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第5章
オーランド男爵の正体
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乗馬した状態でも進むことができるほどに広がった木の洞に入ると、全く別の世界へ入り込んだような不思議な空間が目の前に現れた。
色とりどりの明るく綺麗な光が無数の星のようにきらめいている様はとても幻想的で、それはトンネルのようにまっすぐ続いている。先が見えないほどに長いトンネルのようで、一層眩しい白い光がはるか遠くに見える。地面は木の根が敷き詰められていて、でこぼこではあるけれどしっかりしたものだった。
「・・・ここはいったい何ですか?」
感嘆の息を吐きつつ、私たちはオーランド男爵に目を向ける。
「ここは世界の狭間のような場所です。普段は目にすることも感じることもできない世界の継ぎ目に存在する空間で、先程の植木と魔法を使ってそこに入り込んだわけです。」
説明を聞いてもよくわからなかったけれど、どうやら転移魔法と同じくらいとんでもない事をしたということだけはわかった。
「ここでは時間の流れも出られる場所も不規則で、タイミングを間違えれば、この空間を出た瞬間に空から落ちたり、地面の中に埋もれたりします。」
さらっと怖いことを言われた。この中では外とは完全に隔絶されているようで、時間が遅くなったり早くなったりするようで、出る場所さえも思いもよらない場所に出てしまうらしい。
「大丈夫なのですか?」
「問題ありません。ちゃんと計算して入りましたからね。ここを抜ければ城の厩舎近くに出られるはずです。」
私たちが思わず懐疑的な目をすると、オーランド男爵は小さく笑って「大丈夫ですよ。」と繰り返した。
「厩舎近くに夕刻着く予定です。少しずれたとしても、それほど無茶なところには出ません。それは保証します。」
そう言いながら、オーランド男爵は馬をゆっくりと前に進める。側近は静かに後ろについて、何の心配もないように無表情で馬を繰る。どうやってかは知らないけれど、このでたらめな空間をしっかりと把握しているらしい。
「夕刻ということは、普通の3倍程の速さでつけるということですよね。それも馬を走らせることなく。」
「そうです。が、私がこれを使った理由は、ライム、あなた方と話をしたいと思ったからです。誰に聞かれることも無くね。」
オーランド男爵が「あなた方」と言った瞬間。「どうして知ってるの?」という驚きと、「やっぱり」という納得が同時に起こった。
ヘリアル以外に私たちが二人で一つの体になっているということは気づかれなかったのだ。それを知っているというのは素直に驚くべき事だ。
それと同時に、オーランド男爵なら知っていてもおかしくはないかなと思うところもある。情報をかき集め、みんなの二歩も三歩も先を見据える彼なら、短い間でも私たちと身近に接することで、見極めることも可能なのかもしれないと。
「・・・何のお話ですか?」
「私の事。いえ、私たちの事とでも言いましょうか。あなた方は当事者で、問題を解決する鍵を握っているからこそ、是非知っておいてほしい真実の話です。」
もったいぶった話し方をするオーランド男爵を訝し気に見つめると、オーランド男爵はまっすぐ前に目を向けながら、ゆっくりと話し始めた。
「私はただの人間ではありません。ヘリアルやイレーネと同じ、創造主に生み出された魔法使いの一人です。」
予想だにしなかった話に、私は度肝を抜かれた。人間の貴族として暮らしている彼は、異常なほどに情報に精通している天才とは見えても、神に創られた本物の魔法使いには見えなかったからだ。ヘリアルのように年老いた姿でもなく、魔法を使っているわけでもないからそう見えなかっただけだったようだ。
ただ、それならば私たちやヘリアル、女神の事を知っている風だったことに説明がつく。世界にたった4人しかいない魔法使いの始祖の一人ならば、完全に当事者だからだ。
「イレーネを止めることができなかったのは、何もヘリアルだけの事ではありません。私も、そしてもう一人の魔法使いである彼女にも、責任があります。」
