を見つめる。その横顔にはいつもと変わらぬ優雅さが漂っているが、彼も内心では俺と同じように緊張しているのかもしれない。
「はい、できるだけ早く見つけたいですね」
俺は気持ちを引き締めて返事をし、幾何学模様の床を踏みしめながら書棚の方へと歩みを進める。
二人で手分けして古い記録を調べ始めた。時折、王子と顔を見合わせながら情報を共有しつつ、じっくりと読み進めていく。ページをめくる音だけが響く中、時間がゆっくりと過ぎていった。
数時間が経った頃、俺は一冊の古書に目を留めた。その表紙はボロボロで、ページも黄ばんでいるが、何か重要なことが書かれている予感がしたのだ。
慎重にページをめくり、しばらくの間無心で読み進めていたが、あるページで思わず手が止まった。信じられない記述が目に飛び込んできたのだ。
「王子、これを見てください」
俺は驚きと共に、ページを王子に差し出す。彼もすぐに真剣な表情でページを覗き込み、その内容に眉をひそめた。
「これは……王国の歴史に関する記述だね。どうやら、聖女が持つ力を狙う組織が、昔から存在していたらしい」
「その組織に、聖女の力が……代々狙われていた……」
声が震える。思わず古書のページを強く握りしめながら、胸の中にじわじわと恐怖が広がっていくのを感じた。聖女として選ばれた俺もまた、その標的にされているのだろう。襲撃のことを思い出し、体がこわばる。
王子はそんな俺の様子を見て、そっと肩に手を置いた。
「大丈夫、ルセル。君は一人じゃない」
彼の優しい声が心に染み込んでいく。
しかし、その言葉だけで恐怖を完全に払拭することはできなかった。不安が胸を締めつける。
「でも……また襲撃されるかもしれないってことですよね……」
自分の声がかすれた。再び昨日のような襲撃が起こったら……その考えが頭をよぎり、思わず体を固くする。
王子は一瞬黙った後、強く俺を見つめた。その瞳には、揺るぎない決意が宿っている。
「確かに、その可能性はある。でも、僕が君を守るよ。絶対に君を一人にはしない」
その言葉には、ただの慰めではなく、深い信頼と確信が込められていた。俺はその強い言葉に少しだけ気持ちが軽くなるのを感じる。しかし、まだ心の奥には不安が残っていた。
「ありがとうございます……でも……」
言葉が喉に詰まりそうになる。
「でも、王子がまた俺のために危険な目に遭うかもしれない……それが一番心配なんです……」
もし再び襲撃されたら、王子がまた自分を庇って大怪我をするかもしれない――その考えが頭から離れない。自分が狙われることも怖いけれど、それ以上に、目の前で王子が傷つくことの方がずっと怖いのだ。
俺がそう言うと、王子はしっかりと俺の手を握りしめる。
「ルセル、君の心配は分かる。でも、僕は君を守るためならどんな危険も恐れない。それが僕の役目だから」
王子の言葉はいつも通り優しく、けれどもどこか揺るぎない強さがあった。
「でも……俺のせいで王子が傷つくのはもう嫌です……」
俺の声は震えていた。胸の奥が締めつけられるように痛む。
その瞬間、王子は俺をぐっと引き寄せた。驚きと共に、俺は彼の胸に抱き込まれる。強く、そして温かいその抱擁に、震えていた心が少しずつ落ち着いていくのを感じた。彼の鼓動が耳元で規則正しく響き、その音が不思議と安心感を与えてくれる。
「ルセル、大丈夫だよ」
王子の優しい声が、耳元で囁くように響いた。その声と体温が、俺の冷え切っていた心を温め、恐怖が薄れていく。俺は思わず王子の胸に顔を埋め、その温もりに身を委ねた。
「ルセル、僕は君を守りたいんだ。それが僕の役目でもあり……君がいてくれるからこそ、僕は強くなれるんだよ」
彼の言葉が胸に静かに染み込み、俺の心を柔らかく包み込む。王子の存在が、こんなにも俺を支えてくれていることに気づき、自然と心が穏やかになっていった。
