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第5章
コルネリアの願い 3
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「と、言っても、私にできることは限られていますが。」
王太后に頼まれたので私もつい即答してしまったけれど、落ち着いて考えてみれば、私たちがディランを守るためにできることというのはかなり少ない気がした。
(戦闘以外でうまく立ち回れる自信がないんだけど。)
(すっごく脳筋な事言ってるけど、あながち間違いじゃないんだよね。)
私たちは今まで冒険者として、もっと言えばスライムとして活動してきた。それもまだ一年未満というごくごく短い期間だ。この世界についてはその間に色々教えてもらったけれど、必須事項や最低限の知識、冒険者に必要な情報以外はほとんど知らないと言ってもいい。
中でも貴族としての振る舞いや常識などはさっぱりだ。それこそ、社交の場に潜入した時や、城に上がったときに付け焼刃で身に着けたこと以外は何も知らない。
つまり、現状私たちがディランの傍にいてできることと言えば、いざという時に戦闘に参加したり、エスカートの庇護者でありルーナの弟子という肩書をちらつかせて牽制するくらいである。
ディランの婚約者としての立ち振る舞いなどは今後教えてもらいながら上達していくしかないので、その辺に関しては完全にと寄り切りになってしまう。多分、頼むのは王太后やディランではなく私たちの方になってしまうと思う。
だけど、私たちの言葉に王太后は微笑み、静かに首を横に振った。
「あなたが傍にいることで、ディランが助かっていることは事実ですよ。現に、あなたの言葉で彼を大きな一歩を踏み出しましたからね。」
そこから王太后は、私たちがリアナのもとに向かい、こちらに戻ってくるまでの間にディランが行っていたことについて教えてくれた。
なんと、ディランが私たち不在の間に真っ先に行ったことは、根回しや祝勝会の準備などではなく、エレアへの面会だったらしい。私たちがディランに「エレアときちんと向き合った方がいい」という言葉に従って、ディランはまずエレアと話し合う場を設けようとしたのだそうだ。
面会はすぐにできた。けれど、一対一ではなく、ウォルトス王子も交えることになったらしい。エレアの希望で、立会人として指名したのだという。
それから数時間かけて色々と話し合った結果、お互いの関係が特に変わったということも無いけれど、少しは好転したようだった。
「エレアとの面会を終えたディランは心が少し軽くなっていたわ。エスカートに選ばれなかったことで連れてこられたエレアに、少なからず罪悪感を覚えていた彼だけど、彼女と向き合ったことで幾らか折り合いをつけられたのでしょう。それは、これから国王に成ろうとするディランにとってはとても重要な事よ。そして、それができたのは、きっかけを作ったライムのおかげ。」
私たちの言葉によって、既にディランは助かっているということを王太后は笑顔で教えてくれる。少しでも助けになっているのならよかったと思う。
「それに、ディランがライムを連れて初めて城に帰ってきたとき、既にディランの心には変化があったわ。そして、ディランがライムとの婚約を表明するときも。恋とか愛とか、そういう甘いものではなかったけれど、希望の光を見つけたような輝かしい色を纏っていたわ。これからどうなるかはわからないけれど、あなたはディランにとって大切な存在なのは確かよ。」
王太后の手放しの称賛は嬉しい反面、非常に気恥ずかしい。そんな大層なものではないと思うし、私たちがディランに言った事なんて、本当に小さな小さなきっかけで、もとはディランも思っていたことだと思うのだ。私たちがちょっと言っただけで、あのディランが考えを変える事なんてないと思う。私たちはそんなディランの背中をちょっと押しただけだ。
(私たちじゃなくて、のーちゃんが、だけどね。)
(美景は暫く黙ってて!)
