ゲームの世界に転移したら美形王子に溺愛されてるんですが!?

krm

文字の大きさ
上 下
10 / 49

10.イチャイチャしてしまったんですが!? *

しおりを挟む
「そろそろ上がろうか」
「うん、そうだね」
2人で一緒に脱衣所に行き、タオルで拭き合った。それから寝巻きを着る。
ちなみに2人とも下着とシャツだけだ。ズボンを履いていない。
下半身裸で寝るとラクだと王子が言い出したのだ。俺も同意したので今に至る。
王子は俺の身体を舐めるように見ている。俺は思わず苦笑いしていた。
「王子、あまり見られると恥ずかしいんだけど……」
「んっ?ああ……、すまない……。ミノルの身体が素敵でつい見惚れてしまったんだ」
王子は謝りながらも、俺のことを褒めてくれた。
俺は自分の身体を見てみる。別に普通だと思うんだけど……。でも王子がそう言うなら悪くないのかもしれない。
「そんなことより、早くベッドに行こうぜ」
「そうだな……。行こうか」
俺はベッドに入って横になる。王子も隣に入ってきた。
「ミノル……、愛しているよ」
王子はそう言って俺を抱き締める。そして優しくキスをされた。
「俺も王子のことが好き」
「そうか……良かった……」
王子は嬉しそうにしている。そして俺を強く抱き寄せて密着してきた。
俺もそれに応えるように王子に身を委ねる。
ズボンを履いていないので素足が触れ合い、お互いの体温を感じた。
「ミノル……、今夜は君を離さないよ……」
王子は俺の耳元で囁く。俺はドキッとして顔が熱くなった。
「うん……。俺も王子を離したくない……」
俺は王子にギュッとしがみ付く。すると王子は嬉しそうにした。
「ミノル……、私の可愛い人……。絶対に手放したりしないよ」
王子は俺の頭を撫でながら優しい声で語りかける。俺は胸がキュンとした。
「王子……、俺も王子を絶対に手放したりなんかしないよ」
「ふふっ、それを聞いて安心した」
王子は俺を更に強く抱きしめる。俺も負けじと王子をぎゅっとする。
王子の身体の温もりを感じた。ドキドキして身体が熱い。
「ミノル、もっと君のことを教えてくれないか?」
「うん……。俺のことなら何でも教えるよ」
「ありがとう……。じゃあミノルの身体を見せてくれないかい?」
「いいよ……。はい、どうぞ」
俺はシャツを脱いで下着だけになった。王子は俺の身体をじっくり眺めている。
「美しい……。本当に芸術品みたいだ」
「そんな大げさだって……」
俺は照れ臭くなり、頬をポリポリ掻いた。王子は真剣な表情で俺を見つめている。
「ミノル、とても綺麗だよ……。それに可愛らしい乳首をしているね」
「うぅ……、あんまりジロジロ見るなよぉ……」
「どうしてだい?私はミノルの全てを見たいんだよ。だから隠さないで欲しいな……」
「分かった……。その代わり俺にも王子の身体を見せて欲しい」
「もちろんさ。私の全てを知ってもらいたいからね」
王子もシャツを脱いだ。細めなのに引き締まった肉体をしている。
俺は思わず息を飲んだ。こんなに素敵な人が俺の恋人なんだと思うと、何とも言えない気持ちになる。
「触ってもいい?」
「構わないよ」
俺は王子のお腹に触れる。筋肉質で硬い感触があった。
次に胸に手を這わせる。柔らかい肉厚な質感がある。
「王子、凄いな……。男なのに柔らかくて大きいなんて……」
「ははっ、ありがとう。ミノルに喜んで貰えて嬉しいよ」
俺は指で王子のおっぱいを揉んでみる。弾力があって押し返されるような感覚だった。
「おお、これが王子のおっぱいなのか……」
「ああ、そうだよ。ミノルにだけ特別に見せてるんだ」
俺は好奇心に駆られて、王子の乳首に触れた。ぷっくりとしていて固い。
「あっ、そこは敏感なんだ……。触られるとちょっと変になりそうだよ」
「そうなのか?悪い、嫌だったか?」
「いや、大丈夫だよ。続けてくれても構わない。ミノルに触ってもらえるのは嬉しいよ……」
俺は王子の言葉に従って、再び乳首に触れてみる。今度は親指でクリクリと弄った。
「んっ……、ミノル、上手いじゃないか……」
「そう?初めてだからよく分からないけど……」
俺は王子の胸を揉みながら、夢中になって乳首を弄った。
「ミノル……。そのくらいでやめてくれないか?」
「えっ!?ああ、ごめん!つい夢中になっちゃって……」
「ふふっ、気にしなくていいよ。それだけ私に夢中になっているということだろう」
「そうかもしれない……。好きな人とこんなことするの初めてで、頭がおかしくなりそうになってる」
俺は素直に自分の気持ちを伝える。すると王子は嬉しそうな顔をした。
「そうか……、それは光栄だね……。私もミノルのことを愛し過ぎて困っているくらいだ」
「嬉しいな……。でも俺、ちゃんと恋人として振る舞えるのか不安で……」
「そのことなら心配いらないよ。私がきちんとリードするからね」
「うん……、よろしく頼むよ」
俺はホッとして肩の力が抜ける。王子は優しく微笑んでいた。
「さあ、続きをしよう。もっとミノルのことを教えておくれ」
「うん……」
俺は王子に促されて、ベッドに横になる。そして王子は俺の上に跨がる体勢になった。
「ミノル、キスをしても良いかい?」
「良いよ。いっぱいして……」
俺は目を閉じて唇を差し出す。王子はゆっくりと口付けをする。
最初は軽く触れるだけだったが、徐々に深いものへと変わっていった。
「んっ……、ちゅぱっ……。ミノル、好きだよ」
「俺も好き……。もっとして欲しい」
「可愛いことを言うね。それなら、これはどうかな?」
王子は俺の首筋を舐めてきた。ゾクッとした快感に襲われる。
そのまま耳元まで移動して囁いた。
「ミノル……。愛しているよ」
「ひゃうっ……、そんなところ汗臭いだろ……。舐めないでくれよぉ……」
「何を言っているんだ?ミノルは綺麗だよ。それに甘くて美味しい……」
「そんなわけないだろ……」
お風呂に入った後とはいえ、そんなところを舐められるのは気になってしまう。
「そんなことはないさ。ミノルは素晴らしい香りがするよ。どんな香水よりも素敵な匂いだ」
いくらなんでも言いすぎだろ、とか思っていると、王子は俺の胸の方へ顔を移動させた。
そして、乳首をチロっと舐められる。俺はビクンと身体を大きく跳ねさせた。
「あっ、そこ……、駄目……」
「ここが良いんだね?たくさん可愛がってあげるよ」
王子は舌先を使って俺の乳首を刺激する。唾液で濡れた乳首はとても卑猥に見えた。
「王子、もう許して……。これ以上されたら俺、どうにかなってしまいそうだ……」
「大丈夫だよ。私の前ではありのままの姿で居て欲しいんだ」
「分かった……。じゃあ、早く楽にさせて……」
俺は懇願するように言う。しかし王子はそれを無視して俺の乳首を責め続けた。
「ミノル、こっちの方はどうなっているかな?」
王子は下着越しに股間を触ってくる。既に大きく膨らんでいて痛いくらいだ。
「王子、そこは触っちゃダメ……。触られただけで出ちゃいそうだ……」
「ふむ、そうか。ならば仕方がないな……」
王子は俺の上から降りて隣に寝転ぶ。ようやく解放されると思って安堵したが、王子は俺の手を引いて起き上がらせた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

