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第3章

急変。そして覚悟の手術。

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 レナがロルフから上から降りて離れた瞬間。ロルフの体がいきなり大きくはねた。

 正確にはまるで医療ドラマの心肺停止患者に電気マッサージをかけた時のような痙攣だ。ロルフの体はそんな大きな痙攣を一度起こしてから全く動かなくなった。

 (のーちゃん!すぐに回復させないと!息してないよ!)

 呼吸時の僅かな動きも見せず、完全に機能を停止した体はまるで人形のようで、いきなりの事で現実味がまるでなかった。

 それでも私はのーちゃんの声で瞬時に動くことができ、胸部圧迫のためにベッドに上った。

 「どうしたの!?」

 「お父さん!?しっかりして!」

 レナとリアナが急変したロルフのそばに駆け寄るけれど、それは私たちの邪魔になる。

 私は心臓マッサージをしつつ魔法の補佐をしないといけないし、美景も今は魔法の行使やロルフの診断に集中しないといけない。今は本当に危険な状態で、一刻も早く脈を戻さないと助かる可能性が急激に低くなってしまう。

 私たちは近寄るレナとリアナを瞬時に触手で弾き飛ばし、ディランに視線を飛ばす。これで気づいてくれないと正直困る。口を動かして声を出すのは私にとってまだ意識して多少集中しないといけない技術だ。そんなことをすれば魔法の補助がおろそかになってしまうかもしれないし、最悪人型を保てなくなる。

 弾き飛ばされたリアナは近くにいたポートが、レナは背後にいたルーナが受け止め、怪我もない。レナには私が何をしたのかわかったみたいだけど、リアナは何がぶつかったのかわかっていない様子だ。

 ひとまずこれでいい。あとはディランが止めてくれるかどうか。

 レナが私の行動に怒ってもう一度ロルフのもとに向かおうとしたとき、ディランがその前を遮った。どうやら意図は伝わったようだ。

 「止まれ!今はライムに任せるんだ。近寄れば必死で救おうとしてくれているライムの邪魔になる。」

 「私も父さんを助ける手伝いはしたいの!」

 「ロルフを助けられる可能性を持つのはライムだけなんだ。そこに魔術師じゃないレナができることはない。だから邪魔だと判断したんだ。頭を冷やせ!」

 ディランの言葉は正論で、レナは自分の力のなさに歯噛みするのみで小さく唸りながら見守るだけとなった。リアナもディラン一喝に黙って見守る態勢になってくれた。

 これで邪魔は入らない。だから早く、早く戻ってきて!

 (一時中断!呼吸確認!)

 美景の指示で肺の上下運動を見るために、心臓の鼓動を確かめるために、私は胸に耳を当てて集中する。

 ・・・トクン。

 (来た!)

 (でもまだ脈が浅い。心臓マッサージをやめて詳細な診断のための魔法を使わないと。)

 小さい鼓動を確認した私たちはロルフに診断の魔法を使って現在のロルフの体の状態を確認する。

 診断の魔法は風と水と電気の複合魔法で、正確には感知魔法と呼ばれている。周囲の生体反応を確認するための探査系統の魔法で、広範囲の危険を察知するための魔法である。

 その魔法を応用し、範囲を一人に限定してより詳細な情報を得るように改良されたのが診断の魔法である。技術さえあれば魔力が少ない者でも扱うことができるので、医者として活動している者の半分以上がこの魔法を習得しているらしい。

 そして私は水と風の魔法は得意であり、それよりなにより魔力が豊富である。まだルーナの方が魔力は上だけど、旅の時は基本的に私が偵察係なので感知魔法には慣れている。一般の医者とは比べ物にならないほどの詳細な情報を手に入れることができた。

 けれど、どれだけ詳細な情報を得ても知識がなければ意味がない。その上文字が出てきてカルテのようなものが出来上がるのではなく、感覚として情報が伝わってくるだけなのだ。本業医者だったならともかく、普通素人がこんな診断で状態を理解することはできない。

 だというのに。

 (ここは問題なし・・・ここは血管が塞がりかけてる・・・ここは内臓から出血・・・)

 ・・・なんでわかるんだろうか?