オーランド男爵がちらっと後ろの方に目を向ける。なんと、側近だと思っていた女性も魔法使いの一人らしい。
「彼女は側近ではなかったのですか?」
「側近ですよ。ただ、上下関係はほとんどありません。彼女が私に協力する際に、頭は二つもいらないと言って、下についてくれただけですから。」
オーランド男爵が説明する間も、彼女は一切口を開かなかった。余計な詮索をする気も起きなくて、私たちは話の先を促す。
「私たちはイレーネとヘリアルとは違い、それぞれの国の中に一般人として暮らし、創造主の意向に従って人々を観察し続けました。時には助力し、時には救い出すこともありましたが、基本的には傍観に徹していたのです。」
国民に擬態し、内側から人間の作った国を観察し続けていたという。創造主の意向とはバランスを保つために、行き過ぎた行動が起こらないように見守るということだったらしい。あまりにも強大な力を手に入れてしまった時、それを使わずにはいられない人間が出てくるということをわかっていた創造主が、生態系のバランスを大きく崩すことがないように、オーランド男爵たちに見守ってほしいと考えたのだ。
「そして、あなたたちがヘリアルから聞いた、大戦が起こりました。当時、国の中枢にいた私は、今までとは規模が違う戦争になる事をすぐに察知し、創造主に止めるか否かを伺いました。しかし、創造主はそのまま見守るようにと私に告げました。」
「・・・なぜ、ですか?大戦になれば多くの死者が出ることはわかっていたはずです。それに、ヘリアルとイレーネが何をしていたのかも知っていたはず。二人がどう思うかもわかっていたのではないですか?」
創造主が二人の行動を把握していなかったはずがない。その上で戦争を止めることもせず、イレーネの感情を無視したのであれば、それは創造主の考えが甘かったと言わざるを得ないのではないだろうか。
私たちの質問に、オーランド男爵は苦笑いを浮かべて首を振った。
「創造主は全てを理解したうえで、戦争に手を出すことを許しませんでした。魔法使いの全員が協力すれば、創造主が直に手を出さずとも止めることができたでしょうが、それも命じませんでした。ただ、見守れと。そして、その後に備えよと。そう告げたのです。」
「その後・・・ですか?」
オーランド男爵の最後の言葉に、私たちは引っ掛かりを覚えて問うと、オーランド男爵は道の先、光の向こうを見据えるように、まっすぐ正面に目を向けた。
「これは創造主から直に聞いたのではなく、単なる私の想像ですが、創造主はイレーネが神の座を奪いに来ることもわかっていたのだと思います。それに、イレーネの力は確かに強いですが、創造主を超えるのは容易ではありません。それにもかかわらず、創造主が神の座を追われたということは、恐らく・・・」
「創造主がわざとイレーネに負けたということですか?」
オーランド男爵はすぐに返事をしなかった。けれど、まっすぐ前を見続けるその目が雄弁に物語っているように見えた。いつもは感情がまるで読めないオーランド男爵には珍しい姿に驚いていると、やがて視線を僅かに逸らして笑みを見せた。
「真意はわかりません。ですが、イレーネが創造主を殺しに行くことをヘリアルから知らされて尚、私たちは全てを見届けるために行動しなかった。結果、イレーネが神となった今がある。その責任は当然ヘリアルだけでなく、私たちにもあるのですよ。」
話している間に随分と進んだようで、道の終わりにある光が一層眩しく、大きく見えてきた。オーランド男爵が馬を繰り、少し足を速める。
「あなたたちは以前、私の街に来たことがありますよね?」
「はい。オーランド男爵と初めて出会った、トークルという街ですよね?」
「そうです。あの街は、様々な街を、国を、人を見てきた私の、ある種の答えを形にした街なのです。」
光が強くなり、眩しくて目を逸らさずにはいられない中、オーランド男爵はまっすぐ馬を歩かせ続ける。
「自らの力で豊かになり、その街にいる誰もが飢えることなく、皆が好きな仕事に従事し、満足感を得る。私は、あの街が国となり、世界となる事を目指しているのですよ。・・・イレーネへの贖罪として。」
