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仮想空間でHARD-ON!#08
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「そこにいるのは……水谷海斗さんと火山灯也さんですか!?」
「はひぃ!?」
突然本名をフルネームで呼ばれ、驚いて変な声を出してしまう。
声のした方を見ると、スーツを着た男が立っていた。
「ご安心ください。私はあなた方の味方です」
「どういうことだ……?」
俺は警戒しながら質問する。そう言われても信用できるのかわからない。そもそも、なぜ俺達の名前を知っているのだろうか。
「申し遅れました。私は運営チームの佐藤と申します。あなた方がログアウトできなくなってしまっていることに気がついて、探して回っていたのです。まさか牢屋に監禁されていたとは思いませんでした」
「そうだったんですね!助けてくれるんですか?」
灯也が嬉しそうな声で聞いた。
「はい。まずはここから出ましょう」
「やったー!」
俺たちは喜びの声を上げる。やっとこの状態から解放されるのだ。
「とりあえず手錠を外しますね」
佐藤と名乗った男は、ポケットから鍵を取り出して、俺の手錠を外す。ようやく手だけは自由になった。
「ありがとうございます!」
「いえ、礼には及びません。あとはその股間をどうにかしないとですね……。とりあえずこれで隠してください」
そう言って白い布を渡される。広げてみると、股間を覆うくらいの大きさだった。これならなんとか隠せそうだ。
「大丈夫そうですね。それでは、行きましょうか」
「はい」
俺たちは立ち上がって牢屋の部屋から出る。地上に出ると、太陽の光が眩しくて目を細めた。
「ええっと、俺たちはどこに行くんでしょうか?」
「街の中心にある冒険者案内所ですよ。そこからじゃないとログアウトができないんです」
「あ、なるほど……」
そういえばそうだった。自由にログアウトが出来てしまうと、現実の身体に負担がかかるため、案内所にあるログアウト装置以外からはログアウトできないと説明があった。だから、運営でも強制ログアウトさせることが出来ないのだろう。
しかし、こんな格好で街を歩くなんて恥ずかしい……。
「ではこちらへどうぞ」
俺たちは歩き始める。すると、周りから好奇の視線を感じた。みんなぎょっとして見ている。
「うわっ……。なんだあいつら?」
「やばすぎじゃね……?」
「でも顔はイケメンだね……」
そんな会話が聞こえる。こんなのどう見ても変態の見せ物だ。俺は泣きそうになってしまう。
「ううっ……こんなの嫌だ……」
「大丈夫だよ、僕がついているから」
灯也が俺のことを気遣ってそう言ってくれた。灯也は本当に優しいな……。
そう思っていたのに。
「灯也……ありがと……ひあぁ!?」
いきなり俺の中のものが大きくなった。
「ちょっ……。灯也、なんで急に大きく……」
「ごめん、泣きそうな海斗が可愛くて興奮しちゃった……」
「はあぁ!?この状況で何言ってんだよ……んあっ……!」
喋っている途中でまた大きくされてしまい、思わず声が出る。
「だって本当に可愛いんだもん」
「何言って……、あっ、ダメだって……んっ!あああっ……!」
周りの人々に見られるとわかっていても、快感に逆らえなかった。腰を動かし、喘ぎ声を出してしまう。
「見られながら感じてるんだ?」
「違う……。これはお前が無理矢理……」
「これヤバイね……。興奮しちゃう……」
「んんっ……。ああぁっ……。ふぅ……。はぁ……」
俺はもう何も考えられなかった。ただひたすら快楽に身を任せる。
「ああ……。きもちいぃ……。んあぁ……。もっとぉ……」
どんどんおかしくなってしまう。自分の意思とは関係なしに勝手に言葉が出てくるのだ。
「海斗、僕のこと好き?」
「うん……。すきぃ……」
「そっか。嬉しいよ」
灯也のものがグッと奥に埋め込まれる。
「あああぁっ!!イクゥッ!!」
俺は盛大に射精してしまった。股間にかけていた布がベタベタになってしまう。灯也も俺の中に勢いよく出していた。
「海斗、好きだよ……!」
「ん……、おれもぉ……」
気持ち良すぎてクラクラする。頭が真っ白になるような感覚だ。気持ちいい……。
……って、いや、ちょっと待て。
「こ、ここ街の中じゃないか……!こんなところで……」
俺は正気に戻る。ここはゲームの中心となる、冒険者案内所がある街中だ。当然たくさんの人が集まっている。そんな中で、快感に身を任せて射精してしまったのだ。恥ずかしすぎる……。
