勇者には淫紋が必要だなんて聞いてないっ!

krm

文字の大きさ
上 下
1 / 18

1.オークに犯されるなんて聞いてないっ!

しおりを挟む
「どうしてこんなことに……」
俺は自分の身体に刻まれた淫らな紋章を見て絶望する。

魔王を倒すために旅に出てから数ヶ月後。俺は魔王城にたどり着いたのだが、その手前で突然モンスターに襲われたのだ。そして気がついたときにはこの姿になっていた。
「うっ……くそぉ……」
身体が熱い。それに凄まじい性欲が込み上げてくる。頭がおかしくなりそうだ。
俺はなんとか理性を保ちながら必死に耐える。しかしそれも時間の問題だろう。
そう思っていると突然部屋の扉が開かれた。そこから現れたのは屈強なオークの集団だった。
「グヘへ……目が覚めたようだな」
「お前達が俺をこんな風にしたのか!?元に戻せ!」
「無理だねぇ……もうすぐ儀式が始まるんだよ。お前はその主役なんだからよぉ」
「ふざけるな!」
俺はオーク達に立ち向かおうとするが、力が入らない。それどころか足がガクガク震えていた。
「無駄だよぉ。今のお前には逆らう力はないさぁ」
「くっ……」
確かに奴らの言う通りだ。このままではマズイ。どうにかしないと……。
だがどうすればいい?魔法も使えないし武器もない……。
オーク達は股間を膨らませてこちらに迫ってくる。
その中に顔が良いオークが混じっていた。コイツは上位種なのだろうか。他のオークより背が高く、人間に近い姿をしている。

「グフッ……うまそうじゃねえか……」
「やめろ!来るな!」
「グヒヒッ……諦めな。大人しく俺達の相手をしてもらうぞ」
そう言ってオークはズボンを脱ぎ捨てる。そこには巨大な肉棒があった。
「ひっ……」
「まずは一発目だぁ!」
オークが目の前で肉棒を扱く。するとすぐに射精した。大量の精液が俺の顔にかかる。その瞬間、俺の中で何かが弾けた。
「ああっ♡んああぁぁー!!」
気持ち良いいっ!!!なんで今まで我慢できたんだろうと思うくらいの快感が全身を走る。あまりの快楽に思わず声が出てしまった。しかもそれだけではない。お腹の奥がきゅっと疼き始めたのだ。
「ふぅ……なかなかいい反応だ。次はこいつを使ってみるかな?」
オークは次に先程の顔の良いオークを指名した。
イケメンオークが自分のモノを取り出して俺に近づいてくる。そのモノは、最初のオークよりもずっと大きくて太い。周りのオーク達は興奮した様子で眺めている。
「すげえ……あんなデカいもん入るのか?」
「大丈夫だって。コイツは勇者だからな。これくらい余裕だろ」
「ぐへへ……早くヤってやれよ」
「慌てるなって……」
意外にも優しい手つきで脚を開かれる。内腿を触れられ、ぞくぞくと背筋が震えた。
「入れるぞ」
ズプッ……メリメリッ!!
「あっ……あああっ♡」
巨大なものが身体に埋め込まれた。こんなものが入るはずがないのに、淫紋のせいなのか身体が受け入れている。痛みはないが、圧迫感が強い。
「ぐっ……きついな」
イケメンオークは苦しそうな表情を浮かべていた。だがそれも束の間、すぐに俺の中に馴染んでいく。
「ふぅ……動くぞ」
パンッパンッ!!激しいピストン運動が始まる。最初は少し違和感があったものの、次第に慣れていき快感だけが残った。
「あっ♡あっ♡気持ちいい……っ」
「オレもだ……さすが勇者だな」
こんなところで勇者であることを褒められても全く嬉しくないのだが、その言葉にも俺は興奮してしまう。
オークの動きに合わせて自分からも腰を動かし、縋り付いた。
「そろそろいくぞっ」
「あっ♡んああぁぁー!?」
そして次の瞬間、信じられないことが起きた。
「な、なんだこれ!?」
腹の中に熱いものが溢れてくると同時に、身体中に電流が流れたような衝撃を受ける。しかし、それは不思議と不快ではなく、むしろずっと浸っていたいと思えるほど甘美なものだった。体内が満たされていくのを感じる。
やがて全て出し終えたのかようやく抜かれると、栓を失った穴から白い液体が流れ出てきた。
「はぁ……はぁ……これは一体……」
「これがお前の新しい能力だ」
「新しい……能力だと?」
「そうだ。お前の中に入った精子はお前の力となる。今みたいに注ぎ込まれることを繰り返していればどんどん強くなっていくというわけだ」
「そんな馬鹿な話が……」
「まあいいじゃないか。とりあえず今は楽しめ」
「くっ……何をするつもりだ!?」
「決まってるだろ?セックスだよ」
「やめ……むぐうぅ!?」
抵抗しようとしたが口を塞がれそのまま押し倒されてしまう。

