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21☆Endless Encore *
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やっと呼吸が落ち着いたところで、十夜が腰を動かしはじめる。律動の快楽に浸っていると、十夜の片手が下に伸ばされた。その手がふいに、僕の中心を握り込む。
「やっ、まだ、さっきイったばっかりだから……」
「もうしっかり勃ち上がってるぞ」
まさかと思ったが、いつの間にか僕の股間は反応を示していた。十夜をナカに受け入れることでこんなに興奮してしまうだなんて。僕の身体はすっかりおかしくなってしまったみたいだ。
「あっ、やだ、やだ……っ」
射精を促すような十夜の手の動きに、必死で抵抗する。この状態で前を刺激されてしまえば、すぐにでも達してしまいそうだ。しかし、十夜の手を振り払う余裕などなく、されるがままになっていると、突然、後孔への抽挿が激しくなった。
「やっ!だめぇ!両方一緒だめぇ!」
同時に責め立てられ、頭が真っ白になる。
「うっ……すごい締め付け……」
背後から切羽詰まった声が聞こえたかと思うと、一際強く腰を打ち付けられた。
「ひああああっ」
前と後ろ、両方からの刺激に、僕は敢えなく達してしまう。十夜の手に握られながら、小刻みに欲を吐き出した。
同時に十夜も達したらしく、ナカに熱いものが注がれている。
「あぁ……んっ……」
「くぅ……」
十夜は僕をぎゅっと抱き締め、何度もぶるっと身体を震わせながら射精していた。十夜の手は僕の吐き出したものでベタベタになっている。
やがて、全てを出し切った十夜が身体を起こした。僕のナカに入っていたモノもずるりと引き抜かれる。溢れ出した十夜の精液が、足をつたっていくのを感じた。
「光輝……」
呼び掛けに応える気力も失っていると、強引に身体を表に向けられる。涙や涎でぐちゃぐちゃな顔を隠そうとすると、その手を押さえられた。
「可愛くて堪らない……」
何を言われたのか理解する前に、口付けをされる。もうなんだか分からないけれど気持ちが良くて、差し込まれた舌に夢中で吸い付いた。
貪るような口付けを続けるうちに、二人の身体に挟まれている十夜のものがまた固くなっていく。
「え!?うそ……」
「ごめん、もう一回……」
足を持ち上げられると、心得たとばかりに僕の穴は十夜を受け入れようと蠢いた。
「あ……うぅ……」
心も身体も、十夜が欲しくて堪らなくなっている。コイツも同じように思ってくれているのだろうか。目の周りを赤くし、興奮しているような表情で、僕に入り込んできた。いつの間にか、こんなに巨大なものがすんなりと入るようになっている。
しっかりと挿し込まれた後、身体を抱き起こされた。十夜の上に座るような体勢になる。体重がかかり、極太な欲の塊が奥深くまで埋め込まれた。
「うあぁ……っ」
圧迫感に息が止まりそうになる。苦しくて十夜に抱き付くと、また優しく抱き締め返された。
少しずつ僕の呼吸が整うと、十夜が緩く腰を回しはじめる。深いところへの強烈な刺激に意識が飛びそうになり、強くしがみついた。
「光輝、どうして欲しい?」
「んん……?」
頭が全然回らない。今して欲しいこと……。
「んー……んっと……ちゅーして?」
首を傾げながら十夜の顔を見ると、動きが止まり、険しい表情になった。同時に、体内の圧迫感がひどくなる。
「やぁ……っ、おっきくなったぁ……」
「……っ、光輝、もう一回言ってくれ」
再び動き出した十夜に、答えを言おうと口を開いた。
「んん、ちゅー……、ちゅーして、お願い、ちゅーして……っ」
もう自分で何を言っているのかよくわからない。
深く息を吐く音が聞こえた後、食らいつくように口付けされる。深く差し込まれる熱い舌が気持ちいい。お互いの唾液を残らず吸い取ろうとするかのように、求め合った。
上からも下からも、全てが十夜でいっぱいになる。ガツガツと下から突き上げられ、激しい快楽の波が押し寄せた。荒々しい動きに、口付けが乱れてしまう。
「んぅ……、と、おや……とおや……」
開いた唇から零れる声は、ひたすら十夜の名を呼んでいた。
「こう、きっ……」
十夜は勢いよく僕の最奥を突き、動きを止める。
「んあああああっ!」
今までで一番強い衝撃に、僕は絶頂を迎えた。同時に唇を塞がれ、喘ぎ声ごと飲み込まれる。
「んむぅんんっ……!」
食らい尽くされそうな口付けの中、僕は十夜にしがみつきながら欲を放った。ビクビクと痙攣しながら、体内の十夜をきつく締め付ける。それに応じるように十夜も僕のナカで果てた。濃厚な精がたっぷりと注がれていくのを感じる。
「光輝……、愛してる」