とにかく、このまま褒められ続けてもいたたまれなくなるだけなので、話を変えることにした。
「少し大袈裟な気もしますが、私にもできることがあるみたいで良かったです。ところで、まだ他にも王太后は私に用事があるのではないですか?近衛騎士団長と侍女長を傍に置いて、中も外も見張らせるために護衛で周りを囲むなんて、ディランの事を話すだけにしては厳重ですよね。」
私たちに王太后は「私が頭を下げて頼むだって人には見せられないのだけどね。」と苦笑した後で、肯定した。
「ディランの事も重要だったのだけど、あなたへの用事は確かにまだあるわ。それにしても、よく周りを固めている護衛が外も警戒していることに気づいたわね。」
「気配を察知するのは得意なので。何人か私ではなく外を気にしている人がいるのがわかりました。」
実際は城壁から降りてここに来るまでに、美景が護衛を極細の触手を使って観察していたからわかったことだ。いざという時に逃げられるように探っていたのだけど、その時に周囲への警戒も強いことがわかったのである。
「それで、用事とは何でしょうか?」
「・・・今朝、王城にアース連合の者が三人、王に面会を求めてやってきたの。」
「アース連合が?確か、最近は城に登城することも多いとか。」
「ええ。彼らの作る物はどれも面白いもので、彼らのおかげで国はより豊かになったと言ってもいい。そして、彼らの新商品が欲しくて多くの貴族や王族が招いて色々と注文するようになったわ。だから、ここ数年でアース連合の者たちが城に上がることも珍しくなくなった。けれど、今日は少し、気になる事を言っていたそうなのよ。」
王太后は私たちの事をまじまじとしばらく見つめた。私たちが焦れて先を促そうとした時、再び王太后の口が開いた。
「面会に来た中の一人が、去り際に王にこう聞いたの。『ライムと高梨希を知っているか?』と。」
私たちは一瞬思考が停止した。今のは聞き間違いだろうか。それともただの人違いだろうか。それにしても、あまりの符合の多さにと適格さに驚きを隠せなかった。
(私を・・・知っている人?でも、私はこの世界に来た時からスライムだったし、名前も名乗ったことはないはず。)
(知っていそうな人はヘリアルとオーランド男爵。それにオーランド男爵の側近くらいだよね。でも、彼らが他の人にばらすとは思えないし、アース連合の味方をしているわけでもないはず。)
思考の渦に囚われてしまった私たちは暫く黙って考え込んでしまったけれど、王太后の前だったことを思い出して慌てて返事を返した。
「そ、それで、国王様はなんと答えたのですか?」
「二人とも知らないと答えたそうよ。まだあなたがディランと婚約していることは城にいる者と騎士や兵士くらいで、他の人々には婚約者ができたとしか広めていないの。だから、王も知らないふりをしたのよ。」
「そうですか・・・。」
アース連合なら私たちがディランと共にいることを知っているはずだから、国王が私たちの事を知っているかどうか確かめたかったのだろうか。ただ、それでも違和感があるような気がする。だいたい高梨希という名前と並べて探っているところがおかしいのだ。その聞き方はまるで、ライムと高梨希が同一であると知っているような口ぶりなのだから。
「あなたは高梨希という人を知っているかしら?」
王太后の言葉に迷いながらも、私たちは肯定した。
「知ってはいます・・・ただ、お話しすることはできません。」
「それはなぜ?」
「それは・・・。」
物凄く困った質問だ。正直に話してもいいような気がするものの、脳裏に浮かぶのは私たちが気を失ったあの時の情景。私たちの正体をルーナに明かそうとした時におきた強烈な痛み。あれがまた起こるかもしれないと、何の根拠もないのに感じてしまうのだ。
ただ、嫌な予感がするからという曖昧な答えで王太后の追求を躱すことはできないとだろう。私たちがどうしようか考えると、王太后は小さなため息を吐いた。
「・・・わかりました。あなたにも事情があるのでしょう。無理に追及はしません。」
見かねた王太后は追及することを止めてくれた。申し訳ない気もするけれど、素直に助かった。
「どちらにしろ、あなたがアース連合に目を付けられているということは事実です。祝勝会にはアース連合の者も何人か来ることになるでしょうから、その時に大きな問題が起こらなければ、それでいいでしょう。」
「ありがとうございます。」
これで話は終わりなのだろう。王太后は静かに立ち上がって、私たちに再度礼をした。
