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第2章
贈り物
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コルナット癒し隊から出ると、ルーナは急いで他の3人が買い物をしているであろうそれぞれの場所に向かって走りだす。
おそらく先ほど店員から聞いた情報を共有するためだろうと思う。
ポーションの量を増やした理由は、その分危険度が増しているということだろうから、装備や食料、その他道具を買いに行ったディラン達とも相談する必要性が出てきたのだろう。
ルーナがまず最初に向かったのは冒険者御用達の便利道具が陳列されている区域。ここにはたしかレナが買い物に来ているはずだ。
ルーナは速度を落としてレナの姿を探していると、どうやら向こうが先に見つけたらしく、手を振りながらこちらに向かって歩いてきた。
「どうしたの?もう買い物すんじゃった?」
レナはポーションを買っているはずのルーナがなぜここにいるのか不思議そうに尋ねてきた。
「少し重要な情報を聞いたものですから、その知らせをと思いまして。」
ルーナは先程仕入れた情報をルーナに伝える。
するとそれを聞いたレナも表情を少し引き締める。
「活動期ってことは、モンスターも活発に活動してるだろうし、地形もこの前行った時とは違ってくるよね。」
「そうですね。溶岩が上がってくることから今まで出くわさなかった下層のモンスターも出てくるかもしれませんし。」
「だよね・・・。わかった。私ももう少し道具を買ってくるよ。ルーナは買い物に戻って。私のほうがすぐにディランたちに合流できると思うし。」
レナはそう言うとさっそくとばかりに駆け出し、もう人ごみの中に消えてしまった。
「この街では私が探しに行っても時間がかかるだけでしょうしね。お言葉に甘えて、私たちは買い物の続きをしましょう。ちょうどライムに渡す物もこのあたりで売っていますし。」
ということで、私たちは買い物続行。
いったい私たちに何をプレゼントしてくれるんだろう。
この辺りは冒険者用の便利グッズから、家具、家庭用品、小物まで、さまざまな道具が売られている区域だ。
数ある店の中で、ルーナはほぼ迷いなく店を選び、そこに入る。
『ドストン文具店』と呼ばれる店で、中には紙やペン、インク、筆など、ものを書く、あるいは描くための品が所狭しと並んでいて、隅には棚一つ分ではあるが本が売られている。
そこで、ルーナはある品が並べられている陳列棚の前に向かう。
そこに陳列されている商品は魔式ペン。ルーナも制作に携わっていたという魔動具の一種である。
「ライム。この中から一つ選んでください。」
も、もしかして、私たち用のペンを買ってくれるということなんだろうか?
勉強中はずっとルーナのペン1本でやり取りしていたので、確かに効率が悪かったりしたのだが、わざわざペンを買ってくれるなんて。
(しかものーちゃん。これってめちゃくちゃ高いんだね。)
そう。私たちが使っていたペンはこの店では100種類ほどおかれているのだが、それの最安値でさえ銀貨80枚という超高額料金なのだ。
なぜ高額なのかがわかるのかって?
それはこの店にある普通の羽根つきペンが最高級品でも銀貨10枚だからさ!
ちなみに魔式ペンの最高額は金貨5枚。
つまりは同レベルの品質で比べた場合、魔式ペンは普通の羽根つきペンのおよそ50倍の値段が付くといことだ。
間違いなく高級品である魔式ペン。前世での万年筆的な位置にあると見える。
「魔式ペンはどれも一生ものになる道具です。仕組みを教えることはできませんが、魔力がありさえすれば半永久的に使うことのできる道具ですから。なので、ここでしっかりと気に入ったものを選んでほしいのです。」
そう小声で私たちに教えてくれるルーナ。
仕組みに関しては企業秘密みたいなものなのだろう。こんな高額商品の製造法を知られてしまえば、それこそ製造元は大打撃を受けるに違いない。
(と、とりあえず当たり障りのないほうを選んだほうがいいのかな?)