しばらくそのまま抱きしめられていたが、王子の温もりに包まれているうちに、彼の強さに頼るだけではいけないという思いが芽生えてきた。守られるだけの存在ではなく、今度は自分が王子を支えたい――そんな強い決意が静かに胸の中で形を取り始める。
「俺も……王子の力になりたいです。もっと強くなって、あなたを支えられるように」
聖女としての責務を果たすためではなく、目の前にいるこの優しい王子を守りたい。彼がどんなに王国にとって重要な存在であろうと、俺にとっては――ただ一人の大切な人なんだ。
そう思った瞬間、ハッとする。いつの間にか、俺の中で王子の存在が大きくなっていたことに気づいたのだ。彼の笑顔や優しい声、そして温かさが、知らず知らずのうちに俺の心を占めている。ただ聖女として選ばれたからではなく、彼のそばにいたいと強く願う自分がいる。
その彼が傷つくことなど、考えたくもない。だからこそ、俺はもっと強くならなければ。彼を守るために。
「ルセル……君がそんなふうに思ってくれているなんて……嬉しいよ」
俺の言葉を聞いた王子は、一瞬驚いたように目を見開いていたが、すぐに優しい微笑みを浮かべた。
王子は一瞬言葉を切り、深く見つめてくる。
「でも、無理をしないでほしい。僕は君を支えるためにいるんだ。二人で支え合っていこう」
その言葉に、胸がじんわりと温かくなっていくのを感じた。俺が王子に力を与え、王子が俺を守ってくれる――その信頼関係が、二人を強く結びつけているようだった。
「はい……ありがとうございます」
俺は深くうなずき、王子の言葉に応える。胸の奥にあった不安はすっかり消え去り、代わりに新たな意思が芽生えていた。
王子を守れる存在になる――それが、今の俺の願いだ。
その思いが、胸の奥で静かに確かな決意へと変わっていくのを感じた。
「さあ……この中に必要な情報があるといいんだけど」
王子はそう言いながら、高い天井にまで届く壮麗な書棚を見つめる。その横顔にはいつもと変わらぬ優雅さが漂っているが、彼も内心では俺と同じように緊張しているのかもしれない。
「はい、できるだけ早く見つけたいですね」
俺は気持ちを引き締めて返事をし、幾何学模様の床を踏みしめながら書棚の方へと歩みを進める。
二人で手分けして古い記録を調べ始めた。時折、王子と顔を見合わせながら情報を共有しつつ、じっくりと読み進めていく。ページをめくる音だけが響く中、時間がゆっくりと過ぎていった。
数時間が経った頃、俺は一冊の古書に目を留めた。その表紙はボロボロで、ページも黄ばんでいるが、何か重要なことが書かれている予感がしたのだ。
慎重にページをめくり、しばらくの間無心で読み進めていたが、あるページで思わず手が止まった。信じられない記述が目に飛び込んできたのだ。
「王子、これを見てください」
俺は驚きと共に、ページを王子に差し出す。彼もすぐに真剣な表情でページを覗き込み、その内容に眉をひそめた。
「これは……王国の歴史に関する記述だね。どうやら、聖女が持つ力を狙う組織が、昔から存在していたらしい」
「その組織に、聖女の力が……代々狙われていた……」
声が震える。思わず古書のページを強く握りしめながら、胸の中にじわじわと恐怖が広がっていくのを感じた。聖女として選ばれた俺もまた、その標的にされているのだろう。襲撃のことを思い出し、体がこわばる。
王子はそんな俺の様子を見て、そっと肩に手を置いた。
「大丈夫、ルセル。君は一人じゃない」
彼の優しい声が心に染み込んでいく。
しかし、その言葉だけで恐怖を完全に払拭することはできなかった。不安が胸を締めつける。
「でも……また襲撃されるかもしれないってことですよね……」
自分の声がかすれた。再び昨日のような襲撃が起こったら……その考えが頭をよぎり、思わず体を固くする。
王子は一瞬黙った後、強く俺を見つめた。その瞳には、揺るぎない決意が宿っている。