何故か男の僕が王子の閨係に選ばれました

まんまる
BL
貧乏男爵家の次男カナルは、ある日父親から呼ばれ、王太子の閨係に選ばれたと言われる。 どうして男の自分が?と戸惑いながらも、覚悟を決めて殿下の元へいく。 しかし、殿下は自分に触れることはなく、何か思いがあるようだった。 優しい二人の恋のお話です。

異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします

み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。 わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!? これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。 おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。 ※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。 ★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★ ★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

【完結】「異世界に召喚されたら聖女を名乗る女に冤罪をかけられ森に捨てられました。特殊スキルで育てたリンゴを食べて生き抜きます」

まほりろ
恋愛
※小説家になろう「異世界転生ジャンル」日間ランキング9位!2022/09/05 仕事からの帰り道、近所に住むセレブ女子大生と一緒に異世界に召喚された。 私たちを呼び出したのは中世ヨーロッパ風の世界に住むイケメン王子。 王子は美人女子大生に夢中になり彼女を本物の聖女と認定した。 冴えない見た目の私は、故郷で女子大生を脅迫していた冤罪をかけられ追放されてしまう。 本物の聖女は私だったのに……。この国が困ったことになっても助けてあげないんだから。 「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」 ※無断転載を禁止します。 ※朗読動画の無断配信も禁止します。 ※小説家になろう先行投稿。カクヨム、エブリスタにも投稿予定。 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

「頭をなでてほしい」と、部下に要求された騎士団長の苦悩

ゆらり
BL
「頭をなでてほしい」と、人外レベルに強い無表情な新人騎士に要求されて、断り切れずに頭を撫で回したあげくに、深淵にはまり込んでしまう騎士団長のお話。リハビリ自家発電小説。一話完結です。 ※加筆修正が加えられています。投稿初日とは誤差があります。ご了承ください。

もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」 授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。 途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。 ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。 駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。 しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。 毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。 翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。 使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった! 一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。 その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。 この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。 次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。 悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。 ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった! <第一部:疫病編> 一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24 二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29 三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31 四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4 五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8 六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11 七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18

レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。 おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。 ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。 落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。 機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。 覚悟を決めてボスに挑む無二。 通販能力でからくも勝利する。 そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。 アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。 霧のモンスターには掃除機が大活躍。 異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。 カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...