(で、でもあんまり安いのだと買ってくれるっていうルーナの気持ちに反しそうな気も・・・。)
こういうプレゼント買ってあげるから好きなの選びなっていうのが結構困る。特にこういう高級品は。
貴族でお金もかなり稼いでいるだろうルーナの感覚ならそうでもないような金額かもしれないけど、私たちからしたら相場があんまりわからない分、余計に戸惑ってしまう。
おまけに私は一切お金を持っていないし、これからも稼げるようになるとは思えない。仕事とかできないしね。
なのでどうしようか悩んでいると、まったく動きを見せない私たちを気にしてルーナが声をかけてくれる。
「もしかして、決められない?」
私たちが思っていることをズバリとあててくれたルーナに返答するために、私たちは恒例のルーナ腕振りで肯定する。
「そう。じゃあ私があなたに似合いそうなのを選んであげます。」
そういうとルーナが割と高額商品な部類のペンに手を伸ばす。
そのペンはきれいな瑠璃色の下地に金の装飾が施されているもので、お値段なんと金貨2枚!
形はルーナの持っているボールペン型じゃなくて、精巧に作られた万年筆のような形状をしている。先端とかは本当にそんな感じだ。
「書き心地は私の持っているものと少し違いますが、大きく違っているということもありません。色合いもライムに似合うと思いますし、お値段もこれぐらいが妥当でしょう。」
そういってすぐさまそのペンをカウンターにもっていく。
ちなみに私たちは心の中で止めるかどうかを必死で議論していた。
その間にルーナはお会計を済ませてしまい、結局私たちはそれをありがたく受け取ることにした。
ルーナは店主からペンを受け取ると、それを持って外に行き、人の少ない場所に向かう。
「ライム。私からの感謝の印です。受け取ってください。」
改まってそういうルーナの言葉に若干の気恥ずかしさと申し訳なさを感じつつ、ありがたく異次元ポケットに収めさせてもらう。
(ふおお~。この光沢!この輝き!これはほんまもんやでー!)
(こんなきれいな万年筆私も初めて見るよ。)
それもそのはず。この世界でいう金貨1枚とは、銅貨1枚を1円と計算したとしても100万円。
当然銅貨1枚で安いパンとかも買えるので1円なはずもなく、この世界での金貨1枚の価値は最低でも1000万円は下らないはずである。
ということはこのペンは最低でも2000万円の価値があるということになり、家を買うことができるほどの値段というわけである。
それを言えばポーションのことといい、宿のことといい、うちのパーティーはかなりの金持ちであるといえるのだが、そこはあんまり突っ込まないほうがいいのだろうか。
「お金のことは気にしなくても大丈夫ですよ。私たちはかなり稼いでいるのですが、冒険での準備以外は最低限の出費に抑えているので、基本的に支出が少ないのです。」
ルーナは何も言っていないのに聞きたいことを察して教えてくれる。
私たちの心を読めるのだろうか。
「・・・気に入ってくれるといいのですが。」
ルーナはしばらく反応のない私たちを恐る恐る窺う。
私たちはそれを見て慌てて何か反応しなければと思い、カバンから少しだけ触手を伸ばし、OKサインをだす。
「それならよかったです。」
ルーナは私のサインを見て顔をほころばせた。
笑っているルーナの顔は本当にかわいくて。でもその笑みはどちらかというと保護者のそれのように慈愛に満ちていて。
見ているこっちが照れてしまうほどだ。
(守りたい、この笑顔!)
(言いたいことはわかるけどもう少し落ち着いてね。)
美景にいさめられてしまった。
けど美景も同じ気持ちではあるみたいだ。
もっと強くなって、きっとルーナたちを守って見せるから!