 美景は普通の高校生だったはずだ。少なくとも私が通える程度の高校に通っていた。進学校ではあったけど、それでも有名というほどでもないし、学科も普通科だった。

 少なくとも患者を診断するような授業はなかったはず。

 なのに、美景は手慣れているようにロルフの状態を理解していく。

 天才ここに極まれり。ある意味何があっても美景が居ればすべて解決しそうな勢いだ。

 ・・・それにしても、やはり感覚だけでは理解しにくい。私でもどうなっているのかわかるようにできないものか・・・。

 (やっぱり感覚だけだと調べるのに時間がかかる・・・解剖すればもっと詳細にわかるかもしれないけど。)

 解剖・・・。いや、今ここでそんなことやったら確実に怒られる。というか命の危機にそんな危ない橋は渡れない。

 全部光魔法で治しちゃえばいい。と私は思うのだけど、専門家が治せなかった病気だから体全体に魔法をかけても効果が薄いかもしれないらしい。

 それに傷を治したことはあるけれど、病気を治したことはまだ私たちにはない。もしも体を活性化させて余計に悪化させるような病気なら一瞬で殺してしまう可能性も捨てきれない。

 とにかくどうにかして視覚化できないだろうか。

 ・・・そういえば、光魔法は癒しの他にも透過っている便利な力があったよね。それを使えば直接覗き見ることができるんじゃないだろうか。

 集中している美景に今追加で新しいことを始める余裕はない。私にもあまり余裕があるわけじゃないけど、美景の指示通りに動かしているだけなのでできなくはない。

 (美景。体の中見れるようになるかも。)

 (・・・何する気?)

 (光魔法を使う。)

 私はそう言ってドルン山脈での一戦を、その時に使用した付与の感覚を思い出す。

 かなり前の感覚を思い出す。うろ覚えではあるけれど、何とかなりそうだ。あとはこれをロルフの全体に満遍なく。

 効果はすぐに出た。ロルフの体の表面が透けて見えて、意識を向ければもっと透けさせられる。

 かなり気持ち悪い。最初は布団や服を透けさせる程度で裸のロルフしか見えなかったけれど、いざ体を透けさせると筋肉や内臓が見えてきて、あまりにも生々しいそれを見て吐きそうになる。

 本当に吐くことはないけれど、とても気持ちのいいものではない。生理的に受け付けないというか、見慣れていない私は目をそらしたい衝動に駆られる。

 けれど美景は驚きはしたけれど動揺はしなかった。さすがに何の抵抗もないわけではないけれど、優先するものがあるからか、ロルフの体の状態を確かめるために隅々まで確認していく。私はそっと視線を正面にいるリアナやポートを見る。

 二人には普通に見えているようで、特別な反応はない。そういうふうに意識したのだから当たり前だけど、失敗していたら卒倒していてもおかしくない。

 (ちょっとまずいかもしれない。)

 美景の焦ったような声に私は意識をロルフに向ける。

 (原因がわかったの?)

 (確証はないけれど・・・でもこんな病気が存在するなんて・・・。)

 美景が見ているのと同じ透過度でロルフの体を見る。すると体中に白い何かがこべりついていた。

 これって・・・。

 (実物を見たわけじゃないし、知識だけによる素人の見解だけど・・・悪性腫瘍・・・癌だよ。)

 脳や肺、その他内蔵。足や手の皮下や筋肉の隙間。全身にこべりついている白く不気味なものが全て腫瘍であるという。

 それはつまり、全身に転移しているということ。

 末期癌。ここまで転移してしまえばもうすべてを取り除くことはできず、日本ならば死を迎えるのみとなるだろう。

 全身に走る痛み。まともに体を動かすことができず、急な衰弱。確かに昔見た健康番組にあったような症例ではあるけれど、数日間でいきなりここまで悪化するなんて聞いたことがない。