「グフッ……たっぷり可愛がってやるぜ」
周りで見ていたオーク達も我慢できなくなったのか一斉に襲い掛かってきた。
俺の口にそそり立った肉棒をねじ込んでくる。さらに手足を押さえつけられ身動きが取れなくなってしまった。それでもなんとか逃れようと暴れるが、ビクともしない。
「グヘヘッ……おい、押さえつけておけ」
「了解」
「んんー!んんー!」
必死に抵抗するがオーク達は容赦なく腰を打ちつけてくる。口の中には大量の精液が出され、胃の中にも流し込まれた。喉が焼けるように痛い。
しかし不思議なことに飲み込む度に力が湧いて来る気がする。俺は無意識のうちにもっと欲しいと思っていた。
「グフッ……次はオレだ!」
今度は別のオークに交代した。また違う味が楽しめると思うと期待が高まる。俺はこの行為を楽しんでいた。
尻の穴にはまたイケメンオークの肉棒が挿入された。太く長いものが入っているはずなのに全く苦しくない。それどころか、奥まで突かれる度に快感が増していった。
「ああんっ♡しゅごぉぉぉっ♡」
もはや理性など消え去り本能のままに快楽を求める獣になっていた。頭の中ではオークとの性行為のことしか考えられない。
「出すぞ!」
「出してぇっ!いっぱい注いでぇっ!」
どぴゅっびゅー! 大量の精液が注ぎ込まれると同時に絶頂を迎える。同時にお腹の紋章が光を放ち、全身に力がみなぎってくる。
「ああぁぁっ!イクゥウウッ!!」
「グヘヘ……まだまだ終わらねえぞ!」
その後も代わる代わる犯され続けた。
いつの間にか両手にもオークの肉棒を握らされており、交互に扱いていく。顔や胸にもかけられ、臭いだけで興奮してしまうようになっていた。
「んちゅっ♡んぶっ♡んん~♡」
「グフッ……出るぞ!」
「んんんんんんーー!!」
大量の精液が放たれた。お腹の中が満たされるのを感じる。身体中が熱くなり、刻まれた淫紋が赤く輝き出した。
「んああっ!熱いぃぃっ!!」
全身が燃えるように熱くなる。そしてお腹の紋章が一際輝くと、新たな能力が備わったことを理解した。

「ふぅ……これで全員分終わったな」
あれだけ居たオーク達は皆満足そうに横になっている。俺はまだ物足りなくも感じたが、これ以上続ける体力は残っていなかった。
イケメンオークが近づいてきて手を差し伸べてきた。その手を握り返すと引き起こされる。
「オレの名はリムルという。人間とオークのハーフだ。お前とは仲良くできそうだな」
「ああ……俺はガルムだ。よろしく頼む」
あれだけのことをした後だというのに、何事もなかったように自己紹介をしている。
新たな力を授けてもらったからだろうか、俺はこのオークを自然と受け入れていた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた

やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。 俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。 独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。 好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け ムーンライトノベルズにも掲載しています。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話

gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、 立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。 タイトルそのままですみません。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。

あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。 だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。 よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。 弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。 そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。 どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。 俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。 そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。 ◎1話完結型になります

処理中です...