私たちはもらったペンを大事なものスペースに置く。
赤い大樹を置いてあるスペースのことだ。
まだ大事なものとして保管してあるのはこの二つだけだけど、きっとこれからもどんどん増えていくことだろうと思う。
その大事なものを見ているだけで、そこにあると思うだけで、私たちは頑張ろうと思い続けられる。そんな気がする。
おそらく先ほど店員から聞いた情報を共有するためだろうと思う。
ポーションの量を増やした理由は、その分危険度が増しているということだろうから、装備や食料、その他道具を買いに行ったディラン達とも相談する必要性が出てきたのだろう。
ルーナがまず最初に向かったのは冒険者御用達の便利道具が陳列されている区域。ここにはたしかレナが買い物に来ているはずだ。
ルーナは速度を落としてレナの姿を探していると、どうやら向こうが先に見つけたらしく、手を振りながらこちらに向かって歩いてきた。
「どうしたの?もう買い物すんじゃった?」
レナはポーションを買っているはずのルーナがなぜここにいるのか不思議そうに尋ねてきた。
「少し重要な情報を聞いたものですから、その知らせをと思いまして。」
ルーナは先程仕入れた情報をルーナに伝える。
するとそれを聞いたレナも表情を少し引き締める。
「活動期ってことは、モンスターも活発に活動してるだろうし、地形もこの前行った時とは違ってくるよね。」
「そうですね。溶岩が上がってくることから今まで出くわさなかった下層のモンスターも出てくるかもしれませんし。」
「だよね・・・。わかった。私ももう少し道具を買ってくるよ。ルーナは買い物に戻って。私のほうがすぐにディランたちに合流できると思うし。」
レナはそう言うとさっそくとばかりに駆け出し、もう人ごみの中に消えてしまった。
「この街では私が探しに行っても時間がかかるだけでしょうしね。お言葉に甘えて、私たちは買い物の続きをしましょう。ちょうどライムに渡す物もこのあたりで売っていますし。」
ということで、私たちは買い物続行。
いったい私たちに何をプレゼントしてくれるんだろう。
この辺りは冒険者用の便利グッズから、家具、家庭用品、小物まで、さまざまな道具が売られている区域だ。
数ある店の中で、ルーナはほぼ迷いなく店を選び、そこに入る。
『ドストン文具店』と呼ばれる店で、中には紙やペン、インク、筆など、ものを書く、あるいは描くための品が所狭しと並んでいて、隅には棚一つ分ではあるが本が売られている。
そこで、ルーナはある品が並べられている陳列棚の前に向かう。
そこに陳列されている商品は魔式ペン。ルーナも制作に携わっていたという魔動具の一種である。
「ライム。この中から一つ選んでください。」
も、もしかして、私たち用のペンを買ってくれるということなんだろうか?
勉強中はずっとルーナのペン1本でやり取りしていたので、確かに効率が悪かったりしたのだが、わざわざペンを買ってくれるなんて。
(しかものーちゃん。これってめちゃくちゃ高いんだね。)
そう。私たちが使っていたペンはこの店では100種類ほどおかれているのだが、それの最安値でさえ銀貨80枚という超高額料金なのだ。
なぜ高額なのかがわかるのかって?
それはこの店にある普通の羽根つきペンが最高級品でも銀貨10枚だからさ!
ちなみに魔式ペンの最高額は金貨5枚。
つまりは同レベルの品質で比べた場合、魔式ペンは普通の羽根つきペンのおよそ50倍の値段が付くといことだ。
間違いなく高級品である魔式ペン。前世での万年筆的な位置にあると見える。
「魔式ペンはどれも一生ものになる道具です。仕組みを教えることはできませんが、魔力がありさえすれば半永久的に使うことのできる道具ですから。なので、ここでしっかりと気に入ったものを選んでほしいのです。」
そう小声で私たちに教えてくれるルーナ。
仕組みに関しては企業秘密みたいなものなのだろう。こんな高額商品の製造法を知られてしまえば、それこそ製造元は大打撃を受けるに違いない。
(と、とりあえず当たり障りのないほうを選んだほうがいいのかな?)