 それに癌は感染しないはずだ。細胞の異常だとか、そういったものだったはずだ。明らかに普通じゃない。

 (病気自体はおそらく細胞に次々と異常を起こさせるというもので、それが結果的に悪性腫瘍となって死に至らしめるのだと思う。もしもこれを知らずに光魔法で癒していたら一瞬で死んでたかも。)

 アース連合の人も魔法で治療してたって言ってたけど、もしかしたらそれも関係してるのかもしれない。魔法で細胞を活性化させたら最悪腫瘍がどんどんできていってとどめを刺していた可能性が大いにある。

 それはともかく、腫瘍を取り除くとなると解剖しないといけない。摘出手術ができなければよくならないはずだ。

 でもそれを行えるほどの体力がロルフにはない。きっと手術に耐えられないだろう。

 (何か・・・何か方法はないの?)

 (方法が・・・ないわけじゃない。けど・・・。)

 美景は方法を思いついたらしい。けれどためらっている。それはつまりよほど難しいことなのか、今の状況ではできないことなのか。

 (私ができることなら全力で手伝う。だから方法を教えて。)

 (・・・体中の腫瘍に魔法を使って、体内ですべて処理する。)

 (・・・え?)

 (透過魔法ですべての腫瘍を確認することはできてる。動きがほとんどないから狙いもずれにくい。けれど、ほんの少しでもミスをすれば命の保証はない。回復魔法を使いながら少しずつやっていくけれど、それでも時間との勝負になるし、ほんの少しでも加減を誤れば私たちで手を下すことになる・・・。調整は私よりのーちゃんのほうが重要になってくる。・・・それでも、やる?)

 美景から最終確認。それは私を気遣ってのもの。

 私の調整次第でロルフの生死が決まる。おびただしい数の腫瘍をできるだけ早く、正確に処理していかないといけない。腫瘍は脳にもある。ほんの少しでもミスをすれば取り返しのつかないことになる。

 私は美景みたいに知識があるわけでもないし、才能があるわけでもない。手術なんてもちろんしたことはないし、こんな綱渡りのような修羅場を切り抜けたこともほとんどない。冒険は確かに危ないことも多かったけれど、それでも仲間がいたから、美景がいたから大丈夫だった。

 私一人の手にかかっている。美景だけでも調整はできるけれど、細やかな操作をするには私の補助がいる。そして、今はその補助が命運を分ける。

 怖い。私の手には重すぎる。

 レナを見る。心配そうにお父さんと私たちを交互に見ている。手は祈るように握られていて、その手は小さく震えていた。

 怖い。それでも、レナよりはましなはずだ。

 レナは自分の手で治療することもできず、すべてを私たちに任せて、駆け寄りたいのを必死で抑えて、ただただ祈り、見守ることしかできない。

 やっとお互い理解しあえるようになって、お互いに謝って、これからやり直そうというときに、今は何もできなくて。

 怖がってる場合じゃない。私がやらないと、ロルフは確実に死んでしまう。

 覚悟を決めろ!

 「・・・ルーナ。回復魔法をお願いします。」

 少しでも集中するために、ルーナに分担する。私も局所的な回復魔法を使って腫瘍周りを守るつもりだけど、ロルフがこの手術に耐えられない可能性もある。

 腫瘍が増えないように細かく指定はするけれど、ルーナなら大丈夫だ。

 ルーナが黙ってそばに来て、私の指示に従ってくれる。

 「今から、治療を行います。この治療はとてもロルフの体に負担がかかる可能性があります。回復魔法をかければ悪化する可能性もありますが、治療が終わるまでずっと一定量回復させ続けてください。」

 「わかりました。いつでも行けます。」

 私の指示に従い、必要最低限の回復魔法をかけ続ける。私はしばらく何もせずに見守ったが、腫瘍が増えることはなかった。

 (1分間で1つもできないなら、私たちの治療のほうが早い。ゆっくり確実にいこう。)