「確かに、その可能性はある。でも、僕が君を守るよ。絶対に君を一人にはしない」
その言葉には、ただの慰めではなく、深い信頼と確信が込められていた。俺はその強い言葉に少しだけ気持ちが軽くなるのを感じる。しかし、まだ心の奥には不安が残っていた。
「ありがとうございます……でも……」
言葉が喉に詰まりそうになる。
「でも、王子がまた俺のために危険な目に遭うかもしれない……それが一番心配なんです……」
もし再び襲撃されたら、王子がまた自分を庇って大怪我をするかもしれない――その考えが頭から離れない。自分が狙われることも怖いけれど、それ以上に、目の前で王子が傷つくことの方がずっと怖いのだ。
俺がそう言うと、王子はしっかりと俺の手を握りしめる。
「ルセル、君の心配は分かる。でも、僕は君を守るためならどんな危険も恐れない。それが僕の役目だから」
王子の言葉はいつも通り優しく、けれどもどこか揺るぎない強さがあった。
「でも……俺のせいで王子が傷つくのはもう嫌です……」
俺の声は震えていた。胸の奥が締めつけられるように痛む。
その瞬間、王子は俺をぐっと引き寄せた。驚きと共に、俺は彼の胸に抱き込まれる。強く、そして温かいその抱擁に、震えていた心が少しずつ落ち着いていくのを感じた。彼の鼓動が耳元で規則正しく響き、その音が不思議と安心感を与えてくれる。
「ルセル、大丈夫だよ」
王子の優しい声が、耳元で囁くように響いた。その声と体温が、俺の冷え切っていた心を温め、恐怖が薄れていく。俺は思わず王子の胸に顔を埋め、その温もりに身を委ねた。
「ルセル、僕は君を守りたいんだ。それが僕の役目でもあり……君がいてくれるからこそ、僕は強くなれるんだよ」
彼の言葉が胸に静かに染み込み、俺の心を柔らかく包み込む。王子の存在が、こんなにも俺を支えてくれていることに気づき、自然と心が穏やかになっていった。
しばらくそのまま抱きしめられていたが、王子の温もりに包まれているうちに、彼の強さに頼るだけではいけないという思いが芽生えてきた。守られるだけの存在ではなく、今度は自分が王子を支えたい――そんな強い決意が静かに胸の中で形を取り始める。
「俺も……王子の力になりたいです。もっと強くなって、あなたを支えられるように」
聖女としての責務を果たすためではなく、目の前にいるこの優しい王子を守りたい。彼がどんなに王国にとって重要な存在であろうと、俺にとっては――ただ一人の大切な人なんだ。
そう思った瞬間、ハッとする。いつの間にか、俺の中で王子の存在が大きくなっていたことに気づいたのだ。彼の笑顔や優しい声、そして温かさが、知らず知らずのうちに俺の心を占めている。ただ聖女として選ばれたからではなく、彼のそばにいたいと強く願う自分がいる。
その彼が傷つくことなど、考えたくもない。だからこそ、俺はもっと強くならなければ。彼を守るために。
「ルセル……君がそんなふうに思ってくれているなんて……嬉しいよ」
俺の言葉を聞いた王子は、一瞬驚いたように目を見開いていたが、すぐに優しい微笑みを浮かべた。
王子は一瞬言葉を切り、深く見つめてくる。
「でも、無理をしないでほしい。僕は君を支えるためにいるんだ。二人で支え合っていこう」
その言葉に、胸がじんわりと温かくなっていくのを感じた。俺が王子に力を与え、王子が俺を守ってくれる――その信頼関係が、二人を強く結びつけているようだった。
「はい……ありがとうございます」
俺は深くうなずき、王子の言葉に応える。胸の奥にあった不安はすっかり消え去り、代わりに新たな意思が芽生えていた。
王子を守れる存在になる――それが、今の俺の願いだ。
その思いが、胸の奥で静かに確かな決意へと変わっていくのを感じた。
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