(で、でもあんまり安いのだと買ってくれるっていうルーナの気持ちに反しそうな気も・・・。)
こういうプレゼント買ってあげるから好きなの選びなっていうのが結構困る。特にこういう高級品は。
貴族でお金もかなり稼いでいるだろうルーナの感覚ならそうでもないような金額かもしれないけど、私たちからしたら相場があんまりわからない分、余計に戸惑ってしまう。
おまけに私は一切お金を持っていないし、これからも稼げるようになるとは思えない。仕事とかできないしね。
なのでどうしようか悩んでいると、まったく動きを見せない私たちを気にしてルーナが声をかけてくれる。
「もしかして、決められない?」
私たちが思っていることをズバリとあててくれたルーナに返答するために、私たちは恒例のルーナ腕振りで肯定する。
「そう。じゃあ私があなたに似合いそうなのを選んであげます。」
そういうとルーナが割と高額商品な部類のペンに手を伸ばす。
そのペンはきれいな瑠璃色の下地に金の装飾が施されているもので、お値段なんと金貨2枚!
形はルーナの持っているボールペン型じゃなくて、精巧に作られた万年筆のような形状をしている。先端とかは本当にそんな感じだ。
「書き心地は私の持っているものと少し違いますが、大きく違っているということもありません。色合いもライムに似合うと思いますし、お値段もこれぐらいが妥当でしょう。」
そういってすぐさまそのペンをカウンターにもっていく。
ちなみに私たちは心の中で止めるかどうかを必死で議論していた。
その間にルーナはお会計を済ませてしまい、結局私たちはそれをありがたく受け取ることにした。
ルーナは店主からペンを受け取ると、それを持って外に行き、人の少ない場所に向かう。
「ライム。私からの感謝の印です。受け取ってください。」
改まってそういうルーナの言葉に若干の気恥ずかしさと申し訳なさを感じつつ、ありがたく異次元ポケットに収めさせてもらう。
(ふおお~。この光沢!この輝き!これはほんまもんやでー!)
(こんなきれいな万年筆私も初めて見るよ。)
それもそのはず。この世界でいう金貨1枚とは、銅貨1枚を1円と計算したとしても100万円。
当然銅貨1枚で安いパンとかも買えるので1円なはずもなく、この世界での金貨1枚の価値は最低でも1000万円は下らないはずである。
ということはこのペンは最低でも2000万円の価値があるということになり、家を買うことができるほどの値段というわけである。
それを言えばポーションのことといい、宿のことといい、うちのパーティーはかなりの金持ちであるといえるのだが、そこはあんまり突っ込まないほうがいいのだろうか。
「お金のことは気にしなくても大丈夫ですよ。私たちはかなり稼いでいるのですが、冒険での準備以外は最低限の出費に抑えているので、基本的に支出が少ないのです。」
ルーナは何も言っていないのに聞きたいことを察して教えてくれる。
私たちの心を読めるのだろうか。
「・・・気に入ってくれるといいのですが。」
ルーナはしばらく反応のない私たちを恐る恐る窺う。
私たちはそれを見て慌てて何か反応しなければと思い、カバンから少しだけ触手を伸ばし、OKサインをだす。
「それならよかったです。」
ルーナは私のサインを見て顔をほころばせた。
笑っているルーナの顔は本当にかわいくて。でもその笑みはどちらかというと保護者のそれのように慈愛に満ちていて。
見ているこっちが照れてしまうほどだ。
(守りたい、この笑顔!)
(言いたいことはわかるけどもう少し落ち着いてね。)
美景にいさめられてしまった。
けど美景も同じ気持ちではあるみたいだ。
もっと強くなって、きっとルーナたちを守って見せるから!
私たちはもらったペンを大事なものスペースに置く。
赤い大樹を置いてあるスペースのことだ。
まだ大事なものとして保管してあるのはこの二つだけだけど、きっとこれからもどんどん増えていくことだろうと思う。
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