 (了解。)

 美景の指示でまずは一番危険だけれど一番早めに取り掛からなければいけない脳の腫瘍から取り掛かる。

 ここが悪化してしまうとそれだけで助かる見込みがなくなる。病気自体が治っているかどうかわからない今、ここを最優先で治療していかないといけない。

 大きなものから一つずつ、丁寧に。魔力を通して腫瘍の周りを覆い、魔法を使えるようにする。少しでも腫瘍を残せば意味がなくなってしまうので、できるだけ細かく腫瘍を覆い、腫瘍周りには保護するための魔法を事前にかけておく。

 ここまでで20秒。丁寧にやれば確実に治療していける。

 焦らず、透過の魔法で細かく確認し、魔法の準備をする。

 (使うのは炎の魔法。超局所的で短時間に収めて。保護の魔法は水で、決して炎に負けないように注意して。)

 美景の指示通りに細かく調整。美景はその間に細かく演算処理をして、魔力の調整をする。

 大丈夫。できる。

 (やるよ!)

 (大丈夫。準備は万端!)

 確認が取れたところで魔法を発動。炎で腫瘍を焼き、塵となる。その塵を保護に使った水魔法で覆って、慎重に体外に放出させる。

 皮膚から水が出てきた。摘出成功だ。

 (50秒・・・ルーナの回復魔法で増加する腫瘍はおそらく2分に1つのペース。かなりの長丁場になると思うけど、やり切れる?)

 (やるよ。そばにいたいのを抑えて、レナにすべてを任せてもらってるんだもん。やめるわけにはいかないよ。)

 (そうだよね。わかった。私も頑張る。)

 それからはただただ集中して腫瘍を取り除くことだけをしつづけた。ルーナは額に汗を浮かべていて、私も一心不乱に取り除き続けて集中力をそがれていった。

 ただただ同じことの繰り返し。その繰り返しはすべてが綱渡り。腫瘍がなくなって急な変化に体が痛みを訴え、たまにロルフが呻きながら小さく身じろぎをする。そのたびに調整をし直し、摘出していく。

 脳が終わり、一息つき、肺が終わり、胃が終わり、主要な部分を取り除いたことで緩む緊張を必死で貼り直し続け、全身の腫瘍を取り除いたころにはすでに6時間も経過していた。

 「・・・危険は脱しました。まだ油断はできませんが、ひとまずすぐに死んでしまう状況は回避できたと思います。」

 ルーナに回復をやめるように指示し、レナとリアナにむけてそういった。寝室の扉の近くには見知らぬ女性もいて、涙ぐみながら私の言葉を聞いていた。

 「夫は・・ロルフは助かったのですね?」

 やはりレナの母親のエリィーゼだったようで、そばにディランがいたことから、事情を説明して見守っているように言われたのだろう。

 私が微笑みながらうなずいて見せたことでエリィーゼはその場に崩れ落ち、安堵の息を漏らしながら涙の流す。レナもリアナも緊張の糸が切れたように力が抜け、同じように涙をこぼしていた。

 「けれどまだ安心はできません。死の原因は取り除きましたが、病気自体が治っているのかはわかりませんから。それでも、今は少しでも体力が回復するように、食事を食べさせてあげてください。」

 「わかりました。」

 エリィーゼは涙をぬぐって下に降りていき、かなり遅めの夕食を作りに向かった。

 レナは不安そうに私を見るけれど、私は微笑みを崩さずにレナのそばに行って、抱きしめる。

 「大丈夫です。お父さんはちゃんと治りますよ。私がちゃんと、元気にして見せます。」

 安心させるように私がレナの背中をさすりながら柔らかな声音で言うと、レナは私を強く抱きしめ返した。

 「ありがとう・・・ありがとうライム。」

 こうして山場は超え、遅めの夕食をいただくことになった。

 レナの母親が作る料理は優しい味で、けれどフロア家の夕食だけは、少し塩味がきいているように見えた。
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