「話すことができてよかったわ。疲れているでしょうし、もうお部屋に戻りなさい。」
柔和な笑みと共に王太后は身を翻し、後宮の方へと歩き出す。
「あの・・・。」
その後ろ姿をつい呼び止めてしまった。私たちにも聞きたいことができてしまったのだから仕方がない。これだけは聞きたいと思い、王太后が振り向くのを待つ。
「何かあった?」
「えっと・・・私からも一つ、聞いてもいいですか?」
王太后は快く受け入れて、私に質問の先を促した。
「私の事を聞いたのは、どんな人ですか?」
私たちの質問に王太后がしばらく目を伏せた後、こう言った。
「驚くほどの美貌を持ちながら、近づいたり直視することが憚られるような少女。名も名乗っていたらしいわ。確か・・・日代美景。」
王太后の答えに、私はついに沈黙から抜け出せなくなってしまった。
王太后に頼まれたので私もつい即答してしまったけれど、落ち着いて考えてみれば、私たちがディランを守るためにできることというのはかなり少ない気がした。
(戦闘以外でうまく立ち回れる自信がないんだけど。)
(すっごく脳筋な事言ってるけど、あながち間違いじゃないんだよね。)
私たちは今まで冒険者として、もっと言えばスライムとして活動してきた。それもまだ一年未満というごくごく短い期間だ。この世界についてはその間に色々教えてもらったけれど、必須事項や最低限の知識、冒険者に必要な情報以外はほとんど知らないと言ってもいい。
中でも貴族としての振る舞いや常識などはさっぱりだ。それこそ、社交の場に潜入した時や、城に上がったときに付け焼刃で身に着けたこと以外は何も知らない。
つまり、現状私たちがディランの傍にいてできることと言えば、いざという時に戦闘に参加したり、エスカートの庇護者でありルーナの弟子という肩書をちらつかせて牽制するくらいである。
ディランの婚約者としての立ち振る舞いなどは今後教えてもらいながら上達していくしかないので、その辺に関しては完全にと寄り切りになってしまう。多分、頼むのは王太后やディランではなく私たちの方になってしまうと思う。
だけど、私たちの言葉に王太后は微笑み、静かに首を横に振った。
「あなたが傍にいることで、ディランが助かっていることは事実ですよ。現に、あなたの言葉で彼を大きな一歩を踏み出しましたからね。」
そこから王太后は、私たちがリアナのもとに向かい、こちらに戻ってくるまでの間にディランが行っていたことについて教えてくれた。
なんと、ディランが私たち不在の間に真っ先に行ったことは、根回しや祝勝会の準備などではなく、エレアへの面会だったらしい。私たちがディランに「エレアときちんと向き合った方がいい」という言葉に従って、ディランはまずエレアと話し合う場を設けようとしたのだそうだ。
面会はすぐにできた。けれど、一対一ではなく、ウォルトス王子も交えることになったらしい。エレアの希望で、立会人として指名したのだという。
それから数時間かけて色々と話し合った結果、お互いの関係が特に変わったということも無いけれど、少しは好転したようだった。
「エレアとの面会を終えたディランは心が少し軽くなっていたわ。エスカートに選ばれなかったことで連れてこられたエレアに、少なからず罪悪感を覚えていた彼だけど、彼女と向き合ったことで幾らか折り合いをつけられたのでしょう。それは、これから国王に成ろうとするディランにとってはとても重要な事よ。そして、それができたのは、きっかけを作ったライムのおかげ。」
私たちの言葉によって、既にディランは助かっているということを王太后は笑顔で教えてくれる。少しでも助けになっているのならよかったと思う。
「それに、ディランがライムを連れて初めて城に帰ってきたとき、既にディランの心には変化があったわ。そして、ディランがライムとの婚約を表明するときも。恋とか愛とか、そういう甘いものではなかったけれど、希望の光を見つけたような輝かしい色を纏っていたわ。これからどうなるかはわからないけれど、あなたはディランにとって大切な存在なのは確かよ。」
王太后の手放しの称賛は嬉しい反面、非常に気恥ずかしい。そんな大層なものではないと思うし、私たちがディランに言った事なんて、本当に小さな小さなきっかけで、もとはディランも思っていたことだと思うのだ。私たちがちょっと言っただけで、あのディランが考えを変える事なんてないと思う。私たちはそんなディランの背中をちょっと押しただけだ。
(私たちじゃなくて、のーちゃんが、だけどね。)
(美景は暫く黙ってて!)