しかし、恐る恐る周りを見渡すと、人々はこちらを特に気にしていない様子だった。
「あれ?みんな全然こっちを見てない……?」
「ええ、あなた方を一般プレイヤーから見えない設定にしました。さすがにこのままではマズいと思いまして」
佐藤が苦笑しながら言う。確かにその通りだ。
でも、そんなことが出来るなら最初からそうしておいて欲しかった。いや、まさか街中でおっぱじめるとは予想していなかったのだろう……。
「すみません。ありがとうございます……」
「いえいえ。とりあえず急ぎましょうか」
「はい」
俺たちは冒険者案内所に向かう。しかし、その間にも何度もイってしまった。身体が敏感になっていて、我慢しようとしても無理なのだ。
「んっ……。ふぅ……。あぁんっ……」
「海斗、気持ち良さそうだね……。僕も凄く気持ち良いよ」
「バカ……。今そんなこと……んあぁっ!」
姿が見えているままだったら、今頃大変なことになっていただろう。
「ああっ……。もうだめぇ……。歩く度に中で擦れて……。あぁんっ!」
「海斗、可愛い……」
灯也は興奮してきたようだ。俺の中のものが膨らんでいく。
「ああっ!だめだって……!また大きくなって……んあぁっ!」
「海斗が悪いんだよ……。そんな風に僕を誘惑するから……」
「俺は何もしてな……あぁっ!また大きく……んあぁっ!」
再び大きくなった灯也のもののせいで、俺は喘ぐしかなかった。姿が見えていないとはいえ、周りにはたくさん人がいる。恥ずかしくて死にそうだったが、同時にすごくドキドキした。こんなの初めてだ……。
「んっ……。ああぁっ……。やばい……。すごい……。あぁっ……!」
「海斗、可愛い……」
「はあぁっ……。もっと……あぁんっ……!」
俺は無意識のうちに腰を動かし始めてしまう。と、その時。
「あの、すみません。着きました……」
「えっ……!?あっ……」
目の前を見ると、冒険者案内所の建物が建っていた。
「うわああぁっ!」
俺は慌てて我に返る。恥ずかしすぎて、穴があったら入りたい気分だ。穴に入れられてるんだけど。
「大丈夫かい?海斗」
「うん……。なんとか……」
俺は返事をするが、顔を上げることができなかった。
「ここからはまた姿が見えるようになりますので、お気をつけください」
「はい……」
「はひぃ!?」
突然本名をフルネームで呼ばれ、驚いて変な声を出してしまう。
声のした方を見ると、スーツを着た男が立っていた。
「ご安心ください。私はあなた方の味方です」
「どういうことだ……?」
俺は警戒しながら質問する。そう言われても信用できるのかわからない。そもそも、なぜ俺達の名前を知っているのだろうか。
「申し遅れました。私は運営チームの佐藤と申します。あなた方がログアウトできなくなってしまっていることに気がついて、探して回っていたのです。まさか牢屋に監禁されていたとは思いませんでした」
「そうだったんですね!助けてくれるんですか?」
灯也が嬉しそうな声で聞いた。
「はい。まずはここから出ましょう」
「やったー!」
俺たちは喜びの声を上げる。やっとこの状態から解放されるのだ。
「とりあえず手錠を外しますね」
佐藤と名乗った男は、ポケットから鍵を取り出して、俺の手錠を外す。ようやく手だけは自由になった。
「ありがとうございます!」
「いえ、礼には及びません。あとはその股間をどうにかしないとですね……。とりあえずこれで隠してください」
そう言って白い布を渡される。広げてみると、股間を覆うくらいの大きさだった。これならなんとか隠せそうだ。
「大丈夫そうですね。それでは、行きましょうか」
「はい」
俺たちは立ち上がって牢屋の部屋から出る。地上に出ると、太陽の光が眩しくて目を細めた。
「ええっと、俺たちはどこに行くんでしょうか?」
「街の中心にある冒険者案内所ですよ。そこからじゃないとログアウトができないんです」
「あ、なるほど……」
そういえばそうだった。自由にログアウトが出来てしまうと、現実の身体に負担がかかるため、案内所にあるログアウト装置以外からはログアウトできないと説明があった。だから、運営でも強制ログアウトさせることが出来ないのだろう。
しかし、こんな格好で街を歩くなんて恥ずかしい……。
「ではこちらへどうぞ」
俺たちは歩き始める。すると、周りから好奇の視線を感じた。みんなぎょっとして見ている。
「うわっ……。なんだあいつら?」
「やばすぎじゃね……?」
