勇者には淫紋が必要だなんて聞いてないっ!

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17.平和になっても犯されるなんて聞いてないっ!(3)

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「ほら、口を開けろ」
「あーんっ♡」
魔王が俺に料理を食べさせてくれている。
次の日、俺たち三人は魔王城で朝食を食べていた。
なんと魔王は自分で集めた食材で料理を作るようになったらしい。
昨日の晩は散々犯されて疲れているはずなのに、魔王の作った食事を食べると元気が出てきた。
魔王は俺に餌付けするのが楽しいらしく、一口食べさせてはニヤニヤしている。
「ククク……我のもの(料理)は美味いか?」
「うん、おいしい♡」
「よかろう、もっと味わえ」
「わーい♡」
「おい……」
拗ねた様子でリムルが割り込んできた。
「ん?どうした?リムルも食べなよ、美味いぞ」
「いや……うん、もう何でもいいや……」

「はぁ……それにしても、また魔王に犯されるとはなぁ……」
満腹になった俺は、しみじみと昨日のことを思い出した。
「そうだよ!もう魔王と交わる必要ないんだからな!」
リムルがぷんすか怒っている。可愛い。
「それは違うぞ。我から奪った強大な魔力を維持するためには、我の精液の定期的な接種が必要だ」
「うぐ……じゃあ最低限で……」
「それに、この間魔王城にやって来なかった魔族達もまだ世界中に残っているからな。見つけ次第奴らからも魔力を奪う必要があるぞ」
「そんな……俺まだ輪姦されるの……♡」
「おい、なんか嬉しそうじゃないか!?」
リムルが俺を睨む。
大好きなリムルに抱かれるのは最高なんだけど、魔王や魔族達に犯されるのも気持ちがいい。オーク達にもまた犯されたいと思ってしまう。
「身体が魔力を求めちゃうんだよな……」
「良いではないか。これも勇者の仕事だと思って諦めるのだな」
魔王がニヤリと笑いながら言った。
「くそっ……仕方ないか……」
「ふむ、ではこうしよう。これから毎日、どちらか一人ずつ相手をしようではないか」
「はあ!?ふざけるなよザーメン魔王!!」
「何なら、朝と夜で一日に二回交代でも構わんぞ?」
「……なるほど!」
「はぁ!?ガルムお前……」
「冗談だよリムル。でも、たまには魔王に注いでもらわないと……」
「我の番の時は手料理もふるまってやろう」
「マジで!?」
「そんなのに釣られて……!?あぁもういいよ、分かったよ……」
「リムルごめんね♡大好きだよ♡」
俺はリムルに抱き着いて頬ずりした。リムルは複雑な顔をしている。
「ふん……。ガルムは俺の子を孕んでいることを忘れるなよ……」
リムルが負け惜しみのように魔王に釘を刺した。
「ふむ……ガルムが子を産んだ後は我の子を孕ませるチャンスがあるということだな」
「はあ!?調子に乗るなよ!絶対阻止してやるからな!」
リムルは顔を真っ赤にして怒鳴っている。やっぱり可愛い。
「おいガルム!出産したらすぐ次の子を作るぞ!」
「えぇっ!?」
いやそれって……。
「またリムルの子を孕んだとしても、我が魔力を注ぎ続けてやろう」
自信たっぷりに言い放つ魔王。
「それはつまり、俺に永遠に妊娠し続けろということですか……?」
俺は恐る恐る聞いてみた。
「100人くらい産めるだろうか……」
リムルは冗談なのか本気なのか分からない表情をしている。
「何歳まで孕ませる気だよ!!絶倫すぎだろ!!」
「そうか?普通だと思うが」
リムルは首を傾げている。魔王も同意しているようだ。
オークや魔族の常識怖い……。
「大丈夫だガルム。すぐに慣れる」
「そうだ。ガルムは淫乱なんだからな」
「……はい」
二人は俺を励ましてくれた。……励ましなのか、これ?
俺が淫乱なのは否定できないが。

というわけで、今日も俺の一日が始まる。
「あっ♡あんっ♡もっとぉ♡」
「ふぅー!ふぅー!出る!出すぞ!種付けするぞ!」
「ああ~んっ!出して!いっぱい出してぇ!おほおおおっ♡」
どぴゅるるるるるる!!! びくんっ!がくがくぶるぶる……!
「はぁ……はぁ……はぁ……♡」
「ふぅ……気持ち良かったぜ……」
魔族は満足した様子で、ペニスを引き抜いた。
俺はその場に崩れ落ち、全身汗と精液まみれでビクビク痙攣しながら絶頂の余韻に浸っている。
今日は、まだ残っていた魔族の群れを発見して魔力を奪いに来たところだ。
俺が淫紋を見せると、魔族達は大興奮し、襲いかかってきた。
10匹以上はいたので、まとめて相手してやろうと思ったが、「妊娠中だから無理をするな」と二人に言われてしまった。
いや、一番無理をさせてる方々に言われましても……。
仕方なく一匹ずつ相手をしているが、それはそれで大変だ。
「ふう……これで終わりかな……」
最後の一匹が俺の中に射精し、ようやく全ての魔族を倒すことが出来た。
「よく頑張ったなガルム。偉いぞ」
「さすが我が花嫁だな」
「お前、まだ言うか……」
心配して付いて来た二人が褒めてくれる。
「さて、じゃあ次はオレの番だな」
「え?」
リムルが俺の前に立ち、ズボンを脱ぎ始めた。そしてその股間にはそそり立った肉棒があった。
「ちょっ……待って、リムルさん!?」
「待たないぞっ」
リムルは嬉々として俺を押し倒す。抵抗するが、力の差がありすぎて為す術もない。
俺は四つん這いにされ、後ろから尻を掴まれる。
「挿入れるぞ……!」
「ま、まって……あぐうううっ!!」
ずぷり……!
「はああああっ!!入ってるぅ……!リムルのおちんぽぉ……♡」
熱いモノが入ってきただけで、頭が真っ白になりそうなほど気持ちいい。
「よし、では一緒に楽しませてもらうぞ」
魔王は俺の口に肉棒を押し付けてきた。
「えへぇっ!?魔王まで……むぶっ♡」
魔王のもので口を塞がれてしまう。そのまま口内を蹂躙された。
「おいっ!魔王はおとなしくしてろよ!」
リムルは文句を言いながらも激しく腰を打ち付けてくる。
「おごおおっ!!くるひぃ♡ひぬぅ♡ひんじゃうぅ♡」
あまりの激しい快感に意識を失いそうになるが、なんとか耐えていると、今度は魔王が激しく動き出した。
「こっちもいくぞ……!」
どちゅんどちゅん!! 魔王は乱暴にピストン運動を始めた。
「あひっ!ひゃめれぇ……♡」
「うっ……すごい締まる……くそぉ、もう出そうだ……!」
「我もだ……出すぞ……!」
「あひっ♡おぐぅ……イグゥウウッ♡」
びゅーー!!どぴゅるるるるる!!!ドクドクドク……
同時に両方から流し込まれる衝撃に、俺も果ててしまった。
「あぁ……♡さいこう……っ♡」
「ガルム……愛してるよ」
「ガルムよ、愛しているぞ。我のものになれ」
「魔王!お前はまた……っ!」
二人は俺を愛してくれている。とても嬉しいことだ。
「ふふ……俺も……」
「そうだ、疲れているところ悪いが、これからオーク達が来るんだ。あいつら溜まっているみたいだから、たっぷり搾り取ってやってくれ」
「ふへぇ!?」
勇者のお仕事……激務すぎない?

――俺の愛され生活はまだ始まったばかりだ。
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