最後の言葉は小さすぎて聞き取れなかった。光に包まれた私たちは、気づけばオーランド男爵の言った通り、王都内の厩舎にいたのだった。
色とりどりの明るく綺麗な光が無数の星のようにきらめいている様はとても幻想的で、それはトンネルのようにまっすぐ続いている。先が見えないほどに長いトンネルのようで、一層眩しい白い光がはるか遠くに見える。地面は木の根が敷き詰められていて、でこぼこではあるけれどしっかりしたものだった。
「・・・ここはいったい何ですか?」
感嘆の息を吐きつつ、私たちはオーランド男爵に目を向ける。
「ここは世界の狭間のような場所です。普段は目にすることも感じることもできない世界の継ぎ目に存在する空間で、先程の植木と魔法を使ってそこに入り込んだわけです。」
説明を聞いてもよくわからなかったけれど、どうやら転移魔法と同じくらいとんでもない事をしたということだけはわかった。
「ここでは時間の流れも出られる場所も不規則で、タイミングを間違えれば、この空間を出た瞬間に空から落ちたり、地面の中に埋もれたりします。」
さらっと怖いことを言われた。この中では外とは完全に隔絶されているようで、時間が遅くなったり早くなったりするようで、出る場所さえも思いもよらない場所に出てしまうらしい。
「大丈夫なのですか?」
「問題ありません。ちゃんと計算して入りましたからね。ここを抜ければ城の厩舎近くに出られるはずです。」
私たちが思わず懐疑的な目をすると、オーランド男爵は小さく笑って「大丈夫ですよ。」と繰り返した。
「厩舎近くに夕刻着く予定です。少しずれたとしても、それほど無茶なところには出ません。それは保証します。」
そう言いながら、オーランド男爵は馬をゆっくりと前に進める。側近は静かに後ろについて、何の心配もないように無表情で馬を繰る。どうやってかは知らないけれど、このでたらめな空間をしっかりと把握しているらしい。
「夕刻ということは、普通の3倍程の速さでつけるということですよね。それも馬を走らせることなく。」
「そうです。が、私がこれを使った理由は、ライム、あなた方と話をしたいと思ったからです。誰に聞かれることも無くね。」
オーランド男爵が「あなた方」と言った瞬間。「どうして知ってるの?」という驚きと、「やっぱり」という納得が同時に起こった。
ヘリアル以外に私たちが二人で一つの体になっているということは気づかれなかったのだ。それを知っているというのは素直に驚くべき事だ。
それと同時に、オーランド男爵なら知っていてもおかしくはないかなと思うところもある。情報をかき集め、みんなの二歩も三歩も先を見据える彼なら、短い間でも私たちと身近に接することで、見極めることも可能なのかもしれないと。
「・・・何のお話ですか?」
「私の事。いえ、私たちの事とでも言いましょうか。あなた方は当事者で、問題を解決する鍵を握っているからこそ、是非知っておいてほしい真実の話です。」
もったいぶった話し方をするオーランド男爵を訝し気に見つめると、オーランド男爵はまっすぐ前に目を向けながら、ゆっくりと話し始めた。
「私はただの人間ではありません。ヘリアルやイレーネと同じ、創造主に生み出された魔法使いの一人です。」
予想だにしなかった話に、私は度肝を抜かれた。人間の貴族として暮らしている彼は、異常なほどに情報に精通している天才とは見えても、神に創られた本物の魔法使いには見えなかったからだ。ヘリアルのように年老いた姿でもなく、魔法を使っているわけでもないからそう見えなかっただけだったようだ。
ただ、それならば私たちやヘリアル、女神の事を知っている風だったことに説明がつく。世界にたった4人しかいない魔法使いの始祖の一人ならば、完全に当事者だからだ。
「イレーネを止めることができなかったのは、何もヘリアルだけの事ではありません。私も、そしてもう一人の魔法使いである彼女にも、責任があります。」
オーランド男爵がちらっと後ろの方に目を向ける。なんと、側近だと思っていた女性も魔法使いの一人らしい。