薄れていく意識の中で聞こえた声に、もう答える力も残っていない。抱き締められて、愛を注がれ続けている。多幸感の中、気を失うように眠りについた。
「やっ、まだ、さっきイったばっかりだから……」
「もうしっかり勃ち上がってるぞ」
まさかと思ったが、いつの間にか僕の股間は反応を示していた。十夜をナカに受け入れることでこんなに興奮してしまうだなんて。僕の身体はすっかりおかしくなってしまったみたいだ。
「あっ、やだ、やだ……っ」
射精を促すような十夜の手の動きに、必死で抵抗する。この状態で前を刺激されてしまえば、すぐにでも達してしまいそうだ。しかし、十夜の手を振り払う余裕などなく、されるがままになっていると、突然、後孔への抽挿が激しくなった。
「やっ!だめぇ!両方一緒だめぇ!」
同時に責め立てられ、頭が真っ白になる。
「うっ……すごい締め付け……」
背後から切羽詰まった声が聞こえたかと思うと、一際強く腰を打ち付けられた。
「ひああああっ」
前と後ろ、両方からの刺激に、僕は敢えなく達してしまう。十夜の手に握られながら、小刻みに欲を吐き出した。
同時に十夜も達したらしく、ナカに熱いものが注がれている。
「あぁ……んっ……」
「くぅ……」
十夜は僕をぎゅっと抱き締め、何度もぶるっと身体を震わせながら射精していた。十夜の手は僕の吐き出したものでベタベタになっている。
やがて、全てを出し切った十夜が身体を起こした。僕のナカに入っていたモノもずるりと引き抜かれる。溢れ出した十夜の精液が、足をつたっていくのを感じた。
「光輝……」
呼び掛けに応える気力も失っていると、強引に身体を表に向けられる。涙や涎でぐちゃぐちゃな顔を隠そうとすると、その手を押さえられた。
「可愛くて堪らない……」
何を言われたのか理解する前に、口付けをされる。もうなんだか分からないけれど気持ちが良くて、差し込まれた舌に夢中で吸い付いた。
貪るような口付けを続けるうちに、二人の身体に挟まれている十夜のものがまた固くなっていく。
「え!?うそ……」
「ごめん、もう一回……」
足を持ち上げられると、心得たとばかりに僕の穴は十夜を受け入れようと蠢いた。
「あ……うぅ……」
心も身体も、十夜が欲しくて堪らなくなっている。コイツも同じように思ってくれているのだろうか。目の周りを赤くし、興奮しているような表情で、僕に入り込んできた。いつの間にか、こんなに巨大なものがすんなりと入るようになっている。
しっかりと挿し込まれた後、身体を抱き起こされた。十夜の上に座るような体勢になる。体重がかかり、極太な欲の塊が奥深くまで埋め込まれた。
「うあぁ……っ」
圧迫感に息が止まりそうになる。苦しくて十夜に抱き付くと、また優しく抱き締め返された。
少しずつ僕の呼吸が整うと、十夜が緩く腰を回しはじめる。深いところへの強烈な刺激に意識が飛びそうになり、強くしがみついた。
「光輝、どうして欲しい?」
「んん……?」
頭が全然回らない。今して欲しいこと……。
「んー……んっと……ちゅーして?」
首を傾げながら十夜の顔を見ると、動きが止まり、険しい表情になった。同時に、体内の圧迫感がひどくなる。
「やぁ……っ、おっきくなったぁ……」
「……っ、光輝、もう一回言ってくれ」
再び動き出した十夜に、答えを言おうと口を開いた。
「んん、ちゅー……、ちゅーして、お願い、ちゅーして……っ」
もう自分で何を言っているのかよくわからない。
深く息を吐く音が聞こえた後、食らいつくように口付けされる。深く差し込まれる熱い舌が気持ちいい。お互いの唾液を残らず吸い取ろうとするかのように、求め合った。
上からも下からも、全てが十夜でいっぱいになる。ガツガツと下から突き上げられ、激しい快楽の波が押し寄せた。荒々しい動きに、口付けが乱れてしまう。
「んぅ……、と、おや……とおや……」
開いた唇から零れる声は、ひたすら十夜の名を呼んでいた。
「こう、きっ……」
十夜は勢いよく僕の最奥を突き、動きを止める。
「んあああああっ!」
今までで一番強い衝撃に、僕は絶頂を迎えた。同時に唇を塞がれ、喘ぎ声ごと飲み込まれる。
「んむぅんんっ……!」
食らい尽くされそうな口付けの中、僕は十夜にしがみつきながら欲を放った。ビクビクと痙攣しながら、体内の十夜をきつく締め付ける。それに応じるように十夜も僕のナカで果てた。濃厚な精がたっぷりと注がれていくのを感じる。
「光輝……、愛してる」
薄れていく意識の中で聞こえた声に、もう答える力も残っていない。抱き締められて、愛を注がれ続けている。多幸感の中、気を失うように眠りについた。
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