とにかく、このまま褒められ続けてもいたたまれなくなるだけなので、話を変えることにした。
「少し大袈裟な気もしますが、私にもできることがあるみたいで良かったです。ところで、まだ他にも王太后は私に用事があるのではないですか?近衛騎士団長と侍女長を傍に置いて、中も外も見張らせるために護衛で周りを囲むなんて、ディランの事を話すだけにしては厳重ですよね。」
私たちに王太后は「私が頭を下げて頼むだって人には見せられないのだけどね。」と苦笑した後で、肯定した。
「ディランの事も重要だったのだけど、あなたへの用事は確かにまだあるわ。それにしても、よく周りを固めている護衛が外も警戒していることに気づいたわね。」
「気配を察知するのは得意なので。何人か私ではなく外を気にしている人がいるのがわかりました。」
実際は城壁から降りてここに来るまでに、美景が護衛を極細の触手を使って観察していたからわかったことだ。いざという時に逃げられるように探っていたのだけど、その時に周囲への警戒も強いことがわかったのである。
「それで、用事とは何でしょうか?」
「・・・今朝、王城にアース連合の者が三人、王に面会を求めてやってきたの。」
「アース連合が?確か、最近は城に登城することも多いとか。」
「ええ。彼らの作る物はどれも面白いもので、彼らのおかげで国はより豊かになったと言ってもいい。そして、彼らの新商品が欲しくて多くの貴族や王族が招いて色々と注文するようになったわ。だから、ここ数年でアース連合の者たちが城に上がることも珍しくなくなった。けれど、今日は少し、気になる事を言っていたそうなのよ。」
王太后は私たちの事をまじまじとしばらく見つめた。私たちが焦れて先を促そうとした時、再び王太后の口が開いた。
「面会に来た中の一人が、去り際に王にこう聞いたの。『ライムと高梨希を知っているか?』と。」
私たちは一瞬思考が停止した。今のは聞き間違いだろうか。それともただの人違いだろうか。それにしても、あまりの符合の多さにと適格さに驚きを隠せなかった。
(私を・・・知っている人?でも、私はこの世界に来た時からスライムだったし、名前も名乗ったことはないはず。)
(知っていそうな人はヘリアルとオーランド男爵。それにオーランド男爵の側近くらいだよね。でも、彼らが他の人にばらすとは思えないし、アース連合の味方をしているわけでもないはず。)
思考の渦に囚われてしまった私たちは暫く黙って考え込んでしまったけれど、王太后の前だったことを思い出して慌てて返事を返した。
「そ、それで、国王様はなんと答えたのですか?」
「二人とも知らないと答えたそうよ。まだあなたがディランと婚約していることは城にいる者と騎士や兵士くらいで、他の人々には婚約者ができたとしか広めていないの。だから、王も知らないふりをしたのよ。」
「そうですか・・・。」
アース連合なら私たちがディランと共にいることを知っているはずだから、国王が私たちの事を知っているかどうか確かめたかったのだろうか。ただ、それでも違和感があるような気がする。だいたい高梨希という名前と並べて探っているところがおかしいのだ。その聞き方はまるで、ライムと高梨希が同一であると知っているような口ぶりなのだから。
「あなたは高梨希という人を知っているかしら?」
王太后の言葉に迷いながらも、私たちは肯定した。
「知ってはいます・・・ただ、お話しすることはできません。」
「それはなぜ?」
「それは・・・。」
物凄く困った質問だ。正直に話してもいいような気がするものの、脳裏に浮かぶのは私たちが気を失ったあの時の情景。私たちの正体をルーナに明かそうとした時におきた強烈な痛み。あれがまた起こるかもしれないと、何の根拠もないのに感じてしまうのだ。
ただ、嫌な予感がするからという曖昧な答えで王太后の追求を躱すことはできないとだろう。私たちがどうしようか考えると、王太后は小さなため息を吐いた。
「・・・わかりました。あなたにも事情があるのでしょう。無理に追及はしません。」
見かねた王太后は追及することを止めてくれた。申し訳ない気もするけれど、素直に助かった。
「どちらにしろ、あなたがアース連合に目を付けられているということは事実です。祝勝会にはアース連合の者も何人か来ることになるでしょうから、その時に大きな問題が起こらなければ、それでいいでしょう。」
「ありがとうございます。」
これで話は終わりなのだろう。王太后は静かに立ち上がって、私たちに再度礼をした。
「話すことができてよかったわ。疲れているでしょうし、もうお部屋に戻りなさい。」
柔和な笑みと共に王太后は身を翻し、後宮の方へと歩き出す。
「あの・・・。」
その後ろ姿をつい呼び止めてしまった。私たちにも聞きたいことができてしまったのだから仕方がない。これだけは聞きたいと思い、王太后が振り向くのを待つ。
「何かあった?」
「えっと・・・私からも一つ、聞いてもいいですか?」
王太后は快く受け入れて、私に質問の先を促した。
「私の事を聞いたのは、どんな人ですか?」
私たちの質問に王太后がしばらく目を伏せた後、こう言った。
「驚くほどの美貌を持ちながら、近づいたり直視することが憚られるような少女。名も名乗っていたらしいわ。確か・・・日代美景。」
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