「彼女は側近ではなかったのですか?」
「側近ですよ。ただ、上下関係はほとんどありません。彼女が私に協力する際に、頭は二つもいらないと言って、下についてくれただけですから。」
オーランド男爵が説明する間も、彼女は一切口を開かなかった。余計な詮索をする気も起きなくて、私たちは話の先を促す。
「私たちはイレーネとヘリアルとは違い、それぞれの国の中に一般人として暮らし、創造主の意向に従って人々を観察し続けました。時には助力し、時には救い出すこともありましたが、基本的には傍観に徹していたのです。」
国民に擬態し、内側から人間の作った国を観察し続けていたという。創造主の意向とはバランスを保つために、行き過ぎた行動が起こらないように見守るということだったらしい。あまりにも強大な力を手に入れてしまった時、それを使わずにはいられない人間が出てくるということをわかっていた創造主が、生態系のバランスを大きく崩すことがないように、オーランド男爵たちに見守ってほしいと考えたのだ。
「そして、あなたたちがヘリアルから聞いた、大戦が起こりました。当時、国の中枢にいた私は、今までとは規模が違う戦争になる事をすぐに察知し、創造主に止めるか否かを伺いました。しかし、創造主はそのまま見守るようにと私に告げました。」
「・・・なぜ、ですか?大戦になれば多くの死者が出ることはわかっていたはずです。それに、ヘリアルとイレーネが何をしていたのかも知っていたはず。二人がどう思うかもわかっていたのではないですか?」
創造主が二人の行動を把握していなかったはずがない。その上で戦争を止めることもせず、イレーネの感情を無視したのであれば、それは創造主の考えが甘かったと言わざるを得ないのではないだろうか。
私たちの質問に、オーランド男爵は苦笑いを浮かべて首を振った。
「創造主は全てを理解したうえで、戦争に手を出すことを許しませんでした。魔法使いの全員が協力すれば、創造主が直に手を出さずとも止めることができたでしょうが、それも命じませんでした。ただ、見守れと。そして、その後に備えよと。そう告げたのです。」
「その後・・・ですか?」
オーランド男爵の最後の言葉に、私たちは引っ掛かりを覚えて問うと、オーランド男爵は道の先、光の向こうを見据えるように、まっすぐ正面に目を向けた。
「これは創造主から直に聞いたのではなく、単なる私の想像ですが、創造主はイレーネが神の座を奪いに来ることもわかっていたのだと思います。それに、イレーネの力は確かに強いですが、創造主を超えるのは容易ではありません。それにもかかわらず、創造主が神の座を追われたということは、恐らく・・・」
「創造主がわざとイレーネに負けたということですか?」
オーランド男爵はすぐに返事をしなかった。けれど、まっすぐ前を見続けるその目が雄弁に物語っているように見えた。いつもは感情がまるで読めないオーランド男爵には珍しい姿に驚いていると、やがて視線を僅かに逸らして笑みを見せた。
「真意はわかりません。ですが、イレーネが創造主を殺しに行くことをヘリアルから知らされて尚、私たちは全てを見届けるために行動しなかった。結果、イレーネが神となった今がある。その責任は当然ヘリアルだけでなく、私たちにもあるのですよ。」
話している間に随分と進んだようで、道の終わりにある光が一層眩しく、大きく見えてきた。オーランド男爵が馬を繰り、少し足を速める。
「あなたたちは以前、私の街に来たことがありますよね?」
「はい。オーランド男爵と初めて出会った、トークルという街ですよね?」
「そうです。あの街は、様々な街を、国を、人を見てきた私の、ある種の答えを形にした街なのです。」
光が強くなり、眩しくて目を逸らさずにはいられない中、オーランド男爵はまっすぐ馬を歩かせ続ける。
「自らの力で豊かになり、その街にいる誰もが飢えることなく、皆が好きな仕事に従事し、満足感を得る。私は、あの街が国となり、世界となる事を目指しているのですよ。・・・イレーネへの贖罪として。」
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