「でも顔はイケメンだね……」
そんな会話が聞こえる。こんなのどう見ても変態の見せ物だ。俺は泣きそうになってしまう。
「ううっ……こんなの嫌だ……」
「大丈夫だよ、僕がついているから」
灯也が俺のことを気遣ってそう言ってくれた。灯也は本当に優しいな……。
そう思っていたのに。
「灯也……ありがと……ひあぁ!?」
いきなり俺の中のものが大きくなった。
「ちょっ……。灯也、なんで急に大きく……」
「ごめん、泣きそうな海斗が可愛くて興奮しちゃった……」
「はあぁ!?この状況で何言ってんだよ……んあっ……!」
喋っている途中でまた大きくされてしまい、思わず声が出る。
「だって本当に可愛いんだもん」
「何言って……、あっ、ダメだって……んっ!あああっ……!」
周りの人々に見られるとわかっていても、快感に逆らえなかった。腰を動かし、喘ぎ声を出してしまう。
「見られながら感じてるんだ?」
「違う……。これはお前が無理矢理……」
「これヤバイね……。興奮しちゃう……」
「んんっ……。ああぁっ……。ふぅ……。はぁ……」
俺はもう何も考えられなかった。ただひたすら快楽に身を任せる。
「ああ……。きもちいぃ……。んあぁ……。もっとぉ……」
どんどんおかしくなってしまう。自分の意思とは関係なしに勝手に言葉が出てくるのだ。
「海斗、僕のこと好き?」
「うん……。すきぃ……」
「そっか。嬉しいよ」
灯也のものがグッと奥に埋め込まれる。
「あああぁっ!!イクゥッ!!」
俺は盛大に射精してしまった。股間にかけていた布がベタベタになってしまう。灯也も俺の中に勢いよく出していた。
「海斗、好きだよ……!」
「ん……、おれもぉ……」
気持ち良すぎてクラクラする。頭が真っ白になるような感覚だ。気持ちいい……。
……って、いや、ちょっと待て。
「こ、ここ街の中じゃないか……!こんなところで……」
俺は正気に戻る。ここはゲームの中心となる、冒険者案内所がある街中だ。当然たくさんの人が集まっている。そんな中で、快感に身を任せて射精してしまったのだ。恥ずかしすぎる……。
しかし、恐る恐る周りを見渡すと、人々はこちらを特に気にしていない様子だった。
「あれ?みんな全然こっちを見てない……?」
「ええ、あなた方を一般プレイヤーから見えない設定にしました。さすがにこのままではマズいと思いまして」
佐藤が苦笑しながら言う。確かにその通りだ。
でも、そんなことが出来るなら最初からそうしておいて欲しかった。いや、まさか街中でおっぱじめるとは予想していなかったのだろう……。
「すみません。ありがとうございます……」
「いえいえ。とりあえず急ぎましょうか」
「はい」
俺たちは冒険者案内所に向かう。しかし、その間にも何度もイってしまった。身体が敏感になっていて、我慢しようとしても無理なのだ。
「んっ……。ふぅ……。あぁんっ……」
「海斗、気持ち良さそうだね……。僕も凄く気持ち良いよ」
「バカ……。今そんなこと……んあぁっ!」
姿が見えているままだったら、今頃大変なことになっていただろう。
「ああっ……。もうだめぇ……。歩く度に中で擦れて……。あぁんっ!」
「海斗、可愛い……」
灯也は興奮してきたようだ。俺の中のものが膨らんでいく。
「ああっ!だめだって……!また大きくなって……んあぁっ!」
「海斗が悪いんだよ……。そんな風に僕を誘惑するから……」
「俺は何もしてな……あぁっ!また大きく……んあぁっ!」
再び大きくなった灯也のもののせいで、俺は喘ぐしかなかった。姿が見えていないとはいえ、周りにはたくさん人がいる。恥ずかしくて死にそうだったが、同時にすごくドキドキした。こんなの初めてだ……。
「んっ……。ああぁっ……。やばい……。すごい……。あぁっ……!」
「海斗、可愛い……」
「はあぁっ……。もっと……あぁんっ……!」
俺は無意識のうちに腰を動かし始めてしまう。と、その時。
「あの、すみません。着きました……」
「えっ……!?あっ……」
目の前を見ると、冒険者案内所の建物が建っていた。
「うわああぁっ!」
俺は慌てて我に返る。恥ずかしすぎて、穴があったら入りたい気分だ。穴に入れられてるんだけど。
「大丈夫かい?海斗」
「うん……。なんとか……」
俺は返事をするが、顔を上げることができなかった。
「ここからはまた姿が見えるようになりますので、お気をつけください」
「はい……」
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